JP-2026077230-A - 電力システム
Abstract
【課題】誘導指令値を用いた分散制御に対応していない拠点システムを含めた電力制御を可能にする電力システムを提供する。 【解決手段】電力システムS1は、第1拠点管理装置21および第1電力設備22を備える第1拠点システムB1と、第2拠点管理装置31および第2電力設備32を備える第2拠点システムB2と、上位システムA1とを備える。上位システムA1は、第1拠点システムB1の第1拠点電力および第2拠点システムB2の第2拠点電力を集計する集計部12と、集計結果およびシステム全体の全体目標を用いて全体誘導指令値を算出する指令部13と、全体誘導指令値に基づいて調整情報を算出する連携部14とを含む。第1拠点管理装置21は、全体誘導指令値を用いて、第1拠点電力の第1拠点目標を設定し、第2拠点管理装置31は、調整情報を用いて、第2拠点電力の第2拠点目標を設定する。 【選択図】図1
Inventors
- 北村 高嗣
- 花尾 隆史
- 大堀 彰大
Assignees
- 株式会社ダイヘン
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (5)
- 電力系統に接続された少なくとも1つの第1電力設備および前記少なくとも1つの第1電力設備を管理する第1拠点管理装置を備える第1拠点システムと、 前記電力系統に接続された少なくとも1つの第2電力設備および前記少なくとも1つの第2電力設備を管理する第2拠点管理装置を備える第2拠点システムと、 前記第1拠点システムおよび前記第2拠点システムと通信可能な上位システムと、 を備え、 前記上位システムは、前記第1拠点システムにおける前記電力系統との接続点での出力電力である第1拠点電力および前記第2拠点システムにおける前記電力系統との接続点での出力電力である第2拠点電力を集計する集計部と、前記集計部による集計結果およびシステム全体の電力目標である全体目標を用いて全体誘導指令値を算出する指令部と、前記全体誘導指令値に基づいて前記第2拠点システムにおける前記第2拠点電力を調整するための調整情報を算出する連携部と、前記全体誘導指令値を前記第1拠点システムに送信するとともに前記調整情報を前記第2拠点システムに送信する通信部と、を含み、 前記第1拠点システムにおいて、前記第1拠点管理装置は、前記全体誘導指令値を用いて、前記第1拠点電力の目標値である第1拠点目標を設定して、前記少なくとも1つの第1電力設備の出力電力を制御し、 前記第2拠点システムにおいて、前記第2拠点管理装置は、前記調整情報を用いて、前記第2拠点電力の目標値である第2拠点目標を設定して、前記少なくとも1つの第2電力設備の出力電力を制御する、電力システム。
- 前記連携部は、前記第2拠点管理装置に設定されている前記第2拠点目標を調整するための目標補正値を算出し、 前記通信部は、前記調整情報として前記目標補正値を送信し、 前記第2拠点システムにおいて、前記第2拠点管理装置は、予め記憶された前記第2拠点目標の指定値を前記目標補正値によって補正して、補正後の値を前記第2拠点目標として設定する、請求項1に記載の電力システム。
- 前記第2拠点管理装置は、予め記憶された前記第2拠点目標の指定値を、前記上位システムに送信し、 前記連携部は、前記第2拠点管理装置に設定されている前記第2拠点目標を調整するための目標補正値を算出し、算出した前記目標補正値によって前記第2拠点目標の指定値を補正し、 前記通信部は、前記調整情報として、補正後の前記第2拠点目標を送信し、 前記第2拠点システムにおいて、前記第2拠点管理装置は、前記上位システムから受信する補正後の前記第2拠点目標を設定する、請求項1に記載の電力システム。
- 前記集計部は、前記第1拠点システムで制御可能な最大電力である第1拠点制御幅および前記第2拠点システムで制御可能な最大電力である第2拠点制御幅を集計し、 前記指令部による前記全体誘導指令値の算出に用いる前記集計結果には、前記第1拠点制御幅および前記第2拠点制御幅の集計結果を含む、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電力システム。
- 前記第1拠点管理装置は、前記第1拠点電力を設定した前記第1拠点目標にするための拠点誘導指令値を算出して、前記少なくとも1つの第1電力設備の各々に送信し、 前記少なくとも1つの第1電力設備の各々は、前記拠点誘導指令値を用いて、対応する第1電力設備の出力電力である第1設備電力の目標値を算出して、前記第1設備電力を制御する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電力システム。
Description
