JP-2026077247-A - 作業車両
Abstract
【課題】作業者の作業姿勢に応じて作業車両の走行速度の減速を行って、作業者の転倒等を抑制して作業環境の安全性が高い作業業車両を提供する。 【解決手段】操縦部(5)の操作席(25)に作業者の着座状態を測定する第1センサ(26)を設け、操縦部(5)の下側に、刈取作業装置(4)を駆動する第1電動機(30)と前輪(2)又は後輪(3)を駆動する第2電動機(40)を設け、作業車両のコントローラ(80)は、第1電動機(30)に加わる負荷が許容負荷を超える場合に、作業者が操作席(25)に着座していることが第1センサ(26)で測定された場合には、第2電動機(40)の出力回転を減速して作業車両の走行速度を減速し、作業者が操作席(25)に着座していることが第1センサ(26)で測定されない場合には、第2電動機(40)の出力回転の減速を行わない。 【選択図】図19
Inventors
- 畑邊 昌也
- 浜崎 理子
- 山下 智志
- 小野 弘喜
- 増田 龍太郎
- 三宅 浩喜
- 鈴木 大翔
- 後藤 聖人
- 森 一芳
- 藤本 和之
Assignees
- 井関農機株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (6)
- 機体フレーム(1)の下側に左右一対の前輪(2)と後輪(3)を設け、該機体フレーム(1)の前側に芝草を刈取る刈取作業装置(4)を設け、該刈取作業装置(4)の後側に作業者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側に芝草を収容する集草容器(7)を設けた作業車両において、 前記操縦部(5)の操作席(25)に作業者の着座状態を測定する第1センサ(26)を設け、 前記操縦部(5)の下側に、前記刈取作業装置(4)を駆動する第1電動機(30)と前記前輪(2)又は後輪(3)を駆動する第2電動機(40)を設け、 前記作業車両のコントローラ(80)は、前記第1電動機(30)に加わる負荷が許容負荷を超える場合に、作業者が操作席(25)に着座していることが第1センサ(26)で測定された場合には、前記第2電動機(40)の出力回転を減速して作業車両の走行速度を減速し、作業者が操作席(25)に着座していることが第1センサ(26)で測定されない場合には、前記第2電動機(40)の出力回転の減速を行わないことを特徴とする作業車両。
- 前記操作席(25)にシートベルト(27)の引出し長さを測定する第2センサ(29)を設け、 前記コントローラ(80)は、前記第1電動機(30)に加わる負荷が許容負荷を超える場合に、作業者が操作席(25)に着座していることが第1センサ(26)で測定され、且つ、前記シートベルト(27)の引出し長さが所定長さ以下であることが第2センサ(29)で測定された場合には、前記第2電動機(40)の出力回転を減速して作業車両の走行速度を減速し、作業者が操作席(25)に着座していることが第1センサ(26)で測定されない場合、又は、前記シートベルト(27)の引出し長さが所定長さ超であることが第2センサ(29)で測定された場合には、前記第2電動機(40)の出力回転の減速を行わない請求項1記載の作業車両。
- 前記第2電動機(40)の出力回転の減速を行わない状態が予め定めた第1設定時間(J1)を経過した場合には、前記操縦部(5)のブザー(25C)を起動して警報を行う請求項2記載の作業車両。
- 前記第1電動機(30)と刈取作業装置(4)の間の伝動経路の間に第1クラッチ(55)を設け、 前記第2電動機(40)の出力回転の減速を行わない状態が前記第1設定時間(J1)より長い予め定めた第2設定時間(J2)を経過した場合には、前記第1クラッチ(55)の接続を解除する請求項3記載の作業車両。
- 前記刈取作業装置(4)と集草容器(7)を連結するシュータ(16)の前部にブロワ(17)を設け、 前記第1電動機(30)とブロワ(17)の間の伝動経路の間に第2クラッチ(56)を設け、 前記第2電動機(40)の出力回転の減速を行わない状態が第2設定時間(J2)を経過した場合には、前記第2クラッチ(56)の接続を解除する請求項4記載の作業車両。
