JP-2026077156-A - 時計
Abstract
【課題】ムーブメントをケースに固定する部品を不要にできて部品点数を削減できる時計を提供すること。 【解決手段】時計は、筒状のケース胴と、輪列を構成する歯車を回転自在に支持するベース部とが一体で形成されているものである。ケース胴とベース部とが一体に形成されているため、ムーブメントをケースに固定する部品を不要にできる。 【選択図】図8
Inventors
- 山本 康太
- 向山 恵一
Assignees
- セイコーエプソン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (9)
- 筒状のケース胴と、輪列を構成する歯車を回転自在に支持するベース部とが一体で形成される時計。
- 請求項1に記載の時計において、 前記ベース部は、前記歯車を回転自在に支持する支持部と、前記支持部および前記ケース胴を接続するビーム部とを備える時計。
- 請求項1に記載の時計において、 前記ベース部は、 前記ケース胴の内周面から離れた位置に設けられた第1の節部と、 前記第1の節部と前記ケース胴とを接続する第1のビーム部と、 前記ケース胴の内周面から離れた位置に設けられた第2の節部と、 前記第1の節部と前記ケース胴とを接続する第2のビーム部と、 を備え、 前記第1のビーム部と前記第2のビーム部とは、前記ケース胴の同じ位置からV字状に延在する時計。
- 請求項1に記載の時計において、 前記ケース胴の表面側の開口を塞ぐカバーガラスを備え、 前記カバーガラスは、パッキンを介して前記ケース胴に固定される時計。
- 請求項1に記載の時計において、 りゅうずを備え、 前記ケース胴は、径方向に貫通する貫通孔を有し、 前記貫通孔に前記りゅうずの軸が直接挿入される時計。
- 請求項5に記載の時計において、 前記りゅうずの軸と、前記貫通孔との間に配置されるパッキンを備え、 前記パッキンは、りゅうずの軸方向に間隔を空けて複数配置される時計。
- 請求項5に記載の時計において、 前記ベース部は、前記りゅうずの軸と接続する巻真の先端を保持する保持穴を備える時計。
- 請求項1に記載の時計において、 前記ベース部と共に前記歯車を回転自在に支持する裏物押さえを備え、 前記裏物押さえは、 前記ベース部に固定される第1固定部と、 前記ケース胴の内周に沿った位置で前記ケース胴に固定される第2固定部と、 前記歯車を回転自在に支持する第1支持部と、 前記第1固定部、前記第2固定部および前記第1支持部を接続する接続ビーム部と、を備える時計。
- 請求項8に記載の時計において、 前記ベース部は、 前記歯車を回転自在に支持する支持部と、 前記裏物押さえの前記第1固定部が固定される被固定部と、を備え、 前記被固定部には2本以上のビーム部が接続され、 前記ビーム部は、前記ケース胴、前記支持部または他の前記被固定部のいずれかに連結されている時計。
Description
本開示は、時計に関する。 特許文献1には、ムーブメント内部の部品を視認可能なスケルトンタイプの時計が開示されている。この時計では、外装ケースの胴の内周面に沿って文字板受リングと、保持リングとが配置され、これらの各リングによって機械式ムーブメントが保持されている。 特開2024-070074号公報 第1実施形態の時計を示す正面図である。第1実施形態の時計を示す背面図である。第1実施形態の時計の要部を示す断面図である。第1実施形態の時計を示す斜視図である。第1実施形態の時計の要部を示す斜視図である。第1実施形態のケース胴、裏物押さえ、二番受、アンクル受、一番受、てんぷ受を示す分解斜視図である。第1実施形態の裏物押さえを取り外した時計を示す正面図である。第1実施形態のケース本体の正面側を示す斜視図である。第1実施形態のケース本体の背面側を示す斜視図である。第1実施形態のケース本体を示す正面図である。第1実施形態のケース本体を示す背面図である。第1実施形態のケース本体を示す左側面図である。第1実施形態のケース本体を示す右側面図である。第1実施形態のケース本体を示す平面図である。第1実施形態のケース本体を示す底面図である。第1実施形態の裏物押さえを示す正面図である。第1実施形態の二番受を示す背面図である。第1実施形態の一番受を示す背面図である。第1実施形態のてんぷ受を示す背面図である。第2実施形態の時計の要部を示す斜視図である。第2実施形態のてんぷ受を示す背面図である。 [第1実施形態] 以下、第1実施形態に係る時計1を図面に基づいて説明する。 図1は時計1を示す正面図であり、図2は時計1の背面図であり、図3は時計1のりゅうず7の取付部分を示す断面図であり、図4は時計1の正面側を示す斜視図であり、図5は時計1の裏蓋12を取り外した状態の背面側を示す斜視図である。 