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JP-2026077089-A - O/Fバーナー及びこれを備えた自熔炉

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Abstract

【課題】 O/Fバーナーの位置を常に正確に把握することができ、その結果に基づいて該O/Fバーナーの位置を適宜調整することができるO/Fバーナー及びこのO/Fバーナーを備えた自熔炉を提供する。 【解決手段】 自熔炉1に設けられている精鉱バーナー10が有するO/Fバーナー13であって、O/Fバーナー13の頂部20に位置する平面視円形の最上面には二軸デジタル水平器30が設けられており、この二軸デジタル水平器30で測定した該最上面の水平度に基づいてO/Fバーナー13の頂部20の相対的位置を調整するターンバックルなどの位置調整治具40がO/Fバーナー13の頂部20に設けられている。 【選択図】 図4

Inventors

  • 富永 高規
  • 三浦 修
  • 佐々井 茂

Assignees

  • 住友金属鉱山株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (6)

  1. 自熔炉に設けられている精鉱バーナーが有するO/Fバーナーであって、前記O/Fバーナーの頂部に位置する平面視円形の最上面には二軸デジタル水平器が設けられており、前記二軸デジタル水平器で測定した前記最上面の水平度に基づいて前記O/Fバーナーの頂部の位置を調整する治具が前記O/Fバーナーの頂部に設けられていることを特徴とするO/Fバーナー。
  2. 前記治具が、前記O/Fバーナーを収容しているウインドボックスに対する前記最上面の中心点の相対的位置を少なくとも2方向から調整する少なくとも2対の長さ調整部材であることを特徴とする、請求項1に記載のO/Fバーナー。
  3. 前記2方向が、前記O/Fバーナーを真上から見たときの前記中心点を中心とするX-Y座標系のX軸方向及びY軸方向であり、前記二軸デジタル水平器の二軸方向が、これらX軸方向及び前記Y軸方向にそれぞれ一致することを特徴とする、請求項2に記載のO/Fバーナー。
  4. 前記長さ調整部材がターンバックルであることを特徴とする、請求項3に記載のO/Fバーナー。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のO/Fバーナーを有する精鉱バーナー。
  6. 請求項5に記載の精鉱バーナーを備えた自熔炉。

