JP-2026077126-A - 車両構造
Abstract
【課題】センサ装置の揺動を抑制しつつ、外力を受けた際にセンサ支持部材における車体構造部材側へ外部荷重を伝達し易くする。 【解決手段】車両構造1は、車外環境を検出するセンサ装置を支持するセンサ支持部材2を備える。センサ支持部材2は、車両外方に膨出するベース膨出部31を有し、車両の車体構造部材20に固定されるベース部3と、ベース膨出部31に連続するようにベース部3に対して上下方向の一方の側へ張り出す張り出し膨出部4と、を備える。張り出し膨出部4は、センサ装置を支持するセンサ支持部41を有する。 【選択図】図3
Inventors
- 河原 駿也
- 有満 海志
Assignees
- スズキ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (9)
- 車外環境を検出するセンサ装置を支持し、上下方向に延びるセンサ支持部材を備える、車両構造であって、 前記センサ支持部材は、 車両外方に膨出するベース膨出部を有し、車両の車体構造部材に固定されるベース部と、 前記ベース膨出部に連続するように前記ベース部に対して上下方向の一方の側へ張り出す張り出し膨出部と、 を備え、 前記張り出し膨出部は、前記センサ装置を支持するセンサ支持部を有する、ことを特徴とする車両構造。
- 前記センサ支持部は、前記張り出し膨出部のうちの車両外方を臨む縦壁から車両外方に突出し、前記センサ装置を支持する突出部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
- 前記ベース膨出部及び前記張り出し膨出部は、前記ベース部の基準面から車両外方に膨出する膨出部を形成し、 前記膨出部のうちの車両外方を臨む縦壁は、前記ベース部側の第1部分と、該第1部分に対して車両外方にオフセットした位置に配置されている前記センサ支持部側の第2部分と、を有し、 前記膨出部は、前記第1部分と前記第2部分とを車両内外方向に接続する接続壁を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の車両構造。
- 前記張り出し膨出部のうちの車両外方を臨む縦壁は、前記一方の側から上下方向の他方の側へ向かうに従って幅が増大する拡幅部を有する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両構造。
- 前記ベース部は、上下方向の他方の側の端部に前記車体構造部材に固定される上下側車体固定部を有し、 前記ベース膨出部のうちの車両外方を臨む縦壁は、前記一方の側から前記他方の側へ向かうに従って幅が縮小する狭幅部と、前記狭幅部から前記他方の側へ向かって上下方向に延びる延伸部と、を有し、 前記延伸部は、前記上下側車体固定部に対して上下方向に直交する幅方向にオフセットした位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両構造。
- 前記ベース膨出部は、当該ベース膨出部を車両内外方向に貫通する開口部を有する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両構造。
- 前記ベース部は、前記ベース膨出部に対して上下方向に直交する幅方向の外側に前記車体構造部材に固定される外側車体固定部を有し、 前記外側車体固定部は、車両内方に突出し車両外側から前記車体構造部材に当接する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両構造。
- 前記ベース部は、上下方向の他方の側の端部に前記車体構造部材に固定される上下側車体固定部を有し、 前記ベース膨出部は、上下方向について前記ベース部の前記他方の側の端部まで延びる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両構造。
- 前記車両構造は、前記センサ支持部材の車両外側に配置され、車両外側の意匠面を構成する外装パネルをさらに備え、 前記外装パネルは、前記突出部の外周面と隣接して配置される隣接部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の車両構造。
Description
本発明は、車両の前部、後部又は側部にセンサを配置するための構造を含む車両構造に関する。 自動車等の車両の前部や後部には、車外環境を検出するセンサ装置が設けられている。センサ装置としては、ミリ波帯域の電磁波を検出波として用いるミリ波レーダ、音波を検出波として用いる音波センサ(超音波センサ/ソナー)、カメラ(撮像装置)等がある。 センサ装置を車両の車体構造部材に支持させるための構造を有する従来の車両構造の一例として、特許文献1に開示された構造が知られている。特許文献1に開示された構造は、センサ装置を保持するセンサブラケットを前後方向に沿って後退可能に保持する第1吸収機構と、センサブラケットを揺動可能に保持する第2吸収機構と、を備える。この構造によれば、センサ装置の近傍に車両前方から外部荷重が加わったとき、第2吸収機構によるセンサブラケットの後方への揺動によって、外部荷重による衝撃エネルギーが吸収されてセンサ装置が保護される。 特開2021-148607号公報 本発明の一実施形態に係る車両構造が適用される車両の前部の斜視図である。