JP-2026077252-A - 路面凍結判定装置および車両の制御システム
Abstract
【課題】路面が凍結しているかを精度よく判定することができる路面凍結判定装置および車両の制御システムを提供する。 【解決手段】 路面凍結判定装置20は、車両1の前方領域の路面に他車両2によって投影された路面凍結警告を表す表示パターンPを認識するように構成されたパターン認識部22と、前記パターン認識部22によって認識された前記表示パターンPに基づいて、前記車両1が走行する道路の路面が凍結しているか否かを判定するように構成された凍結判定部21とを備える。車両1の制御システム10は、路面凍結判定装置20と、車両1の運転支援機能を実行するように構成された運転支援装置30とを備え、前記運転支援装置30は、前記路面凍結判定装置20によって前記路面が凍結していると判定された場合に、前記運転支援機能30を調整するように構成されている。 【選択図】図1
Inventors
- 青島 英道
Assignees
- スズキ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (9)
- 車両の前方領域の路面に他車両によって投影された路面凍結警告を表す表示パターンを認識するように構成されたパターン認識部と、 前記パターン認識部によって認識された前記表示パターンに基づいて、前記車両が走行する道路の路面が凍結しているか否かを判定するように構成された凍結判定部と を備える、路面凍結判定装置。
- 前記凍結判定部は、前記車両の周囲環境に基づいて前記路面の凍結度合いを演算し、前記凍結度合いが判定閾値以上の場合に、前記路面が凍結していると判定するように構成され、 前記判定閾値は、前記パターン認識部によって前記表示パターンが認識されていない場合は第1閾値に設定され、前記パターン認識部によって前記表示パターンが認識されている場合は前記第1閾値よりも小さい第2閾値に設定される、請求項1に記載の路面凍結判定装置。
- 請求項1または2に記載の路面凍結判定装置と、 車両の運転支援機能を実行するように構成された運転支援装置と を備え、 前記運転支援装置は、前記路面凍結判定装置によって前記路面が凍結していると判定された場合に、前記運転支援機能を調整するように構成されている、車両の制御システム。
- 前記運転支援装置は、 前記運転支援機能として、前記車両が走行する車線内に先行車が存在しない場合は設定車速に従って定速走行を行い、先行車が存在する場合は追従走行を行うACC制御を実行するように構成され、 前記路面凍結判定装置によって前記路面が凍結していると判定された場合に、前記路面が凍結していない場合に比べて、前記ACC制御を実行する際の加減速度を低下させる、または前記ACC制御における設定車間距離を増加させる、請求項3に記載の車両の制御システム。
- 前記運転支援装置は、 前記運転支援機能として、前記車両と障害物との衝突可能性に応じて自動ブレーキを作動させる衝突被害軽減ブレーキ制御を実行するように構成され、 前記路面凍結判定装置によって前記路面が凍結していると判定された場合に、前記路面が凍結していない場合に比べて、前記自動ブレーキの作動開始タイミングを早くする、請求項3に記載の車両の制御システム。
- 前記運転支援装置は、 前記運転支援機能として、前記車両の車輪のスリップ量が予め設定された開始閾値を超えた場合に、前記車両の駆動装置のトルク低減および/または制動装置の作動により車輪の過回転を抑制するトラクション制御を実行するように構成され、 前記路面凍結判定装置によって前記路面が凍結していると判定された場合に、前記路面が凍結していない場合に比べて、前記開始閾値を小さくする、請求項3に記載の車両の制御システム。
