JP-2026077240-A - 車両用表示装置
Abstract
【課題】インピーダンス整合を適切な周期で実行し、制御部とRAMとの間の実効通信速度の低下を抑える。 【解決手段】表示部13と、RAM142及びROM141を含む記憶部14と、記憶部14を使用して表示部13を制御する制御部12と、を備える車両用表示装置10であって、RAM142は、制御部12からの指示に応じてインピーダンス整合を実行するインピーダンス整合機能を備え、ROM141は、インピーダンス整合の実行周期を規定する複数の規定時間t1、t2を保存し、制御部12は、ROM141に保存された複数の規定時間t1、t2からいずれか1つを選択し、選択した規定時間t1、t2による周期でRAM142にインピーダンス整合の実行を指示し、制御部12による規定時間t1、t2の選択条件には、車両用表示装置10が起動してからの経過時間が含まれる。 【選択図】図2
Inventors
- 桐野 宏規
Assignees
- 日本精機株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (5)
- 表示部と、 RAM及びROMを含む記憶部と、 前記記憶部を使用して前記表示部を制御する制御部と、を備える車両用表示装置であって、 前記RAMは、前記制御部からの指示に応じてインピーダンス整合を実行するインピーダンス整合機能を備え、 前記ROMは、前記インピーダンス整合の実行周期を規定する複数の規定時間を保存し、 前記制御部は、前記ROMに保存された複数の前記規定時間からいずれか1つを選択し、選択した前記規定時間による周期で前記RAMに前記インピーダンス整合の実行を指示し、 前記制御部による前記規定時間の選択条件には、前記車両用表示装置が起動してからの経過時間が含まれる、車両用表示装置。
- 前記制御部は、前記経過時間が所定時間よりも長くなると、前記起動時よりも前記実行周期を大きくする、請求項1に記載の車両用表示装置。
- 温度を検出する温度センサをさらに備え、 前記制御部による前記規定時間の選択条件には、前記温度センサの検出温度が含まれる、請求項1に記載の車両用表示装置。
- 前記制御部は、単位時間当たりの温度変化が所定量よりも大きくなると、前記実行周期を現在の周期よりも小さくする、請求項3に記載の車両用表示装置。
- 前記制御部は、単位時間当たりの温度変化が所定量よりも小さくなると、前記実行周期を現在の周期よりも大きくする、請求項3に記載の車両用表示装置。
Description
本開示は、車両用表示装置に関する。 制御部とRAM(例えば、DDR3-SDRAM)との間のインピーダンス不整合による通信不良を防止するために、インピーダンス整合(例えば、ZQキャリブレーション)を実行可能なRAMが知られている(例えば、特許文献1参照)。インピーダンスは、半導体の温度によって変化するため、装置の動作中は、所定の周期でRAMのインピーダンス整合を実行することが推奨される。また、装置が起動して半導体に電力が供給され始めた直後は、自己発熱によりインピーダンスの変化量が大きくなるので、その変化量に追従できる周期でRAMのインピーダンス整合を実行することが好ましい。 特開2014-102741号公報 車両用表示装置の構成を示すブロック図である。第1実施例に係るインピーダンス整合指示の処理手順を示すフローチャートである。第2実施例に係るインピーダンス整合指示の処理手順を示すフローチャートである。 以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。 (第1実施例) 図1は、車両用表示装置10の構成を示すブロック図である。 図1に示すように、本実施例の車両用表示装置10は、電源回路11と、制御部12と、表示部13と、記憶部14と、を備える。 電源回路11は、車両のバッテリBから供給される電力を適宜変圧して車両用表示装置10の各部に供給する。 制御部12は、マイコン(マイクロコントローラ)などの演算装置であり、記憶部14を使用して表示部13を制御する。 表示部13は、TFT(Thin Film Transistor)液晶などの表示パネルを用いて構成され、車両情報、ナビゲーション情報などの車両用コンテンツを表示する。 記憶部14は、ROM(Read Only Memory)141と、RAM(Random Access Memory)142と、を備える。 ROM141は、制御部12が表示部13を制御するためのプログラムやデータを記憶(保存)する。ROM141が記憶するプログラムやデータには、後述するインピーダンス整合の実行を指示するためのプログラムや設定情報(規定時間t1、t2、所定時間T、所定量A1、A2など)が含まれる。