JP-2026077226-A - トリミング装置
Abstract
【課題】トリミング加工で発生するスクラップが位置決めピンから抜けることを抑制する。 【解決手段】トリミング装置は、被加工物を載置する下型12と、下型12に対向して配置される上型13と、下型12に設けられ、被加工物に形成された位置決め穴に挿入されて、被加工物の位置決めを行う位置決めピン21と、を備え、位置決めピン21は、位置決めピン21の径方向に動作が可能である可動機構34を有し、可動機構34は、位置決め穴に位置決めピン21を挿入する際に、位置決め穴の直径よりも径方向に縮小した縮小状態にすることができ、かつ、被加工物2が可動機構34の箇所を通過した後に、位置決め穴の直径よりも径方向に拡張した拡張状態とすることができる。 【選択図】図1
Inventors
- 小鶴 哲史
- 加藤 吉男
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
- 株式会社RMGマシンファーム
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (5)
- 被加工物を載置する下型と、 前記下型に対向して配置される上型と、 前記下型に設けられ、前記被加工物に形成された位置決め穴に挿入されて、前記被加工物の位置決めを行う位置決めピンと、を備え、 前記位置決めピンは、 前記位置決めピンの径方向に動作が可能である可動機構を有し、 前記可動機構は、 前記位置決め穴に前記位置決めピンを挿入する際に、前記位置決め穴の直径よりも径方向に縮小した縮小状態にすることができ、かつ、前記被加工物が前記可動機構の箇所を通過した後に、前記位置決め穴の直径よりも径方向に拡張した拡張状態とすることができる、 トリミング装置。
- 前記可動機構は、 径方向外側から加え得られる外力に応じて弾性的に拡大縮小する、 請求項1に記載のトリミング装置。
- 前記可動機構は、 径方向に弾性変形可能に構成された弾性支持部と、 前記弾性支持部に支持され、前記弾性支持部の変形に応じて移動可能に構成された可動部と、を備える、 請求項1または請求項2に記載のトリミング装置。
- 前記可動機構は、 外力に応じて動作を行う動作部と、 前記外力に応じて動作を行った縮小状態となった前記動作部を、外力から解放された際に反対方向に動作させるバネと、 前記動作部の動作に応じて移動可能に構成された可動部と、を備える、 請求項1または請求項2に記載のトリミング装置。
- 前記可動機構は、 2つの可動部と、 前記可動部どうしを両端に接続したバネと、を備える、 請求項1または請求項2に記載のトリミング装置。
Description
本開示は、トリミング装置に関する。 近年、トリミング加工において、金型に形成された位置決めピンをあらかじめワークに形成された位置決め穴に挿入することで、金型上におけるワークの位置決めをする技術が知られている。 特開平11-179697号公報 トリミング装置に被加工物がセットされた状態を示す側面図である。位置決めピンの断面拡大図である。他の構成を有する位置決めピンの断面拡大図である。さらに他の構成を有する位置決めピンの断面拡大図である。 実施の形態1 以下、図面を参照して本実施の形態にかかるトリミング装置について説明する。図1(a)は、トリミング装置1にワークである平板上の製品(以下、被加工物)2がセットされた状態を示す側面図である。 図1(a)に示すように、トリミング装置1は、被加工物2の不要な部分を取り除くトリミング処理(以下、トリム)を行う装置である。トリミング装置1は、被加工物2を押圧するパンチ11と、被加工物2を載置する下型12と、下型12に対向して配置される上型13と、を備える。なお、被加工物2については、トリムを実行した結果、利用すべき製品として残す箇所を本体部2a、廃棄される箇所をスクラップ部2bとして説明する。 以下では、図1(a)における上下方向をZ方向とし、左右方向をX方向、奥行き方向をY方向として説明する。図1(a)以外の図についても、特段の記載がない場合は同様の座標系での記載であるものとして説明する。なお、X方向とY方向とZ方向は互いに直交する方向である。 パンチ11は、被加工物2の本体部2aを上方から下方に向けて押圧する押圧部である。パンチ11は、後述するように、被加工物2のスクラップ部2bが下型12と上型13により固定された状態において、本体部2aに下向きの力を加える。これによりパンチ11は、本体部2aとスクラップ部2bとの間で被加工物2を切断し、トリムを行うことができる。 なお図1(b)に示すように、パンチ11は、下降動作による被加工物2のトリム動作の後に、上昇動作を行う。