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JP-2026077203-A - NC転造盤

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Abstract

【課題】中空材料に対して高い加工精度で転造加工を行うことができるNC転造盤を提供する。 【解決手段】本発明にかかるNC転造盤100は、一対のラック104によってワーク102に歯車形状を転造するNC転造盤において、ラックを互いに並行方向かつ逆方向に移動させ、ラックを前進または後退させる2つのラック駆動機構106a、106bと、ラック駆動機構の動作を制御する制御部115と、を備え、制御部は、ラック駆動機構の動作を制御して、ラックの所定の送り量の前進と送り量未満の所定の戻し量の後退を繰り返して、ワークを転造加工する。 【選択図】図2

Inventors

  • 秋月 啓作

Assignees

  • 株式会社不二越

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (3)

  1. 一対のラックによってワークに歯車形状を転造するNC転造盤において、 前記ラックを互いに並行方向かつ逆方向に移動させ、該ラックを前進または後退させる2つのラック駆動機構と、 前記ラック駆動機構の動作を制御する制御部と、を備え、 前記制御部は、前記ラック駆動機構の動作を制御して、前記ラックの所定の送り量の前進と前記送り量未満の所定の戻し量の後退を繰り返して、前記ワークを転造加工することを特徴とするNC転造盤。
  2. 前記ラックを前記並行方向に直交する離接方向に互いに移動させ、該ラックの高さを上昇または下降させる2つのラック高さ調整機構をさらに備え、 前記制御部は、前記ラックを後退させるとき、前記ラック高さ調整機構の動作を制御して、前記ラックの歯と前記ワークとの間に隙間があかないように、前記ラックの後退と同期させて前記ラック高さを上昇させることを特徴とする請求項1に記載のNC転造盤。
  3. 前記制御部は、前記ラックを後退させた後に再び前進させるとき、前記ラック高さ調整機構の動作を制御して、前記ラックが後退する直前の該ラックの前進位置に到達するまでは、前記ラックの歯が前記ワークに追い込まないように、前記ラックの前進と同期させて前記ラック高さを下降させることを特徴とする請求項2に記載のNC転造盤。

