JP-2026077111-A - 燃料電池に接続されるコネクタを係止させる機構
Abstract
【課題】弾性変形を利用して燃料電池に接続されるコネクタを係止させる機構であって、燃料電池の使用環境に耐える機構を提供する。 【解決手段】燃料電池Aに接続されるコネクタBを係止させる機構Xであって、燃料電池側係合部X1と、燃料電池側係合部X1に係合可能なコネクタ側係合部X2と、コネクタBのハウジングB1と異なる素材で形成されている弾性変形部X3と、を備え、弾性変形部X3の一端は、コネクタBのハウジングB1に固定される固定端であり、弾性変形部X3の他端は、自由端であり、コネクタ側係合部X2は、弾性変形部X3の弾性変形に追従して変位可能に配置されている。 【選択図】図5
Inventors
- 神田 崇宏
- 菅田 征二
Assignees
- 株式会社水素パワー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (8)
- 燃料電池に接続されるコネクタを係止させる機構であって、 燃料電池側係合部と、前記燃料電池側係合部に係合可能なコネクタ側係合部と、前記コネクタのハウジングと異なる素材で形成されている弾性変形部と、を備え、 前記弾性変形部の一端は、前記コネクタのハウジングに固定される固定端であり、 前記弾性変形部の他端は、自由端であり、 前記コネクタ側係合部は、前記弾性変形部の弾性変形に追従して変位可能に配置されている、 機構。
- 前記弾性変形部の素材は、金属又はカーボンである、 請求項1に記載の機構。
- 外力付与部をさらに備え、 前記外力付与部は、前記弾性変形部の自由端側に設けられている、 請求項1に記載の機構。
- 伸び抑制部をさらに備え、 前記伸び抑制部は、前記弾性変形部を縮めるように配置されて固定されている、 請求項1に記載の機構。
- 外力遮断部をさらに備え、 前記外力遮断部は、前記外力付与部の少なくとも一部を覆うように設けられている、 請求項3に記載の機構。
- 介装部をさらに備え、 前記介装部は、前記コネクタのハウジングと前記外力付与部との間に介装されている、 請求項3に記載の機構。
- 前記燃料電池側係合部は、接続補助部材に形成され、 前記接続補助部材は、前記燃料電池のスタックの積層方向に延びるように形成されるとともに、前記燃料電池のエンドプレートに取付可能に構成されている、 請求項1に記載の機構。
- 前記燃料電池側係合部及び前記コネクタ側係合部は、互いに係合する段として形成され、 前記コネクタ側係合部の段は、係合時に前記燃料電池側係合部の段に向かうように傾斜している、 請求項1に記載の機構。
Description
本発明は、燃料電池とコネクタを接続する機構に関する。 近年、環境負荷低減への取組みが世界的に活発になっていることを背景に、燃料電池の優位性が注目されている。燃料電池は、水素と酸素の化学反応により発電し、水のみを排出することから、環境への負荷が少ない。さらに、騒音が発生しない、送電ロスが少ない、燃料の入手が容易である、といった多くのメリットが存在する。 燃料電池は、複数のセルが積層されたスタックとして構成されている。燃料電池の製造などの場では、各セルの発電状況に応じて発電条件を制御することを目的に、各セルの電圧のモニタを行うことがある。このモニタには、セル及びスタックに対して設計されたコネクタ(CVMコネクタ)が必要である。 CVMコネクタの設計において、CVMコネクタの抜けを防止する技術が種々提案されている。特許文献1は、端子を保持するハウジングと、ハウジングの側方に位置し、相手部材を受容する側方嵌合間口と、相手部材との抜け止めを図るロック部材と、を備え、側方嵌合間口は、ハウジングに設けられ、U字状に形成されているアームにより区画され、ロック部材は、側方嵌合間口に臨むようにハウジングに設けられていることを特徴とする電気コネクタを開示している。 特許第5584719号公報 本発明の実施形態に係る燃料電池及びコネクタの接続時の斜視図である。本発明の実施形態に係る燃料電池及びコネクタの非接続時の斜視図である。本発明の実施形態に係るセル及びコネクタの非接続時の左方投影図である。本発明の実施形態に係る接続補助部材の前方投影図である。本発明の実施形態に係る燃料電池側係合部とコネクタ側係合部の周辺断面図である。本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図である。本発明の実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。本発明の実施形態に係る固定構造の周辺上方投影図である。本発明の実施形態に係る固定構造の周辺上方投影図である。本発明の実施形態に係る固定構造の周辺断面図である。本発明の実施形態に係る嵌合工程の説明図である。