JP-2026077198-A - 電池冷却装置
Abstract
【課題】電池パックを適切に冷却することができる電池冷却装置を提供する。 【解決手段】電池冷却装置50は、電池パック20を冷却するためのブロア21と、各々が、対応する電池セルCLの温度を検出する複数の第1のセンサ23(1)~23(n)と、ブロア21による電池パック21の吸気温度を検出する第2のセンサ22と、複数の第1のセンサ23によって検出された温度に基づいて、複数の電池セルの中で温度が最も高い電池セルCLを第1電池セルとして特定し、第1電池セル用の第1のセンサ23によって検出された第1電池セルCLの温度および第2のセンサ22によって検出された吸気温度において、第1電池セルの冷却性能が最大なるようなブロア21の回転数を複数の候補の中から特定し、特定した回転数で回転するようにブロア21を制御するコントローラ100と、を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 富岡 拓也
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (3)
- 複数の電池セルからなる電池スタックを有する電池パックを冷却する電池冷却装置であって、 前記電池パックを冷却するためのブロアと、 各々が、対応する電池セルの温度を検出する複数の第1のセンサと、 前記ブロアによる前記電池パックの吸気温度を検出する第2のセンサと、 前記複数の第1のセンサによって検出された温度に基づいて、前記複数の電池セルの中で温度が最も高い電池セルを第1電池セルとして特定し、第1電池セル用の前記第1のセンサによって検出された前記第1電池セルの温度および前記第2のセンサによって検出された前記吸気温度において、前記第1電池セルの冷却性能が最大なるような前記ブロアの回転数を複数の候補の中から特定し、前記特定した回転数で回転するように前記ブロアを制御するコントローラと、を備えた電池冷却装置。
- 前記電池冷却装置は、 各々が、対応する電池セルの温度、前記ブロアの回転数、および前記吸気温度の組み合わせにおける、対応する電池セルの冷却性能を定めた複数の冷却マップを記憶する記憶部をさらに備え、 前記コントローラは、前記第1電池セルの前記冷却マップを参照して、前記第1電池セルの温度が前記検出された前記第1電池セルの温度、および前記吸気温度が前記検出された吸気温度において、前記第1電池セルの冷却性能が最大なるような前記ブロアの回転数を特定する、請求項1記載の電池冷却装置。
- 前記ブロアと各電池セルとの距離が相違し、 前記ブロアによる冷却風が通過する冷却流路上に前記複数の電池セルが配置されている、請求項1記載の電池冷却装置。
Description
本開示は、電池冷却装置に関する。 従来から、電池冷却装置が知られている。たとえば、特許文献1の装置は、冷却装置は、バッテリを冷却するためのファンと、バッテリ温度を計測する温度センサと、温度センサによる検出温度に基づいてファンを制御するコントローラを備える。コントローラは、既定の算術式によってファンの冷却能力とバッテリ発熱量を算出し、さらにそれらの算出値からバッテリの推定温度を算出する。コントローラはさらに、推定温度を検出温度に一致させるための補正係数であって冷却能力を算出する式における補正係数を求める。そしてコントローラは、求めた補正係数に応じてファンの目標回転数を決定する。 特開2013-069470号公報 実施の形態に係る電池冷却装置が搭載された車両の全体構成の一例を示す図である。電池パック20の冷却の問題点を説明するための図である。ブロア21の回転数と、電池セルCLの冷却性能との関係を表わす図である。(a)は、電池セルCL(1)の冷却マップの例を表わす図である。(b)は、電池セルCL(n)の冷却マップの例を表わす図である。実施形態の電池パック20の冷却手順を表わすフローチャートである。 以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 [実施の形態] 図1は、実施の形態に係る電池冷却装置が搭載された車両の全体構成の一例を示す図である。車両1は、たとえば、車両1の外部から供給される電力による充電(プラグイン充電)が可能に構成されたプラグインハイブリッド車両である。ただし、車両1は、走行用の電池パックが搭載された車両であればよく、プラグイン充電に対応していない通常のハイブリッド車両であってもよい。車両1は、電気自動車または燃料電池車であってもよい。 車両1は、走行ユニット10と、電池パック20と、充電ユニット30と、電池冷却装置50と、ECU(Electronic Control Unit)100とを備える。走行ユニット10は、モータジェネレータ11,12と、PCU13と、エンジン14と、動力分割装置15と、駆動輪16とを含む。