JP-2026077183-A - 塗布経路生成プログラム
Abstract
【課題】適切な塗布経路を生成可能な塗布経路生成プログラムを提供する。 【解決手段】経路生成プログラムは、基板50に塗布剤15と塗布する塗布装置1が動作する経路を生成するものであって、少なくとも1つの処理部として構成される経路生成装置60に、基板50の情報に基づいて設定される塗布領域CAを分割領域DAに分割させ、分割領域の形状に応じた塗布パターンを割り当て、分割領域に応じて割り当てられた塗布パターンに基づき、塗布経路を生成させる。これにより、塗布経路生成を自動化可能であって、経路生成工程を効率化可能である。 【選択図】 図5
Inventors
- 富永 一弥
- 藤田 大峻
Assignees
- 株式会社デンソー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (9)
- 基板(50)に塗布剤(15)を塗布する塗布装置(1)が動作する塗布経路を生成する塗布経路生成プログラムであって、 少なくとも1つの処理部(60)に、 前記基板の情報に基づいて設定される塗布領域を分割領域に分割させ、 前記分割領域の形状に応じた塗布パターンを割り当て、 前記分割領域に応じて割り当てられた前記塗布パターンに基づき、前記塗布経路を生成させる、塗布経路生成プログラム。
- 前記塗布領域を所定の拡張幅で拡張させ、 拡張された前記塗布領域が、前記塗布剤を塗布しない塗布禁止領域と重複した場合、拡張させた前記塗布領域の境界線を後退させる請求項1に記載の塗布経路生成プログラム。
- 前記分割領域に割り当てられた前記塗布パターンが前記塗布禁止領域と重複したとき、 前記塗布禁止領域を回避可能である場合、当該分割領域に対して前記塗布禁止領域を回避して前記塗布パターンを割り当て、 前記塗布禁止領域を回避できない場合、割り当てられた前記塗布パターンをキャンセルさせる請求項2に記載の塗布経路生成プログラム。
- 前記分割領域に割り当てられた前記塗布パターンが前記塗布禁止領域と重複した場合、割り当てられた前記塗布パターンを塗布方向と平行な方向にシフトすることで前記塗布禁止領域を回避させる請求項3に記載の塗布経路生成プログラム。
- 前記分割領域に割り当てられた前記塗布パターンが前記塗布禁止領域と重複した場合、割り当てられた前記塗布パターンのストロークを短縮することで前記塗布禁止領域を回避させる請求項3または4に記載の塗布経路生成プログラム。
- 矩形に分割されたそれぞれの前記分割領域において、隣接領域と重複するように所定の重複幅で拡張させ、拡張された前記分割領域に対して前記塗布パターンを割り当てる請求項1または2に記載の塗布経路生成プログラム。
- 前記塗布装置は、前記塗布剤を吐出するノズル(10)を有し、 前記ノズルと干渉する干渉部品(51)が前記基板に実装されている場合、前記干渉部品の周囲の所定範囲を干渉領域とし、 前記分割領域に割り当てられた前記塗布パターンが前記干渉領域と重複した場合、前記干渉領域と重ならないよう前記塗布パターンを縮小させ、縮小されたキャンセル部分に対し塗布方向を変更することで塗布可能なパターンを配置させる請求項1に記載の塗布経路生成プログラム。
- 前記分割領域に割り当てられた前記塗布パターンに応じた複数の塗布線のうちの任意の1つにおいて始点および終点を定義し、終点から一番近い未選択の塗布線の端部を次に塗布する塗布線の始点とし、反対側の端部を終点とすることを繰り返すことで前記塗布経路を生成させる請求項1に記載の塗布経路生成プログラム。
- 生成された前記塗布経路において2つの塗布線を選択し、当該2つの塗布線に挟まれる区間を構成する塗布線の順番を入れ替えることで経路長が短くなる場合、入れ替え結果を当該区間の経路として採用する請求項8に記載の塗布経路生成プログラム。
Description
本発明は、塗布経路生成プログラムに関する。 従来、ロボットの動作プログラムを生成するプログラム生成装置が知られている。例えば特許文献1では、動作点から直線の動作に係る軌跡情報を生成し、干渉やオーバートラベルを含む場合、軌跡情報を編集する。 特開2013-46938号公報 一実施形態による塗布装置を示す斜視図である。一実施形態による塗布装置を示す模式的な平面図である。(a)は、一実施形態によるノズルの側面と塗布形態を示す図、(b)は通常塗布形状を示す平面図である。(a)は、一実施形態によるノズルの正面と塗布形態を示す図、(b)は細線塗布形状を示す図、(c)は点塗布形状を示す図である。一実施形態による塗布経路生成装置を示すブロック図である。一実施形態による禁止領域を説明する図である。一実施形態によるプログラム生成アルゴリズムを説明するフローチャートである。一実施形態による領域拡張処理を説明するフローチャートである。一実施形態による領域拡張を説明する説明図である。一実施形態による塗布領域と塗布禁止領域とが重なっている状態を説明する説明図である。一実施形態による塗布禁止領域の回避を説明する説明図である。一実施形態による縦塗り領域設定処理を説明するフローチャートである。図3のXIII部拡大図である。