Description

本発明は、ワークを転造加工するNC転造盤に関する。 転造盤は、シャフトなどの軸状部品の被加工物(ワーク)の外周面に対して一対のラック(転造用平ダイスとも称される)を押し付けながら転動させ、ラック表面の逆形をワークに写して塑性変形させる工作機械である。 例えば特許文献1には、転造平ダイスおよび転造加工方法が記載されている。この転造平ダイスには、ワークに対応するほぼ一定形状の凹凸部が長手方向に周期的に連続して設けられている。また転造平ダイスには、仕上げ部、調整部および喰付部(逃げ部)が設けられている。 仕上げ部は、転造平ダイスの中央部に設けられ、ダイス基準面からの凹凸部の高さが一定となっている。調整部は、仕上げ部の両側に設けられ、外方に向かって凹凸部高さが徐々に低くなっている。喰付部(逃げ部)は、各調整部に続いてさらに外方に向かって凹凸部高さが調整部と同様な勾配で低くなっていて、さらにブラストショットによって凹凸部の表面が粗くなっている。 特許文献1の転造加工方法では、この転造平ダイスを有する転造盤において、一対の転造平ダイスの間隔をワークが逃げ部に位置した時に徐々に縮めながらワークを往復転造加工している。 特開平10-118733号公報 本発明の実施形態におけるNC転造盤の構成の概要を示す斜視図である。図1のNC転造盤の要部を示す図である。図2のラックを示す図である。ワークを転造加工する様子を示す模式図である。図4のワークに対する追い込み量とラックの動作との関係を示すグラフである。 以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。 図1は、本発明の実施形態におけるNC転造盤100の構成の概要を示す斜視図である。図2は、図1のNC転造盤100の要部を示す図である。NC転造盤100は、図2に示す被加工物(ワーク102)に歯車を転造加工する工作機械である。 NC転造盤100は、図2に示す一対のラック104を備え、ワーク102の外周面に対してラック104を押し付けながらワーク102を転動させ、ラック表面の逆形をワーク102に写して塑性変形させる。このようにしてNC転造盤100は、ワーク102の外周に歯車形状を転写する。 ワーク102は、例えばシャフトなどの軸状部品である。特にEVなどで用いられるモータシャフトは小型軽量化が求められていて、中空の薄肉シャフトとなっている。このためワーク102には、中実の軸状部品に限らず、薄肉の中空材料からなる軸状部品も含まれる。このような薄肉の中空材料であるワーク102を転造加工すると、真円のワーク102に荷重がかかり、ワーク102が楕円形状に変形して加工精度が悪化する可能性がある。 そこで本実施形態のNC転造盤100では、ワーク102が薄肉の中空材料であっても、ワーク102に対して高い加工精度で転造加工を行うことができる構成を採用した。以下、具体的に説明する。 NC転造盤100は、図1に示すように縦型の転造盤の例である。NC転造盤100は、2つのラック駆動機構106a、106bと、2つのラック高さ調整機構108a、108bと、ワーク回転機構110と、ヘッドストック駆動機構112と、テールストック駆動機構114とを備え、これらの各駆動機構は制御部115による数値制御によって制御される。このため、図1に示すNC転造盤100は7軸の転造盤となる。なおヘッドストック駆動機構112またはテールストック駆動機構114の一方がNC制御ではなく油圧または空圧シリンダであってもよく、その場合は6軸のNC制御となる。またここでは、NC制御によるワーク回転機構110を備えたNC転造盤100を例示したが、これに限定されず、NC転造盤100は、ワーク回転機構110自体を備えなくてもよく、この場合は6軸の転造盤となる。なお不図示のヘッドストックを固定する場合には、4軸のNC制御となる。 ラック駆動機構106a、106bは、図2に示すように互いに対向している。またラック駆動機構106a、106bの間には、ワーク102が位置している。さらにラック駆動機構106a、106bとワーク102との間には、ワーク102をはさんで対向するラック高さ調整機構108a、108bが配置されている。 図2に示すように、ラック駆動機構106a、106bは、一対の柱状の本体116a、116bの内部に、一対のボールねじ118a、118bが配置されている。ボールねじ118a、118bには、一対の移動ブロック122a、122bが移動可能に取り付けられている。 サーボモータ120a、120bは、電力が供給されることによって駆動し、ボールねじ118a、118bをそれぞれ独立した軸として回転させる。これによりラック駆動機構106a、106bは、サーボモータ120a、120bの駆動によってボールねじ118a、118bを回転させることで、移動ブロック122a、122bを互いに並行方向かつ逆方向に移動させることができる。サーボモータ120aの移動軸であるX軸は下方向が正であり、サーボモータ120bの移動軸であるY軸は上方向が正である。 ラック高さ調整機構108a、108bは、図2に示す一対のテーブル124a、124bを有する。テーブル124a、124bは、ラック駆動機構106a、106bの移動ブロック122a、122bに固定されている。さらにラック高さ調整機構108a、108bは、一対のボールねじ126a、126bと、一対のサーボモータ128a、128b(U軸、V軸)と、一対のくさび機構130a、130bとを有する。 くさび機構130a、130bはそれぞれ、くさび132a、132bと、コマ134a、134bとを含み、これらの各部材がくさび作用(移動方向の直交変換)を生じるように互いに組み合わされている。 