JP-2026077107-A - 加工装置
Abstract
【課題】被加工物の表面との間の位置関係に拘束されずに、被加工物の表面の粗さを計測する。 【解決手段】加工装置は、光が照射された被加工物の表面からの散乱光の強度分布による計測で、当該表面の粗さを算出する。加工装置では、光が照射された被加工物の表面からの散乱光の強度分布による計測では、散乱光を計測すればよいので、被加工物の表面との間の位置関係に拘束されずに、被加工物の表面の粗さを計測することができる。 【選択図】図2
Inventors
- 五十嵐 義高
Assignees
- 住友重機械工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (3)
- 光が照射された被加工物の表面からの散乱光の強度分布を計測し、計測した強度分布から、当該表面の粗さを算出する加工装置。
- 前記表面の光の被照射部位からの散乱光の散乱角は、前記被照射部位を基準として、前記被加工物の表面からの各散乱光を計測するために検出部の検出範囲を定める角度より小さい、 請求項1に記載の加工装置。
- 前記被加工物の表面を加工する加工具と、 前記被加工物の表面からの散乱光を計測するする計測部と、 を備え、 前記計測部は、前記表面における前記加工具よる被加工位置の前後の少なくとも一方の位置に設けられる、 請求項1又は請求項2に記載の加工装置。
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 1.2024年度精密工学会秋季大会 学術講演会 大会講演論文集 web掲載および予稿配布日:2024年8月22日 掲載アドレス:https://2024-09autumn.jspe.or.jp/proceedings/ 2.2024年度精密工学会秋季大会 学術講演会 散乱光による円筒面粗さ計測の精度向上に関する研究発表 発表日:2024年9月4日 本開示の技術は、加工装置に関する。 特許文献1には、レーザ共焦点顕微鏡による粗さ計測として、ワークの表面の粗さを評価する。 特許第6009005号公報 図1は、本実施の形態の加工装置100の一例の斜視図である。図2は、加工装置100の一例の下側の側面図である。図3は、加工装置100の一例の下側の正面図である。図4Aは、加工装置100の電気系の一例を示すブロック図である。図4Bは、ワーク18の被照射部位P以外を黒い光沢のないシートSでマスクした様子の一例を示す図である。図5は、ワーク18の被照射部位Pからの散乱光SLの散乱角θsの一例を示す図である。図6は、レール36に沿って検出器34を移動させて、検出器34が、ワーク18の被照射部位Pからの散乱光を検出することの可能な範囲の角度θoの一例を示す図である。図7は、第1の変形例の加工装置の一例の概略側面図である。図8は、第1の変形例の加工装置の一方の計測部20AHの一例の概略断面図である。 [実施の形態] 以下、図面を参照して、本開示の技術の実施の形態を説明する。 (構成) 図1は、本実施の形態の加工装置100の一例の斜視図である。図2は、加工装置100の一例の下側の側面図である。図3は、加工装置100の一例の下側の正面図である。 本実施の形態では、加工装置100として、被加工面が平面のワーク18の当該表面を研削する研削装置を説明する。 図1に示すように、加工装置100は、可動テーブル12、テーブル案内機構11、砥石ヘッド13、砥石14、砥石ヘッド案内機構15、支持柱16、17、及び計測部20A、20Bを含む。砥石14は、本開示の技術の「加工具」の一例である。 可動テーブル12はテーブル案内機構11によって水平面内の一方向(X方向)に往復移動する。被研削物であるワーク18は、可動テーブル12の上に、図示しない固定部により固定される。 砥石ヘッド13は、両側が支持柱16、17により支持される砥石ヘッド案内機構15によって、砥石ヘッド案内機構15の中の図示しないZ方向レールに沿って、可動テーブル12に保持されたワーク18の上方に、Z方向に昇降可能に支持されている。 砥石ヘッド13は、砥石ヘッド案内機構15によって、砥石ヘッド案内機構15の中の図示しないY方向レールに沿って、可動テーブル12の移動方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に移動可能である。 