JP-2026077085-A - フィッティング棒
Abstract
【課題】マルチウェル形器具をマルチウェルプレートから分離しやすくするための治具を提供する。 【解決手段】 フィッティング棒本体11と、フィッティング棒本体11内部をフィッティング棒1の軸方向に移動可能に貫通するアライメント棒13と、を有するフィッティング棒1、マルチウェル形器具5の外壁は、複数の切り欠き17が設けられ、フィッティング棒1のマルチウェル形器具5側の端部21は、複数の切り欠きのそれぞれにはまる形状部分(結合部、鉤部19)を有してもよく、フィッティング棒本体11が、マルチウェル形器具5側の本体下部12と、本体下部12と反対側に位置する本体上部14と、本体下部12と本体下部14の間に位置する輪状部16とを有し、輪状部16の幅WRは、本体下部12の幅WBより広く、本体下部12の長さLDは、本体上部12の長さLUより短くてもよい。 【選択図】 図1
Inventors
- 島崎 猛夫
Assignees
- 株式会社 ギンレイラボ
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (8)
- 複数の培養部を有するマルチウェル形器具を、当該マルチウェル形器具を収容した収容部から取り外すためのフィッティング棒であって、 前記フィッティング棒は、 フィッティング棒本体と、 前記フィッティング棒本体内部を前記フィッティング棒の軸方向に移動可能に貫通するアライメント棒と、を有する、 フィッティング棒。
- 請求項1に記載のフィッティング棒であって、 前記アライメント棒は、前記マルチウェル形器具側の端部が、前記フィッティング棒本体内部に収容されている部分よりも幅広になっている、 フィッティング棒。
- 請求項2に記載のフィッティング棒であって、 前記アライメント棒の前記マルチウェル形器具側の端部は、前記マルチウェル形器具の外壁の内部にはまる形状を有する、フィッティング棒。
- 請求項3に記載のフィッティング棒であって、 前記マルチウェル形器具の外壁は、複数の切り欠きが設けられ、 前記フィッティング棒の前記マルチウェル形器具側の端部は、前記複数の切り欠きにはまる形状を有する、フィッティング棒。
- 請求項1に記載のフィッティング棒であって、前記フィッティング棒本体は、前記マルチウェル形器具側の本体下部と、前記本体下部と反対側に位置する本体上部と、前記本体下部と前記本体下部の間に位置する輪状部とを有し、前記輪状部の幅は、前記本体下部の幅より広く、前記本体下部の長さは前記本体上部の長さより短い、フィッティング棒。
- 複数の培養部を有するマルチウェル形器具を、当該マルチウェル形器具を収容した収容部から取り外すためのフィッティング棒であって、 前記フィッティング棒は、 前記マルチウェル形器具の外壁は、複数の切り欠きが設けられ、 前記フィッティング棒の前記マルチウェル形器具側の端部は、前記複数の切り欠きにはまる形状を有する、フィッティング棒。
- 請求項6に記載のフィッティング棒であって、前記フィッティング棒本体は、前記マルチウェル形器具側の本体下部と、前記本体下部と反対側に位置する本体上部と、前記本体下部と前記本体上部の間に位置する輪状部とを有し、前記輪状部の幅は、前記本体下部の幅より広く、前記本体下部の長さは前記本体上部の長さより短い、フィッティング棒。
- 複数の培養部を有するマルチウェル形器具を、当該マルチウェル形器具を収容した収容部から取り外す方法であって、 前記マルチウェル形器具の外壁内に請求項1~5のいずれかに記載のフィッティング棒を挿入し、前記フィッティング棒と前記マルチウェル形器具を結合する工程である結合工程と、 前記結合工程で前記フィッティング棒と結合した前記マルチウェル形器具を、前記フィッティング棒と一緒に前記収容部から取り出す工程である取り出し工程と、 前記取り出し工程の後に、前記アライメント棒を、マルチウェル形器具側に移動させることで、前記マルチウェル形器具と前記フィッティング棒とを分離する工程である分離工程と、 を含む方法。
Description
この発明は、細胞培養プレートを容易に脱着することができるフィッティング棒などに関する。 特許第6698710号公報には、マルチウェル形器具が記載されている。このマルチウェル形器具は、マイクロタイタープレートを発展させた細胞培養用の器具である。このマルチウェル形器具は、容器と、容器内に配列された複数の培養皿とを有している。特許第7009714号公報には、細胞培養容器が記載されている。マルチウェル形器具の各培養部は、細胞培養容器として機能する。 複数のマルチウェル形器具を用いて、マルチウェルプレートにて同時に細胞培養を行った場合、マルチウェル形器具をマルチウェルプレートから分離しにくいという問題がある。例えば、マルチウェル形器具を用いてスフェロイドを作成した場合、マルチウェルプレートからマルチウェル型器具を取り出そうとした際に、スフェロイドが崩れるという問題もある。 特許第6698710号公報特許第7009714号公報 図1は、フィッティング棒を説明するための概念図である。図2は、フィッティング棒の外観例を説明するための図である。