一実施形態による縦塗りを説明する説明図である。一実施形態による領域分割処理を説明するフローチャートである。一実施形態による分割領域の拡張処理を説明するフローチャートである。一実施形態による塗布領域の分割および拡張を説明する説明図である。一実施形態による塗布パターン配置処理を説明するフローチャートである。一実施形態による塗布パターンの配置を説明する説明図である。一実施形態による塗布パターンマップを示す図である。一実施形態によるオフセットによる塗布禁止領域の回避を説明する説明図である。一実施形態によるオフセットによる塗布禁止領域の回避ができない状態を説明する説明図である。一実施形態によるオフセットおよびストローク短縮による塗布領域の回避を説明する説明図である。一実施形態による塗布パターン修正処理を説明するフローチャートである。一実施形態による干渉領域を回避する塗布パターン修正を説明する説明図である。一実施形態による塗布モデルを塗布可能な塗布モデルの集合体を示す図である。一実施形態による経路設定処理を説明するフローチャートである。一実施形態による経路設定処理を説明する説明図である。一実施形態による塗布経路生成プログラムにより生成された塗布経路を示す図である。一実施形態の塗布経路生成プログラムを用いて生成された塗布経路を用いた塗布テスト結果を示す平面図である。 (一実施形態) 以下、本発明による塗布経路生成プログラムを図面に基づいて説明する。一実施形態を図1~図30に示す。一実施形態による塗布経路生成プログラムは、塗布装置1を動作させる塗布経路を生成するものである。 図1および図2に示すように、塗布装置1は、ノズル10、ベース20、レール部材21~23、および、アクチュエータ26~29等を有する。ノズル10は、ノズル保持部材11に保持されており、鉛直方向下側に設けられる先端部から塗布剤15を基板50に吐出可能に設けられている。本実施形態の塗布剤15は、防滴剤である。基板50は、ベース20に載置されている。 レール部材21~23は、ベース20に保持されている。本実施形態では、第1レール部材21が延びる方向をx方向、第2レール部材22が延びる方向をy方向、第3レール部材23が延びる方向をz方向とする。また、適宜x方向を横方向、y方向を縦方向とする。 ノズル保持部材11は、アクチュエータ26の駆動力により第1レール部材21をスライド可能に設けられている。ノズル保持部材11が第1レール部材21をスライドすることで、ノズル10はx方向に移動可能である。 第1レール部材21は、アクチュエータ27の駆動力により第2レール部材22をスライド可能に設けられている。第1レール部材21が第2レール部材22をスライドすることで、ノズル10がy方向に移動可能である。 ノズル保持部材11は、アクチュエータ28の駆動力により第3レール部材23をスライド可能に設けられている。ノズル保持部材11が第3レール部材23をスライドすることで、ノズル10がz方向に移動可能である。 また、ノズル10は、アクチュエータ29によりz軸を中心に回転可能に設けられている。ノズル10の回転方向をθ方向とする。これにより、ノズル10は、xyzθの4軸に動作可能に設けられている。本実施形態では、アクチュエータ26~29は、いずれもモータであるが、モータ以外のものをアクチュエータとして用いてもよい。 図3(a)および図4(a)に示すように、ノズル10から塗布剤15を吐出すると、基板50上の塗布形状は略長円形状となる。図3(a)に示すように、通常塗布では、吐出した塗布剤15の短手方向にノズル10を移動させる。これにより、図3(b)に示すように、塗布剤15が幅W1にて塗布される。本実施形態では、ノズル10をx方向(図1参照)に移動させて通常塗布を行う状態を標準的な塗布状態とする。 図4(a)に示すように、細線塗布では、吐出した塗布剤15の長手方向にノズル10を移動させる。これにより図4(b)に示すように、塗布剤15が、幅W1より小さい幅W2にて塗布される。図3(b)および図4(b)では、塗布開始位置を始端SP、塗布終了位置を終端TPとした。 また、図4(c)に示す点塗布では、ノズル10を移動させずに瞬間的(例えば0.05[秒])にバルブオンとする。これにより、ノズル10を移動させる場合よりも面積が小さい長円状に塗布剤15が塗布される。以下適宜、ノズル中心が通る経路を塗布線とする。なお、点塗布については、始点と終点が一致する広義の塗布線に含むと解釈することもできる。 図5に示すように、経路生成装置60は、塗布装置1を動作させて基板50を塗布剤15で塗布する塗布動作を制御するプログラムを生成するものであって、例えばマイコン等を主体として構成され、内部にはいずれも図示しないCPU、ROM、RAM、I/O、及び、これらの構成を接続するバスライン等を備えている。経路生成装置60は、1つの演算装置であってもよいし、複数の演算装置から構成されていてもよい。経路生成装置60は、機能ブロックとして、塗布対象情報取得部61、塗布経路生成部62、および、プログラム生成部63等を有する。 