JP-2026077341-A - システム
Abstract
【課題】ドライバの感覚に合った渋滞末尾を特定する。 【解決手段】システム(10)は、複数の車両各々から、ハザードランプに関するハザード情報を含む車両情報を取得する取得手段(11)と、ハザードランプがON状態であることを示すハザード情報を含む車両情報の方向指示器情報に基づいて、ハザードランプがON状態となった時刻を中心として、第1所定期間内に方向指示器が作動していないか否かを判定する意思推定部(12)と、車両情報に含まれるハザード情報を用いて、渋滞の末尾を特定する特定手段(13)と、特定手段(13)により生成された渋滞開始情報及び渋滞予測情報を、道路の管理者と、対象車両の周囲を走行する車両とに配信する配信部(14)と、を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 桑原 昌広
- 中村 俊之
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (3)
- 複数の車両各々から、ハザードランプに関するハザード情報を含む車両情報を取得する取得手段と、 前記車両情報に含まれる前記ハザード情報を用いて、渋滞の末尾を特定する特定手段と、 を備えるシステム。
- 前記車両情報は、位置を示す位置情報を含み、 前記特定手段は、 前記ハザード情報及び前記位置情報を用いて、所定の態様でハザードランプが作動した一の車両の位置を特定することによって、渋滞の末尾を含むエリアを特定する 請求項1に記載のシステム。
- 前記特定されたエリア内に、ハザードランプを作動させた複数の車両が存在する場合、前記特定手段は、ハザードランプが作動した複数の位置のうち、前記特定されたエリア内の最も上流側の位置を、渋滞の末尾として特定する 請求項2に記載のシステム。
Description
本発明は、渋滞末尾を特定するシステムの技術分野に関する。 この種のシステムとして、例えば、ミリ波レーダによる計測結果に基づいて、複数の区間各々が渋滞状態であるか非渋滞状態であるかを判定し、渋滞状態及び非渋滞状態の並び方に基づいて判定結果を訂正し、訂正後の各区間の状態に基づいて渋滞の末尾を推定するシステムが提案されている(特許文献1参照)。 特開2023-128791号公報 実施形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。実施形態に係るシステムの動作の一例を示すフローチャートである。実施形態に係るシステムの動作の他の例を示すフローチャートである。車両位置の時間変化の一例を示す図である。渋滞末尾の特定方法の一例を示す図である。 システムに係る実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。図1において、システム10は、データ取得部11、意思推定部12、渋滞末尾特定部13、配信部14及びデータベース15を備える。例えば、システム10は、ネットワーク上のサーバによって実現されてよい。尚、ネットワーク上のサーバは、クラウドサーバであってよい。尚、システム10は、単一のサーバに限らず、複数のサーバによって実現されてよい。 データ取得部11は、複数の車両から車両情報を取得する。ここで、該複数の車両は、コネクテッドカーであってよい。データ取得部11は、取得された車両情報をデータベース15に格納してよい。例えば、車両情報は、時間情報、位置情報(例えば、緯度、経度)、ハザードランプに関するハザード情報、方向指示器に関する方向指示器情報、速度、及び、加速度を含んでいてよい。 例えば、ハザードランプは、故障等でやむをえず路上駐車しなければならない場合に、路上駐車する車両のドライバが、周囲のドライバに危険の存在を知らせるために利用されてよい。例えば、ハザードランプは、渋滞区間の末尾に接近した車両のドライバが、渋滞の存在を後続のドライバに知らせるために利用されてよい。例えば、ハザードランプは、車線変更等で道を譲ってくれた後続のドライバに感謝を伝えるために利用されてよい。このように、車両のドライバは、状況に応じてハザードランプを使い分けてよい。つまり、車両のドライバは、ある意思(又は意図)をもってハザードランプを使用している。 意思推定部12は、車両情報に含まれるハザード情報が、ハザードランプがON状態である(言い換えれば、ハザードランプが作動している)ことを示している場合に、該車両情報に係る車両のドライバの意思を推定する。