JP-2026077127-A - 車両前部構造
Abstract
【課題】エアガイドの機能を維持しながら、車両と障害物との衝突時に障害物を保護することができる車両前部構造を提供する。 【解決手段】車両上下方向に延びる外装パネルを有する車両前部構造は、ラジエータサポートメンバによって上端部が支持されたラジエータと外装パネルとの間に配置され、ラジエータの外形に沿って延びるエアガイド部を備え、エアガイド部は、車両上下方向に延びて車幅方向に互いに間隔を空けて配置された第1部材110および第2部材120と、車幅方向に延びる第3部材130と、第3部材の下方に配置されて車幅方向に延びる第4部材140とを有し、矩形状の枠部を形成し、第1部材の下端部112および第2部材の下端部は、車幅方向における第4部材の一端部および他端部とそれぞれ連結し、第1部材の上端部および前記第2部材の上端部121は、車幅方向における第3部材の一端部および他端部からそれぞれ分離している。 【選択図】図4
Inventors
- 河原 駿也
- 有満 海志
Assignees
- スズキ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (4)
- 車両の前部において車両上下方向に延び、車両外側の意匠面を構成する外装パネルを有する車両前部構造であって、 ラジエータサポートメンバによって上端部が支持されたラジエータと前記外装パネルとの間に配置され、前記ラジエータの外形に沿って延びるエアガイド部を備え、 前記エアガイド部は、前記車両上下方向に延びて車幅方向に互いに間隔を空けて配置された第1部材および第2部材と、前記車幅方向に延びる第3部材と、前記第3部材の下方に配置されて前記車幅方向に延びる第4部材とを有し、前記第1部材、前記第2部材、前記第3部材および前記第4部材によって、矩形状の枠部を形成し、 前記第1部材の下端部および前記第2部材の下端部は、前記車幅方向における前記第4部材の一端部および他端部とそれぞれ連結し、前記第1部材の上端部および前記第2部材の上端部は、前記車幅方向における前記第3部材の一端部および他端部からそれぞれ分離している、車両前部構造。
- 前記エアガイド部の前記第1部材は、前記ラジエータの車両前側に配置されて前記車幅方向に延びるバンパメンバに対して車両前側に配置され、 前記第1部材は、前記車両前後方向に所定の間隔を空けて前記バンパメンバの前面に対向し、前記バンパメンバの前記前面の形状に対応するように形成された凹部を有し、 前記第1部材の前記上端部は、前記外装パネルの車両後側に配置されて車外環境を検出するセンサ装置を支持するセンサブラケットに対し、係合方向が車両前後方向となるように係合されて固定されている、請求項1に記載の車両前部構造。
- 前記外装パネルは、前記車両前後方向に貫通する複数の通気孔を有し、かつ前記車両上下方向に延びるバンパロアネットを有し、 前記エアガイド部の前記第4部材は、車両後側に突出して前記車幅方向に延びる前記バンパロアネットの下端部によって形成され、 前記第1部材の前記下端部と、前記第4部材の前記一端部とは、前記車両前後方向において互いに重なるように配置されている、請求項2に記載の車両前部構造。
- 前記外装パネルは、前記バンパロアネットの下方において前記車幅方向に延び、車両前側に湾曲して突出するように形成されたロアバンパを有し、 前記第4部材の車両前側の端部は、車両前側に突出する前方突出部を形成し、 前記前方突出部は、前記ロアバンパの上端部に係合して固定される、請求項3に記載の車両前部構造。
Description
本発明は、車両前部構造に関する。 エンジンを備える自動車等の車両の前部には、一般に、エンジンを冷却するクーラント液を冷やすための放熱装置であるラジエータが設けられている。ラジエータは、エンジン内部を通って高温になったクーラント液を、冷却ファンによる送風と走行風によって冷やすように構成されている。走行風を効率的に導くために、例えば、特許文献1には、ラジエータの前方に配置して、走行中の車両においてエアを前方からラジエータへガイドするためのエアガイドが開示されている。特許文献1のエアガイドは、車両が対象物と正面衝突して前側から後側に向かう方向に衝撃力が加わった場合、エアガイドを構成する第1平板状部材および第2平板状部材が第1脆弱部によって外方に座屈し、前後方向にかかる衝撃力を吸収するように構成されている。 特開2013-180742号公報 図1は、本発明の一実施形態に係る車両前部構造を車両右後方から見た斜視図である。図2は、図1に示す車両前部構造をラジエータおよび車体構造部材を省略して車両左後方から見た斜視図である。図3は、図1に示すラジエータおよび車体構造部材を、外装パネルを省略した状態で車両左前方から見た斜視図である。図4は、図2に示すエアガイド部を車両後方から見た後面図である。図5は、図1のA-A線に沿った端面図である。図6は、エアガイド部の第1部材と第4部材の取付部周辺を示す拡大斜視図である。図7は、図6の拡大斜視図から第1部材を省略した状態を示す図である。図8は、図6のB-B線に沿った部分端面図である。 