本発明の実施形態に係る一効果の説明図である。本発明の実施形態の変更例に係るコネクタの斜視図である。本発明の実施形態の変更例に係るコネクタの分解斜視図である。 以下、図1~14を用いて、本発明の実施形態に係る係止機構について説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号Xは、本実施形態に係る係止機構を示し、符号Aは、本実施形態に係る燃料電池を示し、符号Bは、本実施形態に係るコネクタを示している。 以下、前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ定義する。図面中では、x軸方向、y軸方向、z軸方向にそれぞれ対応している。なお、定義した方向は、本実施形態における使用時の方向を定めるものではなく、あくまで説明の便宜上のものである。 <構成> 以下、図1~10を用いて、燃料電池AとコネクタBに係る係止機構Xの構成について説明する。 係止機構Xの構成は、燃料電池Aの構成と、コネクタBの構成と、を含む。図1は、燃料電池A及びコネクタBの接続時の斜視図を示し、図2は、燃料電池A及びコネクタBの非接続時の斜視図を示している。 燃料電池Aは、スタックA1と、エンドプレートA2と、を備える。スタックA1は、複数のセルA11を有し、複数のセルA11が左右方向に積層されることで構成されている。エンドプレートA2は、スタックA1の左右両端に設けられ、スタックA1を挟持している。図3は、セルA11及びコネクタBの非接続時の左方投影図を示している。 コネクタBは、セルA11の電圧をモニタするコネクタ(CVMコネクタ)である。コネクタBは、複数のターミナル(図示せず)と、ターミナルを収納する樹脂製のハウジングB1と、ターミナルに接続され、ハウジングB1から延びる電線B2と、を有する。ハウジングB1は、ターミナルと電線B2の接続点周りを収納する本体部B11と、本体部B11から前方に延設され、各ターミナルの先端部を収納する複数の先端部B12と、を有する。 ここで、前後方向(x軸方向)は、コネクタBの接続方向に対応し、左右方向(y軸方向)は、セルA11の積層方向に対応している。 セルA11には、コネクタBを受け入れる後方への切欠きが形成されている。スタックA1において、複数のセルA11は、この切欠きが左右方向に揃うように積層されている。 本実施形態において、セルA11は、略角括弧状かつ上下方向に幅広の切欠きを形成している第一切欠き部A111と、第一切欠き部A111に連接され、略角括弧状かつ上下方向に幅狭の切欠きを形成している第二切欠き部A112と、を有する。 ハウジングB1は、さらに、本体部B11から前方に延設されている延設部B13を有する。延設部B13は、略板状に形成され、各先端部B12の上端(又は下端)を覆うように設けられている。第二切欠き部A112は、延設部B13と嵌合する。 本実施形態において、燃料電池Aは、さらに、セルA11とコネクタBのターミナルの接続を補助する接続補助部材A3を備える。図4は、接続補助部材A3の前方投影図を示している。接続補助部材A3は、スタックA1とエンドプレートA2の構成体とは別体に構成され、この構成体の前面に着脱される部材である。 接続補助部材A3は、絶縁材料(例えば、樹脂)で形成されている本体部A31を有する。本体部A31は、接続補助部材A3は、左右方向に延びるように形成されている。 本体部A31は、本体部A31の中央に設けられ、略長方形の開口を形成している開口部A311と、本体部A31の左右に設けられている取付部A312と、を有する。開口部A311は、複数のコネクタBを挿入可能に形成されている。左右の取付部A312は、それぞれ、左右のエンドプレートA2に取付可能に構成されている。 開口部A311は、コネクタBを案内する案内部A3111を含む。案内部A3111は、コネクタBの左右方向幅と略同じ幅を持つ略角括弧状に形成され、開口部A311の開口内周の上面において、開口内部に向けて、かつ、前後方向に渡って設けられている。 開口部A311は、特定のコネクタBに適合する鍵部A3112を含む。鍵部A3112は、凸状に形成され、開口部A311の開口内周の下面において、開口内部に向けて、かつ、前後方向に渡って設けられている。鍵部A3112は、間隔が不規則となるように設けられている。 また、ハウジングB1は、少なくとも一つの案内部A3111に対し、鍵部A3112に適合する鍵部(図示せず)を有する。ハウジングB1の鍵部は、本体部B11の下面後方にスリットを形成するように設けられている。 取付部A312は、略円形の孔を形成している第一孔部A3121と、同様に略円形の孔を形成している第二孔部A3122と、を含む。第一孔部A3121と第二孔部A3122は、上下方向に沿って配置されている。