ここで、意思推定部12の動作について図2のフローチャートを参照して説明を加える。 図2において、意思推定部12は、ハザードランプがON状態であることを示すハザード情報を含む車両情報の方向指示器情報に基づいて、ハザードランプがON状態となった時刻を中心として、第1所定期間内に方向指示器が作動していないか否かを判定する(ステップS101)。 ステップS101の処理において、ハザードランプがON状態となった時刻を中心として、第1所定期間内に方向指示器が作動していると判定された場合(ステップS101:No)、意思推定部12は、ドライバが後続のドライバに感謝を伝える意思をもってハザードランプを使用した(いわゆるサンキューハザード)と推定する(ステップS102)。 ステップS101の処理において、ハザードランプがON状態となった時刻を中心として、第1所定期間内に方向指示器が作動していないと判定された場合(ステップS101:Yes)、意思推定部12は、ハザードランプが長時間ON状態であるか否かを判定する(ステップS103)。尚、意思推定部12は、ハザードランプがON状態である期間が、第2所定期間以上であるか否かを判定することによって、ハザードランプが長時間ON状態であるか否かを判定してよい。 ステップS103の処理において、ハザードランプが長時間ON状態ではないと判定された場合(ステップS103:No)、意思推定部12は、ドライバが渋滞の存在を後続のドライバに伝える意思をもってハザードランプを使用したと推定する(ステップS104)。尚、渋滞区間の末尾は、これから渋滞区間に進入する車両のドライバにとっては、渋滞区間の入口であると言える。このため、「渋滞の存在を後続のドライバに伝える意思」は、「渋滞開始ポイントを後続のドライバに伝える意思」と言い換えられてよい。 ステップS103の処理において、ハザードランプが長時間ON状態であると判定された場合(ステップS103:Yes)、意思推定部12は、ドライバが、故障等により緊急停止していることを周囲のドライバに伝える意思をもってハザードランプを使用したと推定する(ステップS105)。 図1に戻り、渋滞末尾特定部13は、意思推定部12が、「渋滞の存在を後続のドライバに伝える意思をもってハザードランプを使用した」と推定した場合に、渋滞の末尾を特定する。ここで、渋滞末尾特定部13の動作について図3のフローチャートを参照して説明を加える。 例えば、意思推定部12は、「渋滞の存在を後続のドライバに伝える意思をもってハザードランプを使用した」、言い換えれば、所定の態様でハザードランプが作動した一の車両(以降、適宜“対象車両”と称する)に係る車両情報を、渋滞末尾特定部13に送信してよい。尚、「所定の態様」は、ハザードランプがON状態となった時刻を中心として、第1所定期間内に方向指示器が作動しておらず、且つ、ハザードランプが長時間ON状態ではない態様である。 渋滞末尾特定部13は、対象車両に係る車両情報に基づいて、所定の態様でハザードランプが作動したときの対象車両の位置を特定してよい。例えば、対象車両が所定の態様でハザードランプを作動させた位置は、図4における位置p1であってよい。ここで、位置p1は、渋滞の末尾である可能性が比較的高い。しかしながら、対象車両のドライバがハザードランプを作動させるタイミングによっては、位置p1が渋滞の末尾ではない可能性もある。 そこで、渋滞末尾特定部13は、図4に示す車両位置と時刻との関係を示すグラフ(タイムスペース図)において、位置p1及び時刻t1を含む時空間エリアWを設定する(ステップS201)。つまり、渋滞末尾特定部13は、時空間エリアWを設定することによって、渋滞の末尾が含まれる時空間エリアを絞り込む。渋滞の末尾が含まれる時空間エリアを絞り込むことは、エリア集約と称されてよい。尚、時空間エリアWのサイズは、固定であってもよいし、何らかのパラメータに応じて変化してもよい。尚、時空間エリアWは、機械学習によって生成された学習済みモデル(言い換えれば、AI)を用いて設定されてもよい。 次に、渋滞末尾特定部13は、時空間エリアWに含まれる一以上の車両に係る車両情報に基づいて、時空間エリアWにおける速度分布を生成してよい。渋滞末尾特定部13は、該速度分布に基づいて、位置p1近傍における速度差(言い換えれば、速度の変化量)を算出してよい。渋滞末尾特定部13は、位置p1近傍において、速度差が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。 渋滞区間における車両の速度は、非渋滞区間における車両の速度よりも著しく低い。