JP-2026077113-A - 半嵌合検知構造
Abstract
【課題】燃料電池セルにおける電圧測定用コネクタについて、正しい嵌合状態を確保するための、半嵌合検知構造を提供する。 【解決手段】抜け防止機構2は、コネクタ側に形成されたコネクタ側係合部21と、コネクタ側係合部21と係合可能なスタック側係合部22と、を有し、検知手段3は、貫通口の内周面に露出する検知基板31と、検知基板31と電気的に接続され、外部機器が接続される接続端子32と、コネクタに設けられ、検知基板31と接触可能に構成された導通体Nと、を含み、嵌合状態は、コネクタの接続方向への摺動により、コネクタ側係合部21とスタック側係合部22とが係合せず、コネクタとスタックとが導通する半嵌合状態から、コネクタ側係合部21とスタック側係合部22とが係合しつつ、コネクタとスタックとが導通する全嵌合状態に遷移し、導通体Nは、全嵌合状態において、検知基板31と接触する。 【選択図】図2
Inventors
- 神田 崇宏
- 菅田 征二
Assignees
- 株式会社水素パワー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (8)
- 燃料電池に取付けられる嵌合補助部材と、前記燃料電池のスタックに嵌合されるコネクタの抜けを防止する抜け防止機構と、前記コネクタにおける前記スタックへの嵌合状態を検知する検知手段と、を備え、 前記嵌合補助部材は、前記コネクタが挿通される貫通口が設けられた本体部を有し、 前記抜け防止機構は、前記貫通口の内周面に設けられたスタック側係合部と、前記スタック側係合部に係合可能なコネクタ側係合部と、を有し、 前記検知手段は、前記貫通口の内周面に露出する検知基板と、前記検知基板と電気的に接続され、外部機器が接続される接続端子と、前記コネクタに設けられ、前記検知基板と接触可能に構成された導通体と、を含み、 前記嵌合状態は、前記コネクタの接続方向への摺動により、前記スタック側係合部とコネクタ側係合部とが係合せず、前記コネクタと前記スタックとが導通する半嵌合状態から、前記スタック側係合部とコネクタ側係合部とが係合しつつ、前記コネクタと前記スタックとが導通する全嵌合状態に遷移し、 前記導通体は、前記全嵌合状態において、前記検知基板と接触する、 半嵌合検知構造。
- 前記導通体は、前記コネクタに取付けられる支持部と、前記支持部から延設され、撓み変形可能な弾性接触片と、を含み、 前記弾性接触片には、前記半嵌合状態から前記全嵌合状態に遷移するに伴い、前記貫通口の内周面に押圧されることで撓み変形の起点となる、押圧点が形成され、 前記押圧点は、前記全嵌合状態において、前記検知基板と接触する、 請求項1に記載の半嵌合検知構造。
- 前記弾性接触片は、前記支持部から延設され、基端から先端に向かうに伴って、前記コネクタから離間するように延びる第一構成体と、前記第一構成体から延設され、山なり形状に湾曲する第二構成体と、を含み、 前記押圧点は、前記第二構成体の頂部に形成されている、 請求項2に記載の半嵌合検知構造。
- 前記弾性接触片は、前記第二構成体から延設され、前記コネクタに向かって延びる第三構成体を含み、 前記第三構成体には、前記コネクタのハウジングと接する支持点が形成され、 前記支持点は、前記弾性接触片の撓み変形に伴い、前記ハウジングの表面を摺動可能に構成されている、 請求項3に記載の半嵌合検知構造。
- 前記第三構成体は、その先端側が山なり形状に湾曲して形成され、 前記支持点は、前記第三構成体の頂部に形成されている、 請求項4に記載の半嵌合検知構造。
- 前記コネクタのハウジングには、前記接続方向に沿って延び、前記第三構成体の先端側を摺動支持する溝部が設けられている、 請求項4又は5に記載の半嵌合検知構造。
- 前記溝部における前記弾性接触片の先端側端部には、摺動した前記第三構成体の先端側が突き当たる突き当て部が設けられている、請求項6に記載の半嵌合検知構造。
- 前記コネクタのハウジングには、前記押圧点の上方を覆う保護部が設けられている、 請求項2に記載の半嵌合検知構造。
Description
本発明は、燃料電池セルにおける電圧測定用コネクタの半嵌合状態を検知するための構造に関する。 近年、環境負荷低減への取組みが世界的に活発になっていることを背景に、燃料電池の優位性が注目されている。 燃料電池は、水素と酸素さえあれば発電が可能であり、発電時に水しか排出しないことから、環境への負荷が少ない。 また、燃料電池は、化学反応のみで発電するため騒音が発生しないこと、送電ロスが少ないこと、燃料の入手が容易であること等、多くのメリットが存在する。 ところで、燃料電池は、セルと呼ばれる、単体で水素と酸素を反応させて発電を行うことができる略板状の構成体が複数枚積層されることで、全体が概略構成されている。 そして、燃料電池の製造等において、各セルの発電状況に応じた条件制御を行う必要があることから、各セルの電圧をモニタするためのコネクタが用いられている。 このコネクタに関して、特許文献1には、嵌合相手に間口部材を必要としないコネクタに関する発明が記載されている。 このコネクタは、U字状に形成されているアームにより区画された嵌合間口と、相手部材との抜け止めを図るために、側方嵌合間口に臨むようにハウジングに設けられたロック部材と、を備えている。 