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JP-2026077348-A - ステアリング試験機

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Abstract

【課題】新たにセンサを設けることなく、ステアリングシャフトの中心位置を定めることが可能なステアリング試験機を提供する。 【解決手段】本開示の一実施形態による、制御装置を備えたステアリング試験機は、制御装置から入力された指令値に応じて、ステアリングシャフトを回転させる回転機構と、ステアリングシャフトの回転角度を計測し、回転角度の計測値を制御装置へ出力する角度センサと、を備える。制御装置は、指令値がサチレーションしたときの回転角度を最大回転角度として記憶し、ステアリングシャフトの正転方向及び逆転方向のそれぞれの最大回転角度から、ステアリングシャフトの回転角度範囲の中心位置を算出するように構成されることを特徴とする。 【選択図】図2

Inventors

  • 甲斐 輝雅

Assignees

  • 株式会社鷺宮製作所

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (5)

  1. 制御装置を備えたステアリング試験機であって、 前記制御装置から入力された指令値に応じて、ステアリングシャフトを回転させる回転機構と、 前記ステアリングシャフトの回転角度を計測し、前記回転角度の計測値を前記制御装置へ出力する角度センサと、 を備え、 前記制御装置は、 前記指令値がサチレーションしたときの前記回転角度を最大回転角度として記憶し、 前記ステアリングシャフトの正転方向及び逆転方向のそれぞれの前記最大回転角度から、前記ステアリングシャフトの回転角度範囲の中心位置を算出するように構成されていることを特徴とするステアリング試験機。
  2. 前記制御装置は、前記ステアリングシャフトを回転させながら前記指令値をモニタリングして、前記指令値がサチレーションしたかどうかを判定するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリング試験機。
  3. 前記最大回転角度は、前記中心位置を設定する前の角度を基準とした角度であることを特徴とする請求項1に記載のステアリング試験機。
  4. 前記指令値は、電流値であることを特徴とする請求項1に記載のステアリング試験機。
  5. 前記指令値は、油の流量値であることを特徴とする請求項1に記載のステアリング試験機。