Description

本発明は、O/Fバーナー及び該O/Fバーナーを備えた自熔炉に関する。 銅、ニッケル等の非鉄金属の製錬では、主として硫化鉱からなる鉱石原料に対して粉砕や篩別などの前処理を施した後、浮遊選鉱によって濃縮することで製錬原料の精鉱を生成している。生成された精鉱は、先ず熔錬工程において精鉱を酸化・熔融することで、鉄の一部と脈石成分をスラグ(酸化物)として分離すると共に、該精鉱に含まれる有価金属をマットとして回収した後、次工程において該マットを乾式又は湿式で精製処理することで最終製品を生成している。 上記の一連の工程のうち、熔錬工程では自熔炉に代表される製錬炉が用いられる。自熔炉は、頂部から装入した精鉱の酸化・熔融を行なう反応塔と、該酸化・熔融により生成したスラグ及びマットの比重分離を行なうセトラーと、自熔炉内で生じた排ガスを排出口に導くアップテイクとから主として構成される。かかる構成の自溶炉の反応塔頂部の中央部に精鉱バーナーが設けられている。前段の乾燥設備で乾燥処理された精鉱及びその他の非鉄金属原料(以下、これらをまとめて乾鉱と称する)は、珪砂などのフラックスや補助燃料(反応用の酸素富化空気や重油等)と共にこの精鉱バーナーを介して反応塔内に吹き込まれる。 上記の精鉱バーナーには様々な構造のものが提案されており、例えば特許文献1には、反応塔頂部に立設するバーナーコーンの上端部に設けられており、一般に空気からなる反応用ガスの流路の役割を担う略円筒形状のウインドボックスと、該ウインドボックス内に昇降可能に設けられており、原料の乾鉱をガイドしてその下端開口部から反応塔内に放出する役割を担う略円筒形の精鉱シュートと、該精鉱シュートの内側に同芯軸状に設けられており、反応塔内に補助燃料及び酸素を導入する役割を担う酸素燃料バーナー(O/Fバーナー又は補助バーナーとも称する)とから構成される精鉱バーナーが開示されている。なお、精鉱バーナーの上方には乾鉱庫が設けられており、この乾鉱庫に一時的に貯められている乾鉱は、精鉱シュートの上端部側壁に接続する精鉱供給配管を介して精鉱シュート内に導入される。 上記構造の精鉱バーナーにおいては、精鉱シュート内に導入された乾鉱は、該精鉱シュートとO/Fバーナーとの間の空間内を落下しながら通過した後、該O/Fバーナーの下端部に設けられている下方に向かって拡径する略円錐台形状の分散コーンに衝突することで分散しながら反応塔内に放出される。これにより、乾鉱は反応塔の側壁からの輻射熱や補助燃料の燃焼熱等によって均質に熱せられると共に、バーナーコーンから供給される反応用ガスと効率よく反応するので、反応塔内において乾鉱の酸化・熔融が促進される。 特開2022-112244号公報 本発明のO/Fバーナーを有する精鉱バーナーが設けられている自熔炉の模式的な縦断面図である。図1の自熔炉の反応塔をその頂部中央に設けられる精鉱バーナーと共に示す斜視図である。図2に示す精鉱バーナーの縦断面図である。図3に示す精鉱バーナーが有するO/Fバーナーの頂部の斜視図である。図3に示す精鉱バーナーが有するO/Fバーナーの頂部の平面図である。 以下、硫化鉱の乾式製錬において使用される自熔炉に設けられている精鉱バーナーが有する本発明の実施形態のO/Fバーナーについて詳細に説明する。本発明の実施形態のO/Fバーナーが有する精鉱バーナーは、硫化鉱の乾式製錬で使用される図1に示すような自熔炉1に設けられている。すなわち、この図1に示す自熔炉1は、精鉱バーナー10を介して頂部から導入される乾鉱の酸化・熔融を行なう略円筒形状の反応塔(リアクションシャフトとも称する)1aと、反応塔1aの下方に位置し、該酸化・熔融により生成されたスラグ及びマットの比重分離を行なう略直方体形状のセトラー1bと、該酸化・熔融時に発生する硫黄分を含んだ排ガスを排出口に導く筒状のアップテイク1cとから主として構成される。上記のセトラー1bには互いに分離されたスラグ及びマットを別々に抜き出す抜出孔が設けられており、これら抜出孔からそれぞれ抜き出されたスラグ及びマットは、樋を介して後段の装置に移送される。一方、アップテイク1cの排出口から排出される排ガスは、ダクトを介して硫酸製造設備に移送される。 図2に示すように、上記の自熔炉1の反応塔1aの頂部の中央部には、上記の精鉱バーナー10がその中心軸を鉛直方向に一致させた状態で取り付けられている。図3に示すように、精鉱バーナー10は反応用ガスの流路となる略円筒形状のウインドボックス11と、このウインドボックス11内に同芯軸状に収容されており、乾鉱及びフラックスを反応塔1a内にガイドする略円筒形状の精鉱シュート12と、この精鉱シュート12の内側に同芯軸状に設けられており、重油などの補助燃料を酸素を含む含酸素ガスと共に反応塔1a内に吹き込む本発明の実施形態の酸素燃料バーナー(O/Fバーナー)13とから主に構成される。 ウインドボックス11の側部には1又は複数本の反応用ガスの供給管11aが接続している。また、ウインドボックス11は、その下端部に接続している漏斗状のバーナーコーン11bを介して反応塔1aの頂部に設けられている。精鉱シュート12の上端部の側壁には複数本の乾鉱供給管12aが斜め上方から接続されており、これら複数本の乾鉱供給管12aを介して図示しない乾鉱庫から乾鉱及びフラックスが精鉱シュート12内に導入される。更に、精鉱シュート12を囲むように、円筒状の風速調整器14が昇降可能に向けられている。この風速調整器14は下端部が部分的に拡径しており、風速調整器14を昇降させることで、この風速調整器14の下端部とバーナーコーン11bとの間の環状の流路を狭くしたり広くしたりできるので、反応塔1a内に供給する反応用ガスの速度や流量を調整することが可能になる。 次に、上記の本発明の実施形態のO/Fバーナー13について図4及び5を参照しながら詳細に説明する。