塗布対象情報取得部61は、塗布対象である基板50の製品図面から、塗布領域CA(図9等参照)、塗布禁止領域KA(図6等参照)、干渉部品51(図25参照)、および、基板外形等の情報を取得する。塗布領域CAは、塗布剤15を塗布する領域である。塗布禁止領域KAは、塗布剤15の塗布が禁止される領域であって、例えば図6(a)に示すワッシャ接触面、および、図6(b)に示すSMD(表面実装デバイス)のパッケージ等である。なお、全てのSMDが塗布禁止ではなく、製品要求に応じ、塗布領域CA内の電子部品は塗布剤15が塗布されて差し支えない。図6等では、塗布禁止領域KAをハッチングで示した。干渉部品51は、塗布実施時のノズル高さである塗布高さNH(例えば基板上面より15[mm]、図5参照)より背高の部品である。 図5に示すように、塗布経路生成部62では、通常塗布、細線塗布および点塗布を組み合わせ、塗布経路を生成する。プログラム生成部63では、塗布経路生成部62で生成された塗布経路となるようにロボットコントローラ65を駆動する駆動プログラムを生成する。ロボットコントローラ65は、塗布装置1の駆動を制御することで、基板50に塗布剤15を塗布する。図5等では、塗布線を太線の矢印で模式的に示した。 ところで、基板50の保護を目的とした防滴剤等の塗布剤15の塗布において、品質およびサイクルタイムを満足させる塗布経路にて塗布剤15を塗布するように、塗布装置1を制御することが好ましい。塗布経路の生成では、経路検討やコーディングに、専門スキルや経験が必要であり、比較的長時間かかる場合がある。一方で、効率化の観点から、専門スキルがなくとも迅速に駆動プログラムを生成するニーズが高まっている。 そこで本実施形態では、塗布経路生成部62において、基板50の領域認識、領域分割、塗布パターンマップおよび経路最適化の処理を行うことで、塗布経路生成を自動化する。また、プログラム生成部63では、塗布経路生成部62で生成された経路に基づき、駆動プログラムを自動生成する。 塗布装置1を動作させるプログラム生成アルゴリズムを図7のフローチャートに基づいて説明する。図7では、アルゴリズムの概略を説明し、各処理の詳細については後述する。S10では、塗布経路生成部62は、製品図面等に基づく基板50の領域を認識する。S20では、塗布経路生成部62は、塗布領域CAの拡張処理を行う。S30では、塗布経路生成部62は、縦方向への通常塗布を行う縦塗り領域YAを設定する。 S40では、塗布経路生成部62は、領域分割処理を行う。S50では、塗布経路生成部62は、分割領域DAの拡張処理を行う。S60では、塗布経路生成部62は、分割領域DAのそれぞれに対して塗布パターンを配置する。S70では、塗布経路生成部62は、干渉領域IAの塗布パターンを修正する。S80では、塗布経路生成部62は、それぞれの分割領域DAに割り当てられた塗布パターンに基づき、塗布経路を設定する。作成された塗布経路データは、中間ファイルとしてプログラム生成部63に出力される。 S90では、プログラム生成部63は、塗布経路生成部62から取得した作図表を読み込み、アプリにてロボットパラメータを自動生成する。また、生成されたパラメータ情報に基づき、自動でブロックプログラムに変換する。生成されたロボットプログラムは、ロボットコントローラ65に出力される。ロボットコントローラ65は、ロボットプログラムに基づいて塗布装置1を駆動することで、生成された塗布経路にて基板50の塗布を行う。 領域拡張処理を図8~図11に基づいて説明する。図8は、領域拡張処理(図7中のS20)の詳細を説明するフローチャートである。S201では、塗布経路生成部62は、塗布領域CAを構成する頂点を検出し、接続されている線の境界分類と移動方向とを対応させたマップ等のデータを参照し、所定の拡張幅(例えば2[mm])にて塗布領域CAを拡張する。 例えば図9に示すように、左側の辺を左方向、上側の辺を上方向、右側の辺を右にシフトすることで、塗布領域CAを外側に拡張する。また、図示はしていないが、塗布領域CAに囲まれた非塗布領域の境界は、非塗布領域が小さくなる方向に境界線を移動させることで、塗布領域CAを拡張する。 図8に戻り、S201に続いて移行するS202では、塗布経路生成部62は、拡張後の塗布領域CAの境界線が塗布禁止領域KA(図10参照)と接触しているか否か判断する。拡張後の塗布領域の境界線が塗布禁止領域KAと接触していないと判断された場合(S202:NO)、S203の処理をスキップする。拡張後の塗布領域CAの境界線が塗布禁止領域KAと接触していると判断された場合(S202:YES)、S203へ移行し、塗布領域CAの境界線を後退させる。 図10および図11に示すように、拡張した塗布領域CAが塗布禁止領域KAと重なった場合、塗布領域CAが塗布禁止領域KAに接触しないように、重複領域OAの重なり幅が小さい方に塗布領域CAを後退させる。例えば図11の例では、C1>C2であるので、紙面上側の境界線を下方向にシフトすることで、塗布領域を後退させる。また、C1<C2の場合、紙面右方向の境界線を左方向にシフトする、といった具合である。なお、図11は、図10中のXI部の拡大図に対応している。 縦塗り領域設定処理