- 前記運転支援装置は、前記運転支援機能として、前記車両の車輪のスリップ量が予め設定された開始閾値を超えた場合に、前記車両の駆動装置のトルク低減および制動装置の作動により車輪の過回転を抑制するトラクション制御を実行するように構成され、 前記トラクション制御は、前記開始閾値が基準となる第1開始閾値に設定された第1モードと、前記開始閾値が前記第1開始閾値よりも小さい第2開始閾値に設定された第2モードと、前記開始閾値が前記第1開始閾値よりも大きい第3開始閾値に設定された第3モードとを含み、前記第3モードにおいてスリップしている車輪にかける前記制動装置のブレーキ力は、前記第1モードおよび前記第2モードにおいて前記スリップしている車輪にかけるブレーキ力よりも大きく設定され、 前記運転支援装置は、運転者によるスイッチ操作に応じて選択された前記第1モード、前記第2モード、および前記第3モードのいずれかで前記トラクション制御を実行するように構成され、 前記運転支援装置は、 前記第1モードが選択された状態で、前記路面凍結判定装置によって前記路面が凍結していると判定されると、前記第2モードに切り替え、 前記第3モードが選択された状態で、前記路面凍結判定装置によって前記路面が凍結していると判定されると、前記第3モードを維持する、請求項3に記載の車両の制御システム。
- 前記路面凍結判定装置は、前記パターン認識部によって認識された前記表示パターンに基づいて、前記車両に設けられたレーダセンサの前部の凍結状態を推定する凍結状態推定部をさらに備え、 前記運転支援装置は、前記凍結状態推定部によって前記レーダセンサの前記前部が凍結状態であると推定されると、前記運転支援機能の作動を停止する、請求項3に記載の車両の制御システム。
- 前記車両がトンネル内を走行しているか否かを判定するトンネル判定部をさらに備え、 前記運転支援装置は、前記トンネル判定部によって前記車両が前記トンネル内を走行していると判定され、かつ前記凍結状態推定部によって前記レーダセンサの前記前部が凍結状態であると推定された場合に、前記運転支援機能の作動を停止する、請求項8に記載の車両の制御システム。
Description
本発明は、路面凍結判定装置、および路面凍結判定装置を備える車両の制御システムに関する。 従来から、路面凍結のおそれを判定し、路面凍結の可能性がある場合に車両の乗員に知らせるように構成された装置が知られている。例えば、特許文献1には、外気温度センサによって検出された外気温度が3℃未満の場合に路面凍結のおそれがある状態と判定する装置が開示されている。特許文献1に記載の装置においては、外気温度が3℃以上の場合はフロントサイドドア下方の路面を青色に照らし、外気温度が3℃未満の場合は路面を赤色に照らすことにより、路面凍結の可能性を乗員に認識させるように構成されている。 特開2011-16383号公報 図1は、本発明の第1実施形態における車両の制御システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、路面凍結警告を表す表示パターンが路面に投影された状態を示す図である。図3は、第1実施形態における路面凍結判定処理の流れを示すフローチャートである。図4は、本発明の第2実施形態における車両の制御システムの概略構成を示すブロック図である。 -第1実施形態- 以下、本発明の第1実施形態に係る路面凍結判定装置および車両の制御システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態における路面凍結判定装置を含む車両の制御システムの概略構成を示すブロック図である。本実施の形態における車両の制御システム10は、路面凍結判定装置20と、運転支援装置30とを備える。車両の制御システム10は、路面凍結判定機能と運転支援機能とを有し、路面凍結判定機能による判定結果に基づいて運転支援機能を実行するように構成されている。まず、車両の制御システム10の路面凍結判定機能に関連する構成について説明する。 図1に示すように、車両の制御システム10は、路面凍結判定機能に関連して、車両の前方領域を撮像する撮像装置11、外気温センサ12、および路面凍結判定装置20等を備えている。 撮像装置11は、車両の前方領域を撮像し、車両が走行する道路の路面の状態を含む周囲環境を検知するように構成されている。撮像装置11は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を有するカメラを有し、車両の前方領域の情報を静止画および/または動画として出力するように構成されている。カメラによって撮像される車両の前方領域は、車両の前方の自車線に加えて、他車両が走行する隣接車線も含む領域である。撮像装置11は、車両が走行している自車線および隣接車線を画定する道路上の区画線の位置、車両周辺にある他車両や人物などの障害物の存在と相対距離を検知可能である。 外気温センサ12は、車両周囲の外気温を検出するように構成されている。撮像装置11および外気温センサ12は、車両の周囲環境を検知する検知装置として機能する。