JP-2026077213-A - 乳化組成物及び毛髪処理方法
Abstract
【課題】 25℃で液状の油を高配合しつつ、良好な乳化安定性を有する乳化組成物と、当該乳化組成物を用いた毛髪処理方法とを提供する。 【解決手段】 本発明の乳化組成物は、両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤と、水と、25℃で液状の油とが配合され、前記25℃で液状の油の配合量が45質量%以上であることを特徴とするものである。また、本発明の毛髪処理方法は、本発明の乳化組成物を使用することを特徴とする。 【選択図】 なし
Inventors
- 田中 将貴
Assignees
- 株式会社ミルボン
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (8)
- 両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤と、水と、25℃で液状の油とが配合され、前記25℃で液状の油の配合量が45質量%以上である乳化組成物。
- 両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤として、少なくとも両性界面活性剤が配合されている請求項1に記載の乳化組成物。
- 両性界面活性剤として、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルプロピルヒドロキシスルタイン及びイミダゾリウムベタインよりなる群から選択される少なくとも1種が配合されている請求項1又は請求項2に記載の乳化組成物。
- 水の配合量が20質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の乳化組成物。
- 25℃で液状の多価アルコールが20質量%以下の量で配合されているか、又は、25℃で液状の多価アルコールが配合されていない請求項1又は請求項2に記載の乳化組成物。
- 25℃で液状の油として、少なくともシリコーン及び/又は植物油が配合されている請求項1又は請求項2に記載の乳化組成物。
- 化粧料用途である請求項1又は請求項2に記載の乳化組成物。
- 請求項1又は請求項2に記載の乳化組成物を使用する毛髪処理方法。
Description
本発明は、乳化組成物及び毛髪処理方法に関するものである。 従来から、毛髪の処理に使用されるトリートメントなどをはじめとする各種の化粧料などでは、水と油とを含む乳化組成物が汎用されている。こうした乳化組成物においては、油を高配合することで特定の機能を持たせることが行われている。 油を高配合した乳化組成物の例としては、例えば下記特許文献1に、油性成分、カチオン界面活性剤、多価アルコール、及び水が配合され、所定の条件で測定した貯蔵弾性率G1′が300Pa以上である組成物が開示されている(実施例など)。 特開2022-129609号公報 以下に、本発明の実施形態(以下、本実施形態という)に基づいて本発明を説明する。 <乳化組成物> 本実施形態の乳化組成物は、両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤と、水と、25℃で液状の油とが配合されており、25℃で液状の油の配合量が45質量%以上と多いが、両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤の作用により、乳化安定性が良好である。ここで、「及び/又は」とは、両方であるか、又は、いずれか一方であることを意味する。 (両性界面活性剤、アニオン界面活性剤) 本実施形態の乳化組成物には、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤のうちの少なくとも1種が配合される。両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤は、例えば、炭素数が12以上24以下の炭化水素基を有するものであってもよい。 両性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミドプロピルベタイン(化粧品表示名称の例としては、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン、ウンデシレナミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、イソステアラミドプロピルベタインなど)、アルキルベタイン(化粧品表示名称の例としては、ラウリルベタイン、ミリスチルベタイン、ココベタイン、セチルベタイン、オレイルベタイン、ステアリルベタイン、ベヘニルベタインなど)、イミダゾリウムベタイン(化粧品表示名称の例としては、カプロアンホ酢酸Na、ラウロアンホ酢酸Na、ココアンホ酢酸Na、オレオアンホ酢酸Na、ステアロアンホ酢酸、イソステアロアンホ酢酸Na、アルガンアンホ酢酸Na、オリーブアンホ酢酸Na、カカオ脂アンホ酢酸Na、ゴマアンホ酢酸Na、シア脂アンホ酢酸Na、スイートアーモンドアンホ酢酸Na、ババスアンホ酢酸Na、ヒマワリ種子アンホ酢酸Na、マンゴーアンホ酢酸Na、綿実アンホ酢酸Naなど)、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン(化粧品表示名称の例としては、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ババスアミドプロピルヒドロキシスルタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、カンナビサミドプロピルヒドロキシスルタイン、エルカミドプロピルヒドロキシスルタインなど)、アルキルヒドロキシスルタイン(化粧品表示名称の例としては、ラウリルヒドロキシスルタインなど)が挙げられる。 