時計1は、ゼンマイを動力とする機械式時計であり、外装ケース2と、時針3と、分針4と、小秒針5と、パワーリザーブ針6と、りゅうず7とを備える。 外装ケース2は、図3に示すように、ケース本体10と、カバーガラス11と、裏蓋12とを備える。 カバーガラス11は、パッキン111を介してケース本体10に取り付けられている。 裏蓋12は、円環状の裏蓋リング121と、裏蓋リング121内にパッキン123を介して取り付けられた裏蓋ガラス122とを備え、いわゆるシースルーバックの構造となっており、裏蓋ガラス122を介してムーブメント部品を視認可能としている。裏蓋リング121は、図2に示すように、4本のねじ124でケース本体10に取り付けられている。裏蓋リング121とケース本体10との間には、図3に示すように、水密性を確保するためのOリング125が介在されている。なお、裏蓋12のケース本体10への取付構造は、ねじ124を用いたものに限定されず、スクリューバック式に裏蓋リング121をケース本体10にねじ込んで取り付けてもよいし、裏蓋リング121をケース本体10にはめ込んで取り付けてもよい。 ケース本体10は、図1から図5に示すように、ケース胴15と、かん16と、ベース部40とが一体に形成されている。 ケース胴15は、略円環状に形成されている。ケース胴15の外周面には、時計1の12時側と6時側とに、バンドが取り付けられるかん16がそれぞれ一体に形成されている。ケース胴15の3時側には、図3に示すように、りゅうず7の軸171が直接挿入される貫通孔151が形成されている。貫通孔151は、ケース胴15を径方向に貫通して形成されている。りゅうず7の軸171には、軸方向に間隔を空けて2本の溝が形成され、各溝にはリング状のパッキン172がそれぞれ取り付けられている。また、ケース胴15の裏蓋12側の裏面152には、図5に示すように、ねじ124が螺合されるねじ孔153が形成されている。 ケース胴15の外周面には、外周面の円周方向に沿って連続する溝154が形成されている。この溝154によって、ケース胴15の一部をガラス縁と見せることができ、ケース胴15のデザイン性を向上できる。 ケース胴15の内周面には、後述する裏物押さえ50を固定するための被固定部401~404が内周側に突出して形成されている。これらの被固定部401~404には、雌ねじが形成されている。 ケース本体10内には機械式ムーブメント20が設けられる。機械式ムーブメント20は、ゼンマイの駆動力を伝達して時針3、分針4、小秒針5を駆動する表示輪列と、ゼンマイの巻上げおよび巻戻しに連動してパワーリザーブ針6を駆動するパワーリザーブ輪列と、表示輪列を調速する調速脱進機構とを備える。機械式ムーブメント20の各構成部品は、図6に示すように、ベース部40と、ベース部40のカバーガラス11側つまり時計1の表面側に固定される裏物押さえ50と、ベース部40の裏蓋12側つまり時計1の裏面側に固定される二番受60、アンクル受70、一番受80、てんぷ受90とによって支持されている。 表示輪列は、図1、2および図4~7にも示すように、香箱車201、二番車202、三番車203、四番車204、秒車205を備える。なお、図7は、裏物押さえ50を外した状態の時計1の正面図である。 二番車202の軸には筒かな206が装着され、筒かな206の回転は日の裏車207を介して筒車208に伝達される。筒車208には時針3が装着され、筒かな206には分針4が装着され、秒車205には小秒針5が装着されている。 調速脱進機構は、がんぎ車211、アンクル212、てんぷ213などを備えて表示輪列を調速する一般的な調速脱進機構である。 パワーリザーブ輪列は、ゼンマイの巻き上げに連動する第2太陽車220と、ゼンマイの巻き戻しに連動する遊星伝え車221と、その他の図示しない遊星歯車等を備えて太陽車に取り付けられたパワーリザーブ針6を駆動する一般的なものである。 機械式ムーブメント20には、りゅうず7の操作を、ゼンマイの巻き上げ操作と、時針3、分針4の修正操作とに切り換える切換機構と、ゼンマイを巻き上げる巻き上げ輪列とを有する。切換機構は、規制レバー30、巻真31、おしどり32、小鉄レバー33、かんぬき34、裏押さえ35、小鉄車、つづみ車36、きち車37等を備える一般的なものである。巻き上げ輪列は、巻真31に取り付けられたきち車37に噛み合う丸穴車と、この丸穴車に連動する3つの中間車38と、角穴車39と、角穴車39の回転を一方向に規制するこはぜ391とを備える。 ベース部40は、一般的な時計における地板と同様に、機械式ムーブメント20の構成部品が取り付けられる部分である。裏物押さえ50は、ベース部40のカバーガラス11側に取り付けられる。ベース部40および裏物押さえ50によって、ベース部40よりもカバーガラス11側に配置される部品が取り付けられている。