充電ユニット30は、インレット31と、AC/DCコンバータ32と、充電リレー(CHR:Charge Relay)33とを含む。 モータジェネレータ11,12の各々は、交流回転電機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機である。モータジェネレータ11は、主として、動力分割装置15を経由してエンジン14により駆動される発電機として用いられる。モータジェネレータ11が発電した電力は、PCU13を介してモータジェネレータ12または電池パック20に供給される。また、モータジェネレータ11は、エンジン14のクランキングを行うことも可能である。 モータジェネレータ12は、主として電動機として動作し、駆動輪16を駆動する。モータジェネレータ12は、電池パック20からの電力およびモータジェネレータ11の発電電力の少なくとも一方を受けて駆動される。モータジェネレータ12の駆動力は駆動軸に伝達される。一方、車両1の制動時または下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ12は、発電機として動作して回生発電を行う。モータジェネレータ12が発電した電力は、PCU13を介して電池パック20に供給される。 PCU13は、ECU100からの制御指令に従って、電池パック20とモータジェネレータ11およびモータジェネレータ12との間、または、モータジェネレータ11とモータジェネレータ12との間で、双方向の電力変換を実行可能に構成されている。 エンジン14は、空気と燃料との混合気を燃焼させたときに生じる燃焼エネルギーを運動子(ピストンまたはロータなど)の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する。 動力分割装置15は、たとえば遊星歯車装置である。動力分割装置15は、いずれも図示しないが、サンギヤと、リングギヤと、ピニオンギヤと、キャリアとを含む。キャリアはエンジン14に連結されている。サンギヤはモータジェネレータ11に連結されている。リングギヤは、駆動軸を介してモータジェネレータ12および駆動輪16に連結されている。ピニオンギヤは、サンギヤとリングギヤとに噛合する。キャリアは、ピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持する。 電池パック20は、複数(典型的には数十個~数百個)の電池セルCL(1)~CL(n)が積層された電池スタック28を含む。電池セルCLは、リチウムイオン電池またはニッケル水素電池などの二次電池である。電池スタック28は、ブロア21からの冷却風が通過する冷却流路を有する。 電池パック20は、モータジェネレータ11,12を駆動するための電力を蓄え、PCU13を通じてモータジェネレータ11,12に電力を供給する。電池パック20は、モータジェネレータ11,12の発電時にPCU13を通じて発電電力を受けて充電される。 AC/DCコンバータ32は、インレット31と充電リレー33との間に電気的に接続されている。AC/DCコンバータ32は、ECU100からの制御指令に従って、外部電源(充電スタンドなど)からインレット31を介して供給される交流電力を直流電力に変換する。AC/DCコンバータ32に代えてまたは加えてDC/DCコンバータが設けられていてもよい。 充電リレー33は、AC/DCコンバータ32と電池パック20との間に電気的に接続されている。ECU100からの制御指令に応じて充電リレー33が閉成されると、インレット31と電池パック20との間での電力伝送が可能な状態となる。 ECU100は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ101と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリ102と、各種信号を入出力するためのI/Oポート(図示せず)とを含む。ECU100は、各センサから受ける信号ならびにメモリ102に記憶されたプログラムおよびマップ等に基づいて、車両1を所望の状態に制御する。 電池冷却装置50は、電池パック20を冷却するように構成されている。電池冷却装置50は、ブロア21と、複数の電池セル温度測定用センサ23(1)~23(n)と、吸気温度測定用センサ22と、ECU100(ECU100における電池冷却制御部分)とによって構成される。 ブロア21は、電池パック20の吸気口に設置される。 電池セル温度測定用センサ23(i)は、対応する電池セルCL(i)の温度Tb(i)を検出する。 吸気温度測定用センサ22は、ブロア21による吸気温度Taを検出する。 図2(a)および(b)は、電池パック20の冷却の問題点を説明するための図である。 ブロア21による冷却風が通過する冷却流路上に複数の電池セルCL(1)~CL(n)が配置されている。