なお、インピーダンス整合の実行を指示するためのプログラムや設定情報は、制御部12に内蔵されたROMに記憶してもよいし、複数のROMに分散状に記憶してもよい。 RAM142は、例えば、DDR3-SDRAMであり、制御部12が作業用記憶領域として使用する。制御部12とRAM142との間の通信は、振幅電圧を下げることで高速化が可能になるものの、信号線に重畳するノイズの影響を受けやすくなるというデメリットが発生する。従って、通信経路のインピーダンスに不整合が生じた場合、通信信号の反射波が通信波形に重畳し、制御部12とRAM142との間の通信が成立しなくなる可能性がある。 このようなインピーダンス不整合を防ぐ手段としては、DDR3-SDRAMに実装されているZQキャリブレーション機能が知られている。ZQキャリブレーションは、制御部12の指示に応じてDDR3-SDRAMがインピーダンス整合を実行する機能である。 インピーダンスは、半導体の温度によって変化するため、車両用表示装置10の動作中は、所定の周期でRAM142のインピーダンス整合を実行することが推奨される。また、車両用表示装置10が起動して半導体に電力が供給され始めた直後は、自己発熱によりインピーダンスの変化量が大きくなるので、その変化量に追従できる周期でRAM142のインピーダンス整合を実行することが好ましい。ただし、RAM142のインピーダンス整合は、RAM142の内部回路を使用するので、インピーダンス整合中はRAM142へのアクセスが禁止され、制御部12とRAM142との間の実効通信速度を低下させる可能性がある。 そこで、本実施例のROM141は、インピーダンス整合の実行周期を規定する複数の規定時間t1、t2(t1<t2)を保存する。また、制御部12は、ROM141に保存された複数の規定時間t1、t2からいずれか1つを選択し、選択した規定時間t1、t2による周期でRAM142にインピーダンス整合の実行を指示する。つまり、制御部12は、RAM142のインピーダンス整合を適切な周期で実行し、制御部12とRAM142との間の実効通信速度の低下を抑える。なお、本実施例では、規定時間t1、t2を2つとしているが、3つ以上であってもよい。 制御部12による規定時間t1、t2の選択条件には、車両用表示装置10が起動してからの経過時間が含まれる。通常、車両用表示装置10が起動してから所定時間T内は、半導体の発熱や運転者による車室内の空調設備の操作により、車両用表示装置10内の温度が大きく変化するため、制御部12とRAM142との間のインピーダンスの変化も大きくなる。このような状況において、制御部12は、規定時間t1を選択し、規定時間t1による周期でRAM142にインピーダンス整合の実行を指示する。これにより、インピーダンス不整合による制御部12とRAM142との間の通信不良を防止する。 一方、起動からある程度の時間(例えば、所定時間T)が経過すると、車両用表示装置10内の温度変化が少なくなり、インピーダンスの変化も少なくなる。そこで、制御部12は、起動からの経過時間が所定時間Tよりも長くなると、起動時に適用した規定時間t1よりも長い規定時間t2を選択し、規定時間t2による周期でRAM142にインピーダンス整合の実行を指示する。これにより、インピーダンス整合の実行回数を減らし、制御部12とRAM142との間の実効通信速度の低下を抑えることが可能となる。 なお、所定時間Tは、車両用表示装置10自体の発熱量、体積容量、搭載位置などの影響を受け、一意の数値で表すことはできないため、製品ごとに最良の値を設定するのが望ましい。 つぎに、上記のようなインピーダンス整合指示を実現する制御部12の具体的な処理手順について、図2を参照して説明する。 図2は、第1実施例に係るインピーダンス整合指示の処理手順を示すフローチャートである。 図2に示すように、制御部12は、車両用表示装置10が起動すると、起動からの経過時間の監視を開始するとともに(S101)、起動からの経過時間が所定時間T内であるか否かを判断する(S102)。制御部12は、ステップS102の判断結果がYESの場合、時間計測用のカウンタに0をセットした後(S103)、カウンタ値がt1になるまで(S104:YES)、遅延処理(WAIT)を繰り返す(S105)。制御部12は、カウンタ値がt1を超えたと判断したら(S104:NO)、RAM142にインピーダンス整合の実行を指示し(S106)、ステップS102に戻る。つまり、制御部12は、起動からの経過時間が所定時間T内であれば、規定時間t1による周期でRAM142にインピーダンス整合の実施を指示する。 