アニオン界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩(ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸K、ココアルキル硫酸Na、セチル硫酸Naなど)、アルキレン硫酸塩(オレイル硫酸Naなど)、アルキルグリセリル硫酸塩(ココグリセリル硫酸Naなど)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩(ラウレス硫酸Naなど)、ポリオキシアルキレンアルキレンエーテル硫酸塩(オレス硫酸Naなど)、ポリオキシアルキレンアルキル脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩(PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naなど)などの炭化水素基を有する硫酸塩;アシルアミノ酸又はその塩(ラウロイル-L-アスパラギン酸、ヤシ油脂肪酸-L-グルタミン酸、ラウロイル-L-グルタミン酸、ミリストイル-L-グルタミン酸、ステアロイル-L-グルタミン酸、ヤシ油脂肪酸メチルアラニン、ラウロイルメチルアラニン、ミリストイルメチルアラニン、ヤシ油脂肪酸アシルグリシン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン、ラウロイルメチルタウリン、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ラウロイルサルコシン、又は、これらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)など);ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム(化粧品表示名称で、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa);ヤシ油脂肪酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩など);ココイルイセチオン酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩など);ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩など);アルキルスルホコハク酸又はその塩(スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム(化粧品表示名称で、スルホコハク酸ラウレス2Na)など);ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸又はその塩(ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(12~14)スルホコハク酸二ナトリウムなど);加水分解タンパク質のアシル化物又はその塩(ラウロイル加水分解シルクナトリウム、イソステアリン酸加水分解シルクAMP(イソステアリン酸と加水分解シルクとの縮合物の、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール塩)、ココイル加水分解ダイズタンパクカリウム、ココイル加水分解コラーゲン又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩など);オレフィンスルホン酸又はその塩(テトラデセンスルホン酸ナトリウムなど);ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸又はその塩(ナトリウム塩、カリウム塩など);が挙げられる。なお、上記の炭化水素基を有する硫酸塩について、括弧内に記載した成分名は、化粧品表示名称である。 本実施形態の乳化組成物は、両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤として、両性界面活性剤のみが配合されていてもよく、アニオン界面活性剤のみが配合されていてもよく、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤の両方が配合されていてもよい。また、本実施形態の乳化組成物に両性界面活性剤が配合される場合、両性界面活性剤として、1種又は2種以上が配合されたものであってよい。さらに、本実施形態の乳化組成物にアニオン界面活性剤が配合される場合、アニオン界面活性剤として、1種又は2種以上が配合されたものであってよい。 本実施形態の乳化組成物は、両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤として、少なくとも両性界面活性剤が配合されていることが好ましい。この場合、例えば乳化組成物を用いて毛髪を処理する際に、乳化組成物を毛髪に塗布してから洗い流すときの毛髪のきしみの少なさ、洗い流し後の毛髪の均一なしっとり感、及び洗い流してから乾燥して仕上げたときの毛先のまとまりが、より良好となる。 