第2外装パネルが取り外された状態の車両の前部の斜視図である。センサ支持部材及び車体構造部材の分解斜視図である。車両後方から見たセンサ支持部材及び車体構造部材の斜視図である。センサ支持部材の正面図である。図4のA-A線におけるセンサ支持部材及び車体構造部材の断面図である。図4のB-B線におけるセンサ支持部材及び車体構造部材の斜視断面図である。図5の領域Cの拡大図である。枠部の外側に取り付けられた第2外装パネルの隣接部の斜視図である。 以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図面において、矢印Fr方向は、車両前後方向における車両前方を示す。矢印L方向は、車両を後方から前方に向かって見た状態での、車両の車幅方向の左方を示し、矢印R方向は、車両を後方から前方に向かって見た状態での、車両の車幅方向の右方を示す。矢印U方向は、車両上下方向(以下、上下方向という。)における車両上方を示す。以下の説明における「前」及び「後」は車両前後方向における前及び後にそれぞれ対応し、「上」及び「下」は車両上下方向における上及び下にそれぞれ対応する。「左」及び「右」は、車両後方から車両前方に向かって見た状態での、車幅方向における左及び右にそれぞれ対応する。 図1から図4に示されるように、本実施形態に係る車両構造1は、自動車等の車両の前部、後部又は側部に配置され、車外環境を検出するセンサ装置S(図5及び図7参照。)を支持するセンサ支持部材2を備える。本実施形態において、車両構造1は車両の前部に適用され、センサ支持部材2は車両の前部に配置される。図1は、車両前方から見た車両の前部の斜視図である。図2は、車両前方から見た、第2外装パネル12(後述)が取り外された車両の前部の斜視図である。図3は、車両前方から見たセンサ支持部材2及び車体構造部材20の分解斜視図である。図4は、車両後方から見たセンサ支持部材2及び車体構造部材20の斜視図であり、サイドメンバ25L,25R(後述)の図示は省略されている。なお、車両の前部とは、車両前方を臨む車幅方向中央部のみでなく、後述する第1外装パネル11の側部111,111のような、前方斜め側方を臨む車幅方向両側の側端部も含む。 車両の前部には、車両外側の意匠面を構成する外装部材10と、鋼板等が用いられ車両の骨格を構成する高剛性の部材である車体構造部材20と、が設けられている。センサ支持部材2は、センサ装置Sを車体構造部材20に対して意図した位置に配置するための部材である。センサ支持部材2は、外装部材10の車両内側(後側)に隣接して配置されて外装部材10に連結されるとともに、車体構造部材20に固定され支持される。センサ装置Sは、例えば、ミリ波帯域の電磁波を検出波として用いるミリ波レーダであり、検出波を送信(照射)及び受信(検出)する。外装部材10の第2外装パネル12には、検出波が通過可能である検出波通過領域12aが設けられている。 センサ装置Sは、音波を検出波として用いる音波センサ(超音波センサ/ソナー)、又は可視光帯域の電磁波や赤外線帯域の電磁波を検出波として用いるカメラ(撮像装置)等であってもよく、この場合、検出波通過領域12aは、貫通孔(開口)を有していてもよい。検出波は、太陽光であるか、又はセンサ装置Sとは別に設けられる検出波送信装置から送信されてもよく、この場合、センサ装置Sは検出波を送信しなくてもよい。 外装部材10は、バンパパネルであり、車両上下方向及び車幅方向に延びる。本実施形態において、外装部材10は、第1外装パネル11、第2外装パネル12、及び第3外装パネル13を有し、3つの外装パネル11,12,13は互いに連結されている。第1外装パネル11は、サイドパネルとも呼ばれ、車両の前部の意匠面のうち、主に車幅方向の両側部の意匠面を構成する。第2外装パネル12は、アッパパネルとも呼ばれ、車両の前部の意匠面のうち、車幅方向中央部の上部の意匠面を構成する。第3外装パネル13は、車両前後方向に貫通する複数の通気孔を有するグリルであり、第2外装パネル12の下方に配置され、車両の前部の意匠面のうち、車幅方向中央部の下部の意匠面を構成する。 車体構造部材20は、外装部材10に対して車両後側に配置され、外装部材10及びセンサ支持部材2を後側から支持する。図3に示されるように、本実施形態において、車体構造部材20は、第1クロスメンバ21、第2クロスメンバ22、左右一対の柱メンバ24L,24R、及び左右一対のサイドメンバ25L,25R等を有する。第1及び第2クロスメンバ21,22は、車幅方向にそれぞれ延び、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。左右の柱メンバ24L,24Rは、上下方向にそれぞれ延び、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。第1及び第2クロスメンバ21,22のそれぞれの車幅方向の両端部は、左右の柱メンバ24L,24Rに接合されている。第1クロスメンバ21は、左右の柱メンバ24L,24Rの上端間に配置される。第1クロスメンバ21は、不図示のフードパネルの開閉をロックするフードロック機構が設けられる場合、フードロックメンバとも呼ばれる。第2クロスメンバ22は、第1クロスメンバ21の下方に配置されている。