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JP-2026077229-A - コンバータ制御装置

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Abstract

【課題】 多相コンバータの品質を向上させることができるコンバータ制御装置を提供する。 【解決手段】 コンバータ制御装置は、燃料電池の電圧を昇圧し、互いに並列に接続された複数相のコンバータ回路を備える多相コンバータに対し、前記燃料電池から前記多相コンバータに出力される電流値と閾値の比較結果に応じて、駆動状態の前記コンバータ回路の相数の切り替え制御を実行する制御部と、前記多相コンバータとともに冷却水により冷却されるパワーコントロールユニットの温度を、前記多相コンバータの起動に応じて取得する取得部と、前記パワーコントロールユニットの温度に基づき前記多相コンバータの起動時の初期温度を推定する推定部と、前記初期温度に基づき前記閾値を算出する算出部とを有する。 【選択図】図3

Inventors

  • 久嶋 肇

Assignees

  • トヨタ自動車株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (1)

  1. 燃料電池の電圧を昇圧し、互いに並列に接続された複数相のコンバータ回路を備える多相コンバータに対し、前記燃料電池から前記多相コンバータに出力される電流値と閾値の比較結果に応じて、駆動状態の前記コンバータ回路の相数の切り替え制御を実行する制御部と、 前記多相コンバータとともに冷却水により冷却されるパワーコントロールユニットの温度を、前記多相コンバータの起動に応じて取得する取得部と、 前記パワーコントロールユニットの温度に基づき前記多相コンバータの起動時の初期温度を推定する推定部と、 前記初期温度に基づき前記閾値を算出する算出部とを有する、 コンバータ制御装置。

