JP-2026077138-A - 給電構造及び複数関節機構
Abstract
【課題】送電側部材に対する受電側部材の相対位置が変化しても、給電効率を維持できる給電構造を提供する。 【解決手段】給電構造1は、送電側部材2と、送電側部材2に連結された送電側コイル6と、送電側部材2に対して回転可能に連結された受電側部材3と、送電側コイル6に対向し受電側部材3に対して回転可能に連結された受電側コイル11と、送電側コイル6に位置決めされた送電側磁性体13と、受電側コイル11に位置決めされ、送電側磁性体13との間で磁気引力が生じる受電側磁性体14と、を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 糸賀 範人
- 小荒田 新一
Assignees
- スタッフ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (5)
- 送電側部材と、 前記送電側部材に連結された送電側コイルと、 前記送電側部材に対して回転可能に連結された受電側部材と、 前記送電側コイルに対向し、前記受電側部材に対して回転可能に連結された受電側コイルと、 前記送電側コイルに対する前記受電側コイルの相対位置を維持する相対位置維持手段と、 を備えた給電構造。
- 前記受電側部材は、前記送電側部材に対して3次元方向に回転可能に連結された、 請求項1に記載の給電構造。
- 前記相対位置維持手段は、 前記送電側コイルに位置決めされた送電側磁性体と、 前記受電側コイルに位置決めされ、前記送電側磁性体との間で磁気引力が生じる受電側磁性体と、を備えた、 請求項1又は2に記載の給電構造。
- 前記相対位置維持手段は、前記受電側コイルに位置決めされ、重力によって前記受電側コイルを水平に維持する錘体である、 請求項1又は2に記載の給電構造。
- 給電構造を少なくとも2箇所に備えた複数関節機構であり、 前記給電構造は、 送電側部材と、 前記送電側部材に連結された送電側コイルと、 前記送電側部材に対して回転可能に連結された受電側部材と、 前記送電側コイルに対向し、前記受電側部材に対して回転可能に連結された受電側コイルと、 前記送電側コイルに対する前記受電側コイルの相対位置を維持する相対位置維持手段と、を備えた、 複数関節機構。
Description
本発明は、電力を送電側コイルから受電側コイルへ非接触で給電する給電構造及び複数関節機構に関する。 従来から電気機器において電力を送電側コイルから受電側コイルへ非接触で給電する給電構造が使用されている。例えば、特許文献1に開示された非接触給電構造1は、送電回路2内に第1送電コイル10と第2送電コイル13とを備え、受電回路3内に、第1送電コイル10に対向する第1受電コイル11と、第2送電コイル13に対向する第2受電コイル12とを備え、第1送電コイル10から第1受電コイル11へ、第2送電コイル13から第2受電コイル12へ、各々非接触で給電することができる。 特開2022-34827号公報 図1は、給電構造の第1実施形態を示す説明図である。図2は、給電構造の第1実施形態を示す説明図である。図3は、給電構造の第2実施形態を示す説明図である。図4は、給電構造の第3実施形態を示す説明図である図5は、複数関節機能の第1実施形態を示す説明図である。図6は、複数関節機能の第2実施形態を示す説明図である。 (給電構造1) 本発明の給電構造1について、図面に基づいて、以下に説明する。図面において、X軸方向は正面図における左右方向であり、Y軸方向はX軸に対して垂直な水平方向であり、Z軸方向はXY平面に垂直な方向である。 図1に示すように、給電構造1は、板状の送電側部材2と、送電側部材2に対して回転可能に連結された受電側部材3とを備える。Z軸方向の支持軸4が送電側部材2の中央付近に固定され、中心点CP1を中心とする円弧形状の腕部材5の中間部が、支持軸4の上端に回転中心線CL1まわりにXY平面方向に回転可能に連結されている。 受電側部材3は、回転中心線CL2まわりに上下方向に回転可能に腕部材5の両端付近に連結されている。受電側部材3の下端部3Bは、中心点CP1を中心とする半球形状の中空体であり、腕部材5は、中心点CP1を中心とする円弧形状である。下端部3Bの外周面の半径が腕部材5の内周面の半径よりも小さく、下端部3Bの中心点と腕部材5の中心点とが中心点CP1で一致することにより、受電側部材3が回転中心線CL2まわりに回転しても腕部材5と干渉しない。なお、回転中心線CL1及びCL2は中心点CP1を通る。 