砥石ヘッド13の下端部に砥石14が取り付けられる。砥石14は円柱状の形状を有し、その中心軸14CがY方向と平行である。砥石14がワーク18に接触する程度まで砥石ヘッド13を下降させ、砥石14を回転させながらワーク18をX方向に移動させることにより、ワーク18の研削が行われる。砥石ヘッド13をY方向に移動させて同様の処理を繰り返すことにより、ワーク18の上面(被加工面)の全域を研削することができる。砥石14をワーク18に接触させてワーク18の一端から他端までX方向に移動させる手順を、「パス」という。 図1及び図2に示すように、加工装置100は、砥石ヘッド13及び砥石14の可動テーブル12によるワーク18の移動方向の両側に、ワーク18の粗さを計算するための散乱光を計測する計測部20A、20Bを備える。図2に示すように、計測部20A、20Bが散乱光を計測する場合、ワーク18は計測部20A、20Bに対して-X方向に移動する。計測部20Aは、砥石14がワーク18を研削する前のワーク18からの散乱光を計測し、計測部20Bは、砥石14がワーク18を研削した後のワーク18からの散乱光を計測する。砥石ヘッド13には、計測部20Aと砥石14との間のワーク18の表面に、配管22を介して供給された潤滑油又は冷却水を供給するノズル24が備えられる。砥石ヘッド13には、砥石14と計測部20Bとの間のワーク18の表面の潤滑油又は冷却水を除去する、支持柱26により支持されるワイパー28が備えられる。計測部20Aは、潤滑油又は冷却水が供給される前であり且つ砥石14がワーク18を研削する前のワーク18からの散乱光を計測し、計測部20Bは、潤滑油又は冷却水が除去された後であり且つ砥石14がワーク18を研削した後のワーク18からの散乱光を計測する。 計測部20A、20Bは同じ構成であるので、計測部20Aの構成を説明し、計測部20Bの説明を省略する。図3に示すように、計測部20Aは、砥石ヘッド13のY方向の幅を含み、砥石ヘッド13の当該幅より長いY方向の範囲に、複数の光照射受光部30n1~30n15を備える。複数の光照射受光部30n1~30n15の中の光照射受光部30n10~30n13は、砥石ヘッド13のX方向前側に位置し、複数の光照射受光部30n1~30n15の中の光照射受光部30n1~30n9、30n14、30n15は、砥石ヘッド13のX方向前側の両側に位置する。 図4Aは、加工装置100の電気系の一例を示すブロック図である。図4Aに示すように、加工装置100は、複数の光照射受光部30n1~30n15、記録装置(即ち、ロガー(logger))42、及び制御装置50を備える。 複数の光照射受光部30n1~30n15は同一の構成であるので、複数の光照射受光部30n1~30n15を代表する1つの光照射受光部30nの構成を説明し、その他の光照射受光部の説明を省略する。光照射受光部30nは、光をワーク18に入射角が45°で照射する光源32と、ワーク18の被照射部位Pから散乱光SLを検出する検出器34と、検出器34を所定方向に移動させる移動機構(36、38)と、移動機構(36、38)におけるモータ38を駆動する駆動装置40と、を備える。 光源32は、例えば、レーザ光LLを照射するレーザ光源32である。光源32は、レーザ光源32に限定されず、単波長で指向性がある光源であれば適用可能である。波長は、長いほど散乱光の広がり角が大きくなり、短いほど広がり角は小さくなる。本実施の形態のワークでは、求められる粗さが、例えば,0.1μm≦Ra≦1.0μmの範囲ならば,可視光(波長360nmから830nm)が適当である。Ra(算術平均粗さ)は、ワーク18の表面の粗さを評価するためのパラメータの1つで、表面の凹凸の高さの絶対値の平均である。具体的には、基準面からの表面の凹凸の高さの絶対値の平均である。 図4Bは、ワーク18の被照射部位P以外を黒い光沢のないシートSでマスクした様子の一例を示す図である。図4Bに示すように、ワーク18の被照射部位P以外を黒い光沢のないシートSでマスクした場合、光源32は、単色(例えば、赤、緑、青のどれかが望ましい)を照射するプロジェクタでもよい。 光源32がレーザ光源32の場合、検出器34は、PINフォトダイオードである。 PINフォトダイオードは、光検出用の半導体デバイスで、P型半導体(P層)、絶縁層(I層)、N型半導体(N層)の構造を有する。 