ブロア21と各電池セルとの距離が相違する。電池セルCL(1)がブロア21から最も近い位置に配置され、電池セルCL(n)がブロア21から最も遠い位置に配置されている。 ブロア21からの冷却風によって、電池セルCL(1)~CL(n)が冷却される。図2(a)において、ブロア21に最も近い位置に配置されている電池セルCL(1)が高温の場合に、ブロア21の回転数Rを増加させるとする。ブロア21の回転数を増加させると、図2(b)に示されるように、冷却風が、ブロア21から遠い位置まで冷却風が届くため、ブロア21に最も近い位置に配置されている電池セルCL(1)へ送られる冷却風が減少する。その結果、電池セルCL(1)の温度が低下しなかったり、上昇したりする。 図3は、ブロア21の回転数と、電池セルCLの冷却性能との関係を表わす図である。 ブロア21の回転数が高いと、冷却風の風量が増加し、ブロア21から遠い位置の電池セルCLが冷えやすい。ブロア21の回転数が低いと、冷却風の風量が減少し、ブロア21に近い位置の電池セルCLが冷えやすい。 本実施の形態では、このような問題点を解決するために、電池セルごとに、吸気温度Taと、電池セルの温度Tbと、ブロア21の回転数Rを考慮した冷却性能を事前評価で取得しておくことによって、高温の電池セルCLを効率的に冷却する。 ECU100は、複数の電池セル温度測定用センサ23(1)~23(n)によって検出された温度Tb(1)~Tb(n)に基づいて、温度が最も高い電池セルを第1電池セルCL(k)として特定する。ECU100は、第1電池セルCL(k)用の電池セル温度測定用センサ23(k)によって検出された第1電池セルの温度Tb(k)および吸気温度測定用センサ22によって検出された吸気温度Tbにおいて、第1電池セルCL(k)の冷却性能が最大なるようなブロア21の回転数Rを複数の候補の中から特定し、特定した回転数Rで回転するようにブロア21を制御する。 より具体的には、ECU100は、最も温度が高い電池セルCLの冷却マップMPを参照して、電池セルの温度Tb、吸気温度Taに基づいて、ブロア21の回転数Rを求め、求めたブロア21の回転数Rによって、電池パック20を冷却する。最も温度が高い電池セルCLの冷却マップMPからブロア21の回転数Rを決めることによって、高温の電池セルCLに応じた冷却が可能となる。 メモリ102は、複数の冷却マップMP(1)~MP(n)を記憶する。冷却マップMP(i)は、対応する電池セルCL(i)の温度Tb(i)、ブロア21の回転数R、および吸気温度Tbの組み合わせにおける、対応する電池セルCL(i)の冷却性能Wを定める。冷却マップMP(1)~MP(n)は、実験により事前に作成されている。冷却性能は、与えられた条件(温度Tb(i)、Ta、回転数R)化における電池セルCL(i)の冷却度合(冷えやすさ)を表わす指標である。冷却性能Wは、たとえば、電池冷却装置50による電池セルCL(i)の冷却前の温度と、電池冷却装置50による電池セルCL(i)の冷却後の温度との差から算出することができる。 図4(a)は、電池セルCL(1)の冷却マップの例を表わす図である。図4(b)は、電池セルCL(n)の冷却マップの例を表わす図である。電池セルCL(1)ついては、ブロア21の回転数Rが低い方が冷却性能が高くなるように設定されている。 図5は、実施形態の電池パック20の冷却手順を表わすフローチャートである。 ステップS101において、ECU100は、電池セル温度測定用センサ23(1)~23(n)によって検出された電池セル温度Tb(1)、Tb(2)、・・・Tb(n)を取得する。 ステップS102において、ECU100は、吸気温度測定用センサ22によって検出された吸気温度Taを取得する。 ステップS103において、ECU100は、電池セル温度Tb(1)、Tb(2)、・・・Tb(n)に基づいて、最高温度の電池セルを第1電池セルCL(k)として特定する。 ステップS105において、ECU100は、第1電池セルCL(k)の冷却マップMP(k)を選択する。ECU100は、第1電池セルの冷却マップMP(k)を参照して、第1電池セルCL(k)の電池セル温度測定用センサ23(k)によって検出された電池セル温度Tb(k)および吸気温度測定用センサ22によって検出された吸気温度Taにおいて、第1電池セルCL(k)の冷却性能が最大なるようなブロア21の回転数Rを特定する。 ステップS105において、ECU100は、特定した回転数Rでブロア21が回転するようにブロア21を制御する。 以上のように、本実施の形態によれば、高温の電池セルの冷却性能が最大となるようなブロアの回転数を特定することができるので、電池パックを適切に冷却することができる。電池パック内に搭載された電池セルごとに、吸気温度、電池温度、ブロア回転数を考慮した冷却性能マップを事前評