撮像装置11および外気温センサ12によって取得された車両の周囲環境の情報は、路面凍結判定装置20に入力される。 路面凍結判定装置20は、例えば、プログラムおよびデータなどを記憶したROM、演算処理を行うCPU、動的データや演算処理結果を記憶するRAM、および入出力インターフェースなどを含むコンピュータから構成されている。路面凍結判定装置20は、撮像装置11および外気温センサ12によって検出される車両の周囲環境に基づいて、車両が走行している道路の路面が凍結しているか否かを判定するように構成されている。路面凍結判定装置20は、例えば、凍結判定部21、およびパターン認識部22の機能を実行するように構成されている。 凍結判定部21は、車両の周囲環境に基づいて路面の凍結度合いFを演算し、凍結度合いFを判定閾値Fthと比較することによって路面が凍結しているか否かを判定する。凍結判定部21は、例えば、撮像装置11から入力される車両の前方領域の画像データに対して所定の画像処理を行い、凍結路面のテンプレート画像と前方領域の画像データとのマッチング度合いを演算する。凍結判定部21は、マッチング度合いに、例えば、外気温センサ12によって検出される車両周囲の外気温、および路面における赤外光の反射率等を加味して、総合的に路面の凍結度合いFを演算する。凍結度合いFが大きいほど、路面が凍結している可能性が高いことを表す。 凍結判定部21は、演算した凍結度合いFを予め設定した判定閾値Fthと比較し、凍結度合いFが判定閾値Fth以上の場合は、車両が走行している道路の路面が凍結していると判定する。なお、凍結判定部21は、実際に路面が凍結していることを検知しているのではなく、凍結度合いFが判定閾値Fth以上の場合に路面が凍結していると推定している。 このように、凍結判定部21は、車両の前方領域の画像データおよび外気温等、車両が取得した周囲環境の情報に基づいて路面が凍結しているか否かを判定するように構成されている。しかし、凍結路面の画像はエッジなどの特徴量が少ないため、画像処理によって凍結の有無を正確に判定するためには時間がかかる。また、路面の状態は時々刻々と変化するため、車両が自ら取得した周囲環境の情報に基づいて精度よく凍結の有無を判定することは困難である。 ところで、運転者の運転操作を支援するために、車両が備える配光可変型前照灯を用いて路面に警告を投影する運転支援プロジェクションが提案されている。運転支援プロジェクションは、運転者の運転操作を支援するための、特定の警告、例えば路面凍結警告を表す表示パターンを運転支援プロジェクションとして路面に投影する機能である。運転支援プロジェクション機能を搭載した車両は、車両が走行している道路の路面が凍結している場合に、路面凍結警告を表す表示パターンを車両の前方路面に投影することにより、運転者の注意を喚起することができる。 図2に、路面凍結警告を表す表示パターンが路面に投影された状態の一例を示す。図2において、本実施の形態に係る車両の制御システム10が適用される車両1は、自車線L1を走行している。自車線L1に隣接する隣接車線L2には、他車両2が存在する。他車両2は、車両1の進行方向Aとは反対方向Bに進む対向車である。自車線L1と隣接車線L2とは、区画線M0によって区別されており、自車線L1は区画線M0と側方端の区画線M1とによって画定されている。 他車両2の前方路面には、路面凍結警告を表す表示パターンPが投影されている。他車両2は、自らが取得した情報に基づいて路面の凍結の有無を判定し、路面が凍結していると判定した場合に表示パターンPを投影している。他車両2は、画像データに加えて、路車間通信や車車間通信によって得られた情報等、車両1が有していない情報に基づいて路面の凍結の有無を判定している可能性もある。 そこで、本実施の形態においては、隣接車線L2を走行する他車両2が運転支援プロジェクション機能を有しており、他車両2の前方の路面に運転支援プロジェクションの表示パターンPが投影されている場合に、他車両2によって投影された運転支援プロジェクションの表示パターンP、すなわち他車両2の路面凍結判定の情報を利用して、車両1の路面凍結判定を行う。 具体的には、路面凍結判定装置20のパターン認識部22は、車両1の前方領域の路面に他車両2によって投影された表示パターンPを認識するように構成されている。