特許文献1に記載の発明は、上記のようにハウジングが側方嵌合間口を備えているため、相手機器に嵌合間口を設ける必要がなく、嵌合間口に付随する相手機器のコストを節減することを目的としている。 特開2023-176901号公報 本発明の実施形態に係る嵌合補助部材の構成を示す斜視図である。本発明の実施形態に係る抜け防止機構及び検知手段を示す斜視図である。本発明の実施形態に係る導通体を示す斜視図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の構成を示す図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための全体斜視図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造を用いてコネクタを嵌合させる流れを説明するための拡大図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の効果を説明するための側面図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の変更例を示す図である。本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造の変更例を示す図である。 以下、図1~図11を用いて、本発明の実施形態に係る半嵌合検知構造について説明する。 なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。 また、これらの図において、符号Xは、本実施形態に係る半嵌合検知構造を示し、符号Aは、本実施形態に係る燃料電池を示し、符号Bは、本実施形態に係るコネクタを示している。 ここで、以下、説明の便宜上、図1等におけるx軸方向を前後方向、y軸方向を積層方向又は左右方向、z軸方向を高さ方向と、それぞれ称することとする。 また、x軸方向において、矢印が示す方向を接続方向と称することとする。 <構成> 以下、図1~図4を用いて、半嵌合検知構造Xの構成について説明する。 なお、燃料電池Aにおける各セルの電圧測定に用いられるコネクタB(図3等参照)は、各セルCを挟持するターミナル(図示せず)を収納する樹脂製のハウジングB1と、ハウジングB1の後面から延びる電線B2(図6等参照)と、を有している。 図1に示すように、半嵌合検知構造Xは、燃料電池Aに取付けられる嵌合補助部材1を備えている。 なお、図1(a)は、前方側から見た嵌合補助部材1の斜視図を示し、図1(b)は、後方側から見た嵌合補助部材1の斜視図を示している。 嵌合補助部材1は、コネクタBが挿通される貫通口hが設けられた本体部11と、本体部11の両端に設けられた取付部12と、を有している。 また、嵌合補助部材1は、燃料電池Aに取付けることでスタックSと接触するため、樹脂素材等の絶縁材料で形成されている。 本体部11は、積層方向に沿って延びる略板状体であり、貫通口hの上縁及び下縁から前方に向かって突設され、上縁及び下縁の略全長に亘って延びる、一対の壁部w1、w2が設けられている。 なお、貫通口hは、積層方向に沿って延び、スタックSの積層方向の幅と略同一の長さに構成された、略長方形の孔である。 各取付部12は、それぞれ板状体であり、後述する各エンドプレートEに設けられた位置決めピンt1(図5参照)が挿通される位置決め孔T1と、エンドプレートEに設けられた貫入孔t2(図5参照)と連通する連通孔T2が設けられている。 また、嵌合補助部材1は、貫通口hの内周面に設けられ、前後方向に沿って延びる複数のキー突起qと、貫通口hの内周面において、各キー突起qに対向して設けられ、前後方向に延びるレール部rと、を有している。 キー突起qは、貫通口hの内周下面から壁部w1の前端まで延びて設けられた、一対の突条jである。 なお、各キー突起qは、ハウジングB1に設けられたキー溝p(図示せず)に対応して嵌合することで、対応するレール部rと共に、コネクタBの接続方向への安定した摺動を確保する。 各レール部rは、貫通口hの内周上面から壁部w2の前端まで延びて設けられ、正面視で下方に開口した略コ字状の構成体である。 また、各レール部rは、各キー突起qに対応するように、積層方向に一定の間隔を空けて整列して設けられている。 図2及び図3に示すように、半嵌合検知構造Xは、スタックSに嵌合されるコネクタBの抜けを防止する抜け防止機構2と、コネクタBにおけるスタックSへの嵌合状態を検知する検知手段3と、を備えている。 なお、図2は、コネクタBにおけるハウジングB1に設けられる、抜け防止機構2の構成及び検知手段3の構成の分解斜視図、図2(b)は、貫通口hの内部を示す拡大斜視図である。 また、図3は、後述する導通体Nを示す拡大斜視図である。 抜け防止機構2は、コネクタ側係合部21と、貫通口hの内周面に設けられ、コネクタ側係合部21と係合可能なスタック側係合部22と、コネクタ側係合部21が形成され、後述する第二バネ部W2に取付けられる係合部形成体23と、指掛け部24と、を有している。 コネクタ側係合部21は、図2に示すように、後述する係合部形成体23の上面に設けられた突起である。 