JP-2026077112-A - 半嵌合検知構造
Abstract
【課題】燃料電池セルにおける電圧測定用コネクタについて、正しい嵌合状態を確保するための、半嵌合検知構造を提供する。 【解決手段】検知手段は、CPA部材31と連結される被連結部32と、CPA部材31の摺動動作を制御する制御機構Nと、を有し、嵌合状態は、半嵌合状態から全嵌合状態に遷移し、制御機構Nは、コネクタBに設けられた付勢部材Wと、貫通口hの内周面に設けられた押圧部Mと、を含み、付勢部材Wは、半嵌合状態においては、CPA部材31と衝突する摺動制限位置に配置され、全嵌合状態においては、押圧部Mにより押圧されることで、CPA部材31と衝突しない摺動許容位置に配置され、CPA部材31は、付勢部材Wが摺動制限位置に配置されることで、その摺動範囲が被連結部32と連結できない範囲に制限され、付勢部材Wが摺動許容位置に配置されることで、その摺動範囲が被連結部32に連結可能な範囲に許容される。 【選択図】図2
Inventors
- 神田 崇宏
- 菅田 征二
Assignees
- 株式会社水素パワー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (6)
- 燃料電池に取付けられる嵌合補助部材と、前記燃料電池のスタックに嵌合されるコネクタの抜けを防止する抜け防止機構と、前記コネクタにおける前記スタックへの嵌合状態を検知する検知手段と、を備え、 前記嵌合補助部材は、前記コネクタが挿通される貫通口が設けられた本体部を有し、 前記抜け防止機構は、前記貫通口の内周面に設けられたスタック側係合部と、前記スタック側係合部に係合可能なコネクタ側係合部と、を有し、 前記検知手段は、前記コネクタの前記スタックに対する接続方向に沿って摺動可能に構成されたCPA部材と、前記CPA部材の摺動動作を制御する制御機構と、を有し、 前記嵌合状態は、前記コネクタの前記接続方向への摺動により、前記スタック側係合部とコネクタ側係合部とが係合せず、前記コネクタと前記スタックとが導通する半嵌合状態から、前記スタック側係合部とコネクタ側係合部とが係合しつつ、前記コネクタと前記スタックとが導通する全嵌合状態に遷移し、 前記制御機構は、前記コネクタに設けられ、前記接続方向に沿って延びる付勢部材と、前記貫通口の内周面に設けられ、前記付勢部材をその付勢力に抗して押圧可能に構成された押圧部と、を含み、 前記付勢部材は、前記半嵌合状態においては、前記CPA部材と衝突する摺動制限位置に配置され、前記全嵌合状態においては、前記押圧部により押圧されることで、前記CPA部材と衝突しない摺動許容位置に配置される、 半嵌合検知構造。
- 前記検知手段は、前記コネクタに設けられ、前記CPA部材における前記接続方向への摺動により、前記CPA部材と連結される被連結部を有し、 前記CPA部材は、前記付勢部材が前記摺動制限位置に配置されることで、その摺動範囲が前記被連結部と連結できない範囲に制限され、前記付勢部材が前記摺動許容位置に配置されることで、その摺動範囲が前記被連結部に連結可能な範囲に許容される、 請求項1に記載の半嵌合検知構造。
- 前記付勢部材は、前記接続方向に向かって湾曲した板バネによって構成されることで、少なくとも一部が互いに対向する第一バネ部及び第二バネ部を含み、 前記第一バネ部は、その先端側が、前記押圧部により押圧されることで、撓み変形により前記摺動制限位置から前記摺動許容位置に遷移するように構成され、 前記第二バネ部は、前記コネクタ側係合部を、前記接続方向に対して略垂直方向に変位可能に支持する、 請求項2に記載の半嵌合検知構造。
- 前記抜け防止機構は、前記第二バネ部の先端側に設けられ、前記コネクタ側係合部を前記接続方向に対して略垂直方向に変位させるための指掛け部を有する、 請求項3に記載の半嵌合検知構造。
- 前記CPA部材は、前記被連結部と連結した状態において、前記指掛け部と前記コネクタにおけるハウジングとの間に介装され、前記指掛け部に対して隣接配置される介装部を含み、 前記指掛け部が前記介装部に当接するまでの前記第二バネ部の撓み量は、前記コネクタ側係合部の係合状態が解除されるまでの前記第二バネ部の撓み量よりも小さく構成されている、 請求項4に記載の半嵌合検知構造。