具体的には、撮像装置11から入力された車両1の前方領域の画像データに基づいて画像処理を行い、他車両2が走行している隣接車線L2の路面に投影された運転支援プロジェクションの表示パターンPを認識する。 パターン認識部22は、車両1の前方領域の画像データに、運転支援プロジェクションの表示パターンに相当する画像が含まれているかを判定し、表示パターンに相当する画像が含まれている場合は、その画像が路面凍結警告に相当するかを判定する。パターン認識部22は、例えばパターンマッチングを利用することにより、路面に投影された表示パターンPが路面凍結警告を示しているか否かを判定することができる。図2に示す表示パターンPは、路面凍結警告として利用可能なシンボルであり、他車両2が走行している道路の路面が凍結している、または凍結している可能性があることを示している。 凍結判定部21は、パターン認識部22によって路面凍結警告を示す表示パターンPが認識されている場合は、凍結の有無を判定するための判定閾値Fthを変更する。すなわち、凍結判定部21は、他車両2によって路面凍結警告を示す表示パターンPが投影されているか否かによって、異なる判定閾値Fthを用いて車両1が走行している道路の路面が凍結しているか否かを判定する。凍結判定部21は、パターン認識部22によって表示パターンPが認識されていない場合は判定閾値Fthを第1閾値Fth1に設定し、表示パターンPが認識されている場合は判定閾値Fthを第2閾値Fth2に設定する。第2閾値Fth2は第1閾値Fth1よりも小さい(Fth1>Fth2)。 第1閾値Fth1は、凍結判定部21において凍結判定を行うために用いる基準の判定閾値である。凍結判定部21は、第1閾値Fth1および第2閾値Fth2を予めそれぞれ適切な値に設定する。凍結判定部21は、パターン認識部22によって表示パターンPが認識されていない場合、上述した凍結度合いFが第1閾値Fth1以上のときに路面が凍結していると判定する。一方、パターン認識部22によって表示パターンPが認識されている場合、凍結判定部21は、凍結度合いFが第2閾値Fth2以上のときに路面が凍結していると判定する。 車両1が演算した凍結度合いFが第1閾値Fth1より小さい場合であっても、他車両2が路面が凍結していると判定して表示パターンPを投影している場合、凍結判定部21は、凍結度合いFが第2閾値Fth2以上であれば路面が凍結していると判定する。これにより、凍結判定部21は、車両1が自ら取得した情報に加えて、他車両2から得られる路面凍結の情報を活用して、精度よく路面の凍結の有無を判定することができる。また、車両1の前方領域の画像データに基づく凍結度合いFから凍結の有無を判定する場合に、判定時間の短縮に寄与できる。例えば、凍結度合いFが第2閾値Fth2以上で、ある程度、路面凍結の可能性はあるが、画像処理にかかる時間等の判定条件によって路面が凍結していると判断できない場合に、他車両2の路面凍結判定結果を参照して車両1において路面凍結の判定を行うことができる。 他車両2が誤って表示パターンPを投影している場合であっても、車両1の前方領域の画像データに基づく凍結度合いFが第2閾値Fth2よりも小さい場合は路面が凍結していると判定しないので、車両1によって誤って路面が凍結していると判定してしまう可能性を低減できる。 つぎに、車両1の制御システム10の運転支援機能に関する構成について説明する。図1に示すように、車両1の制御システム10は、運転支援機能に関連して、上述した撮像装置11、障害物検出装置15、車輪速センサ16、操作入力装置17、運転支援装置30、制動装置40、駆動装置50、および表示装置60等を備えている。 障害物検出装置15は、車両1の前方の障害物(例えば先行車)を検知し、車両と障害物との相対的な距離(車間距離)を測定するように構成されている。障害物検出装置15として、例えば、ミリ波レーダ、ソナーセンサ、LiDAR(Light Detection and Ranging)等を使用することができる。障害物検出装置15による距離の測定は、所定の測定周期で動的に実行される。上述した撮像装置11を障害物検出装置15として用いてもよい。障害物検出装置15によって検知された障害物の情報は、運転支援装置30に入力される。 車輪速センサ16は、車両1に設けられている各車輪(不図示)の回転速度を検出するように構成されている。車輪速センサ16によって検出された各車輪の回転速度は、運転支援装置30に入力さ