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JP-2026077146-A - スパークプラグ

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Abstract

【課題】外からの力に対する中心電極の抵抗を大きくできるスパークプラグを提供する。 【解決手段】スパークプラグは、先端から後端側へ向かって延びる軸孔が設けられた絶縁体と、軸孔に配置され絶縁体の先端から一部が突き出た中心電極と、絶縁体の外周に配置された主体金具と、主体金具に接続され中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極と、絶縁体の内周に中心電極の後端側の外周面を固着するセメントと、を備える。セメントはAl 2 O 3 、CaO及びFe 2 O 3 を含み、セメントに占めるAl 2 O 3 の割合は39wt%以上であり、セメントに占めるAl 2 O 3 の割合をCaOの割合で除した比は1.0以上1.3以下である。 【選択図】図1

Inventors

  • 平手 将太
  • 藤村 研悟
  • 鬼海 高明
  • 木村 彩

Assignees

  • 日本特殊陶業株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (2)

  1. 先端から後端側へ向かって延びる軸孔が設けられた絶縁体と、 前記軸孔に配置され前記先端から一部が突き出た中心電極と、 前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、 前記主体金具に接続され前記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極と、 前記絶縁体の内周に前記中心電極の後端側の外周面を固着するセメントと、を備えるスパークプラグであって、 前記セメントはAl 2 O 3 、CaO及びFe 2 O 3 を含み、 前記セメントに占めるAl 2 O 3 の割合は39wt%以上であり、 前記セメントに占めるAl 2 O 3 の割合をCaOの割合で除した比は1.0以上1.3以下であるスパークプラグ。
  2. 前記比は1.0以上1.2以下である請求項1記載のスパークプラグ。