図3は、マルチウェル形器具の例を説明するための図である。図4は、収容部の例を説明するための概念図である。図5は、収容部の別の例を説明するための概念図である。 以下、図面を用いて、発明を実施するための形態を説明する。図1は、フィッティング棒を説明するための概念図である。図1(a)は、フィッティング棒の外観を説明するための図である。図1(b)は、フィッティング棒の断面を説明するための図である。図1(c)は、フィッティング棒とマルチウェル形器具との関係を説明するための図である。 フィッティング棒1はマルチウェル形器具5を収容部7から取り外すために用いられる治具である。フィッティング棒1の第一の態様は、フィッティング棒本体11と、フィッティング棒本体11内部をフィッティング棒1の軸方向に移動可能に貫通するアライメント棒13と、を有する。フィッティング棒1の第2の態様は、マルチウェル形器具7の外壁は、複数の切り欠き17が設けられ、フィッティング棒のマルチウェル形器具側の端部21は、複数の切り欠きにはまる形状(結合部、鉤部19)を有する。フィッティング棒1の第3の態様は、フィッティング棒本体11が、マルチウェル形器具5側の本体下部12と、本体下部12と反対側に位置する本体上部14と、本体下部12と本体下部14の間に位置する輪状部16とを有する。そして、輪状部16の幅WRは、本体下部12の幅WBより広く、本体下部12の長さLDは、本体上部12の長さLUより短い。第1の態様~第3の態様は、それぞれ任意の組合せを採用してもよい。以下、フィッティング棒1の好ましい例について説明する。 図1(c)に示されるように、アライメント棒13は、マルチウェル形器具5側の端部21が、フィッティング棒本体11内部に収容されている部分よりも幅広になっていることが好ましい。また、アライメント棒13は、マルチウェル形器具5側と逆側の端部23が、フィッティング棒本体11内部に収容されている部分よりも幅広になっていることが好ましい。また、これらの端部21、23の幅は、フィッティング棒本体11内部におけるアライメント棒13の周囲の穴部分の幅(空洞部分の幅)よりも広いことが好ましい。このような形状を有することで、アライメント棒13がフィッティング棒本体11内部を移動した場合に、アライメント棒13が抜ける事態を防止できる。フィッティング棒本体11のマルチウェル形器具5側の端部21は、マルチウェル形器具5の外壁15の内部にはまる形状を有してもよい。 フィッティング棒本体11のマルチウェル形器具5側の端部は、複数の切り欠き17にはまる形状を有する鉤部19(マルチウェル形器具5との結合部)を有することが好ましい。鉤部19は、それぞれが対応する切り欠き17にフィットした形状を有することが好ましい。図1に示されるように、この例では、鉤部19が逆L字状に形成されている。この例では、各鉤部19は、鉛直下方向に進行する胴体部と、胴体部から横方向に延びる先端部により構成される。そして、胴体部の幅は、先端部の幅の1.2倍以上20倍以下であることが好ましく、1.5倍以上10倍以下でもよいし、2倍以上7倍以下でもよい。このような幅を有することで、切り欠き部17に鉤部19を挿入した後に、回転しやすくなる。先端部の長さは、例えば0.5mm以上1cm以下が好ましく、0.5mm以上5mm以下でもよい。 また、両端部21、23を含むアライメント棒13の長さは、フィッティング棒本体11の長さよりも長いことが好ましい。アライメント棒13が、フィッティング棒本体11より長いので、外側の端部23を押すことで、内側の端部21に力を与えることができ、フィッティング棒1とマルチウェル形器具5とをはずしやすくなる。アライメント棒13は、フィッティング棒本体11より2mm以上長いことが好ましく、5mm以上長くてもよいし、1cm以上長くてもよいし、1.5cm以上(10cm以下)長くてもよい。 図2は、フィッティング棒の外観例を説明するための図である。図2(a)はフィッティング棒をテーブルに置いた様子を示す概念図である。図2(b)はフィッティング棒の軸方向(長手方向)の寸法を説明するための図である。図2(c)はフィッティング棒の幅方向(軸方向と垂直な方向)の寸法を説明するための図である。図2に示されるように、フィッティング棒本体11は、本体下部12と、本体上部14と有するものが好ましい。図2の例では、本体下部12と本体上部14との間に輪状部16が存在する。輪状部16は、フィッティング棒本体11のうち本体下部12と本体上部14よりも幅が広くなっている部分を意味する。図2(a)に示されるように、フィッティング棒1が輪状部16を有するので、フィッティング棒1を机やテーブルなどに置いた際に、本体下部12が机やテーブルに着かないので、本体下部12(や鉤部19)が汚染される事態を効果的に防止できる。本体下部12は、例えば、収容部7のハウジングなどへ挿入される部分である。本体下部12は、例えば、収容部7のハウジング内部に対応した形状を有することが好ましい。例えば、収容部7のハウジング内部が円柱状(円筒状)の穴部分を有している場合、本体下部12は、その穴部分にはまるような円筒状の外周を有している(断面が円である)ことが好ましい。