Description

本発明は、コンバータ制御装置に関する。 例えば特許文献1には、燃料電池システムにおいて、燃料電池の出力電圧を制御する多相コンバータの駆動相数を切り替える点が記載されている。例えば駆動相数の切り替えの実行条件は、各相のリアクトルの耐熱性を考慮し、多相コンバータの起動時の初期温度からの通電による温度上昇幅に応じて決定される。 国際公開第2013/030933号 図1は、燃料電池システムSの一例を示す構成図である。図2は、コンバータ回路の駆動相数の切り替え制御の一例を示す図である。図3は、出力電流の閾値の設定処理の一例を示すフローチャートである。 (燃料電池システムの構成) 図1は、燃料電池システムSの一例を示す構成図である。燃料電池システムSは、例えば燃料電池車などの車両に搭載される。燃料電池システムSは、ECU(Electronic Control Unit)1、イグニッションスイッチ(IG-SW)4、タンク5、ポンプ6、二次電池(BAT)7、パワーコントロールユニット(PCU)8、インバータ(INV)9、燃料電池スタック(以下、FCと表記)40、電流センサ41、昇圧コンバータ(以下、FDCと表記)20、及びモータMを含む。 FC40は、燃料ガスと酸化剤ガスの供給を受けて発電する。なお、図示は省略するが、燃料電池システムSは、FC40に酸化剤ガス及び燃料ガスをそれぞれ供給する酸化剤ガス供給系及び燃料ガス供給系を備えている。電流センサ41は、FC40に直列に接続され、FC40からの出力電流を検出する。電流センサ41は検出値をECU1に出力する。 FDC20は多相コンバータの一例である。FDC20は、FC40からの出力される直流電圧を所定の昇圧比に昇圧して、FC10の出力電力をINV9に供給する4相のDC(Direct Current)/DCコンバータである。FDC20は、4個のコンバータ回路20a~20dとコンデンサ24とを備えている。なお、相数は3以上の整数であればよい。 コンバータ回路20a~20dは、リアクトル21a~21d及びインテリジェントパワーモジュール(IPM:Intelligent Power Module)23a~23dをそれぞれ含む。IPM23a~23dは、スイッチング素子(以下、SWと表記)36a~36d及びダイオード37a~37cをそれぞれ含む。SW36a~36dは、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのパワー半導体である。 リアクトル21a~21d及びダイオード37a~37dは、それぞれ、互いに直列に接続されている。リアクトル21a~21d及びダイオード37a~37dの各直列回路は、FC10の正極側とINV9の正極側との間に並列接続されている。また、SW36a~36dは、リアクトル21a~21d及びダイオード37a~37dのアノードの間と、FC40の負極側との間にそれぞれ接続されている。また、コンデンサ24は、ダイオード37a~37cのカソードとINV9の正極側との間と、INV9の負極側との間に接続されており、電圧変動を低減する。 INV9は、FDC20から入力された直流電力を三相交流電力に変換してモータMへ供給する。モータMは、車両の駆動源であり、不図示の車輪を駆動して車両を走行させる。IG-SW4は、ユーザが燃料電池システムSをオンオフする操作手段の一例である。ECU1は、IG-SW4がオフからオンに切り替わった場合、車両の状態をReadyオフ状態からReadyオン状態に切り替える。 PCU8は、双方向のDC/DCコンバータを含み、FDC20によって調整された直流電圧を降圧し、又はBAT7の直流電圧を昇圧してBAT7の出力電力をINV9に供給する。BAT7は、例えばリチウムイオン電池であり、FC40の発電電力を蓄電可能である。 タンク5は冷却水を貯留し、ポンプ6はタンク5内の冷却水を冷却水路Csに循環させる。冷却水路Csには、上流から下流に向かう順に、タンク5、ポンプ6、PCU8、及びFDC20が接続されている。冷却水は、ポンプ6により送出されてPCU8及びFDC20を冷却してタンク5に戻る。PCU8における冷却水の出口には温度センサTが設けられている。温度センサTは、冷却水の水温をPCU8の温度として検出してECU1に出力する。 ECU1はコンバータ制御装置の一例である。ECU1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)などを含み、ROMに格納されたプログラムに従ってCPUを動作させる。 ECU1のCPUは、ROMからプログラムを読み込むと、機能として、取得部10、推定部11、算出部12、及び制御部13を形成する。また、ROMには、FC40の電流-電圧特性(IV特性)データ14が格納されている。IV特性データ14はFC40の運用に用いられる。 制御部13は、FDC20に対し、FC40からFDC20に出力される電流値と閾値の比較結果に応じて、駆動状態のコンバータ回路20a~20dの相数(以下、駆動相数と表記)の切り替え制御を実行する。制御部13は、FC40の出力目標に基づくデューティ比の目標値に従って、駆動相数分のSW36a~36dをオンオフ制御する。つまり、制御部13は、駆動対象のSW36a~36dをオンオフするが、それ以外のSW36a~36dをオフ状態に維持する。