Description

本発明は中心電極をセメントで絶縁体に固着したスパークプラグに関する。 中心電極の外周面をセメントで絶縁体の内周に固着したスパークプラグは特許文献1に開示されている。 特公平7-7696号公報 一実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。スパークプラグの一部を拡大した部分断面図である。 以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は一実施の形態におけるスパークプラグ10の軸線Xを境にして外形図と全断面図とを組み合わせた片側断面図である。図1の紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図2においても同じ)。スパークプラグ10は絶縁体11、中心電極20、主体金具34及び接地電極35を備えている。 絶縁体11は、軸線Xに沿って延びる軸孔14が設けられた円筒状の部材であり、高温下の絶縁性や機械的特性に優れるアルミナ等のセラミック製である。軸孔14は、絶縁体11の先端12から後端13までつながっており、絶縁体11の先端12に開口する第1部15と、第1部15の後端に隣接する第2部16と、を含む。第2部16は絶縁体11の後端13に開口し、第2部16の直径は第1部15の直径よりも大きい。絶縁体11は第2部16の後端13付近にめねじが設けられている。 絶縁体11の軸孔14内の先端側に中心電極20が配置されている。中心電極20は棒状の導体であり、熱伝導性に優れる芯材が母材に埋設されている。母材の材料は、Niを主体とする合金またはNiからなる金属が例示される。芯材の材料は銅または銅を主成分とする合金が例示される。芯材は省略できる。 中心電極20は、軸部21と、軸部21の後端に隣接する頭部22と、を含む。頭部22は軸部21よりも太い。軸部21は軸孔14の第1部15の中に配置され、頭部22は軸孔14の第2部16の中に配置されている。第2部16の中に配置された頭部22は第1部15に進入できないため、中心電極20の先端側への移動が制限される。 軸部21の一部は絶縁体11の先端12から突き出ている。軸部21の先端にPt、Ir、Ru等の貴金属を含むチップを設けても良いし、チップを省いても良い。 中心電極20の頭部22の後端に連絡部23が接合されている。連絡部23は、軸孔14の第2部16の長さよりも短い棒状の導体であり、第2部16の中に配置されている。連絡部23と頭部22との間の接合の形態に制限はない。接合の形態は、ねじ、圧入などの機械的接合や溶接、圧接などの冶金的接合が例示される。 中心電極20の頭部22及び連絡部23の先端付近と第2部16(絶縁体11の内周)との隙間にセメント25が充填され、連絡部23と第2部16との隙間にシール材26が充填されている。シール材26はセメント25の後端に隣接している。セメント25は中心電極20の頭部22を絶縁体11に固着する。シール材26は、連絡部23と絶縁体11の内周との間からのガス漏れを防ぐ部材である。シール材26の体積は、セメント25の体積よりも大きい。 シール材26は、鉱物や人工の無機物からなる粉末が例示される。粉末は滑石が含まれているものが好ましい。滑石は硬度が低く、連絡部23と絶縁体11の間に充填されると押しつぶされて鱗片状に砕かれるため、粉末からなるシール材26を稠密にできるからである。 図2はスパークプラグ10の一部(頭部22の付近)を拡大した部分断面図である。セメント25は、絶縁体11の内周に中心電極20の後端側(頭部22)の外周面24を固着する。セメント25の材料はアルミナセメントである。アルミナセメントは短時間で凝固する速硬性があり、凝固後は耐熱性に優れる耐火物であるため、中心電極20を絶縁体11に固着するのに好適である。 図1に戻って説明する。絶縁体11の第2部16の後端側に端子金具30が配置されている。端子金具30は点火装置(図示せず)が接続される金属製の部材である。端子金具30の材料は低炭素鋼が例示される。端子金具30は、棒状の端子31と、端子31の周囲に出ている鍔32と、端子31と同軸に鍔32から端子31の反対側に突き出た有底筒状の接続部33と、を含む。 接続部33の外周にねじ(おねじ)が設けられており、おねじは絶縁体11の第2部16に設けられためねじに嵌る。鍔32の差渡しは第2部16の直径よりも大きいため、絶縁体11の後端13に鍔32を突き当て、接続部33のおねじを絶縁体11のめねじに締め付け、接続部33を絶縁体11に結合する。セメント等の無機接着剤を使って接続部33のおねじと絶縁体11のめねじとの間を接着すると、ねじの緩みを低減できるため好ましい。 絶縁体11に配置された端子金具30の接続部33の内周面と連絡部23の後端側の外周面とが接し、連絡部23が接合された中心電極20と端子金具30との間が電気的に接続される。接続部33の底と連絡部23の後端との間に隙間があるため、中心電極20及び連絡部23の熱膨張による伸びを許容する。 主体金具34は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具34は絶縁体11の外周に配置されている。接地電極35は、主体金具34に接続された棒状の導体である。接地電極35と中心電極20との間に火花ギャップ36が形成される。中心電極20の軸部21の先端と接地電極35との間に火花ギャップ36が設けられているが、これに限られるものではない。中心電極20の軸部21の側面と接地電極35との間に火花ギャップ36を設けても良い。主体金具34に接地電極35を複数接続しても良い。 スパークプラグ10は例えば以下のような方法によって製造される。まず連絡部23が接続された中心電極20を絶縁体11の後端13から軸孔14に挿入する。次にセメント25の凝固前の粉末に水を加えて練ったセメントペーストを軸孔14に入れ、突棒(図示せず)で突き固めて中心電極20の頭部22の周囲にセメントペーストを充填する。湿潤状態かつ一定温度のもとで養生し、セメント25が凝固した後、シール材26の粉末を軸孔14に入れ、突棒で突き固めて連絡部23の周囲に粉末を充填する。 次に端子金具30の接続部33に連絡部23を接触させ、絶縁体11の後端13に端子金具30を取り付ける。次いで接地電極35が接続された主体金具34を絶縁体11の外周に組み付けた後、接地電極35を屈曲し、接地電極35と中心電極20との間に火花ギャップ36を設定してスパークプラグ10を得る。 セメント25はAl2O3、CaO及びFe2O3を含む。セメント25はさらにSiO2を含む。セメント25はFeO、MgO、TiO2、Mn2O3を含んでも良い。セメント25の化学分析はJIS R2522:1995に規定された方法に準じて行われる。 セメント25に占めるAl2O3の割合は39wt%以上である。セメント25に占めるAl2O3の割合をCaOの割合で除した比Rは1.0以上1.3以下であり、比Rは1.0以上1.2以下がより好ましい。これは比Rを適切な値に設定することで、セメント25の固着力を大きくするためである。 セメント25に占めるFe2O3の割合は11wt%以上が好ましく、13wt%以上がより好ましい。水和によってセメント25に生成するアルミン酸カルシウムと共に、4CaO・Al2O3・Fe2O3や2CaO・Fe2O3等の鉄酸塩の結晶が存在することにより、セメント25の固着力を大きくできるからである。 絶縁体11に中心電極20を固着するセメント25の力が大きくなると、外からの力に対する中心電極20の抵抗が大きくなる。絶縁体11に固着された中心電極20が後端側に変位しにくくなるため、中心電極20が後端側へ変位することによる火花ギャップ36の拡大を低減できる。これにより火花ギャップ36に放電を発生させる要求電圧の上昇を防ぐことができる。