また、本実施形態の乳化組成物に配合する両性界面活性剤としては、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルタイン及びイミダゾリウムベタインよりなる群から選択される少なくとも1種が好ましい。この場合、高温環境下(例えば50℃程度の温度下)で保管する場合の、乳化状態の経時安定性がより良好となり、また、例えば乳化組成物を用いて毛髪を処理する際に、乳化組成物を毛髪に塗布してから洗い流すときの毛髪のきしみの少なさ、洗い流し後の毛髪の均一なしっとり感、及び洗い流してから乾燥して仕上げたときの毛先のまとまりが、より良好となる。 本実施形態の乳化組成物における両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤の合計配合量(乳化組成物に、両性界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤として、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤のいずれか一方のみが配合されている場合は、配合されているその界面活性剤の配合量であり、両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤の両方が配合されている場合は、それらの合計配合量である。以下同じ。)は、乳化組成物の乳化安定性をより良好に高める観点から、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。また、乳化組成物が皮膚(頭皮又はその他の皮膚)に付着した際の刺激が生じる虞を低減する観点から、本実施形態の乳化組成物における両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤の合計配合量は、15質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。 (25℃で液状の油) 本実施形態の乳化組成物には、25℃で液状の油が配合される。本明細書でいう「25℃で液状」とは、25℃で流動性を示すことを意味する。 25℃で液状の油としては、例えば、25℃で液状のシリコーン、25℃で液状の炭化水素、25℃で液状の植物油、25℃で液状のエステル油が挙げられる。本実施形態の乳化組成物は、25℃で液状の油として、25℃で液状のシリコーン、25℃で液状の炭化水素、25℃で液状の植物油、25℃で液状のエステル油よりなる群から選択される少なくとも1種が配合されたものであってよい。なお、本明細書でいう「植物油」とは、トリグリセライドを主成分とする植物から得られた油脂を意味する。25℃で液状の油は、その成分ごとに異なる機能を有するため、本実施形態の乳化組成物において、配合する25℃で液状の油を適宜選択することで、種々の機能を確保することが可能となる。 25℃で液状のシリコーンとしては、例えば、25℃で液状の揮発性シリコーン、25℃で液状の不揮発性シリコーンが挙げられる。上記25℃で液状の揮発性シリコーンとしては、25℃での動粘度が5mm2/s以下の直鎖状シロキサン(例えば、25℃での動粘度が2mm2/s以下のジメチコン、ジシロキサン、トリシロキサンなど)、25℃での動粘度が5mm2/s以下の環状シロキサン(例えば、シクロテトラシロキサン、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサンなど)、25℃での動粘度が5mm2/s以下のアルキルメチコン(例えば、エチルメチコン、カプリリルメチコンなど)、25℃での動粘度が5mm2/s以下の分岐状シロキサン(例えば、メチルトリメチコンなど)などが挙げられる。上記25℃で液状の不揮発性シリコーンとしては、例えば、ジメチルシリコーン(例えば、25℃での動粘度が5mm2/sを超えるジメチコン(平均重合度が650以上である高重合ジメチコンを含む)など)、アミノ変性シリコーン(例えば、アモジメチコン、アミノプロピルジメチコン、クオタニウム-80、シリコーンクオタニウム-22など)、アミノ・ポリエーテル変性シリコーン(例えば、(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー、メトキシPEG/PPG-7/3アミノプロピルジメチコンなど)、アミノフェニル変性シリコーン(例えば、アミノプロピルフェニルトリメチコンなど)、フェニル変性シリコーン(例えば、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸など)、シラノール基含有シリコーン(例えば、25℃での動粘度が5mm2/sを超えるジメチコノール(平均重合度が650以上である高重合のジメチコノールを含む)など)、長鎖アルキル変性シリコーン(例えば、セチルジメチコン、ステアロキシジメチコン、ステアロキシメチルポリシロキサンなど)、シリコーン3次元架橋物(例えば、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーなど)、ベタイン基を有するシリコーン(例えば、ジメチコンプロピルPGベタインなど)などが挙げられる(上記括弧内で例示した成分名は、いずれも化粧品表示名称)。なお、「25℃での動粘度」とは、測定温度が25℃での動粘度の値を意味する。前記25℃での動粘度は、医薬部外品原料規格2021 一般試験法 粘度測定法第1法に準拠して測定できる。 本実施形態の乳化組成物に、25℃で液状のシリコーンを使用した場合、例えば乳化組成物を用いて毛髪を処理する際に、乳化組成物