JP-2026077143-A - 毛髪処理剤及びその使用方法、退色抑制方法並びにツヤ向上方法
Abstract
【課題】毛髪に対するダメージを抑制しながら、毛髪に対して毛髪有益成分を浸透させることができる毛髪処理剤及びその使用方法、並びに、当該毛髪処理剤を用いた退色抑制方法、及び、ツヤ向上方法を提供する。 【解決手段】毛髪処理剤は、(A)糖と、(B)毛髪有益成分と、を含む。毛髪処理剤の使用方法は、毛髪処理剤を可溶化剤に溶解する溶解工程を備える。退色抑制方法は、毛髪処理剤が溶解された溶液を塗布した毛髪に対して染毛処理を行う染毛工程、及び/又は、毛髪処理剤を含んだ染毛剤を用いて染毛する染毛工程、を備える。ツヤ向上方法は、毛髪処理剤が溶解された溶液を塗布した毛髪に対して染毛処理を行う染毛工程、及び/又は、毛髪処理剤を含んだ染毛剤を用いて染毛する染毛工程、を備える。 【選択図】なし
Inventors
- 田中 宏明
- 藤澤 祐希
- 中島 慎一郎
- 名和 哲兵
- ▲桑▼原 亮子
Assignees
- ホーユー株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (7)
- (A)糖と、 (B)毛髪有益成分と、を含むことを特徴とする毛髪処理剤。
- 前記(A)は、本毛髪処理剤全体を100質量%とした場合に、25質量%以上である請求項1に記載の毛髪処理剤。
- 粉末状及び/又は固形をなす請求項1又は2に記載の毛髪処理剤。
- 前記(B)が、ポリペプチドである請求項3に記載の毛髪処理剤。
- 請求項1に記載の毛髪処理剤を、可溶化剤に溶解する溶解工程を備えることを特徴とする毛髪処理剤の使用方法。
- 染毛における毛髪の退色抑制方法であって、請求項1に記載の毛髪処理剤が溶解された溶液を塗布した毛髪に対して染毛処理を行う染毛工程、及び/又は、請求項1に記載の毛髪処理剤を含んだ染毛剤を用いて染毛する染毛工程、を備えることを特徴とする退色抑制方法。
- 染毛における毛髪のツヤ向上方法であって、請求項1に記載の毛髪処理剤が溶解された溶液を塗布した毛髪に対して染毛処理を行う染毛工程、及び/又は、請求項1に記載の毛髪処理剤を含んだ染毛剤を用いて染毛する染毛工程、を備えることを特徴とするツヤ向上方法。
Description
本発明は、毛髪処理剤及びその使用方法、退色抑制方法並びにツヤ向上方法に関する。更に詳しくは、糖を含んだ毛髪処理剤及びその使用方法、退色抑制方法並びにツヤ向上方法に関する。 近年、毛髪へのダメージを抑制する目的で前処理が多く行われる。前処理には、補修成分を毛髪に作用させ、それによって補修効果を得ようとするものがあり、このようなダメージ補修については、下記特許文献1が知られている。 特開2010-241833号公報 以下、本発明について詳しく説明する。 尚、別途に明記しない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味し、「X~Y」の表記は「X以上且つY以下」を意味する。 また、一部の化合物の名称に関して、日本化粧品工業連合会成分表示名称リストに準じた名称、又は、INCI(INCI:International Nomenclature of Cosmetic Ingredient:化粧品原料国際命名法)に準じた名称を用いる。 更に、一部の化合物の名称に関して、ポリオキシアルキレン鎖について、ポリオキシエチレン鎖を「POE」、ポリオキシプロピレン鎖を「POP」と略記する場合がある。また、これらの略記に続くカッコ内の数字は、各々付加モル数を表す。更に、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又はメタクリル酸を表す。 [1]毛髪処理剤 本発明の毛髪処理剤は、(A)糖と、(B)毛髪有益成分と、を含むことを特徴とする。 (1)A成分 A成分は、糖である。本毛髪処理剤は、A成分を含むことにより、B成分を毛髪に浸透させやすくすることができる。より具体的には、A成分は、毛髪を膨潤させる作用を有する。A成分は、それ自体が、固体状(粉末、顆粒、塊状、成形体、錠剤等)の成分であってもよいし、液体状の成分であってもよい。同様に、A成分は、毛髪処理剤にどのように含まれてもよく、例えば、固体状(粉末、顆粒、塊状、成形体、錠剤等)で含まれてもよいし、液体状(溶媒に溶解された状態等)で含まれてもよい。A成分が、それ自体が固体状である場合、通常、A成分を溶解させた液状物を毛髪に塗布することによって、B成分の浸透を促進することができる。即ち、A成分を溶解させた液状物を毛髪に塗布することによって、毛髪に対してA成分による膨潤作用をより効果的に発揮させることができ、膨潤された毛髪に対するB成分の浸透を促進することができる。 これらのなかでも、A成分は、常温(25℃)において固体状であるものが好ましい。