また、エンドプレートA2は、前面から突設されている突設部A21と、締結部材vを螺入可能なネジ孔部A22と、を有する。第一孔部A3121と第二孔部A3122は、それぞれ、突設部A21とネジ孔部A22と前方投影視で同じ位置に配置可能に設けられている。 接続補助部材A3は、さらに、金属製のカラーA32を有する。カラーA32は、第二孔部A3122の孔の内周に沿うように形成され、また、締結部材vを挿通可能な略円形の孔を形成している。カラーA32の前後方向幅は、本体部A31の前後方向幅より大きく、カラーA32は、本体部A31から前後方向に僅かに飛び出している。 左右の取付部A312の一方において、第一孔部A3121と第二孔部A3122は、厳密な円形の孔ではなく、左右方向に長い形状の孔を形成している。また、接続補助部材A3は、さらに、スリーブA33を有する。スリーブA33は、略円筒形に形成され、締結部材vを挿通可能な略円形の孔を形成している。スリーブA33は、カラーA32の内部で左右方向に摺動可能に形成されている。スリーブA33の前後方向幅は、カラーA32の前後方向幅より大きく、スリーブA33は、カラーA32から前後方向に僅かに飛び出している。 係止機構Xは、燃料電池Aに設けられる燃料電池側係合部X1と、コネクタBに設けられるコネクタ側係合部X2と、を備える。図5は、燃料電池側係合部X1とコネクタ側係合部X2の周辺断面図(図1のV-V断面図)を示している。係止機構Xは、燃料電池側係合部X1とコネクタ側係合部X2を係合させることで、燃料電池Aに接続されるコネクタBを係止させる。 本実施形態において、開口部A311は、開口部A311の開口内周面に設けられた段部A3113を含む。段部A3113は、案内部A3111の内周上面において、後方から前方にかけて下がるような段を形成している。好ましくは、段部A3113は、前後方に傾斜していない段を形成している。本実施形態においては、段部A3113が、燃料電池側係合部X1に相当する。 本実施形態において、コネクタBは、さらに、係止部材B3を備える。図6は、ハウジングB1及び係止部材B3の斜視図を示している。図7は、ハウジングB1及び係止部材B3の分解斜視図を示している。係止部材B3は、ハウジングB1の上面に固定されている。係止部材B3は、係止部材B3の上面に設けられた段部B31を含む。段部B31は、前方から後方にかけて上がるような段を形成している。好ましくは、段部B31は、前方に傾斜した段を形成している。本実施形態においては、段部B31が、コネクタ側係合部X2に相当する。 係止機構Xは、さらに、弾性変形部X3を備える。弾性変形部X3は、上下方向に弾性変形可能に構成されている。弾性変形部X3の一端は、ハウジングB1に固定される固定端であり、弾性変形部X3の他端は、自由端である。弾性変形部X3の素材は、ハウジングB1の素材と異なり、優れた耐熱性及び耐湿性を備えるとともに、ハウジングB1の樹脂素材と比較して弾性に富み割れにくい素材である。好ましくは、弾性変形部X3の素材は、金属であるが、カーボンなどであってもよい。好ましくは、弾性変形部X3は、ハウジングB1と別体に構成されている。コネクタ側係合部X2は、弾性変形部X3の弾性変形に追従して上下方向に変位可能に配置されている。 本実施形態において、係止部材B3は、金属ばねB32を有する。金属ばねB32は、金属板が後側で折り曲げられて形成されている。金属ばねB32は、下板部B321と、上板部B322と、下板部B321と上板部B322を後方で継いでいる折曲部B323と、を含む。本実施形態においては、金属ばねB32が、弾性変形部X3に相当する。 係止機構Xは、さらに、外力付与部X4を有する。外力付与部X4は、弾性変形部X3の自由端側に設けられている。外力付与部X4は、外力付与部X4に上下方向の外力が付与されることで、弾性変形部X3が上下方向に弾性変形するように構成されている。 本実施形態において、係止部材B3は、指掛け部材B34を有する。指掛け部材B34は、金属ばねB32と別体に構成され、上板部B322の前部に固定されている。本実施形態においては、指掛け部材B34が、外力付与部X4に相当する。 本実施形態において、指掛け部材B34は、基端部B341と、基端部B341から前方に延設されている下延設部B342と、下延設部B342の上方で、基端部B341から前方に延設されている上延設部B343と、を含む。段部B31は、上延設部B343の上面に形成されている。 係止部材B3は、ハウジングB1への固定構造B33を有し、ハウジングB1は、固定構造B33を受け入れる固定構造B14を有する。また、金属ばねB32は、指掛け部材B34への固定構造B324を有し、指掛け部材B34は、固定構造B324を受け入れる固定構造B344を有する。図8は、固定構造