- 前記操縦部(5)のフロアに、前記前輪(2)と後輪(3)の回動を制動するブレーキペダル(11)を設け、前記ブレーキペダル(11)を踏込んだ場合には、前記前輪(2)と後輪(3)の回動を制動する請求項1~5のいずれか1項に記載の作業車両。
Description
本発明は、芝草を刈取る作業車両に関するものである。 従来、操縦部に搭乗した作業者が操作席に着座していない状態が所定の時間に亘って続いた場合には、作業車両の自動走行を停止して、エンジンを停止する技術が知られている。 (特許文献1) 特開2022-95323号公報 作業車両を前方左側から視た斜視図である。操縦部の操作席を前方左側から視た斜視図である。電動室の前部を後方左側から視た斜視図である。電動室の後部を後方左側から視た斜視図である。電動機とギヤケースを前方左側から視た斜視図である。電動機とギヤケースを後方左側から視た斜視図である。電動機とギヤケースの背面図である。ギヤケースの左部を破断した破断面図である。電動機の出力回転の伝動図である。バッテリを後方左側から視た斜視図である。電動室にバッテリを載上した平面図である。電動機とインバータ装置の平面図である。電動機とインバータ装置の左側面図である。電動室の左側面図である。電動室を後方右側から視た斜視図である。コントローラの接続図である。負荷制御の説明図である。コントローラと電動機を接続する電力回線と信号線の説明図である。負荷制御の維持・停止方法の説明図である 図1に示すように、作業車両は、機体フレーム1の下側の前部には左右一対の前輪2が設けられ、機体フレーム1の下側の後部には左右一対の後輪3が設けられている。 機体フレーム1の前部には圃場に生えた芝草を刈取る刈取作業装置4が設けられ、刈取作業装置4の後側には作業者が搭乗する操縦部5が設けられている。また、操縦部5の後側には作業者を保護する安全フレーム(ロプス)6が設けられ、安全フレーム6の後側には刈取られた芝草を貯留する集草容器7が設けられ、集草容器7の下側には刈取作業装置4を駆動する作業用の電動機30やバッテリ60等を配置する電動室8が設けられている。 操縦部5の操作席25の前側には、ステアリングホイールを支持するステアリングコラム10が設けられている。ステアリングコラム10の上部には、電動機30の出力回転数等を表示するタッチパネル式のモニタが設けられ、下部はフロアの前部に固定されている。 フロアにおけるステアリングコラム10の左側には前輪2の回転数を減速するブレーキペダル11が設けられ、右側には前輪2を駆動する走行用の電動機40の出力回転数を増減速するアクセルペダル12が設けられている。なお、ブレーキペダル11とアクセルペダル12の踏込み量は、それぞれ基部に装着されたポテンショメータ等の角度センサ11S,12Sで測定されている。 前輪2の上方はフェンダ13で覆われ、操作席25の右側に位置するフェンダ13には電動機(請求項の「第1電動機」)30の出力回転を増減速するインバータ装置35を操作する変速レバー14が設けられている。 また、変速レバー14の後方には、作業用の電動機30に加わる負荷が所定以上になった場合に、走行用の電動機(請求項の「第2電動機」)40の出力回転を減速させて電動機30の負荷を所定範囲内に下げる負荷制御を作動する作動スイッチ15が設けられている。 刈取作業装置4の後部と集草容器7の前部は、前後方向に延在するシュータ16で連通され、シュータ16の前後方向の中間部には、シュータ16内に空気を排風するブロワ17が設けられている。 集草容器7の左右壁の前部には左右一対のリンクアーム18が設けられている。リンクアーム18の前部は安全フレーム6に左右部に揺動自在に固定され、安全フレーム6とリンクアーム18は油圧シリンダ等の昇降部品19で接続され、集草容器7の下壁の後部は後述する支持フレーム21の横フレーム21Aに載上されている。