JP-2026077165-A - 液体吐出ヘッドのメンテナンス方法及び液体吐出装置
Abstract
【課題】ノズル面の残インクを低減して、混色や吐出不安定を抑制した液体吐出ヘッドのメンテナンス方法及び液体吐出装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ノズル面20aに開口し第1の液体を吐出する第1のノズル21と、第1のノズル21に連通する第1の圧力室と、供給された駆動信号に応じて第1の圧力室内の第1の液体に圧力変動が生じるように駆動される第1の駆動素子と、を有する第1の吐出部を複数備える液体吐出ヘッドのメンテナンス方法であって、液面500を前記第1のノズル21の開口外側に押し出す動作を実施し、押し出された前記液面500が前記第1のノズル21内に引き込まれた後、前記第1のノズル21内の前記第1の液体を吐出する吐出パルスを複数含む第1の駆動信号を前記第1の駆動素子に供給する。 【選択図】図16
Inventors
- 土橋 亮介
Assignees
- セイコーエプソン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (12)
- ノズル面に開口し第1の液体を吐出する第1のノズルと、第1のノズルに連通する第1の圧力室と、供給された駆動信号に応じて第1の圧力室内の第1の液体に圧力変動が生じるように駆動される第1の駆動素子と、を有する第1の吐出部を複数備える液体吐出ヘッドのメンテナンス方法であって、 液面を前記第1のノズルの開口外側に押し出す動作を実施し、 押し出された前記液面が前記第1のノズル内に引き込まれた後、前記第1のノズル内の前記第1の液体を吐出する吐出パルスを複数含む第1の駆動信号を前記第1の駆動素子に供給する、 ことを特徴とする液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記第1のノズルの開口外側に押し出された前記第1の液体は、前記ノズル面の前記第1のノズルの開口周りに濡れ拡がる、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記押し出す動作は、前記第1のノズル内の前記第1の液体が吐出されることなく、前記第1のノズル内の前記第1の液体の前記液面が前記第1のノズルの開口外側に押し出される程度に、前記第1の圧力室の容積を収縮させる収縮要素を含む第2の駆動信号を前記第1の駆動素子に供給する、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記吐出パルスは、前記第1の圧力室の容積を収縮させて前記第1のノズルから液滴を吐出させる吐出要素を含み、 前記収縮要素の電位変化率は、前記吐出要素の電位変化率以下、前記吐出要素の電位差以下である、 ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記第2の駆動信号は、前記収縮要素の後に、前記第1の圧力室の容積を膨張させる膨張要素を含み、 前記収縮要素の電位変化率よりも、前記膨張要素の電位変化率の方が小さい、 ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記押し出す動作の前に、前記ノズル面をワイパーによってワイピングするワイピング動作を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記押し出す動作の前に、前記第1のノズルから前記第1の液体を吸引する吸引クリーニング動作、又は、前記第1の圧力室よりも上流を加圧して前記第1のノズルから前記第1の液体を排出させる加圧クリーニング動作を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記押し出す動作は、前記圧力室よりも上流側の液体を加圧する加圧手段により行われる、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記押し出す動作は、前記加圧手段によって前記第1の圧力室よりも上流を加圧して前記第1のノズルから前記第1の液体を排出させる加圧クリーニング動作を行う圧力よりも低い圧力で加圧する、 ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記液体吐出ヘッドは、さらに、前記第1の液体とは色が異なる第2の液体を吐出する第2のノズルと、前記第2のノズルに連通する第2の圧力室と、供給された駆動信号に応じて前記第2の圧力室内の前記第2の液体に圧力変動が生じるように駆動される第2の駆動素子と、を有する第2の吐出部を複数備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- 前記ノズル面の前記第1のノズルの開口外側に押し出された前記液面が前記第1のノズル内に引き込まれた後から、前記第1のノズル内の前記第1の液体を吐出する前記吐出パルスを複数含む前記駆動信号を前記第1の駆動素子に供給するまでの間は、前記第1の圧力室内の前記第1の液体の圧力変動をさせない、 ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドのメンテナンス方法。
- ノズル面に開口し第1の液体を吐出する第1のノズルと、第1のノズルに連通する第1の圧力室と、供給された駆動信号に応じて第1の圧力室内の第1の液体に圧力変動が生じるように駆動される第1の駆動素子と、を有する第1の吐出部を複数備える液体吐出ヘッドと、 前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、 を具備し、 前記制御部は、 液面を前記第1のノズルの開口外側に押し出す動作の制御を実施し、 押し出された前記液面が前記第1のノズル内に引き込まれた後、前記第1のノズル内の前記第1の液体を吐出する吐出パルスを複数含む駆動信号を前記第1の駆動素子に供給する、 ことを特徴とする液体吐出装置。
Description
本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドのメンテナンス方法及び液体吐出ヘッドを具備する液体吐出装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドのメンテナンス方法及びインクジェット式記録装置に関する。 インクジェット式プリンター等のインクジェット式記録装置に代表される液体吐出装置は、カートリッジやタンク等に貯留されたインクなどの液体をノズルから液滴として吐出可能な液体吐出ヘッドを具備する。 液体吐出ヘッドは、流路内の気泡やゴミなどの異物をインクと共にノズルから吸引する吸引クリーニング、又は、上流側から流路内の液体を加圧することでノズルから異物をインクと共に排出する加圧クリーニングなどのメンテナンス動作を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。 特開2008-62429号公報 実施形態1に係る液体吐出装置の概略構成を示す図である。実施形態1に係るメンテナンス部の概略構成を示す図である。実施形態1に係るキャッピング部の概略構成を示す図である。実施形態1に係るキャッピング部の要部断面図である。実施形態1に係るワイピング部の概略構成を示す図である。実施形態1に係るワイピング部の概略構成を示す図である。実施形態1に係るヘッドユニットの分解斜視図である。実施形態1に係る液体吐出ヘッドの平面図である。実施形態1に係る液体吐出ヘッドの断面図である。実施形態1に係るヘッドチップの断面図である。実施形態1に係る液体吐出装置の電気的構成を示すブロック図である。実施形態1に係る制御部の機能実現部を示すブロック図である。実施形態1に係る第1の共通駆動信号の駆動波形である。実施形態1に係る第2の共通駆動信号の駆動波形である。実施形態1に係るメンテナンス動作を説明する要部断面図である。実施形態1に係るメンテナンス動作を説明する要部断面図である。実施形態1に係るメンテナンス動作を説明する要部断面図である。 以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本発明の一態様を示すものであって、本発明の範囲内で任意に変更可能である。各図において同じ符号を付したものは、同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。また、各図においてX、Y、Zは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向をX方向、Y方向、及びZ方向とする。各図の矢印が向かう方向を正(+)方向、矢印の反対方向を負(-)方向として説明する。また、Z方向は、鉛直方向を示し、+Z方向は鉛直下向き、-Z方向は鉛直上向きを示す。