左右のサイドメンバ25L,25Rは、左右の柱メンバ24L,24Rにそれぞれ接合され、車両後方に延びる。 図5は、車両前方(車両外方)から見たセンサ支持部材2の正面図である。図6は、図4のA-A線におけるセンサ支持部材2及び車体構造部材20の断面図であり、図7は、図4のB-B線におけるセンサ支持部材2及び車体構造部材20の斜視断面図である。図6及び図7は、センサ支持部材2が車体構造部材20に固定された状態を示している。図6において、図3に示されている第3クロスメンバ23及びサイドメンバ25Rは省略されている。 図5及び図6に示されるように、センサ支持部材2は、上下方向及び幅方向に延び車両の車体構造部材20に固定されるベース部3と、ベース部3に対して下側へ張り出す張り出し膨出部4と、を備える。幅方向は、上下方向及び車両前後方向の両方と直交する方向であり、車幅方向と一致する。センサ支持部材2は、例えば樹脂製射出成形品であり、ベース部3及び張り出し膨出部4は、一体的に形成されている。 図5に示されるように、センサ支持部材2は、概ね車両前方を臨むように配置され、車両前後方向の一方から見た平面視において概ねT字状である。ベース部3は、前記平面視において幅方向に長い概ね四角形であり、張り出し膨出部4は、ベース部3の幅方向中央部の下端から下方に張り出している。また、図6に示されるように、幅方向の一方から見た側面視において、ベース部3は、その下端から車両上方へ延びた後に車両後方へ屈曲する概ね逆L字状である。ベース部3は、後述する上側車体固定部33及び外側車体固定部34において、車体構造部材20の一部である第1クロスメンバ21及び第2クロスメンバ22に固定される。張り出し膨出部4は、ベース部3を介して第1クロスメンバ21及び第2クロスメンバ22から前方下方に吊り下げられている。 ベース部3は、上下方向に延び車両前方(車両外方)に膨出するベース膨出部31と、ベース膨出部31の幅方向両側の一対の側部32,32と、を有する。ベース膨出部31は、ベース部3の幅方向中央部に設けられ、ベース部3の下端から上方へ延びる。一対の側部32,32は、ベース膨出部31の幅方向両側端から幅方向外方にそれぞれ延びる。なお、車両外方とは、センサ支持部材2の車両内側からセンサ支持部材2の車両外側へ向かう方向であり、本実施形態では車両前方である。 具体的には、ベース膨出部31は、上下方向及び幅方向に延び車両前方を臨む縦壁31aと、縦壁31aの幅方向両側のそれぞれの側縁に沿って上下方向に延びる一対の側壁31bと、を有する。各側壁31bは、縦壁31aの側縁から車両後方に突出し、縦壁31aを側部32に接続する。図示する例において、各側部32は、ベース膨出部31と幅方向に隣接する部分に、上下方向に延び平坦な平坦部32aを有する。ベース膨出部31は、平坦部32aから連続して車両前方に膨出し、縦壁31aは、平坦部32aに対して車両前方にオフセットした位置に配置されている。 張り出し膨出部4は、ベース膨出部31に連続するようにベース部3に対して下側へ張り出すとともに、ベース部3に対して車両外方に膨出している。具体的には、張り出し膨出部4は、ベース膨出部31の下端から連続して下方へ延び、ベース部3の下端に対して下方に張り出している。図示する例において、張り出し膨出部4は、車両前方から見た平面視において概ね四角形である。 具体的には、張り出し膨出部4は、上下方向及び幅方向に延び車両前方を臨む縦壁4aと、縦壁4aの幅方向両側のそれぞれの側縁に沿って上下方向に延びる一対の側壁4bと、を有する。各側壁4bは、縦壁4aの側縁から車両後方に突出している。縦壁4aは、縦壁31aの下端から連続して下方に延び、平坦部32aに対して車両前方にオフセットした位置に配置されている。側壁4bは、側壁31bの下端から連続して下方に延びている。このように、ベース膨出部31及びおよび張り出し膨出部4は、ベース部3の基準面3sから車両前方(車両外方)に膨出する膨出部5を形成している。基準面3sは、ベース膨出部31に幅方向に隣接する部分のうちの車両前方(車両外方)を臨む面であり、本実施形態では、図6において仮想線R1に沿って上下方向に延びる平坦部32aの前面である。 膨出部5のうちの張り出し膨出部4は、センサ装置Sを支持するセンサ支持部41を有する。本実施形態において、センサ支持部41は、複数のセンサ固定点Pを有する。センサ装置Sは、車両前方(車両外方)を臨む姿勢でセンサ支持部41に配置され、図示しないブラケットが複数(ここでは3つ)のセンサ固定点Pに固定されることによってセンサ支持部41に取り付けられる。センサ支持部41には、センサ装置Sを車両前方に露出させるセンサ開口が形成され、センサ装置Sは、センサ開口を介して第2外装パネル12の検出波通過領域12aと車両前後方向に対向する。 本実施形態によれば、センサ支持部材2には、車両前方に膨出する膨出部5(31,4)が設けられているので、車両前後方向についてのセンサ支持部41の剛性が高まり、走行時の振動等によるセンサ装置Sの揺動及び変位を抑制することができる。より具体的には、張り出し膨出部4は、車両前方に膨出し剛性(特に車両前後方向についての剛性)が高められたベース膨出部31から張り出しており、これにより、張り出し膨出部4、ひいてはセンサ支持部41の支持剛性が高められる。このようなセンサ支持部41によって、車体構造