一方、本体上部14は、フィッティング棒本体11を手動により回転しやすくするため、その断面が多角形(例えば五角形、六角形、又は八角形)であることが好ましい。また、フィッティング棒本体11の外形が多角形であれば、フィッティング棒1を置いた際に転がりにくくなるので好ましい。輪状部16の外形は、円形であってもよいし、多角形(例えば五角形、六角形、又は八角形)であってもよい。輪状部16の外形が多角形であれば、フィッティング棒1をテーブル上に置いた際に安定するため好ましい。 フィッティング棒1の大きさは、対応するマルチウェル型器具の大きさに合わせて適宜調整すればよい。フィッティング棒本体11は、例えば、金属、ステンレス、プレスチック、又は陶器で成形できる。アライメント棒13は、たとえば、金属、ステンレス、プラスチック、エラストマー、又は陶器で成形できる。アライメント棒13の端部21、23は、プラスチック又はエラストマーであることが好ましい。フィッティング棒1のフィッティング棒本体11の長さ(軸方向)をLBとすると、LBの例は2cm以上30cm以下であり、3cm以上20cm以下でもよいし、4cm以上15cm以下でもよいし、5cm以上15cm以下でもよい。本体下部12の長さをLDとすると、0.1LB≦LD≦0.4LBであってもよいし、0.2LB≦LD≦0.4LBでもよいし、0.25LB≦LD≦0.35LBでもよい。つまり、輪状部16は、フィッティング棒本体11のうちマルチウェル形器具5側にあることが好ましい。輪状部16の長さ(フィッティング棒本体11の軸方向の長さであって、輪状部16の厚みに相当する)をLRとすると、0.01LB≦LR≦0.1LBであってもよいし、0.02LB≦LR≦0.09LBでもよいし、0.025LR≦LR≦0.08LBでもよい。本体上部14の長さLUは、上記から適宜導けばよい。フィッティング棒1のフィッティング棒本体11の幅(フィッティング棒本体が多角形の場合は多角形の外接円の直径、以下同様)をWBとすると、WBは、マルチウェル形器具7の大きさに合わせて調整すればよい。WBの例は、0.5cm以上4cm以下であり、1cm以上2.5cm以下でもよいし、1cm以上2cm以下でもよい。アライメント棒13の端部21、23の幅をWAとすると、0.1WB≦WA≦0.9WBであってもよいし、0.2WB≦WA≦0.8WBでもよいし、0.3WB≦WA≦0.7WBでもよい。輪状部16の幅をWRとすると、1.01WB≦WR≦1.5WBであってもよいし、1.02WB≦WR≦1.3WBでもよいし、1.05WB≦WR≦1.2WBでもよい。 図3は、マルチウェル形器具の例を説明するための図である。図3(a)は、マルチウェル形器具(CuPS)の例を示す図面に代わる写真である。図3(b)は、マルチウェル形器具(CuPS)の別の例を示す図面に代わる写真である。図3(c)は、マルチウェル形器具を上部から見た様子を示す概念図である。図3(d)は、マルチウェル形器具外周に存在する切り欠きを説明するための概念図である。図3に示される通り、マルチウェル形器具5は、複数の培養部3を有する。マルチウェル形器具5の例は、特許第6698710号公報に記載されている。マルチウェル形器具5は、細胞等の生物材料の培養に適している。各培養部3は、通常、ウェル(窪み、凹部)である。 マルチウェル形器具5は、中央領域に複数の培養部3を有している。そして、マルチウェル形器具5は、中央領域の周囲を外壁15で囲んだ形状を有している。外壁15は、培養部3よりも高い位置まで存在することが好ましい。図3に示されるようにマルチウェル形器具5の外壁15は、複数の切り欠き17が設けられるものが好ましい。図3に示されるように、マルチウェル形器具5の外壁15は、複数の切り欠き17が存在する外層と、外層の内部にある内層とを有してもよい。内層には、切り欠き17が存在しないので、培養部3を外壁15が取り囲んだ状態を維持できる。図3の例では、各マルチウェル形器具5に4つずつの切り欠き17が形成されている。切り欠きの数は、1つ、2つ、3つ又はそれ以上であってもよい。図3(d)に示されるように、この例では、切り欠き17が逆さL字状に形成されている。この例では、各切り欠き17は、鉛直下方向に進行する第1の切り欠き部と、第1の切り欠き部から横方向に延びる第2の切り欠き部により構成される。そして、第1の切り欠き部の幅は、第2の切り欠き部の幅の1.2倍以上20倍以下であることが好ましく、1.5倍以上10倍以下でもよいし、2倍以上7倍以下でもよい。このような幅を有することで、切り欠き部17に鉤部19を挿入した後に、回転しやすくなる。第2の切り欠き部の長さは、例えば0.5mm以上1cm以下が好ましく、0.5mm以上5mm以下でもよい。 図4は、収容部の例を説明するための概念図である。図4(a)は、3連型収容部の例を示す。図4(b)は、収容部を説明するための概念図である。図4に示す収容部の例は、特許第7009714号公報に記載される細胞培養容器である。図4の例では、収容部7は、複数のマルチウェル形器具5をそれぞれ収容するための部位(マルチウェル形器具5を収容可能なハウジング部)を有している。ハウジング部の穴の形状は、マルチウェル形器具5を収容することができるような形状である。図4(b)に示すよ