さらに、正方向及び負方向を限定しない3つの空間軸の方向については、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向として説明する。 (実施形態1) 図1は、本発明の実施形態1に係る液体吐出装置1の概略構成を示す図である。図2は、ヘッドユニット2とメンテナンス部8との概略構成を示す図である。図3は、液体吐出ヘッドHとキャッピング部8aとの概略構成を示す図である。図4は、キャッピング部8aの要部断面図である。図5は、ワイピング部8bの離間位置を示す図である。図6は、ワイピング部8bのワイピング位置を示す図である。図7は、ヘッドユニット2を+Z方向に見た分解斜視図である。 図示するように、液体吐出装置1は、液体吐出ヘッドHを備え、被吐出媒体である媒体SをX軸方向に搬送させながら、液体吐出ヘッドHから媒体Sに向かって+Z方向に液体であるインクを吐出することで印刷動作を行う、所謂、ライン式プリンターである。なお、媒体Sとしては、布の他、記録用紙や樹脂フィルム等の任意の材質を用いることができる。 このような液体吐出装置1は、複数の吐出部を含むヘッドチップHcを有する液体吐出ヘッドHが少なくとも1つ搭載されたヘッドユニット2と、液体貯留部3と、制御部4と、媒体Sを搬送する搬送機構5と、装置本体7と、メンテナンス部8と、を具備する。 ヘッドユニット2は、Y軸方向に沿って延在している。本実施形態では、詳しくは後述するが、ヘッドユニット2は、1個の液体吐出ヘッドHと、液体吐出ヘッドHを支持する支持体9と、を具備する。 支持体9は、金属材料又は樹脂材料で形成された板状部材で構成され、液体吐出ヘッドHが取り付けられる取付孔9aを有する。液体吐出ヘッドHは、+Z方向の端部が取付孔9aに挿入された状態で支持体9に支持される。本実施形態では、支持体9には、1個の液体吐出ヘッドHが支持される。なお、支持体9に支持される液体吐出ヘッドHの数はこれに限定されず、2個以上の液体吐出ヘッドHがY軸方向に並んで配置されてもよい。また、支持体9には、2個以上の液体吐出ヘッドHがY軸方向に並んで配置された列が、X軸方向に複数列設けられてもよい。 液体吐出ヘッドHは、液体貯留部3から供給される液体を液滴として+Z方向に吐出するヘッドチップHcを複数具備する(図5参照)。 液体貯留部3は、ヘッドチップHcから吐出される色や成分が異なる複数種類の液体を個別に貯留する。なお、図1では1個の液体貯留部3を例示している。ちなみに、液体貯留部3は、例えば、液体吐出装置1に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、インクを補充可能なインクタンクなどが挙げられる。液体貯留部3は、複数種類のインクを個別に貯留する分割された部屋を有する液体貯留部3であってもよく、複数種類のインクに応じて個別に設けられた複数の液体貯留部3であってもよい。なお、液体貯留部3は、メインタンクとサブタンクとで分かれていてもよい。サブタンクがヘッドチップHcに接続され、ヘッドチップHcから液滴を吐出することで消費した液体をメインタンクからサブタンクに補充する構成であってもよい。 液体貯留部3には、供給チューブ3aが接続される。図1では、1本の供給チューブ3aを例示しているが、供給チューブ3aは、種類の異なるインク毎にそれぞれ設けられる。 供給チューブ3aは、加圧手段の一例であるポンプ3bによって所定圧力にされた液体貯留部3のインクを、液体吐出ヘッドHに供給するチューブである。 制御部4は、液体吐出装置1の各要素、すなわち、ヘッドチップHc、搬送機構5、メンテナンス部8等を統括的に制御する。制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の制御処理部と、半導体メモリー等の記憶装置と、を備えている。また、制御部4は、商用電源などの外部電源から供給される電力を液体吐出装置1の各要素に供給する電源装置も備える。制御部4は、不図示の外部配線を介して液体吐出ヘッドHと電気的に接続される。制御部4は、記憶装置に記憶されたプログラムを制御処理部が実行することで液体吐出装置1の各要素を統括的に制御する。 搬送機構5は、媒体SをX軸方向に搬送するものであり、例えば、制御部4に制御されて駆動する搬送モーターによって回転する搬送ローラー5aを有する。 ヘッドチップHcは、制御部4による制御のもとで、液体貯留部3から供給された液体を複数のノズル21(図8参照)のそれぞれからインク滴として+Z方向に吐出する吐出動作を実行する。