- 前記検知手段は、前記CPA部材を前記コネクタに対して摺動可能に取付ける取付部を有し、 前記取付部は、前記CPA部材又は前記コネクタにおけるハウジングの何れか一方に設けられた突起と、何れか他方に設けられ、前記突起が挿通される挿通孔と、を含み、 前記挿通孔は、前記接続方向に沿って所定の長さ延びる長孔である、 請求項1に記載の半嵌合検知構造。
Description
本発明は、燃料電池セルにおける電圧測定用コネクタの半嵌合状態を検知するための構造に関する。 近年、環境負荷低減への取組みが世界的に活発になっていることを背景に、燃料電池の優位性が注目されている。 燃料電池は、水素と酸素さえあれば発電が可能であり、発電時に水しか排出しないことから、環境への負荷が少ない。 また、燃料電池は、化学反応のみで発電するため騒音が発生しないこと、送電ロスが少ないこと、燃料の入手が容易であること等、多くのメリットが存在する。 ところで、燃料電池は、セルと呼ばれる、単体で水素と酸素を反応させて発電を行うことができる略板状の構成体が複数枚積層されることで、全体が概略構成されている。 そして、燃料電池の製造等において、各セルの発電状況に応じた条件制御を行う必要があることから、各セルの電圧をモニタするためのコネクタが用いられている。 このコネクタに関して、特許文献1には、嵌合相手に間口部材を必要としないコネクタに関する発明が記載されている。 このコネクタは、U字状に形成されているアームにより区画された嵌合間口と、相手部材との抜け止めを図るために、側方嵌合間口に臨むようにハウジングに設けられたロック部材と、を備えている。 特許文献1に記載の発明は、上記のようにハウジングが側方嵌合間口を備えているため、相手機器に嵌合間口を設ける必要がなく、嵌合間口に付随する相手機器のコストを節減することを目的としている。 特開2023-176901号公報 本発明の実施形態に係る嵌合補助部材の構成を示す斜視図である。本発明の実施形態に係る抜け防止機構及び検知手段を示す斜視図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の構成を示す図であって、(a)CPA部材を示す斜視図、(b)付勢部材を示す斜視図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の構成を示す図であって、(a)組立斜視図、(b)PP線断面図、(c)QQ線断面図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための全体斜視図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の効果を説明するための側面図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の効果を説明するための側面図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の変更例を示す図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の変更例を示す図である。 以下、図1~図11を用いて、本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造について説明する。 なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。 また、これらの図において、符号Xは、本実施形態に係る半嵌合検知構造を示し、符号Aは、本実施形態に係る燃料電池を示し、符号Bは、本実施形態に係るコネクタを示している。 ここで、以下、説明の便宜上、図1等におけるx軸方向を前後方向、y軸方向を積層方向又は左右方向、z軸方向を高さ方向と、それぞれ称することとする。 