制御部12は、起動からの経過時間が所定時間Tを超えたと判断した場合(S102:NO)、時間計測用のカウンタに0をセットした後(S107)、カウンタ値がt2になるまで(S108:YES)、遅延処理(WAIT)を繰り返す(S109)。制御部12は、カウンタ値がt2を超えたと判断したら(S108:NO)、RAM142にインピーダンス整合の実行を指示し(S110)、ステップS107に戻る。つまり、制御部12は、起動からの経過時間が所定時間Tを超えると、起動時に適用した規定時間t1よりも長い規定時間t2による周期でRAM142にインピーダンス整合の実施を指示する。 (第2実施例) つぎに、第2実施例の車両用表示装置10について、図1及び図3を参照して説明する。ただし、第1実施例と共通の構成については、第1実施例と同じ符号を用いることで、第1実施例の説明を援用する場合がある。 第2実施例の車両用表示装置10は、車両用表示装置10の温度を検出する温度センサSを備える。温度センサSは、表示部13に組み込まれた輝度調整判断用の温度センサでもよいし、制御部12の内部に備えられた温度センサでもよい。 第2実施例の車両用表示装置10では、制御部12による規定時間t1、t2の選択条件に、温度センサSの検出温度が含まれる。例えば、制御部12は、単位時間当たりの温度変化が所定量(例えば、A2)よりも大きくなると、インピーダンス整合の実行周期を現在の周期(例えば、規定時間t2による周期)よりも小さくする(例えば、規定時間t1を選択)。また、制御部12は、単位時間当たりの温度変化が所定量(例えば、A1(A1<A2))よりも小さくなると、インピーダンス整合の実行周期を現在の周期(例えば、規定時間t1による周期)よりも大きくする(例えば、規定時間t2を選択)。このようにすると、起動からの経過時間だけでなく、車両用表示装置10の温度変化を加味して、インピーダンス整合の実行周期を適切に調整することが可能になる。 例えば、車両用表示装置10の内部温度は、起動から所定時間Tの経過後であっても、車両の外気温の変化や、運転者による車室内の空調温度操作等に起因し、大きく変化する可能性がある。この場合、車両用表示装置10の内部温度の変化に伴ってインピーダンスが急激に変化し、制御部12とRAM142との間の通信の成立性が悪化するおそれがある。 そこで、第2実施例の制御部12は、車両用表示装置10内に配置された温度センサSの数値を読み取り、単位時間当たりの温度の変化量が所定量A2を超えたと判断した場合、規定時間をt2からt1に切り替え、インピーダンス整合の実行周期を小さくする。これにより、起動から所定時間Tの経過後であっても、急激な温度変化によるインピーダンス不整合を回避し、制御部12とRAM142との間の通信の成立性を保つことができる。 また、第2実施例の制御部12は、単位時間当たりの温度の変化量に基づいて規定時間をt2からt1に切り替えると、所定時間Tの経過後に、単位時間当たりの温度変化量が所定量A1以内に収まったか否かを判断する。制御部12は、単位時間当たりの温度変化量が所定量A1以内に収まったと判断すると、規定時間をt1からt2に切り替え、インピーダンス整合の実行周期を再び大きくする。これにより、インピーダンス整合の実行回数を減らし、制御部12とRAM142との間の実効通信速度の低下を抑えることができる。 つぎに、第2実施例のインピーダンス整合指示を実現する制御部12の具体的な処理手順について、図3を参照して説明する。 図3は、第2実施例に係るインピーダンス整合指示の処理手順を示すフローチャートである。 図3に示すように、制御部12は、車両用表示装置10が起動すると、起動からの経過時間の監視を開始するとともに(S201)、起動からの経過時間が所定時間T内であるか否かを判断する(S202)。制御部12は、ステップS202の判断結果がYESの場合、時間計測用のカウンタに0をセットした後(S203)、カウンタ値がt1になるまで(S204:YES)、遅延処理(WAIT)を繰り返す(S205)。制御部12は、カウンタ値がt1を超えたと判断したら(S204:NO)、RAM142にインピーダンス整合の実行を指示し(S206)、ステップS202に戻る。つまり、制御部12は、起動からの経過時間が所定時間T内であれば、規定時間t1による周期でRAM142にインピーダンス整合の実施を指示する。 制御部12は、起動からの経過時間が所定時間Tを超えたと判断した場合(S202:NO)、単位時間当たりの温度変化量が所定量A1よりも大きいか否かを判断する(S207)。制御部12は、この判断結果がYESの場合、ステップS203へ進み、再び規定時間t1による周期でRAM142にインピーダンス整合の実施を指示する。 制御部12は、ステップ