このため、非渋滞区間と渋滞区間との境界(言い換えれば、渋滞の末尾)では、速度差が比較的大きくなる。上述した「所定値」は、時空間エリアW内に、渋滞の末尾が含まれるか否かを決定する値であってよい。例えば、高速道路の場合の所定値は、時速40キロメートルであってよい。例えば、一般道の場合の所定値は、時速10キロメートルであってよい。 ステップS202の処理において、速度差が所定値以上ではないと判定された場合(ステップS202:No)、図3に示す処理は終了される。他方、ステップS202の処理において、速度差が所定値以上であると判定された場合(ステップS202:Yes)、渋滞末尾特定部13は、時空間エリアWに含まれる一以上の車両は、渋滞末尾付近を走行している車両群であると判定してよい。そして、渋滞末尾特定部13は、渋滞末尾位置を抽出する(ステップS203)。 ここで、渋滞の存在を後続のドライバに伝えるためにハザードランプを作動させることは、ドライバの義務ではない。このため、渋滞の末尾に接近したときに、ハザードランプを作動させないドライバも存在する。例えば、時空間エリアW内にハザードランプが作動した位置が一つだけ含まれる場合、渋滞末尾特定部13は、その位置を、渋滞末尾位置として抽出してよい。例えば、時空間エリアW内にハザードランプが作動した複数の位置が含まれる場合、渋滞末尾特定部13は、複数の位置のうち、時空間エリアW内の最も上流側の位置を、渋滞末尾位置として抽出してよい。例えば、図5(a)における黒丸は、時空間エリアW内で、ハザードランプが作動した位置を示している。このように、時空間エリアW内にハザードランプが作動した複数の位置が含まれる場合、渋滞末尾特定部13は、位置p2を渋滞末尾位置として抽出してよい。或いは、時空間エリアW内にハザードランプが作動した複数の位置が含まれる場合、渋滞末尾特定部13は、ハザードランプが作動した平均位置、ハザードランプが作動した頻度の最も高い位置、及び、ハザードランプが作動した頻度の最も低い位置の少なくとも一つに基づいて、渋滞末尾位置を抽出(特定)してよい。 次に、渋滞末尾特定部13は、将来における渋滞末尾位置を予測する(ステップS204)。交通状況は、交通流の下流から上流に向かって伝搬する。このため、渋滞の末尾も、時間の経過に伴って変化する。例えば、図3に示す動作は繰り返し行われてよい。この場合、渋滞末尾特定部13は、今回設定された時空間エリアWと、前回設定された時空間エリアWpとに基づいて、将来における渋滞末尾位置を予測してよい。例えば、時空間エリアWと時空間エリアWpとの関係は、図5(b)に示すような関係であってよい。尚、図5(b)における黒丸は、ハザードランプが作動した位置を示している。例えば、渋滞末尾特定部13は、ハザードランプが作動した複数の位置に基づいて、線形回帰分析を行ってよい。そして、渋滞末尾特定部13は、線形回帰分析の結果と、将来設定される時空間エリアWfとを用いて、将来における渋滞末尾位置(例えば、位置p3)を予測してよい。 その後、渋滞末尾特定部13は、ステップS201の処理において設定された時空間エリアWと、ステップS203の処理において抽出された(言い換えれば、特定された)渋滞末尾位置(例えば、位置p2)とを示す渋滞開始情報と、ステップS204の処理において予測された将来の渋滞末尾位置(例えば、位置p3)と、線形回帰分析の結果とを示す渋滞予測情報とを生成してよい。 図1に戻り、配信部14は、渋滞末尾特定部13により生成された渋滞開始情報及び渋滞予測情報を、道路の管理者と、対象車両の周囲を走行する車両とに配信してよい。尚、配信部14は、コネクテッドカーに逐次情報を配信するコネクテッドセンタに渋滞開始情報及び渋滞予測情報を送信することによって、対象車両の周囲を走行する車両に渋滞開始情報及び渋滞予測情報を配信してもよい。 (技術的効果) システム10は、渋滞の存在を後続のドライバに伝える意思をもって使用されたハザードランプに関する情報を用いて渋滞の末尾を特定する。このため、システム10が特定した渋滞の末尾に相当する位置は、ドライバが渋滞の末尾であると認識する位置に近いことが期待できる。従って、システム10によれば、ドライバの感覚に合った渋滞末尾を特定することができる。 例えば、高速道路において低速走行している車両の後方から、他車両が該車両に衝突する事故が発生することがある。これに対して、システム10は、将来の渋滞末尾位置を予測する。そして、システム10は、予測された将来の渋滞末尾位置を示す渋滞予測情報を配信する。渋滞予