これにより、次の被加工物2のトリムの準備のために、下降動作前の初期位置に戻る。なおこのとき、上型13も上昇動作することで被加工物2の固定を解除する。 下型12は、トリムを行う際に、上型13とともに被加工物2のスクラップ部2bを固定する型である。下型12は、被加工物2のスクラップ部2bを載置する。すなわち、下型12の上面は、上型13の下面と対向しており、下型12と上型13の間に被加工物2のスクラップ部2bが配される。 下型12の上面には、上方に突出する位置決めピン21が設けられている。位置決めピン21の詳細な構成については後に詳述する。 上型13は、下型12の上方において、下型12に対向した状態で配されている。上型13の下端部には、下型12の位置決めピン21と対向する位置に、所定の空間であるピン除け部13aが設けられている。より具体的には、上型13の下端部には、下面側が開口し、かつ、下型12に設けられた位置決めピン21を完全に格納可能であるピン除け部13aが設けられている。 例えば、上型13が下降動作を行うと、上型13の下面と下型12の上面が非常に近接した状態となって、被加工物2のスクラップ部2bを挟みこむ状態となる。このとき、位置決めピン21が、上型13の下端に当接せずにピン除け部13aに入り込むことにより、上型13の下面と下型12の上面が近接する。したがって、ピン除け部13aは、上型13と下型12が近接した状態において、位置決めピン21のほぼ全体を格納した状態となる。 次に、図2を参照し、下型12に設けられた位置決めピン21の詳細な構成について説明する。図2は、位置決めピン21をXY方向の断面により内部を示した断面拡大図である。 位置決めピン21は、ドーム状に形成されている外形部31と、外形部31が形成している内部の空間内に配されたゴム32と、ゴム32による弾性力を受けて可動する可動部33と、を備える。ここで、ゴム32と可動部33と、により可動機構34を構成しているものとする。 ここで、外形部31は上面視した場合に円形状であるものとする。すなわち、X方向およびY方向は径方向であるものとして説明する。 ここでは外形部31は、図2に示すように、下方近傍において所定の高さまで長径で形成されている長径部31aと、上端部において短径で形成されている短径部31bと、長径部31aと短径部31bとの間に配されているテーパ部31cと、を有する形状であるものとして説明する。なお、外形部31の形状はこの形状に限られない。 ここで、被加工物2のスクラップ部2bには、厚み方向に貫通する位置決め穴(図示せず)が設けられているものとする。位置決めピン21の外形部31は、スクラップ部2bの位置決め穴に挿入することにより、被加工物2の位置決めを行うことができる。 また、外形部31のX方向側の壁面、すなわち長径部31aのX方向側の壁面には、可動部33の少なくとも一部が壁面より外側に配されるとともに、少なくとも一部が壁面より内側に配されるように、壁面を貫通する穴部31dが設けられている。この穴部31dは、外形部31のX方向側の両方の壁面にそれぞれ設けられているものとする。 ゴム32には、外形部31内に形成されている空間内に配されている直方体状である。言い換えると、直方体状のゴム32は、下型12の上面に載置されているとともに、外形部31から所定の間隔を開けた状態で配されている。 可動部33は、外形部31における長径部31aのX方向側の壁面に設けられた穴部31dを介し、壁面の内外に貫通する状態で配されている。したがって、トリミング装置1には2つのボール状の可動部33が設けられているとともに、2つの可動部33がそれぞれX方向においてゴム32に当接しつつ、ゴム32を挟むように配されている。 可動部33は、X方向において外側から押圧された場合には、X方向内側に押し込まれた状態になる。すなわち、可動機構34が設けられている箇所の径は、可動部33がX方向外側寄りに配置されている状態では長径の拡張状態であり、X方向内側に押し込まれた状態では短径の縮小状態となる。なお、この状態のことを可動機構34の拡張状態、及び、可動機構34の縮小状態とする。 ここで、可動部33がX方向内側に押し込まれた状態では、ゴム32がX方向内側に凹むように変形するとともに、可動部33に対してゴム32から反力が働く状態になる。 次に、被加工物2のスクラップ部2bに設けられた位置決め穴に対して、位置決めピン21を挿入して、位置決めする際の動作について説明する。 ここで、スクラップ部2bに設けられた位置決め穴の直径は、位置決めピン21において、可動機構34が拡張状態における径より短く、可動機構34が縮小状態の径よりは長く形成されている。 可動部33がスクラップ部2bの位置決め穴に挿入される場合において、位置決め穴の直径よりも径方向に縮小した縮小状態となる。