例えば、表示輪列の筒かな206、日の裏車207、筒車208、パワーリザーブ輪列の第2太陽車220、切換機構のおしどり32、小鉄レバー33、かんぬき34、裏押さえ35等は、ベース部40と裏物押さえ50との間に支持されている。 ベース部40と二番受60との間には、規制レバー30、巻真31、きち車37、つづみ車36等が配置されている。ベース部40および二番受60と、一番受80との間には、香箱車201、二番車202、三番車203、四番車204、がんぎ車211等が配置されている。ベース部40とアンクル受70との間には、アンクル212が配置されている。ベース部40とてんぷ受90との間には、てんぷ213が配置されている。 次に、ケース本体10のベース部40の構成について、図8~図15をも参照して説明する。 ベース部40は、ケース胴15の内周面から離れた内側に設けられた被固定部405~407、被固定部411~418、支持部421~428、431、432、保持部435、突起部441~443、挿入部444と、第1ビーム部45と、第2ビーム部46、46Aとを備える。 第2ビーム部46は、被固定部405~407、411~418や支持部421~428、431、432、保持部435、突起部441~443、挿入部444を互いに連結する梁部分である。第2ビーム部46Aは、被固定部406および支持部426を連結する円環状の梁部分と、被固定部414および挿入部444を連結する円環状の梁部分である。 第1ビーム部45は、第2ビーム部46、46Aで互いに連結された被固定部405~407、411~418や支持部421~428、431、432、保持部435、突起部441~443、挿入部444をケース胴15に連結する梁部分である。被固定部405~407、411~418、支持部421~428、431、432、保持部435、突起部441~443、挿入部444を節部と総称すると、第1ビーム部45は、ケース胴15の内周面から離れた位置に設けられた節部と、ケース胴15とを連結するものとも言える。本実施形態では、第1ビーム部45は、ケース胴15の内周面の平面中心に対して略11.5時位置に設けられた被固定部401と支持部427とを結ぶ第1ビーム部45、ケース胴15の内周面の略1時位置と支持部426とを結ぶ第1ビーム部45、ケース胴15の内周面の略2.5時位置に設けられた被固定部403と被固定部406および保持部435とを結ぶ2本の第1ビーム部45、ケース胴15の内周面の略4時位置と保持部435および被固定部418とを結ぶ2本の第1ビーム部45、ケース胴15の内周面の略5時位置に設けられた被固定部404と被固定部413とを結ぶ第1ビーム部45、ケース胴15の内周面の略6.5時位置と突起部441および第2ビーム部46Aとを結ぶ2本の第1ビーム部45、ケース胴15の内周面の略10時位置と被固定部415および被固定部405とを結ぶ2本の第1ビーム部45を備える。このため、ケース胴15の内周面において、略7時位置から略10時位置には第1ビーム部45は設けられておらず、比較的大きな開口が確保されている。開口は、ケース胴15の内周面と、異なる位置から延びる2本の第1ビーム部45と、ケース胴15の内周面から離れた位置に設けられた1または複数の節部とで囲まれる領域である。 ケース胴15の内周面の同じ位置から2本の第1ビーム部45がV字状に延在することによって、第1ビーム部45がケース胴15の内周面に接続する箇所を少なくすることができ、開口をさらに大きくすることができる。ケース胴15の内周面の略10時位置において、被固定部415は第1の節部、被固定部405は第2の節部、ケース胴15の内周面の略10時位置と被固定部415とを結ぶ第1ビーム部45は第1のビーム部、ケース胴15の内周面の略10時位置と被固定部405とを結ぶ第1ビーム部45は第2のビーム部の一例である。ケース胴15の内周面の略2.5時位置、略4時位置、略6.5時位置においても同様に、ケース胴15の内周面の同じ位置から2本の第1ビーム部がV字状に延在する。 また、ケース胴15の内周面の同じ位置からV字状に延びる2本の第1ビーム部45が接続される被固定部間などに第2ビーム部46等が設けられて三角形状に構成されるため、強度を向上できる。 被固定部406、407には雌ねじが形成され、この雌ねじに裏物押さえ50を介してねじ56を螺合することで裏物押さえ50がベース部40に固定されている。また、被固定部405には雌ねじが形成されたネジピンが配置される貫通孔が形成され、ネジピンに裏物押さえ50を介してねじ56が螺合されている。 被固定部411~418、支持部421~428、431、432、保持部435、突起部441~443、挿入部444もケース胴15の内周面から離れた位置、つまりケース胴15の内側に設けられている