本開示は、電力システムに関する。 従来、分散電源を備える電力設備がある。分散電源には、太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーをエネルギー源とする発電装置、化石燃料を利用した発電設備、定置型の蓄電池および電気自動車に搭載された蓄電池などの蓄電装置、および、ネガワットなどがある。また、複数の電力設備にそれぞれ設置された分散電源(発電設備、蓄電設備および負荷など)を管理および制御することにより、1つの電力拠点として管理する電力システムがある。例えば、特許文献1には、従来の電力システムの一例が開示されている。特許文献1の電力システムは、バーチャルパワープラント(VPP)であり、先述の電力設備(特許文献1では太陽光発電システム)を複数まとめて、さらに上位の中央管理装置がこれらを制御することで、包括的な電力制御を実現する。この特許文献1に記載の電力システムでは、中央管理装置が、複数の電力設備(特許文献1では太陽光発電システム)に、共通の上位指標(特許文献2における誘導指令値に相当)を送信し、複数の電力設備の各々が当該上位指標に基づいて分散的に電力制御を行っている。これにより、各電力設備がVPP全体としての目標である出力指令値に応じた出力をすることで、VPP全体としての目的を達成させている。 特開2018-143046号公報特開2020-150690号公報特開2021-136852号公報 一実施形態に係る電力システムを示す概要図である。一実施形態に係る電力システムの第1拠点システムの構成例を示す図であり、(a)は第1複合拠点の構成例であり、(b)は第1単体拠点の構成例である。一実施形態に係る電力システムの電力制御を示すフローチャートである。 本開示の電力システムの好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。以下では、同一あるいは類似の構成要素に、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。 図1および図2は、一実施形態に係る電力システムS1を示している。これらの図に示すように、電力システムS1は、上位システムA1、複数の第1拠点システムB1および複数の第2拠点システムB2を備える。図示された例では、電力システムS1は、2つの第1拠点システムB1および2つの第2拠点システムB2を備える。なお、第1拠点システムB1の数および第2拠点システムB2の数はそれぞれ、2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、電力システムS1は、電力線90および複数の接続線91,92を備える。図1および図2において、太線は電力ネットワークを示している。図1は、電力システムS1の概略図であり、図2は、電力システムS1の第1拠点システムB1の構成例を示す図である。図2(a)は、複数の第1拠点システムB1のうちの後述する第1複合拠点B11の構成を示しており、図2(b)は、複数の第1拠点システムB1のうちの後述する第1単体拠点B12の構成を示している。 電力システムS1において、上位システムA1と、複数の第1拠点システムB1の各々および複数の第2拠点システムB2の各々とは、互いに通信可能である。電力システムS1は、上位システムA1と、複数の第1拠点システムB1の各々および複数の第2拠点システムB2の各々とが連携して、電力制御を行う。複数の第1拠点システムB1および複数の第2拠点システムB2は、例えば互いに異なる複数の地域(拠点)にそれぞれ設置される。なお、1つの地域(拠点)に、複数の第1拠点システムB1および複数の第2拠点システムB2のうちの2つ以上が設置されてもよい。電力システムS1は、複数の地域(拠点)に分散された複数の第1拠点システムB1および複数の第2拠点システムB2を包括的に制御して、電力システムS1全体の入出力電力(以下では「システム電力」という)が、当該システム電力の目標である全体目標となる様に、電力制御を行う。電力システムS1は、VPPを構築する。本開示において、電力システムS1が構築するVPP全体でのシステム電力が正の値のとき、電力システムS1から電力系統Kに電力が出力されているものとする。一方、電力システムS1が構築するVPP全体でのシステム電力が負の値のとき、電力系統Kから電力システムS1に電力が出力されているものとする。なお、システム電力の正と負とは、逆でもよい。 電力線90は、図1に示すように、電力系統Kに接続されている。複数の接続線91は、複数の第1拠点システムB1を電力線90にそれぞれ個別に接続する。各第1拠点システムB1は、対応する接続線91によって、電力線90(電力系統K)に電気的に接続されている。複数の接続線92は、複数の第2拠点システムB2を電力線90にそれぞれ個別に接続する。各第2拠点システムB2は、対応する接続線92によって、電力線90(電力系統K)に接続されている。電力線90および複数の接続線91,92は、電力システムS1における電力ネットワークを構築する。 図1に示すように、複数の第1拠点システムB1の各々は、少なくとも1つの第1電力設備22を備える。図示された例において、2つの第1拠点システムB1の一方は、複数(図示された例では3つ)の第1電力設備22を備え、2つの第1拠点システムB1の他方は、1つの第1電力設備22を備える。以下では、複数の第1電力設備22を備える第1拠点システムB1を、第1複合拠点B11といい、1つの第1電力設備22を備える第1拠点システムB1を、第1単体拠点B12ということがある。各第1拠点システムB1(第1複合拠点B11および第1単体拠点B12の各々)は、対応する第1電力設備22の電力制御を行う。なお、複数の第1拠点システムB1において、第1複合拠点B11の数および第1単体拠点B12の数は、何ら限定されない。例えば、複数の第1拠点システムB1の全てが、第1複合拠点B11であってもよいし、第1単体拠点B12であってもよい。 図1に示すように、複数の第2拠点システムB2の各々は、少なくとも1つの第2電力設備32を備える。図示された例において、2つの第2拠点システムB2の一方は、複数(図示された例では3つ)の第2電力設備32を備え、2つの第2拠点システムB2の他方は、1つの第2電力設備32を備える。