これにより、昇降部品19を駆動して集草容器7を昇降することができる。 図2に示すように、操縦部5の操作席25の座面シート25Aの中央部には作業者の体重を測定する重さセンサ(請求項の「第1センサ」)26が設けられ、座面シート25Aの左後部にはシートベルト27が装着されたか否かを検出する装着センサ28が設けられ、座面シート25Aの右後部にはシートベルト27の引出し長さを測定する長さセンサ(請求項の「第2センサ」)29が設けられている。これにより、作業者が操作席25に座ることなく、刈取作業装置4の刈取状況や刈取作業装置4の前方の芝草を中腰姿勢や半立ち姿勢等になって操作していることを検出することができる。なお、作業者が中腰姿勢や半立ち姿勢等の場合には、重さセンサ26の測定値が所定以上に小さくなり、長さセンサ29の測定値が所定以上に大きくなる。また、操作席25の背もたれシート25Bの右部には異常時に警報を鳴らすブザー 図3,4に示すように、電動室8の前電動室8Aには電動機30と電動機40が設けられ、後電動室8Bには電動機30等に供給する電力を蓄電するバッテリ60が設けられている。 平面視において、電動機30は機体フレーム1の左右方向の中心線の左側に設けられ、電動機40は機体フレーム1の左右方向の中心線の右側に設けられている。これにより、 機体フレーム1の左右方向の中心線よりも左側に加わる重量と、機体フレーム1の左右方向の中心線よりも右側に加わる重量の重量差を抑制して、操舵性を向上させることができる。 側面視において、前電動室8Aと後電動室8Bの区画部には、機体フレーム1から上方に延在する支持フレーム20が設けられ、後電動室8Bの後端部には機体フレーム1から上方に延在する支持フレーム21が設けられている。 支持フレーム20は、機体フレーム1における左側の中間部から上方に延在する左縦フレーム20Lと、機体フレーム1における右側の中間部から上方に延在する右縦フレーム20Rと、左縦フレーム20Lと右縦フレーム20Rの上部を連結する左右方向に延在する横フレーム20Aで形成されている。 支持フレーム21は、機体フレーム1における左側の後端部から上方に延在する左縦フレーム21Lと、機体フレーム1における右側の後端部から上方に延在する右縦フレーム21Rと、左縦フレーム21Lと右縦フレーム21Rの上部を連結する左右方向に延在する横フレーム21Aと、左縦フレーム21Lと右縦フレーム21Rの中間部を連結する左右方向に延在する横フレーム21Bで形成されている。なお、横フレーム21Bの左部は左縦フレーム21Lよりも左側に延出し、右部は右縦フレーム21Rよりも右側に延出している。 左縦フレーム20Lの中間部と横フレーム21Bの左端部は前後方向に延在する左前後フレーム22Lで連結され、右縦フレーム20Rの中間部と横フレーム21Bの右端部は前後方向に延在する右前後フレーム22Rで連結されている。これにより、バッテリ60の後部を後輪3のドライブシャフト44の上方に配置して、機体フレーム1に大きな変形が生じるのを防止することができる。 左縦フレーム20Lの上部と操縦部5の後部に設けられた左縦フレーム23Lの中間部は前後方向に延在する左前後フレーム24Lで連結され、支持フレーム20の右縦フレーム20Rの上部と操縦部5の後部に設けられた右縦フレーム23Rの中間部は前後方向に延在する右前後フレーム24Rで連結されている。 図5,6に示すように、電動機30と電動機40は、電動機30と電動機40の前 側に設けられたギヤケース50に連結されている。電動機30の出力回転は、ギヤケース50内で増減速された後に刈取作業装置4等が連結される出力軸31や、ブロワ17等が連結される出力軸32、油圧ポンプ51等が連結される出力軸33に伝動される。また、電動機40の出力回転は、ギヤケース50内で増減速された後に前輪2等が連結される出力軸41と、補助作業機器等が連結される出力軸42に伝動される。 