また、x軸方向において、矢印が示す方向を接続方向と称することとする。 <構成> 以下、図1~図4を用いて、半嵌合検知構造Xの構成について説明する。 なお、燃料電池Aにおける各セルC(図5等参照)の電圧測定に用いられるコネクタB(図3等参照)は、各セルを挟持するターミナル(図示せず)を収納する樹脂製のハウジングB1と、ハウジングB1の後面から延びる電線B2(図6等参照)と、を有している。 図1に示すように、半嵌合検知構造Xは、燃料電池Aに取付けられる嵌合補助部材1を備えている。 なお、図1(a)は、前方側から見た嵌合補助部材1の斜視図を示し、図1(b)は、後方側から見た嵌合補助部材1の斜視図を示している。 嵌合補助部材1は、コネクタBが挿通される貫通口hが設けられた本体部11と、本体部11の両端に設けられた取付部12と、を有している。 また、嵌合補助部材1は、燃料電池Aに取付けることでスタックSと接触するため、樹脂素材等の絶縁材料で形成されている。 本体部11は、積層方向に沿って延びる略板状体であり、貫通口hの上縁及び下縁から前方に向かって突設され、上縁及び下縁の略全長に亘って延びる、一対の壁部w1、w2が設けられている。 なお、貫通口hは、積層方向に沿って延び、スタックSの積層方向の幅と略同一の長さに構成された、略長方形の孔である。 各取付部12は、それぞれ板状体であり、後述する各エンドプレートEに設けられた位置決めピンt1(図5参照)が挿通される位置決め孔T1と、エンドプレートEに設けられた貫入孔t2(図5参照)と連通する連通孔T2が設けられている。 また、嵌合補助部材1は、貫通口hの内周面に設けられ、前後方向に沿って延びる複数のキー突起qと、貫通口hの内周面において、各キー突起qに対向して設けられ、前後方向に延びるレール部rと、を有している。 キー突起qは、貫通口hの内周下面から壁部w1の前端まで延びて設けられた、一対の突条jである。 なお、各キー突起qは、ハウジングB1に設けられたキー溝p(図6参照)に対応して嵌合することで、対応するレール部rと共に、コネクタBの接続方向への安定した摺動を確保する。 各レール部rは、貫通口hの内周上面から壁部w2の前端まで延びて設けられ、正面視で下方に開口した略コ字状の構成体である。 また、各レール部rは、各キー突起qに対応するように、積層方向に一定の間隔を空けて整列して設けられている。 図2及び図3に示すように、半嵌合検知構造Xは、スタックSに嵌合されるコネクタBの抜けを防止する抜け防止機構2と、コネクタBにおけるスタックSへの嵌合状態を検知する検知手段3と、を備えている。 なお、図2(a)は、コネクタBに設けられる抜け防止機構2の構成及び検知手段3の構成の分解斜視図、図2(b)は、貫通口hの内部を示す拡大斜視図である。 また、図3(a)は、後述するCPA部材31を示す拡大斜視図、図3(b)は、後述する付勢部材Wを示す拡大斜視図である。 抜け防止機構2は、コネクタ側係合部21と、貫通口hの内周面に設けられ、コネクタ側係合部21と係合可能なスタック側係合部22と、コネクタ側係合部21が形成され、後述する第二バネ部W2に取付けられる係合部形成体23と、指掛け部24と、を有している。 コネクタ側係合部21は、図2(a)に示すように、係合部形成体23の上面に設けられた突起である。 また、コネクタ側係合部21の上面には、接続方向に向かうに伴って、漸次下降していく傾斜面が設けられている。 スタック側係合部22は、図2(b)に示すように、各レール部rの内周上面に形成された、前後方向に延びる溝である。 なお、各レール部rの内周上面には、その後方端部からスタック側係合部22に向かって漸次下方に傾斜する導入溝gが形成されている。 係合部形成体23は、前後方向に延び、正面視で下方に開口する略コ字状を呈する構成体であり、後述する第二バネ部W2を覆って設けられる。 指掛け部24は、係合部形成体23の後端に形成され、作業者の指を引掛けることで、第二バネ部W2を撓ませるための構成体である。 