くさび機構130a、130bのコマ134a、134bには、ラック104が固定されている。このようにしてラック104は、くさび機構130a、130bを介してテーブル124a、124bに固定されている。 くさび機構130a、130bのくさび132a、132bには、ボールネジ126a、126bが接続されている。このため、サーボモータ128a、128bがボールねじ126a、126bをそれぞれ独立した軸として回転させると、くさび132a、132bは、矢印Ea-Fa、Eb-Fbに示すように上下方向に移動することができる。これにより、コマ134a、134bは、矢印Ga-Ha、Gb-Hbに示すように水平方向に移動することができる。 これによりラック高さ調整機構108a、108bは、コマ134a、134bに固定されたラック104を互いに離接方向に移動させることができる。なお離接方向とは、ラック104が対向した状態を維持したまま離接する方向であって、ラック駆動機構106a、106bによる上記の並行方向に直交する方向である。このためラック高さ調整機構108a、108bは、ラック104間の距離を変更することができる。 図3は、図2のラック104を示す図である。ラック104は、図2に示すようにワーク102に対向する面に複数の歯部136を有する。本実施形態においてラック104の歯部136には勾配が設けられている。 具体的には、ラック104の歯部136は、喰付き歯(喰付部138)と、調整歯(調整部140)と、仕上歯(仕上部142)と、逃げ歯(逃げ部144)とを含み、これらがラック104の一端部146から他端部148に向かって順に配置されている。 ラック104の喰付部138は、一端部146から他端部148に向かって歯丈が徐々に高くなる。なお喰付部138には、ワーク102への喰い付きを高めるために表面を荒らしたサンドブラスト加工が施されている。 さらにラック104の歯部136は、喰付部138から調整部140にむかって歯丈が徐々に高くなる。仕上部142は歯丈が一定の高さになっている。逃げ部144は、他端部148に向かって歯丈が徐々に低くなっている。 図1に示すワーク回転機構110は、不図示のサーボモータを有し、サーボモータによってワーク102を、ラック駆動機構106a、106bによるラック104の上下方向の移動と同期して、図中のZ軸周りの回転方向となるC軸に沿って回転させる。なおNC転造盤100は、ワーク回転機構110自体を備えない構成としてもよい。 ヘッドストック駆動機構112は、Z軸方向に沿って移動可能に支持された不図示のヘッドストックと、サーボモータ150とを有する。ヘッドストック駆動機構112は、サーボモータ150の駆動によってヘッドストックがZ軸方向すなわちワーク102の軸方向に沿って移動し、さらにワーク102を回転可能に支持する。 テールストック駆動機構114は、図中のW軸方向に沿って移動可能に支持されたテールストック152と、サーボモータ154とを有する。テールストック152は、ヘッドストックに対向して配置され、サーボモータ154によってワーク102の軸方向に沿って移動し、さらにワーク102に当接する。これにより、ヘッドストック駆動機構112およびテールストック駆動機構114は、ワーク102の両端を回転可能に支持し、かつワーク102を軸方向にシフトさせる。 ここで図2に示すようにラック駆動機構106a、106bは、ラック104を互いに並行方向かつ逆方向に移動させ、ラック104を前進(矢印Ea、Eb参照)または後退(矢印Fa、Fb参照)させる。ラック高さ調整機構108a、108bは、ラック104を並行方向に直交する離接方向に互いに移動させ、ラック104の高さ(ラック高さ)を上昇(矢印Ga、Gb参照)または下降(矢印Ha、Hb参照)させる。なおラック104は、ラック高さが上昇すると幅寄せされ、ラック高さが下降すると幅が広がることになる。 NC転造盤100は、ラック駆動機構106a、106bおよびラック高さ調整機構108a、108bの動作を制御する制御部115(図1参照)を備える。制御部115はラック104を前進または後退させ、ラック高さを上昇または下降させることにより、ワーク102を転造加工する。 以下、図4および図5を参照して、NC転造盤100の転造加工中の動作を説明する。図4は、ワーク102を転造加工する様子を示す模式図である。図5は、図4のワーク102に対する追い込み量とラック104の動作との関係を示すグラフである。なお図5に示すラック104による「追い込み量」とは、ラック104の勾配が設けられた喰付部138および調整部140によって、ワーク102の外周面が押し込まれる量(深さ)をいう。 図5に示す転造開始のタイミングTaにおいて、まずラック104は、図4(a)に示すようにラック104の一端部146付近に形成された喰付部138がワーク102の外周面に当接した状態となっている。 図5のタイミングTaからTbにおいて、つぎに制御部115は、ラック駆動機構106a、106bの動作を制御して、図4(b)の矢印Ea、Ebに示すようにラック104を所定量(例えばワーク半回転分)前進させる。このときの前進位置をPとする。これにより、ラック104は、喰付部138をワーク102の外周面に押し付けながら、ワーク102を半回転させる(矢印J参照)。 ワーク102が半回転すると、両側にラック104があることから、ワーク102の全周に転造が施される。この前進によってワーク102が楕円に変形することは想定内である。 図5のタイミングTbからTcにおいて、続い