出力軸31はギヤケース50の前後方向の中間左部から前方に延出し、出力軸31の前部は刈取作業装置4に連結されている。出力軸32はギヤケース50の前部から前方に延出し、出力軸32の前部はブロワ17に連結されている。出力軸33はギヤケース50の後部から後方に延出し、出力軸33の後部には油圧ポンプ51が連結されている。また、ギヤケース50の上部にはバルブ52が設けられている。 出力軸41と出力軸42はギヤケース50の右部を前後方向に延在している。出力軸41の出力回転は、ギヤケース50内に設けられたディファレンシャルギヤ54を介してドライブシャフト43に伝動される。ギヤケース50の前後方向の中間部にはドライブシャフト43が挿通される左右方向に延在する挿入穴50Aが設けられている。また、出力軸42はギヤケース50の後部から後方に延出している。 電動機30の前後方向の長さは電動機40の前後方向の長さよりも長く形成されている。これにより、常時駆動されて大きな負荷が加わる刈取作業装置4を円滑に駆動することができる。 図7に示すように、油圧ポンプ51は、電動機30と電動機40よりも下方に設けられている。これにより、油圧ポンプ51内に空気が入るのを防止してエア噛みを抑制することができる。また、油圧ポンプ51とバルブ52を接続する可撓性の配管53Aは、電動機30と電動機40の間に配策されている。これにより、電動機30と電動機40の間に形成された空間を有効活用することができる。 図8に示すように、バルブ52に送油されたオイルは、バルブ52を介してギヤケース50内の出力軸31の伝動経路の上流側に設けられたクラッチ(請求項の「第1クラッチ」)55と、出力軸32の伝動経路の上流側に設けられたクラッチ(請求項の「第2クラッチ」)56に送油される。これにより、バルブ52を駆動してクラッチ55とクラッチ56の接続と接続の解除を行うことができる。 クラッチ55やクラッチ56からバルブ52に送油されたオイルは、可撓性の配管53Bを介してギヤケース50の上部に形成された循環口50Bからギヤケース50に戻される。これにより、ギヤケース50内のオイルを所定の量に維持することができる。 図9に示すように、電動機30の出力回転はギヤケース50の入力軸57Aに伝動され、入力軸57Aの出力回転は増減速された後に出力軸33に伝動され、出力軸33の出力回転は油圧ポンプ51に伝動される。これにより、電動機30を駆動して油圧ポンプ51を駆動することができる。また、入力軸57Aの出力回転は増減速された後に回転軸58Aに伝動される。 回転軸58Aの出力回転は回転軸58Bに伝動され、回転軸58Bの出力回転はクラッチ55を介して出力軸31に伝動される。出力軸31の出力回転は刈取作業装置4に伝動される。これにより、電動機30を駆動して刈取作業装置4を駆動することができる。 入力軸57Aの出力回転は回転軸58Cに伝動され、回転軸58Cの出力回転はクラッチ56を介して出力軸32に伝動される。出力軸32の出力回転はブロワ17に伝動される。これにより、電動機30を駆動してブロワ17を駆動することができる。 電動機40の出力回転はギヤケース50の入力軸57Bに伝動され、入力軸57Bの出力回転は増減速された後に出力軸41と出力軸42に伝動される。 出力軸41の出力回転はディファレンシャルギヤ54を介して前輪用のドライブシャフト43に伝動され、ドライブシャフト43の出力回転は前輪2に伝動される。これにより、電動機40を駆動して前輪2を回動させることができる。また、前輪2の回動を制動する前輪用の制動ブースタ48が設けられている。 出力軸42の出力回転は、4WD用のクラッチ47とディファレンシャルギヤ59を介して後輪用のドライブシャフト44に伝動され、ドライブシャフト44の出力回転は後輪3に伝動される。これにより、電動機40を駆動して後輪3を回動させることができる。また、後輪3の回動を制動する後輪用の制動ブースタ49が設けられている。 図10に示すように、バッテリ60は、4個のバッテリモジュール60Aから形成されている。4個のバッテリモジュール60Aの上部は