これにより、制御部13は、FDC20において、特にリアクトル21a~21dの通電による昇温を低減する。以下に駆動相数の切り替え制御の例を述べる。 図2は、コンバータ回路20a~20dの駆動相数の切り替え制御の一例を示す図である。横軸は、FC40からFDC20に出力される出力電流値(A)を示し、縦軸はコンバータ回路20a~20dの駆動相数を示す。 例えば制御部13は、電流センサ41が検出した出力電流値と閾値THとを比較し、比較結果に応じて駆動相数を決定する。本例では、初期状態においてコンバータ回路20aのみが駆動されると仮定する。 制御部13は、TH×2>出力電流値≧THが満たされた場合、駆動相数を1相から2相に切り替える。この場合、コンバータ回路20a,20bが駆動される。また、制御部13は、TH×3>出力電流値≧TH×2が満たされた場合、駆動相数を2相から3相に切り替える。この場合、コンバータ回路20a~20cが駆動される。さらに制御部13は、出力電流値≧TH×3が満たされた場合、駆動相数を3相から4相に切り替える。この場合、全てのコンバータ回路20a~20dが駆動される。 このように制御部13は、出力電流値に応じて段階的に駆動相数を切り替える。このため、FC40の出力電流によるFDC20の昇温を適切にコンバータ回路20a~20dに分散することができる。これによりFDC20が過熱状態となることが抑制される。 再び図1を参照すると、取得部10は、FDC20とともに冷却水により冷却されるPCU8の温度を、FDC20の起動に応じて取得する。例えば取得部10は、IG-SW4がオンになったとき、PCU8の温度として、温度センサTの検出値を取得する。 推定部11は、取得部10が取得したPCU8の温度に基づきFDC20の起動時の初期温度を推定する。ここでFDC20の起動時の初期温度とは、例えば車両の状態がReadyオン状態になったときのリアクトル21a~21dの温度を指す。推定部11は、例えばPCU8の温度に所定値を加算して得た温度をFDC20の初期温度として推定する。ここで所定値は、冷却水路Csの構成に基づき事前に行った実験あるいはシミュレーションの結果に応じて決定される。 算出部12は、推定部11が推定した初期温度に基づき、制御部13が駆動相数の切り替え制御を実行するときの出力電流の閾値THを算出する。例えば算出部12は、FC40のIV特性データ14に基づいて初期温度から閾値THを算出する。算出部12は閾値THを制御部13に設定する。以下に出力電流の閾値THの設定処理について説明する。 (出力電流の閾値の設定処理) 図3は、出力電流の閾値THの設定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えばECU1の電源オン時に実行される。 まず、取得部10は、車両の状態がReadyオフ状態からReadyオン状態に切り替わったか否かを判定する(St1)。車両の状態がReadyオフ状態である場合(St1のNo)、上記判定(St1)が再び実行される。 車両の状態がReadyオン状態に切り替わった場合(St1のYes)、取得部10はPCU8の温度を取得する(St2)。次に推定部11は、PCU8の温度に、例えば所定値を加算することによりリアクトル21a~21dの初期温度を推定する(St3)。 次に算出部12は、リアクトル21a~21dの耐熱温度と初期温度との差分を、許容温度上昇幅として算出する(St4)。ここで、耐熱温度とは、例えばリアクトル21a~21dの仕様において、正常動作が保証される温度の上限値を指し、許容温度上昇幅とは、耐熱温度に至るまで通電によって上昇が許容される温度幅を指す。 次に算出部12は、リアクトル21a~21dの許容温度上昇幅を熱抵抗値で除算することにより許容電力を算出する(St5)。ここで、許容電力とは、例えばリアクトル21a~21dが耐熱温度に至るまで許容されるFC40の発電電力を指す。 次に算出部12は、FC40のIV特性データ14に基づいてリアクトル21a~21dの許容電力から許容電流値を算出する(St6)。このとき算出部12は、IV特性データ14から、許容電力に一致する電流と電圧の組み合わせを検出し、電流を許容電流値として取得する。許容電流値とは、例えばリアクトル21a~21dが耐熱温度に至るまで許容されるFC40の出力電流値を指す。 次に算出部12は、制御部13に対し、駆動相数の切り替え制御の閾値THとして許容電流値を設定する(St7)。なお、本例では、駆動相数を2相から3相、及び3相から4層に切り替えるための閾値は、上記のようにTH×2及びTH×3にそれぞれ設定されるが、これに限定されず、許容電流値に基づいて、これとは異なる個別の算出式により設定されてもよい。 このように、ECU1は、PCU8の温度からFDC20の起動時の初期温度を推定して、コンバータ回路20a~20dの相数の切り替え制御の電流値を初期温度に基づき算出する。このため、初期温度を固定値に設定して駆動相数の切り替え制御の電流値を算出した場合と比較すると、初期温度のばらつきによる影響が低減されるため、駆動相数の切り替え制御を適切なタイミングで実行することが可能となる。よって、リアクトル21a~21dの寿命低下やNV増加が抑制されてFDC20の品質が向上する。 上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。