腕部材5が送電側部材2に対して回転中心線CL1まわりに回転可能に連結され、且つ受電側部材3が腕部材5に対して回転中心線CL2まわりに回転可能に連結されていることにより、受電側部材3は送電側部材2に対して3次元方向に回転可能に球面連結されている。このため、給電構造1は、先端を3次元方向に移動させるロボットアーム等として使用可能である。受電側部材3を送電側部材2に対して回転させる機構は、モータ、シリンダ又は歯車機構等、特に限定されない。 送電側部材2の上面に、支持軸4を囲うリング形状の送電側コイル6が固定され、送電側コイル6の両端に送電側配線7が接続されている。送電側コイル6のリング形状の中心点は、回転中心線CL1上に位置する。 受電側部材3の中空部8内に、半球形状の回転体9が回転中心線CL2まわりに回転可能に連結されている。回転体9の外周面の半径は受電側部材3の下端部3Bの半球形状の内周面の半径よりも小さく、回転体9の中心点と下端部3Bの中心点とが中心点CP1で一致することにより、回転体9が回転中心線CL2まわりに回転しても受電側部材3と干渉しない。回転体9と受電側部材3とは、別個独立して回転中心線CL2まわりに回転可能である。 回転体9の内周面に円形状のプレート10が固定され、プレート10の上面にリング形状の受電側コイル11が固定されている。受電側コイル11の両端に受電側配線12が接続されている。受電側コイル11のリング形状の中心点は、回転中心線CL1上に位置する。 送電側コイル6と受電側コイル11とは、互いに平行に離隔対向し、略同一形状のリング形状である。送電側コイル6から受電側コイル11へ電磁誘導の作用により、非接触で電力を給電できる。送電側部材2の上面であって送電側コイル6の内側に、支持軸4を囲むリング形状の送電側磁性体13が固定され、回転体9の内周面であってプレート10の下方に、リング形状の受電側磁性体14が固定されている。送電側磁性体13と受電側磁性体14とは、互いに平行に離隔対向し、例えば同一形状のリング形状である。送電側磁性体13及び受電側磁性体14のリング形状の中心点は、回転中心線CL1上に位置する。なお、受電側磁性体14の形状は、リング形状の他、孔を有しない円盤形状又は多角形等であっても、磁気引力が最大に生じる状態で送電側コイル6に対する受電側コイル11の相対位置を維持できればよい。 送電側磁性体13と受電側磁性体14との間で磁気引力が生じることにより、送電側磁性体13及び受電側磁性体14は、送電側コイル6に対する受電側コイル11の相対位置を維持する相対位置維持手段として機能する。すなわち、送電側部材2に対して受電側部材3を回転させても、送電側磁性体13及び受電側磁性体14により、送電側コイル6と受電側コイル11とが平行に維持され、送電側コイル6と受電側コイル11との距離が維持される。なお、送電側磁性体13及び受電側磁性体14は、永久磁石であっても電力により磁力が生じる磁性体であってもよい。 送電側磁性体13、受電側磁性体14、送電側コイル6及び受電側コイル11以外の送電側部材2及び受電側部材3等の材質は、磁気引力に影響を与えない樹脂又はアルミニウム等の非磁性体であることが好ましい。また、送電側部材2及び受電側部材3は、内部機構を確認できるように、透明な材質又は透光性を有する材質であってもよい。 (給電構造1の効果) 給電構造1は、送電側磁性体13及び受電側磁性体14が相対位置維持手段として機能するため、送電側コイル6に対する受電側コイル11の角度及び距離等の相対位置を維持できる。このため、給電構造1は、非接触で給電効率を維持しながら、送電側配線7から受電側配線12へ給電を行うことができる。 ここで、給電構造1は、図2(a)に示すように、受電側部材3を実線で示す状態から破線で示す状態へ送電側部材2に対して回転中心線CL1まわりに回転させることが可能である。このとき、回転体9、プレート10及び受電側磁性体14とともに受電側コイル11が回転中心線CL1まわりに回転するが、リング形状の送電側コイル6、送電側磁性体13、受電側コイル11及び受電側磁性体14が回転中心線CL1上に位置するため、送電側コイル6に対する受電側コイル11の相対位置は変化しない。 さらに、図2(b)に示すように、受電側部材3を実線で示す状態から破線で示す状態へ送電側部材2に対して回転中心線CL2まわりに回転させた場合、送電側磁性体13と受電側磁性体14との磁気引力により、回転体9は二点鎖線で示すような反時計まわりの回転をすることはないため、回転体9に固定されている受電側磁性体14及び受電側コイル11は回転することはなく受電側部材3に対して時計まわりに相対的に回転する。このため、送電側コイル6に対する受電側コイル11の相対位置が維持される。 