JP-2026077124-A - 下部支持体および建設機械
Abstract
【課題】本開示は、ターレット内への液体の侵入を効果的に抑制できる建設機械の下部支持体を提供することを課題とする。 【解決手段】本開示の一態様に係る下部支持体は、下部支持体は、建設機械の上部旋回体を旋回自在に搭載する下部支持体であって、上部旋回体を回転可能に支持するターレットと、このターレットの内部に配置され、開口状態を閉塞する蓋部とを備える。 【選択図】図4
Inventors
- 木村 勇揮
- 吉本 貴裕
- 安和 薫広
Assignees
- コベルコ建機株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (7)
- 建設機械の上部旋回体を旋回自在に搭載する下部支持体であって、 上部旋回体を回転可能に支持するターレットと、 このターレットの内部に配置され、開口状態を閉塞する蓋部と を備える下部支持体。
- 樋をさらに備える請求項1に記載の下部支持体。
- 上記樋が、上記ターレットの径方向に配置される第1樋と、上記ターレットの内周面に沿って配置される第2樋との少なくとも一方を含む請求項2に記載の下部支持体。
- 上記蓋部が堰または溝を有する請求項1に記載の下部支持体。
- 上記蓋部が、平面視で扇状の複数の板部材で形成されている請求項1に記載の下部支持体。
- 上記蓋部が、中心から外縁部に向かって下方に傾斜している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の下部支持体。
- 請求項1に記載の下部支持体と、 上記下部支持体に旋回自在に搭載されている上部旋回体と を備える建設機械。
Description
本開示は、下部支持体および建設機械に関する。 起伏部材を備えるクレーンなどの建設機械には、上記起伏部材を旋回することができるように構成されているものがある。このような建設機械は、上記起伏部材を有する上部旋回体と、この上部旋回体を旋回可能に搭載する下部支持体とを有している(特開2000-143160号公報)。 特開2000-143160号公報 図1は、本開示の一実施形態である下部支持体が備えるターレットを示す模式的平面図である。図2は、上記下部支持体が備える蓋部を示す模式的平面図である。図3は、堰を有する蓋部を示す模式的平面図である。図4は、上記下部支持体が備える樋を示す模式的平面図である。図5は、図4のA-A断面図である。図6は、蓋部の板部材が上記樋に配置される状態を示す模式的拡大側面図である。図7は、図3とは異なる堰を有する蓋部を示す模式的平面図である。 [本開示の実施態様の説明] 最初に本開示の実施態様を列記して説明する。 (1)本開示の一態様に係る下部支持体は、建設機械の上部旋回体を旋回自在に搭載する下部支持体であって、上部旋回体を回転可能に支持するターレットと、このターレットの内部に配置され、開口状態を閉塞する蓋部とを備える。 当該下部支持体はターレットの内部に配置される蓋部を備え、この蓋部が上記ターレットの開口状態を閉塞するため、上記ターレット内への液体の侵入を効果的に抑制できる。 (2)上記(1)において、当該下部支持体が、樋をさらに備えてもよい。当該下部支持体が樋を有することで、上記液体を所望する箇所に容易に誘導することができる。 (3)上記(2)において、上記樋が、上記ターレットの径方向に配置される第1樋と、上記ターレットの内周面に沿って配置される第2樋との少なくとも一方を含んでもよい。当該下部支持体が上記第1樋と上記第2樋との少なくとも一方を備えることで、上記液体を上記蓋部の外縁部に容易に誘導することができる。 (4)上記(1)から上記(3)のいずれかにおいて、上記蓋部が堰または溝を有してもよい。上記蓋部が堰または溝を有することで、上記蓋部上の上記液体を所望する箇所に容易に誘導することができる。 (5)上記(1)から上記(4)のいずれかにおいて、上記蓋部が、平面視で扇状の複数の板部材で形成されてもよい。