以下では、複数の第2電力設備32を備える第2拠点システムB2を、第2複合拠点B21といい、1つの第2電力設備32を備える第2拠点システムB2を、第2単体拠点B22ということがある。各第2拠点システムB2(第2複合拠点B21および第2単体拠点B22の各々)は、対応する第2電力設備32の電力制御を行う。なお、複数の第2拠点システムB2において、第2複合拠点B21の数および第2単体拠点B22の数は、何ら限定されない。例えば、複数の第2拠点システムB2の全てが、第2複合拠点B21であってもよいし、第2単体拠点B22であってもよい。 複数の第1電力設備22の各々は、第1電力機器Y1を備え、複数の第2電力設備32の各々は、第2電力機器Y2を備える。なお、図示された例と異なり、複数の第1電力設備22の各々は、複数の第1電力機器Y1を備えていてもよいし、複数の第2電力設備32の各々は、複数の第2電力機器Y2を備えていてもよい。各第1電力設備22の第1電力機器Y1および各第2電力設備32の第2電力機器Y2はそれぞれ、例えば、発電、蓄電、放電、または、電力の消費の少なくともいずれかを行う。各第1電力機器Y1および各第2電力機器Y2は、たとえば、太陽電池、再生可能エネルギー(風力、水力、バイオマス、地熱など)を利用した発電機、燃料電池による発電機、化石燃料を利用した発電機、蓄電池、電気自動車、および、電力負荷のいずれかである。例えば、第1電力機器Y1として太陽電池を備える第1電力設備22は、太陽電池によって発電を行う太陽光発電設備である。第1電力機器Y1として蓄電池を備える第1電力設備22は、蓄電池の充放電を行う蓄電設備である。第1電力機器Y1として電気自動車を備える第1電力設備22は、電気自動車(詳細には電気自動車に搭載された蓄電池)の充放電を行うEVスタンドである。EVは、Electric Vehicle(電気自動車)の略である。第1電力機器Y1として電力負荷を備える第1電力設備22は、供給される電力を消費する。この場合の第1電力設備22は、単に電力を消費するだけの設備でもよいし、アグリゲータによる需要家の電力負荷を管理する仮想的な発電を行うシステムであってもよい。アグリゲータは、実際に発電を行っているのではないが、ネガワット取引により、節約できた電力を発電した電力とみなしている。なお、第1電力機器Y1と第1電力設備22との例は、これらに限定されない。上記では、第1電力機器Y1と第1電力設備22との例について、説明したが、第2電力機器Y2と第2電力設備32とも同様である。 上位システムA1は、例えばCPU(Central Processing Unit)およびメモリを備えるコンピュータ装置で構成される。上位システムA1は、システム電力を、全体目標にするための全体誘導指令値を算出する。また、上位システムA1は、複数の第2拠点システムB2でそれぞれ後述の第2拠点電力を調整してもらうための調整情報を算出する。上位システムA1は、算出した全体誘導指令値を、複数の第1拠点システムB1の各々に送信し、算出した調整情報を、複数の第2拠点システムB2の各々に送信する。図1に示すように、上位システムA1は、通信部11、集計部12、指令部13および連携部14を含む。 通信部11は、各第1拠点システムB1および各第2拠点システムB2と通信する。通信部11は、複数の第1拠点システムB1の各々から、第1拠点電力の情報および第1拠点制御幅の情報を受信するとともに、複数の第2拠点システムB2の各々から、第2拠点電力の情報および第2拠点制御幅の情報を受信する。第1拠点電力は、対応する第1拠点システムB1と、電力系統K(電力線90)との接続点における電力であり、対応する第1拠点システムB1全体の入出力電力である。第1拠点制御幅は、対応する第1拠点システムB1において、制御可能な最大電力であり、対応する第1拠点システムB1が備える第1電力設備22の各第1設備制御幅の合計である。第1設備制御幅は、対応する第1電力設備22が制御可能な最大電力であり、例えば第1電力設備22の最大出力電力に相当する。第2拠点電力は、対応する第2拠点システムB2と、電力系統K(電力線90)との接続点における電力であり、対応する第2拠点システムB2全体の入出力電力である。第2拠点制御幅は、対応する第2拠点システムB2において、制御可能な最大電力であり、対応する第2拠点システムB2が備える第2電力設備32の各第2設備制御幅の合計である。第2設備制御幅は、対応する第2電力設備32が制御可能な最大電力であり、例えば第2電力設備32の最大出力電力に相当する。また、通信部11は、各第1拠点システムB1に、上記全体誘導指令値を送信するとともに、各第2拠点システムB2に上記調整情報を送信する。 集計部12には、通信部11から第1拠点電力および第2拠点電力が入力される。集計部12は、第1拠点電力および第2拠点電力を集計する。当該集計においては、集計部12は、各第1拠点システムB1の第1拠点電力および各第2拠点システムB2の第2拠点電力の総和を算出する。これにより、上位システムA1は、システム電力を推算する。また、集計部12には、通信部11から第1拠点制御幅および第2拠点制御幅が入力される。集計部12は、第1拠点制御幅および第2拠点制御幅を集計する。当該集計においては、集計部12は、各第1拠点システムB1の第1拠点制御幅および各第2拠点システムB2の第2拠点制御幅の総和を算出する。これらにより、集計部12による集計結果には、第1拠点電力および第2拠点電力の集計値(総