上述のように、受電側部材3を送電側部材2に対して回転中心線CL1まわりに回転させた場合及び回転中心線CL2まわりに回転させた場合のいずれにおいても、送電側コイル6に対する受電側コイル11の相対位置が維持される。これにより、受電側部材3を送電側部材2に対して3次元方向に回転させても送電側コイル6に対する受電側コイル11の相対位置が維持され、送電側コイル6から受電側コイル11への給電効率を維持できる。 また、送電側磁性体13及び受電側磁性体14が相対位置維持手段として機能するため、送電側部材2が傾斜して送電側磁性体13が傾斜していても、送電側磁性体13と受電側磁性体14との間で磁気引力が生じることにより、受電側磁性体14も同様に傾斜し、送電側磁性体13と受電側磁性体14との相対位置を維持することができる。 (給電構造の第2実施形態) 送電側磁性体13及び受電側磁性体14が相対位置維持手段として機能する給電構造1について上述したが、図3に示すように、錘体20が相対位置維持手段として機能する給電構造21であってもよい。錘体20は回転体9の内底面に固定されることにより受電側コイル11に位置決めされ、錘体20の重力によって受電側コイル11を水平に維持することができる。このため、錘体20が相対位置維持手段として機能し、送電側コイル6と受電側コイル11の相対位置を維持できる。但し、錘体20が相対位置維持手段として機能するために、送電側コイル6が水平に維持されている必要がある。なお、回転体9の重心を調整できることにより錘体20と同様の効果が生じる手段を採用してもよい。 (給電構造の第3実施形態) また、腕部材5が支持軸4に対して回転し受電側部材3が腕部材5に対して回転することにより、受電側部材3が送電側部材2に対して3次元方向に回転できる給電構造1について上述したが、図4に示すように、送電側部材2が有する半球形状の壁部22に対して球形状の受電側部材3が摺動することにより、受電側部材3が送電側部材2に対して3次元方向に回転できる給電構造24であってもよい。壁部22の半球形状及び受電側部材3の球形状の中心点は中心点CP1で一致する。 また、受電側コイル11が回転中心線CL2まわりに回転可能であることにより送電側コイル6及び受電側コイル11が相対位置維持手段として機能する給電構造1について上述したが、図4に示すように、互いに直交する回転中心線CL2及びCL3まわりに受電側コイル11が回転可能な給電構造24であってもよい。この場合、受電側部材3と回転体9との隙間に設けられた半球形状の外側回転体25が受電側部材3に対して回転中心線CL3まわりに回転可能であるとともに、受電側コイル11を固定する回転体9が外側回転体25に対して回転中心線CL2まわりに回転可能であることにより、受電側コイル11が回転中心線CL2及びCL3まわりに3次元方向に回転可能である。このため、受電側部材3が送電側部材2に対して3次元方向に回転しても、送電側磁性体13及び受電側磁性体14との磁気引力により、受電側コイル11が受電側部材3に対して相対的に3次元方向に逆方向に回転して、送電側磁性体13と受電側磁性体14との相対位置は維持される。なお、受電側コイル11と受電側部材3との連結はユニバーサルジョイント連結の一種である。 (複数関節機構30) 本発明の給電構造を少なくとも2箇所に備えた複数関節機構30について以下に説明する。図5に示すように、複数関節機構30は少なくとも給電構造1(1)及び1(2)の2個の給電構造を備える。 給電構造1(1)は、送電側部材2(1)と、送電側コイルと6と、受電側部材3(1)と、受電側コイル11と、送電側磁性体13と、受電側磁性体14を備える。給電構造1(2)は、送電側部材2(2)と、送電側コイルと6と、受電側部材3(2)と、受電側コイル11と、送電側磁性体13と、受電側磁性体14を備える。受電側部材3(1)及び送電側部材2(2)、又は、受電側部材3(2)及び送電側部材2(3)は1個の部材で連続するが、図面において下半分を受電側部材3(1)又は3(2)とし上半分を送電側部材2(2)又は2(3)として示す。また、受電側部材3(1)等の内部の受電側配線12及び送電側配線7は1本の線体で連続するが、図面において下半分を受電側配線12とし上半分を送電側配線7として示す。 一の給電構造から上に連結する次の給電構造へ向かって延びる受電側配線12は、受電側コイル11から回転中心線CL2近辺を介して次の給電構造へ向かって延びることが好ましい。これにより、受電側部材3(1)が回転しても受電側配線12が伸縮して劣化又は破損することがない。 複数関節機構