また、コネクタ側係合部21には、接続方向に向かうに伴って、漸次下降していく傾斜面が設けられている。 スタック側係合部22は、図2(b)に示すように、各レール部rの内周上面に形成された、貫通孔である。 係合部形成体23は、前後方向に延び、正面視で下方に開口する略コ字状を呈する構成体であり、後述する第二バネ部W2を覆って設けられる。 指掛け部24は、係合部形成体23の後端に形成され、作業者の指を引掛けることで、第二バネ部W2を撓ませるための構成体である。 検知手段3は、貫通口hの内周面に露出する検知基板31と、検知基板31と電気的に接続され、外部機器が接続される接続端子32と、コネクタBに設けられ、検知基板31と接触可能に構成された導通体Nと、を有している。 検知基板31は、各レール部rの内周上面に、左右方向に間隔を空けて一対設けられている。 接続端子32は、貫通口hの上方に配置され、各検知基板31からの検知信号を検知する検知コネクタ(図示)が挿入され、電気的に接続される端子である。 なお、各検知コネクタには、さらに、作業者が検知信号の有無を視認可能なモニタ等の外部機器が接続される。 導通体Nは、特に図3に示すように、コネクタBに取付けられる支持部Wと、支持部Wから延設され、撓み変形可能な左右一対の細長状の弾性接触片Kと、を含んでいる。 支持部Wは、接続方向に向かって湾曲した板バネによって構成されることで、互いに対向する第一バネ部W1及び第二バネ部W2と、これらを連結する略U字状の連結部W3と、を含んでいる。 第一バネ部W1は、第一バネ部W1には、矢じり状に形成された第一矢じり部W1aと、同様に矢じり状に形成された第二矢じり部W1bと、ランス状に形成されたランス部W1cと、を含む。 第一矢じり部W1a及び第二矢じり部W1bは、左右方向に凸となるように形成されている。第二矢じり部W1bは、第一矢じり部W1aに対して後方に配置されている。ランス部W1cは、下向きに飛び出すように形成されている。 第一バネ部W1は、これらの構成を利用して、ハウジングB1に取付けられる。 第二バネ部W2は、矢じり状に形成された第一矢じり部W2aと、同様に矢じり状に形成された第二矢じり部W2bと、ランス状に形成されたランス部W2cと、を含む。 第一矢じり部W2a及び第二矢じり部W2bは、左右方向に凸となるように形成されている。第二矢じり部W2bは、第一矢じり部W2aに対して後方に配置されている。ランス部W2cは、左右側方に一対配置され、下向きに飛び出すように形成されている。 第二バネ部W2は、これらの構成を利用して、係合部形成体23に取付けられる。 各弾性接触片Kは、第一バネ部W1から延設され、基端から先端に向かうに伴って、コネクタBから離間するように延びる第一構成体K1と、第一構成体K1から延設され、山なり形状に湾曲する第二構成体K2と、第二構成体K2から延設され、コネクタBに向かって延びる第三構成体K3と、を含んでいる。 第三構成体K3は、その先端側が山なり形状に湾曲して形成されている。 図4(a)は、導通体N、係合部形成体23(コネクタ側係合部21)を、コネクタBに取付けた状態を示す斜視図、図4(b-1)は、(a)におけるPP線断面図、図4(b-2)は、(a)におけるQQ線断面図、図4(c)は、(a)について後方から見た拡大斜視図を示している。 ここで、図4に示すように、ハウジングB1及び係合部形成体23には、導通体Nを取付けるための構造が設けられている。 詳述すれば、図4(b-1)、(b-2)に示すように、ハウジングB1には、第一矢じり部W1a及び第二矢じり部W1bを受け入れる矢じり受け部B1aと、ランス部W1cを受け入れるランス受け部B1bと、が設けられている。 矢じり受け部B1aは、第二バネ部W2の左右方向幅と略同じ幅を持つ略角括弧状に形成され、ハウジングB1の上面において、上方に向けて、かつ、前後方向に渡って設けられている。 ランス受け部B1bは、ハウジングB1の上面から突設された凸状部の前方側の段差部分である。 第一矢じり部W1aは、矢じり受け部B1aに沿うように設けられ、第二矢じり部W1bは、矢じり受け部B1aに食い込むように設けられている。 ランス部W1cは、その先端がランス受け部B1bに突き当たるように設けられている。 なお、係合部形成体23における矢じり受け部(図示せず)やランス受け部(図示せず)は、ハウジングB1における矢じり受け部B1aやランス受け部B1bと略同様の構成でもって、第二バネ部W2を支持するため、図示やその説明を省略する。 また、図4(c)に示すように、上記各構成をコネクタBに取付けた状態において、第三構成体K3の頂部が、ハウジングB1の上面と接している。 そして、ハウジングB1の上面には、接続方向に沿って延び、第三構成体K3の先端側を摺動支持する溝部Lが設けられている。 なお、以下、ハウジングB1の上面(溝部L)と接する第三構成体K3の頂部を、支持点p1(図8等参照)と称する。 この他、ハウジングB1には、その左右側縁部から上方に立設された立設部B1cや、各B1cに懸架されるように設けられた保護部B1dが設けられている。 保護部B1dは、第二構成体K2の頂部(後述する押圧点p2)を覆って設けられる。 <使用方法>