上記蓋部が扇状の複数の板部材で形成されることで、上記ターレット内部への上記蓋部の配置および取り外しが容易に行える。 (6)上記(1)から上記(5)のいずれかにおいて、上記蓋部が、中心から外縁部に向かって下方に傾斜してもよい。上記蓋部を中心から外縁部に向かって下方に傾斜させることで、上記液体を上記外縁部に容易に誘導することができる。 (7)本開示の一態様に係る建設機械は、上記(1)から上記(6)のいずれかの下部支持体と、当該下部支持体に旋回自在に搭載されている上部旋回体とを備える。 当該建設機械は、当該下部支持体を備えるため、上記ターレット内への液体の侵入を抑制でき、上記ターレット、上記ターレットを載置しているターレットベースあるいはフレームなどの腐食を抑制できる。 [本開示を実施するための形態の詳細] 以下、本開示の一実施形態に係る建設機械について図面を参照しつつ説明する。なお、各図は、説明用の図であって、各構成(各部材)の形状、縮尺等は、実際のものと異なることがある。なお、以下の説明で、「上下」とはターレットの軸方向を意味する。 <建設機械> 当該建設機械としては、下部支持体と、この下部支持体上に旋回自在に搭載される上部旋回体と有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば上部旋回体が起伏部材(ブーム、ジブなど)を有するクレーン、アタッチメントを有するショベルなどであってもよい。上記クレーンとしては、特に限定されるものではなく、例えばクローラを備えるクローラクレーン、タイヤを備えるホイールクレーン(ラフテレーンクレーンなど)、走行体のない固定式クレーン(クライミングクレーンなど)、港湾で用いられるガントリクレーン、水上で使用されるフローティングクレーンなどが挙げられる。 〔下部支持体〕 当該下部支持体は、図1および図2で示すように、上記上部旋回体を回転可能に支持するターレット1と、このターレット1の内部に配置され、開口状態を閉塞する蓋部2とを備える。つまり、蓋部2は、略円筒状のターレット1内の貫通を閉塞するように配置される。 当該下部支持体は、ターレット1の開口状態を閉塞する蓋部2を備えるため、ターレット1内に液体が侵入することを抑制でき、ひいてはターレット1の内部、ターレット1を載置しているターレットベースあるいはフレームなどが上記液体によって腐食することを抑制できる。また、液体が内部に侵入することを抑制できるため、ターレット1内、あるいは上記ターレットベース内のスペースを、部材などを保管する資材置き場などとして有効活用することができる。上記液体としては、例えば、雨水、上記上部旋回体で使用される油脂類などであり、水上で使用されるフローティングクレーンであれば、海水、河川水などの水も含む。 (ターレット) ターレット1は、当該下部支持体のフレームに配置され、あるいはフローティングクレーンなどであれば台船に固定されたターレットベース上に配置される。ターレット1は、上部に配置される旋回ギヤ、旋回ベアリングなどを介して上記上部旋回体を支持してもよい。本実施形態のターレット1は、筒部11と、筒部11の上部に配置される棒状の2本の補強部12とを有する。2本の補強部12は径方向で直交するように配置されている。 (蓋部) 蓋部2は、ターレット1に脱着可能であることが好ましい。蓋部2は、略円形の一枚の板部材で形成されてもよいが、平面視で略扇状の複数の板部材で形成されていることが好ましい。すなわち、蓋部2は分割可能に構成されていることが好ましい。蓋部2が分割可能であることで、ターレット1内に配置および取り外すことの容易性を向上できる。本実施形態の蓋部2は、4つの略扇状の板部材21で構成されているが、上記板部材の数(上記蓋部の分割数)は、特に限定されるものではなく、2つであってもよく、3つであってもよく、5つ以上であってもよい。蓋部2をターレット1内に配置する手段としては、特に限定されるものではなく、補強部12上に載置してもよいし、補強部を有しないターレットであれば、内周面に蓋部2の外縁部を保持する保持具を設けてもよい。 