O/Fバーナー13の頂部20は平面視円形のブラインドフランジ構造になっており、その最上面の中央部に横棒とこれを支持する1対の支持脚とからなる中央係合部21が設けられており、この横棒に繋げられたワイヤー22によってO/Fバーナー13は天井から吊支されている。また、上記ブラインドフランジ構造の頂部20の最上面には二軸デジタル水平器30が設けられている。 上記の二軸デジタル水平器30で測定した上記頂部20の最上面の二軸方向の水平度の測定値は、制御室に設けられている自熔炉の制御用の例えば分散制御システム(DCS)などの制御システムの中央演算処理装置(CPU)32に発信器31を介して出力されている。これによりDCSのディスプレイ33の画面上に、縦軸を角度、横軸を時間とするグラフの形式で上記の測定した水平度の推移を表示させることができる。更に、O/Fバーナー13の頂部20には、後述するようにO/Fバーナー13の頂部20の位置を調整する位置調整治具40が放射状に設けられている。これにより、二軸デジタル水平器30で測定した水平度に基づいてO/Fバーナー13の頂部20の最上面の水平度を調整することができる。 上記の二軸デジタル水平器30は、乾鉱の処理量50t/h以上500t/h以下の自熔炉1の精鉱バーナー10に用いる場合は、分解能が0.01度よりも高いことが好ましい。その理由は、上記処理量の自熔炉1に設ける精鉱バーナー10の場合は、一般にO/Fバーナー13の頂部20の水平度が0.01度傾くと、このO/Fバーナー13の下端部が水平方向に約0.5mm以上1.0mm以下ずれるからである。例えば、このずれが0.7mm程度であれば、上記の分解能を有する二軸デジタル水平器30の測定結果に基づいてO/Fバーナー13の下端部の水平方向のずれを0.7mm程度ずつ調整できるので、前述したO/Fバーナー13の傾きのずれによる問題の発生を防ぐことができる。なお、O/Fバーナー13は、精鉱シュート12の上端部フランジの貫通部において水平方向の移動が制限されているので、後述するO/Fバーナー13の頂部20に接続されている位置調整治具を用いてウインドボックス11に対する頂部20の相対的位置を調整することで、O/Fバーナー13の下端部の水平方向のずれ、すなわちO/Fバーナー13の中心軸の傾きを調整することができる。 上記の二軸デジタル水平器30をO/Fバーナー13の頂部20の最上面に固定する方法には特に限定はないが、長期間に亘って安定的に且つ高精度で水平度を測定するには容易に動かないように固定するのが好ましく、例えば図4に示すように、頂部20の最上面にボルト等で固定した万力23を用いて固定するのが好ましい。ところで、O/Fバーナー13はその中心軸が鉛直方向に一致していること、すなわち精鉱シュート12に同芯軸状に配置されている姿勢が理想的であり、この姿勢のときに頂部20の最上面が完全に水平になる。 しかしながら、実際は頂部20の最上面は完全に水平になっておらず、水平面から若干傾いていることが多い。そこで、例えば現状のO/Fバーナー13の姿勢を点検する際や、新しいO/Fバーナー13を精鉱シュート12内に組み込む際は、測定棒を用いてO/Fバーナー13の位置を測定するのが好ましい。具体的には、バーナーコーン11bの下部の円筒部分に周方向に等間隔に設けられている複数の点検口11cから、距離を示す目盛りが付された測定棒をその先端部がO/Fバーナー13の側面に当たるまで挿入し、O/Fバーナー13の側面から点検口11cまでの距離を測定する。全ての点検口11cにおいてこの距離測定を同様に行なうことで、バーナーコーン11b内におけるO/Fバーナー13の相対的位置を把握することができる。 上記の距離測定の結果、O/Fバーナー13がバーナーコーン11bに対して同芯軸状でない場合は、O/Fバーナー13の中心軸が鉛直方向から傾いていることになるので、O/Fバーナー13の中心軸が鉛直方向に一致するように後述する位置調整治具を用いてO/Fバーナー13の頂部20の位置を調整する。このようにしてO/Fバーナー13の中心軸を鉛直方向に一致させることでバーナーコーン11bに対して同芯軸状となるように調整した後、O/Fバーナー13の頂部20の最上面の水平度を二軸デジタル水平器30により測定する。このとき、二軸デジタル水平器30が正しく校正されている場合は、二軸とも水平を意味する0度を表示するはずであるが、少なくともいずれかが0度でない場合は、バーナーコーン11bの中心軸が鉛直方向からわずかに傾いている等が原因として考えられるので、必要に応じてこの原因を調べて適宜改修を行なうのが好ましい。あるいは、二軸デジタル水平器30で測定した水平度が0度からわずかにずれているだけで実質的に問題がないのであれば、その角度を0度としてそのまま使用してもよい。 本発明の実施形態のO/Fバーナー13は、上記した頂部20の位置を調整する位置調整治具40が頂部20に放射状に設けられている。この位置調整治具40には、ウインドボックス11に対するO/Fバーナー13の頂部20の相対的位置を少なくとも2方向から調整する少なくとも2対の長さ調整部材を用いるのが好ましい。そして、これら長さ調整部材の長さを上記の二軸デジタル水平器30の測定結果に基づいて適宜調整することで、O/Fバーナー13の頂部20の最上面を容易に水平に調整することができ、これによりバーナーコーン11bに対してO/Fバーナー13を同芯軸状に配置することが可能になる。 上記の長さ調整部材は、その長さを容易に調整できるものであれば特に限定はなく、例えば、空気圧、油圧、又は電動などを駆動源とするシリンダーでもよいし、チェーンブロックでもよいし、一直線状に延在する2本の棒状ネジ部とこれら両ネジ部の互いに近接側の端部に螺合するジョイント部とから構成されるターンバックルでもよ