移動機構(36、38)は、検出器34を所定方向に移動させるためのレール36と、レールに沿って検出器34を移動させるモータ38と、を備える。移動機構(36、38)は、例えば、ラックアンドピニオン機構である。 図5は、ワーク18の被照射部位Pからの散乱光SLの散乱角θsの一例を示す図である。図6は、レール36に沿って検出器34を移動させて、検出器34が、ワーク18の被照射部位Pからの散乱光を検出することの可能な範囲の角度θoの一例を示す図である。 図5に示すように、ワーク18の表面の被照射部位Pからの散乱光SLは、検出器34がレール36に沿って移動する面において散乱角θsで散乱する。なお、図5では、反射光は省略している。 後述するように本実施の形態では、ワーク18の表面の被照射部位Pの粗さを示すパラメータを、Generalized Harvey-Shack理論に従って、上記面における各散乱光の光強度分布に基づいて、算出する。よって、検出器34により上記面における各散乱光SLの光強度分布を計測するため、上記面における被照射部位Pからの散乱光の散乱の範囲(散乱角θsで定まる)を計測できるように、検出器34が距離d移動する。被照射部位Pの位置と、レール36の位置、検出器34が移動する距離dとから、角度θoが規定される。より具体的には、θoは、各々予め定められる、移動する検出器34の各位置における被照射部位Pと検出器34との距離lと、検出器34が移動する距離dと、を用いて、以下の式から得られる。 θo=2sin-1(d/2√((d2+4l2)/2))) 上記のように、ワーク18の表面の被照射部位Pの粗さを示すパラメータを各散乱光の光強度分布に基づいて算出する。このため、検出器34は、上記面における被照射部位Pからの散乱角θsで定まる範囲の各散乱光を計測できることが必要である。具体的には、検出器34が移動して上記各散乱光を測定できる上記面における範囲を規定する角度θoが定められる。角度θoは、被照射部位Pの位置を基準にした角度である。 よって、散乱角θsは、検出器34が移動して散乱光を測定できる範囲を規定する被照射部位Pの位置を基準にした角度θoより小さいことこと、つまり、θsとθoとは、以下の関係を有する必要がある。 |θs|<|θo| (1) 記録装置(即ち、ロガー(logger))42は、複数の光照射受光部30n1~30n15の各検出器34からの各散乱光の強度分布を記録する装置である。 制御装置50は、コンピュータにより構成される。制御装置50には、テーブル案内機構11、砥石ヘッド案内機構15、及び砥石14を駆動する図示しないモータが接続される。制御装置50には、複数の光照射受光部30n1~30n15の各レーザ光源32、検出器34、及び駆動装置40が接続される。 制御装置50は、テーブル案内機構11、砥石ヘッド案内機構15、及び砥石14を駆動する図示しないモータを制御して、ワーク18の上面(被加工面)の全域を砥石14により研削する。 制御装置50は、ワーク18の上面の研削の際、複数の光照射受光部30n1~30n15の各レーザ光源32及び駆動装置40を制御して、複数の光照射受光部30n1~30n15の検出器34により、ワーク18の表面の各被照射部位Pの散乱光を計測させる。 複数の光照射受光部30n1~30n15の各々の検出器34により計測された、ワーク18の表面の各被照射部位Pの散乱光は記録装置42により記録(即ち、計測)される。記録装置42には、複数の光照射受光部30n1~30n15の各々の駆動装置40から、検出部34を移動させる際の検出部34の加速が完了し、検出部34が定速移動に入ったときに、当該低速移動に入ったタイミングでのトリガー信号を送信される。記憶装置42は、トリガー信号を受信したタイミングで散乱光の記録を開始し、定速移動の速度と距離dとから計算された時間、散乱光を記録し続け、当該時間が終了した時、散乱光の記録を終了する。 制御装置50は、複数の光照射受光部30n1~30n15の各検出器34からの各散乱光の強度部分についてノイズを除去すると共に、検出器34が移動する際、被照射部位Pとの距離が変動することを考慮した散乱光の強度の補正をする。 制御装置50は、記録装置42により記録(即ち、計測)された、複数の光照射受光部30n1~30n15の各検出器34からの各散乱光の強度部分か