すなわち、スクラップ部2bは、可動機構34の上方の配置された状態から下降動作をした際に、可動部33を外力によりX方向内側に押圧することによって、可動機構34の径は位置決め穴の直径よりも短い径となる縮小状態となり、可動機構34の箇所を位置決め穴が通り抜けることが可能となる。これにより、被加工物2のスクラップ部2bが、可動機構34より下方に配される状態となる。 その後、可動機構34は、X方向内側に押圧する力が解放されることにより、ゴム32からの反力によってX方向外側に動作して、拡張状態となる。 すなわち、可動機構34は、被加工物2のスクラップ部2bが可動部33より下方に配置された状態において、位置決め穴の直径よりも長い径を有する拡張状態となる。 このようにして、可動機構34は、径方向外側から加えられる外力に応じて、弾性的に拡大縮小することができる。 また、ゴム32は、径方向に変形可能に構成されている弾性支持部と言うことができる。したがって、可動部33は、弾性支持部により支持されるとともに、弾性支持部の変形に応じて移動可能に構成されていると言える。 したがって、位置決めピン21は、被加工物2を設置した状態において拡張状態となる可動機構34を有するので、トリム後にスクラップ部2bに跳ね上がる力が働いた場合であっても、スクラップ部2bが可動機構34の箇所を抜けることが困難となる。そのためトリミング装置1では、トリム後のスクラップ部2bの抜け落ちを抑制でき、スクラップ部2bが金型の外に落下して、設備の隙間などに侵入し、設備の停止の原因となることを予防することができる。 次に、位置決めピン21について他の構成とするものについて説明する。図3及び図4は、位置決めピン21に代わる位置決めピン41、および位置決めピン61の構成例を示した図である。 図3に示すように、位置決めピン41は、位置決めピン21と比較した場合に、ゴム32に代えて、上下方向への動作を行う動作部である円錐台51と、バネ52と、を備える構成とすることができる。 ここで円錐台51は、下部が長径であり、上部が短径であって、可動部33が当接する面がテーパ状に形成されたテーパ51aを有している。 また、円錐台51の下端部は、バネ52を介して下型12に連結されている。ここで、バネ52は、円錐台51が下降動作を行った場合に、バネ力によって円錐台51に上昇させる方向の力を発生させるものである。 この位置決めピン41を用いる場合であって、スクラップ部2bの位置決め穴に挿入される場合については、前述の位置決めピン21を利用する場合と同様に、可動部33にはX方向の内側に向けて外力が与えられる。これにより、可動機構34は、位置決め穴の直径よりも径方向に縮小した縮小状態となる。 したがって、可動機構34の径は位置決め穴の直径よりも短い径となる縮小状態となり、可動機構34の箇所を位置決め穴が通り抜けることが可能となる。これにより、被加工物2のスクラップ部2bが、可動機構34より下方に配される状態となる。 このとき、円錐台51のテーパ51aが、可動部33によりX方向内側に押圧されることにより、円錐台51には下降方向の力が働く。これにより円錐台51は、下降動作を行う。 その後、可動部33は、外力によってX方向内側に押圧されていた力が解放される。このとき、円錐台51は、バネ52のバネ力により、バネ52が押圧されていた方向とは反対方向、すなわち円錐台51が上昇動作する方向の力が働く。これにより円錐台51は上昇動作を行い、円錐台51のテーパ51aにより押圧されてX方向外側に動作し、可動機構34は拡張状態となる。 したがって、可動機構34は、被加工物2のスクラップ部2bが可動機構34より下方に配置された状態において、位置決め穴の直径よりも長い径を有する拡張状態となる。そのため、位置決めピン41が位置決め穴に挿入された状態で、可動機構34より下方に被加工物2のスクラップ部2bが配置されるとともに、可動機構34が拡張状態となるため、トリム後のスクラップ部2bの抜け落ちを抑制できる。 次に図4を参照して、別の位置決めピン61の構成について説明する。 図4に示すように、位置決めピン61では、位置決めピン21に設けられたゴム32に代えて、可動部33どうしを連結するバネ71を設けた構成とする。 このバネ71は、可動部33がX方向内側に押圧された際に、可動部33をX方向外側に動作させる方向のバネ力を発生させる。 この位置決めピン61を用いる場合であって、スクラップ部2bの位置決め穴に挿入される場合については、前述の位置決めピン21を利用する場合と同様に、可動部33にはX方向の内側に向けて外力が与えられる。これにより、可動機構34が、位置決め穴の直径よりも径方向に縮小した縮小状態となる。 したがってスクラップ部2bは、可動機構34の上方の配置され