以下、本発明の一実施形態に係る車両前部構造について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両前部構造を車両右後方から見た斜視図である。図2は、図1に示す車両前部構造をラジエータおよび車体構造部材を省略して車両左後方から見た斜視図である。図3は、図1に示すラジエータおよび車体構造部材を、外装パネルを省略した状態で車両左前方から見た斜視図である。なお、以下で参照する各図面において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示し、矢印U方向は車両上下方向における上方を示し、矢印R方向および矢印L方向は、車室内から車両前方を見たときの車幅方向における右方および左方をそれぞれ示す。 図1および図2に示すように、本実施形態における車両前部構造は、例えば自動車等の車両の前面部に設けられる外装パネル1を有する。外装パネル1は、車幅方向および車両上下方向に概ね広がっており、車両外側の意匠面を構成している。外装パネル1の車両後側にはラジエータ2が配置されている。 外装パネル1は、第1外装パネル11と、第2外装パネル12と、第3外装パネル13とを有する。第1~第3外装パネル11,12,13は、不図示の連結点において互いに連結(固定)されている。第1外装パネル11は、サイドパネルとも呼ばれ、車両の前部の意匠面のうち、主に車幅方向の両側部の意匠面を構成する。第1外装パネル11は、車幅方向に互いに間隔を空けて配置される一対の側部11aと、第1外装パネル11の下端部を構成するロアバンパ11bとを有する。一対の側部11aの前面およびロアバンパ11bの前面が、意匠面である。側部11aは、車幅方向外側に向かうにつれて車両後側に傾斜して延びている。ロアバンパ11bは、車両前側に湾曲して突出するように形成され、一対の側部11aの下端に接続されて車幅方向に延びている。 第2外装パネル12は、アッパパネルとも呼ばれ、車両の前部の意匠面のうち、車幅方向中央部の上部の意匠面を構成する。第3外装パネル13は、第2外装パネル12の下方に形成されたバンパ開口を塞ぐ樹脂製のグリルであり、車両の前部の意匠面のうち、車幅方向中央部の下部の意匠面を構成する。第3外装パネル13は、バンパロアネットとも呼ばれ、車両前後方向に第3外装パネル13を貫通する複数の通気口を有している。 車体構造部材5は、車両の骨格を構成する高剛性の部材であり、外装パネル1に対して車両後側に配置される。外装パネル1は車体構造部材5に固定されて支持される。車体構造部材5は、さらに、車外環境を検出するミリ波レーダ等のセンサ装置を外装パネル1の車両後側の所定位置に配置するためのセンサブラケット6を固定して支持する。センサブラケット6は、センサ装置の検知機能に影響を与えないように確実に所定の位置に保持することが要求されるため、剛性の高い部材として構成される。 図3に示すように、本実施形態における車体構造部材5は、第1クロスメンバ51、第2クロスメンバ52、第3クロスメンバ53、第4クロスメンバ54、左右一対の柱メンバ55L,55R、および左右一対のサイドメンバ等を有する。第1~第4クロスメンバ51,52,53,54は、車幅方向にそれぞれ延び、車両上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。左右の柱メンバ55L,55Rは、それぞれ車両上下方向に延び、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。図において、左柱メンバ55Lの下部は図示を省略している。第1~第4クロスメンバ51,52,53,54のそれぞれの車幅方向の両端部は、左右の柱メンバ55L,55Rに接合されている。 第1クロスメンバ51は、左右の柱メンバ55L,55Rの上端間に配置され、フードロックメンバとも呼ばれる。第2クロスメンバ52は、第1クロスメンバ51の下方に配置され、ラジエータサポートメンバとも呼ばれる。第1クロスメンバ51の車幅方向中央部と第2クロスメンバ52の車幅方向中央部は、連結ブラケット57によって互いに連結されている。第3クロスメンバ53は、第2クロスメンバ52の下方に配置され、バンパメンバとも呼ばれる。第3クロスメンバ53は、車両同士の衝突の際のアブソーバの機能を有する高剛性の部材である。第4クロスメンバ54は、左右の柱メンバ55L,55Rの下端間に配置され、ロアクロスメンバとも呼ばれる。 左右のサイドメンバは車両前後方向にそれぞれ延び、車幅方向に互いに間隔を空けて配置される。左右のサイドメンバはエプロンサイドメンバとも呼ばれる。図においては、左右のサイドメンバのうち、右サイドメンバ56Rのみを示し、左サイドメンバは図示を省略している。右サイドメンバ56Rの前端部は右柱メンバ55Rに接合されている。図示は省略するが、左サイドメンバの前端部は左柱メンバ55Lに接合されている。 不図示のエンジンを冷却するラジエータ2は、車両上下方向および車幅方向に延びる矩形状であり、第3クロスメンバ53の車両後側に配置されている。ラジエータ2は、車両後側に不図示の冷却ファンを有する。