このヘッドチップHcによる吐出動作が、搬送機構5による媒体Sの搬送と並行して行われることにより、媒体Sにインクが塗布される、いわゆる印刷動作が行われる。つまり、制御部4は、液体吐出ヘッドHの複数のノズル21のうち、媒体S上に印刷される画像に基づいて選択されたノズル21から媒体S上にインク滴を吐出して印刷動作を行う。 また、液体吐出装置1は、液体吐出ヘッドHを有するヘッドユニット2をZ軸方向に昇降させるための不図示の第1昇降機構を備える。第1昇降機構は、駆動モーター、オイル等を送る圧力ポンプ、電磁石等の駆動力によってヘッドユニット2をZ軸方向に沿って移動させる。第1昇降機構は、液体吐出ヘッドHを有するヘッドユニット2を、印刷動作を行う印刷位置と、メンテナンス動作を行うメンテナンス位置とにZ軸方向に沿って移動する。本実施形態のメンテナンス位置は、印刷位置よりも-Z方向に位置する。つまり、第1昇降機構は、印刷動作を行う際には、ヘッドユニット2を+Z方向に位置する印刷位置に移動し、メンテナンス動作を行う際には、ヘッドユニット2を-Z方向に位置するメンテナンス位置に移動する。 また、液体吐出装置1は、ヘッドチップHcのメンテナンスを行うメンテナンス部8を有する。メンテナンス部8は、キャッピング部8aとワイピング部8bとを具備する。キャッピング部8aは、図2、図3及び図4に示すように、各ヘッドチップHcのそれぞれに対応するキャップ200と、吸引機構210と、廃液収容部220と、を備える。 各キャップ200は、図2および図3に示す離間位置と、図4に示すキャッピング位置との間でZ軸方向に移動可能に設けられる。 各キャップ200は、各ヘッドチップHcに当接して、各ヘッドチップHcの複数のノズル21の全てを覆う大きさを有する。具体的には、キャップ200は、-Z方向を向く面が開口する凹形状を有する凹部201が形成されたキャップ本体202と、キャップ本体202の凹部201が開口する開口縁部に周方向に亘って環状に設けられたシール部203と、凹部201内に設けられた吸収部204と、を具備する。 シール部203は、ゴムやエラストマーなどの弾性材料で形成される。シール部203が液体吐出ヘッドHの吐出面に接触することで、キャップ200の凹部201を閉塞して閉空間を形成する。 吸収部204は、ノズル21から排出されたインクを吸収保持するものであり、例えば、多孔質材料で構成される。 吸引機構210は、キャップ200と廃液収容部220とを繋ぐ排出路211と、排出路211の途中に設けられる排出ポンプ212と、を備える。排出路211は、一端がキャップ200の凹部201と接続され、他端が廃液収容部220と接続される。排出路211は、例えば、キャップ200のZ軸方向の移動に伴って変形するチューブ等により構成される。ノズル21から排出されてキャップ200の凹部201内の吸収部204に保持された液体は、吸引機構210を動作させることで、吸引されて廃液収容部220に送られる。 また、キャッピング部8aは、キャップ200をZ軸方向に昇降させるための不図示の第2昇降機構412を備える(図11参照)。第2昇降機構412は、図2及び図3に示すキャップ200がヘッドチップHcと離間した離間位置と、図4に示すキャップ200がヘッドチップHcに接触したキャッピング位置と、にキャップ200を昇降する。 このようなキャッピング部8aは、図4に示すキャッピング位置において、ノズル21からインクに含まれる気泡やゴミをインクと共に吸引する吸引動作に用いられる。また、液体吐出ヘッドHに最初にインクを充填(以下、「初期充填」と言う)する際にノズル21から気体と共にインクを吸引する吸引動作にも用いられる。また、本実施形態では、キャップ200は、印刷動作以外で、ノズル21からインクを吐出する、所謂、フラッシング動作を行う際に、ノズル21から吐出されたインクを着弾させるのにも用いられる。つまり、フラッシング動作によってノズル21から吐出されたインクは、キャップ200内の吸収部204で吸収し、吸引機構210によって吸引されて廃液収容部220に送られて廃棄される。もちろん、キャッピング部8aは、吸引動作に用いるキャップ200とは別に、フラッシング動作時にインクを受け止める部材を有してもよい。 ワイピング部8bは、図2、図5及び図6に示すように、液体吐出ヘッドHの吐出面をワイピングするワイパー230を具備する。 ワイパー230は、ゴムやエラストマー等の弾性部材で形成された板状のブレード、布やスポンジ等の多孔質材料などが用いられる。ワイパー230として