検知手段3は、接続方向に沿って摺動可能に構成されたCPA部材31と、コネクタBに設けられ、CPA部材31の接続方向への摺動により、CPA部材31と連結される被連結部32(図9参照)と、CPA部材31をコネクタBに対して摺動可能に取付ける取付部33と、CPA部材31の摺動動作を制御する制御機構Nと、を有している。 CPA部材31は、特に図3(a)に示すように、被連結部32と連結する一対の連結突起Jが設けられたCPA部材本体31aと、介装部31bと、一対の支持アーム31cと、を含んでいる。 CPA部材本体31aは、側面視で略L字状の構成体であり、その内周面に各連結突起Jや介装部31bが連接されたブロック体bが設けられている。 介装部31bは、ブロック体bから接続方向に向かって突設されており、その左右には、接続方向に向かうに伴って、漸次下降していく傾斜面が設けられている。 各支持アーム31cは、CPA部材本体31aの左右両端から接続方向に向かって突設された、細長状の構成体である。 被連結部32の構成については、図9を用いて詳述する。 取付部33は、CPA部材31に設けられた突起33aと、ハウジングB1に設けられ、突起33aが挿通される挿通孔33bと、を含んでいる。 突起33aは、各支持アーム31cの側面に設けられた、略直方体状の小片である。 挿通孔33bは、ハウジングB1の後述する立設部B1cに設けられ、接続方向に沿って所定の長さ延びる長孔である。 制御機構Nは、コネクタBに設けられ、接続方向に沿って延びる付勢部材Wと、貫通口hの内周面に設けられ、付勢部材Wをその付勢力に抗して押圧可能に構成された押圧部Mと、を含んでいる。 付勢部材Wは、特に図3(b)に示すように、接続方向に向かって湾曲した板バネによって構成されることで、互いに対向する第一バネ部W1及び第二バネ部W2と、これらを連結する略U字状の連結部W3と、を含んでいる。 第一バネ部W1は、矢じり状に形成された第一矢じり部W1aと、同様に矢じり状に形成された第二矢じり部W1bと、ランス状に形成されたランス部W1cと、を含む。 第一矢じり部W1a及び第二矢じり部W1bは、左右方向に凸となるように形成されている。第二矢じり部W1bは、第一矢じり部W1aに対して後方に配置されている。ランス部W1cは、下向きに飛び出すように形成されている。 第一バネ部W1は、これらの構成を利用して、ハウジングB1に取付けられる。 また、第一バネ部W1は、その先端側が、左右一対の細長状の弾性接触片Kとして構成されている。 なお、本実施形態においては、第一バネ部W1は、各弾性接触片Kを除く部分が、第二バネ部W2と上下方向に対向している。 第二バネ部W2は、矢じり状に形成された第一矢じり部W2aと、同様に矢じり状に形成された第二矢じり部W2bと、ランス状に形成されたランス部W2cと、を含む。 第一矢じり部W2a及び第二矢じり部W2bは、左右方向に凸となるように形成されている。第二矢じり部W2bは、第一矢じり部W2aに対して後方に配置されている。ランス部W2cは、下向きに飛び出すように形成されている。 第二バネ部W2は、これらの構成を利用して、係合部形成体23に取付けられる。 各弾性接触片Kには、上方に向かって山なりに湾曲した湾曲部kが設けられており、湾曲部kから先端側は、先端に向かうに伴って漸次上方に傾斜して構成されている。 押圧部Mは、本実施形態においては、各レール部rを構成する左右の側壁である。 図4(a)は、付勢部材W、係合部形成体23(コネクタ側係合部21)及びCPA部材31を、コネクタBに取付けた状態を示す斜視図、図4(b)は、(a)におけるPP線断面図、図4(c)は、(a)におけるQQ線断面図を示している。 ここで、図4に示すように、ハウジングB1及び係合部形成体23には、付勢部材Wを取付けるための構造が設けられている。 詳述すれば、図4(b)、(c)に示すように、ハウジングB1には、第一矢じり部W1a及び第二矢じり部W1bを受け入れる矢じり受け部B1aと、ランス部W1cを受け入れるランス受け部B1bと、が設けられている。 矢じり受け部B1aは、第二バネ部W2(各弾