ラジエータ2の上端部は第2クロスメンバ52に支持され、ラジエータ2の下端部は第4クロスメンバ54に支持されている。 ラジエータ2の車両前側、すなわちラジエータ2と外装パネル1の間には、ラジエータ2の外形に沿って延びるエアガイド部10が配置されている。ラジエータ2とエアガイド部10との間は、不図示のシーリング材によって封止されている。第3クロスメンバ53は、エアガイド部10とラジエータ2の間に延びている。エアガイド部10は、外装パネル1を通過する外気をラジエータ2に導くとともに、エンジン側からラジエータ2の車両前側への熱風の回り込みを防止するように構成されている。以下、エアガイド部10の構成について詳細に説明する。 図4は、図2に示すエアガイド部10を車両後方から見た後面図である。図5は、図1のA-A線に沿った端面図である。エアガイド部10は、車両上下方向に延びて車幅方向に互いに間隔を空けて配置された第1部材110および第2部材120と、車幅方向に延びる第3部材130と、第3部材130の下方に配置されて車幅方向に延びる第4部材140とを有する。エアガイド部10は、第1部材110、第2部材120、第3部材130および第4部材140によって、ラジエータ2の外形に沿った矩形状の枠部を形成する。 第1部材110は、ラジエータ2の車幅方向一端側に配置されて、車両前後方向におけるラジエータ2と外装パネル1との間を塞ぐように構成されている。第1部材110は、車両上下方向に延びる柱状の部材であり、フロントサイドエンドカバーとも呼ばれる。第2部材120は、ラジエータ2の車幅方向他端側に配置されて、車両前後方向におけるラジエータ2と外装パネル1との間を塞ぐように構成されている。第2部材120は、第1部材110と同様に、車両上下方向に延びる柱状の部材であり、フロントエンドサイドカバーとも呼ばれる。図示の実施の形態において、ラジエータ2の車幅方向における右方が車幅方向一端側に相当し、車幅方向における左方が車幅方向他端側に相当する。 第3部材130は、第2クロスメンバ52の下方であってラジエータ2の上端部に対応する位置に配置される細長の部材である。第3部材130は、ラジエータ2の上方からラジエータ2の車両前側に熱風が回り込むことを防止するように構成されており、グリルエアガイドとも呼ばれる。第4部材140は、第4クロスメンバ54の上方であってラジエータ2の下端部に対応する位置に配置される。第4部材140は、第3外装パネル13の下端部によって形成される。第4部材140は、ラジエータ2の下方からラジエータ2の車両前側に熱風が回り込むことを防止するように構成されている。 エアガイド部10において、第1部材110の下端部は、第4部材140の車幅方向における一端部と連結し、第2部材120の下端部は、第4部材の車幅方向における他端部と連結している。また、第1部材110の上端部は、第3部材130の車幅方向における一端部とは連結せずに分離し、第2部材120の上端部は、第3部材130の車幅方向における他端部とは連結せずに分離している。すなわち、図4に示すように、矩形状のエアガイド部10の右下角部LRにおいて、第1部材110と第4部材140とは互いに固定され、左下角部LLにおいて、第2部材120と第4部材140とは互いに固定されている。また、エアガイド部10の右上角部URにおいて、第1部材110と第3部材130とは車幅方向に互いに間隔を空けて配置され、左上角部ULにおいて、第2部材120と第3部材130とは車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。 第1部材110の上端は、第3部材130の下端よりも上方に位置し、エアガイド部10の右上角部URにおいて、第3部材130の車幅方向における一端部の端面は、第1部材110の上端部の車幅方向内側面と、車幅方向に若干の間隔を空けて対向している。第2部材120の上端は、第3部材130の下端よりも上方に位置し、エアガイド部10の左上角部ULにおいて、第3部材130の車幅方向における他端部の端面は、第2部材120の上端部の車幅方向内側面と、車幅方向に若干の間隔を空けて対向している。このように、エアガイド部10は、右下角部LRおよび左下角部LLが連結され、右上角部URおよび左上角部ULが分離した矩形状の枠部として構成される。 第1部材110は、第1取付部110a、第2取付部110b、第3取付部110c、第4取付部110d、および第5取付部110e等を有し、これらの取付部によって外装パネル1およびセンサブラケット6に固定される。第1取付部110aおよび第2取付部110bは、第1部材110において車幅方向に延びる前面部111の上端部に設けられている。第1取付部110aは、第2取付部110bよりも下方かつ車両幅方向内側に配置されている。第3取付部110cは、前面部111において第1取付部110aおよび第2取付部110bより下方に設けられている。第4取付部110dおよび第5取付部110eは、前面部111の下端から車両前側に突出し、前端で下方に折れ曲がる下端部112に設けられている。第4取付部110dと第5取付部110eは車幅方向において互いに間隔を空けて配置されている。