蓋部2は、中心から外縁部に向かって下方に傾斜しているとよい。すなわち、蓋部2の上面は略円錐面状をなしているとよい。蓋部2を略円錐状にしてターレット1内に配置することで上記液体を上記外縁部に誘導することができる。 蓋部2は、図3で示すように、堰22を有してもよい。堰22は、蓋部2(板部材21)の上面から突出するように配置される部材であって、上記液体の流れる方向を制御する。堰22はターレット1の径方向に配置されてもよい。蓋部2がターレット1の径方向に向く堰22を有することで上記液体を上記外縁部に誘導することができる。蓋部は、堰22に換えて、または堰22と共に上記液体の流れる方向を制御する溝(不図示)が形成されてもよい。 (樋) 当該下部支持体は、樋をさらに備えるとよい。上記樋は、図4で示すように、ターレット1の径方向に配置される第1樋31と、ターレット1の内周面に沿って配置される第2樋32との少なくとも一方を含むとよい。本実施形態では、ターレット1の中心から内周面に向かって4つの第1樋31が等角度間隔で配置されている。第1樋31および第2樋32は補強部12に載置されてもよい。第2樋32と上記内周面との間に間隙が形成される場合は、上記間隙にコーキング処理などを施すとよい。第1樋31は、第2樋32に上記液体を誘導するように、外側の端部(ターレット1の内周面側の端部)が第2樋32上に配置されるとよい。 第1樋31は、ターレット1の中心から内周面に向かって下方に傾斜するように配置されるとよい。具体的には、例えば、図5で示すように、補強部12の交点に台座4を配置し、この台座4上に第1樋31の内側の端部(ターレット1の中心側の端部)を載置し、上記外側の端部を第2樋32上に配置するとよい。このようにすることで、第1樋31上の上記液体を第2樋32に容易に誘導することができる。 各板部材21は、第1樋31間に架け渡されるように配置されるとよい。板部材21は、図6で示すように、側縁部211に下面の法線方向に突出する突出部212を有するとよい。突出部212の内面と第1樋31の壁部311の内面とが当接するように板部材21を配置することで板部材21を第1樋31間に架け渡すように容易に配置することができ、かつ板部材21を第1樋31間で固定することができる。また、略円錐状の蓋部2を容易に形成できる。この場合、図7で示すように、第1樋31に上記液体を誘導するように堰23(または上記溝)を第1樋31に向けて配置してもよい。 第2樋32の任意の箇所に孔(不図示)を設け、この孔に管部材(不図示)を連結して上記管部材からターレット1外、上記ターレットベース外または上記フレーム外に上記液体を排出するとよい。 <蓋部の取り付け方法> 蓋部2の取り付け方法は、ターレット1の補強部12の交差点に台座4を配置する工程と、ターレット1の補強部12に第2樋32を配置する工程と、配置した台座4と第2樋32との上に第1樋31を配置する工程と、板部材21を第1樋31間に架け渡す工程とをこの順に有する。 上記架け渡す工程では、4つの板部材21を重ねて第1樋31間に架け渡し、ターレット1の中心で回転させるように板部材21を移動させながら上方の3つの板部材21を隣接する第1樋31間に順次架け渡してもよい。 <蓋部の取り外し方法> 蓋部2の取り外し方法は、板部材21を第1樋31から離脱させる工程を有する。最初に離脱させた板部材21を隣接する板部材21上に重ね、重ねた板部材21を移動させながら順次離脱させてもよい。第1樋31、第2樋32および台座4をターレット1から離脱する工程を有してもよい。 [その他の実施形態] 上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。 上記第1樋は、上記蓋部上に配置してもよい。上記記第2樋に換えて、上記蓋部(板部材)の外縁部を上方に屈曲させてもよい。 本開示の下部支持体は、ターレット内に液体が侵入することを抑制できるため、建設機械などに好適に用いることができる。