固体状である場合には、液体状である場合に比べて、毛髪処理剤内にA成分を高濃度に配合できるとともに、より優れた製剤安定性を得ることができる。 A成分は、糖であればよく、その種類が限定されず、例えば、単糖、二糖、三糖、四糖、オリゴ糖、多糖、糖アルコール等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。 これらのなかでは、毛髪に対する膨潤作用の観点、更には、毛髪に対する毛髪有益成分の浸透性の観点から、単糖及び/又は糖アルコールが好ましい。 上述のうち、単糖としては、グリセルアルデヒド等の三炭糖;エリトルロース、エリトロース等の四炭糖;ケトトリオース、リブロース、キシルロース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、デオキシリボース等の五炭糖;グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース、ソルボース、アロース、アルトロース、グロース、イドース、タロース、フコース、フクロース、ラムノース、プシコース、タガトース等の六炭糖;マンノヘプツロース、セドヘプツロース等の七炭糖などが挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。 上述のうち、多糖としては、セルロース(結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、デンプン、デキストリン等などが挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。 これらのなかでは、毛髪に対する膨潤作用の観点、更には、毛髪に対する毛髪有益成分の浸透性の観点から、単糖が好ましく、更には、四炭糖、五炭糖、六炭糖が好ましく、更には、六炭糖が好ましい。 上述のうち、糖アルコールとしては、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、トレイトール、イソマルト、アラビニトール、リビトール、イジトール、ガラクチトール、ボレミトール、ペルセイトール、グリセロール、アリトール、タリトール等の単糖アルコール;マルチトール、ラクチトール等の二糖アルコール等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。 これらのなかでは、毛髪に対する膨潤作用の観点、更には、毛髪に対する毛髪有益成分の浸透性の観点から、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトールが好ましく、更には、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、エリスリトールが好ましい。これらのなかでも、ソルビトールは、膨潤作用に優れることに加え、毛髪のまとまりを得るという観点から好ましい。また、マンニトールは、膨潤作用に優れることに加えて、毛髪の指通りを得るという観点から好ましい。 尚、糖アルコールとしては、上述した各糖アルコールの誘導体、これらの塩も利用できる。このうち、糖アルコールの誘導体は、構造変化を伴った糖アルコールを意味し、具体的には、糖アルコールが有する置換基(例えば、ヒドロキシ基)のうちの少なくとも1つが他の置換基に置換された化合物が含まれる。他の置換基としては、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アミノ基及びシアノ基等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。 また、糖アルコール及び/又は糖アルコールの誘導体の塩を構成する陽イオンとしては、Na、K、Li等のアルカリ金属イオンや、アンモニウムイオン(-NH3)等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。 更に、A成分は、1種単独で用いてもよいが、毛髪に対する膨潤作用の観点、更には、毛髪に対する毛髪有益成分の浸透性の観点からは、2種又はそれ以上を併用することが好ましい。具体的には、ソルビトールとマンニトールとの組合せ、ソルビトールとマルチトールとの組合せ、ソルビトールとエリスリトールとの組合せ、マンニトールとマルチトールとの組合せ、マンニトールとエリスリトールとの組合せ、マルチトールとエリスリトールとの組合せ、のうちの少なくとも1種の組合せを含むことが好ましい。 これらのなかでも、特にソルビトールとマンニトールとの組合せを含むことが好ましい。上述の通り、A成分のなかでも、ソルビトール及びマンニトールは、各々を単独で用いても、毛髪に対する膨潤作用に優れ、更に、毛髪有益成分の浸透性においても優れた結果を示す成分であるが、ソルビトールとマンニトールとを組合せて用いた場合には、これらを単独で用いた場合と比較して、より優れた相乗的効果を得ることができる。 また、上述の通り、ソルビトールとマンニトールとを組み合わせて含有する場合、各々の含有量は限定されないが、ソルビトールとマンニトールとの合計量を100質量%とした場合に、マンニトールの含有量は50質量%未満であることが好ましい。50質量%未満であることにより、50質量%以上である場合に比べて、より優れた毛髪膨潤作用、及び、より優れた毛髪有益成分の浸透を得ることができる。 マンニトールの含有量における上限は、更に40質量%以下、更に30質量%以下、更に20質量%以下、更に15質量%以下とすることができる。 一方、マンニトールの含有量における下限は、ソルビトールとマンニトールとの両方を含むことによる相乗的効果の観点からは、0.01質量%以上、更に0.03質量%以上、更に0.05質量%以上、更に0.08質量%以上、更に0.1質量%以上とすることができる。上述の上下限は各々の組合せとすることができる。従って、例えば、0.01質量%以上50質量%未満、更に0.03~40質量%、更に0.05~30質量%、更に0.08~20質量%、更に0.1~15質量%とすることができる。 毛髪処理剤に含まれるA成分の割合が特に限定されないが、毛髪処理剤全体を100質量%とした場合に、A成分の含有量は、10質量%以上であることが好ましい。10質量%以上であることにより、10質量%未満である場合に比べて、より優れた毛髪膨潤作用、及び、より優れた毛髪有益成分の浸透を得ることができる。 A成分の含有量における下限は、更に20質量%以上、更に30質量%以上、更に40質量%以上、更に50質量%以上、更に60質量%以上、更に70質量%以上とすることができる。 一方、A成分の含有量における上限は限定されないが、浸透させる毛髪有益成分を十分に配合するという観点からは、99.9質量%以下、更に99.0質量%以下、更に98質量%以下、更に97質量%以下、更に96質量%以下、更に95質量%以下とすることができる。上述の上下限は各々の組合せとすることができる。従って、例えば、10~99.9質量%、更に20~99.0質量%、更に30~98質量%、更に40~97質量%、更に50~96質量%、更に60~95質量%、更に70~95質量%とすることができる。 毛髪処理剤の適用時におけるA成分の割合は限定されないが、毛髪処理剤全体を100質量%とした場合に、A成分の含有量は、3質量%以上であることが好ましい。3質量%以上であることにより、3質量%未満である場合に比べて、より優れた毛髪膨潤作用、及び、より優れた毛髪有益成分の浸透を得ることができる。 毛髪処理剤の適用時におけるA成分の含有量における下限は、更に6質量%以上、更に12質量%以上、更に15質量%以上、更に18質量%以上、更に21質量%以上、更に24質量%以上とすることができる。 一方、毛髪処理剤の適用時におけるA成分の含有量における上限は限定されないが、浸透させる毛髪有益成分を十分に配合するという観点からは、99.9質量%以下、更に99.0質量%以下、更に90質量%以下、更に80質量%以下、更に70質量%以下、更に60質量%以下とすることができる。上述の上下限は各々の組合せとすることができる。従って、例えば、3~99.9質量%、更に6~99.0質量%、更に12~90質量%、更に15~90質量%、更に18~80質量%、更に21~70質量%、更に24~60質量%とすることができる。 (2)B成分 B成分は、毛髪有益成分である。本毛髪処理剤は、A成分によって膨潤された毛髪に対して、B成分を効果的に浸透させることができる。B成分は、それ自体が、固体状(粉末、顆粒、塊状、成形体、錠剤等)の成分であってもよいし、液体状の成分であってもよい。同様に、B成分は、毛髪処理剤にどのように含まれてもよく、例えば、固体状(粉末、顆粒、塊状、成形体、錠剤等)で含まれてもよいし、液体状(溶媒に溶解された状態等)で含まれてもよい。B成分が、それ自体が固体状である場合、通常、A成分を溶解させた液状物に対して、B成分を溶解させた組成物を毛髪に塗布することによって、B成分の浸透を促進することができる。即ち、A成分及びB成分を含んだ液状物を毛髪に塗布することによって、毛髪に対してA成分による膨潤作用をより効果的に発揮させることができ、膨潤された毛髪に対するB成分の浸透を促進することができる。 これらのなかでも、B成分は、常温(25℃)において固体状であるものが好ましい。 B成分は、毛髪に対して、必要とされる何等かの有益な作用を及ぼす成分であればよく、その種類が限定されないが、B成分としては、毛髪補修成分(毛髪を補修する成分)、退色抑制成分(退色を抑制する成分)等が挙げ