Description

本開示は、ステアリング試験機に関する。 自動車のステアリングの試験として、性能評価試験や耐久試験がある。これらの試験では、ステアリング試験機において、ステアリングシャフトの回転角度が計測される。そのため、ステアリング試験機は、試験開始前に、ステアリングシャフトの回転角度範囲の中心位置を、回転角度の基準位置(角度0度の位置)として設定する必要がある。 特開2007-230275号公報 一実施形態に係るステアリング試験機を示す概略構成図である。一実施形態に係るステアリング試験機の一部分を簡略化して示す概略構成図である。一実施形態に係るステアリング試験機の中心位置設定処理のフローチャートである。一実施形態に係るステアリング試験機のステアリングシャフトの回転角度と指令値の関係を示すグラフである。 以下、添付の図面を参照して、本開示の実施形態について詳細に説明する。本明細書及び添付の図面を通して同じ要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。 (概要) 従来、ステアリング試験機は、ステアリングシャフトの回転角度を計測する角度センサを備えているが、当該角度センサがサチレーション状態となる可能性があるため、回転角度の計測値だけでは、ステアリングシャフトの最大回転角度を検知することはできない。そこで、本開示によるステアリング試験機では、ステアリングシャフトを回転させるための指令値に着目し、当該指令値が変化せず、サチレーションしたときのステアリングシャフトの回転角度を最大回転角度とすることで、回転角度範囲を求め、その中心位置を設定する。 (実施形態) 図1は、一実施形態に係るステアリング試験機を示す概略構成図である。 図1において、ステアリング試験機100は、取付台30上に移動可能なテーブル30TAを備え、連結部30a、30b、30cを介して試験台32がその上面に固定されている。試験台32は、ハウジング56を下方から受け止め着脱可能に支持している。 ハウジング56の長手方向の両側には、それぞれ、ラック軸58および60を図1に示されるX座標軸に沿って往復動させるアクチュエータ34および36が、向き合って配置されている。 アクチュエータ34の作動ロッド34A、および、アクチュエータ36の作動ロッド36Aは、それぞれ、ハウジング56の両端から突出するラック軸58および60に連結されている。図示を省略した制御装置により、アクチュエータ34の作動ロッド34A、および、アクチュエータ36の作動ロッド36Aは、X座標軸に沿って矢印の示す方向に往復動可能に駆動制御される。ラック軸58および60の往復動により、ピニオンを介してインターミディエイトシャフト52等が回転する。 ハウジング56内のピニオンは、図示が省略されるギヤ比可変ステアリング(VGRS)、および、ユニバーサルジョイント54を介してインターミディエイトシャフト52の下端に連結されている。インターミディエイトシャフト52の上端は、ユニバーサルジョイント50を介してメインシャフト44に連結されている。メインシャフト44の一端は、シャフト用モータ42Mの出力軸に連結されている。シャフト用モータ42Mは、モータ用支持台42に支持されている。また、ステアリング試験機100は、メインシャフト44の回転角度を検出するための角度センサ45を備える。 ステアリング試験機100は、図示を省略した制御装置を介してドライビングシミュレータと接続されてもよい。その場合、制御装置は、ステアリング試験機100の動作を、ドライビングシミュレータでのステアリング操作等と連動するように制御し得る。 図2は、一実施形態に係るステアリング試験機の一部分を簡略化して示す概略構成図である。ステアリング試験機200は、ステアリングシャフト201、ステアリングシャフト201を回転させる回転機構202、ステアリングシャフト201の回転角度を計測する角度センサ203、ステアリングシャフト201にギヤボックス(不図示)を介して連結されたラック軸204、ラック軸204を保持するハウジング205、制御装置210を備える。 ステアリングシャフト201は、図1のメインシャフト44、インターミディエイトシャフト52、ユニバーサルジョイント50および54を含むステアリングシャフトを示す。回転機構202は、図1のシャフト用モータ42Mに対応する。角度センサ203は、図1の角度センサ45に対応する。ラック軸204は、図1のラック軸58および60に対応する。ハウジング205は、図1のハウジング56に対応する。 回転機構202は、制御装置210に通信可能に接続されており、制御装置210から入力された指令値に応じて、ステアリングシャフト201を回転させる。回転機構202は、指令値に応じて動作するモータとすることができる。 回転機構202が電気式モータの場合、ステアリングシャフト201の回転は、電流値のフィードバック制御で行われる。このフィードバック制御では、ステアリングシャフト201の回転を、一定の回転速度となるように制御するために、一定の回転速度となる電流値を目標値として設定し、モータの出力電流値と目標値との差分に基づいて、出力電流値を目標値に近づけるように、制御装置210から電流値の指令値が入力される。すなわち、指令値は電流値である。 また、回転機構202が油圧式モータの場合、ステアリングシャフト201の回転は、油の流量値のフィードバック制御で行われる。このフィードバック制御では、ステアリングシャフト201の回転を、一定の回転速度となるように制御するために、一定の回転速度となる油の流量値を目標値として設定し、モータの出力流量値と目標値との差分に基づいて、出力流量値を目標値に近づけるように、制御装置210から油の流量値の指令値が入力される。すなわち、指令値は油の流量値である。 ステアリングシャフト201が最大回転角度に到達した場合、それ以上回転できないため、出力値は0となる。この際、出力値を目標値に近づけさせようと、指令値の値が一気に上昇する。しかしながら、モータは、安全のため、特定の回転速度以上で回転できない仕様になっている。よって、指令値がサチレーション状態となる。 角度センサ203も、制御装置210に接続されており、ステアリングシャフト201の回転角度の計測値を、角度センサアンプ(不図示)を介して制御装置210に出力する。制御装置210は、メモリ211を備え、角度センサ203から入力された回転角度の計測値を記憶することができる。ラック軸204は、ステアリングシャフト201の回転に応じて図中矢印方向に、所定の端位置まで移動可能である。ラック軸204が端位置まで移動したとき、ステアリングシャフト201の回転も停止し、指令値はサチレーション状態となる。すなわち、ステアリングシャフト201が最大回転角度に到達したとみなすことができる。制御装置210は、以下に詳述するように、指令値がサチレーションしたときの回転角度を最大回転角度としてメモリ211に記憶し、ステアリングシャフト201の正転方向及び逆転方向のそれぞれの最大回転角度から、ステアリングシャフト201の回転角度範囲の中心位置を算出するように構成される。 図3は、一実施形態に係るステアリング試験機の中心位置設定処理のフローチャートを示す。また、図4は、一実施形態に係るステアリング試験機のステアリングシャフトの回転角度と指令値の関係を示すグラフを示す。図4(a)は、角度センサ203によるステアリングシャフト201の回転角度の計測値を示し、図4(b)は、制御装置210から出力される指令値を示す。いずれのグラフも、横軸は時間である。以下では、図3および図4を参照して、一実施形態に係るステアリング試験機の中心位置設定処理を説明する。なお、制御装置210は、CPUを備え、CPUがコンピュータプログラムを実行することにより、各種の動作を実行する。 まず、ステップS301において、ステアリングシャフト201を一定の角速度で正転させる。正転とは、正転方向に回転することであり、正転方向とは、ステアリングシャフト201の回転方向の一方向である。制御装置210はステアリング試験機200の回転機構202に対して指令値を出力し、回転機構202は、当該指令値に応じてステアリングシャフト201を回転させる。 ステップS302において、制御装置210は、指令値およびステアリングシャフト201の回転角度の計測値をモニタリングする。回転角度の計測値は、ステアリングシャフト201の角度センサ203から取得する。角度センサ203は、ステアリングシャフト201の回転角度を計測し、回転角度の計測値を制御装置210へ出力する。図4に示されるように、ステアリングシャフト201の回転角度Angleが増加し、指令値は一定のまま推移する。 ステップS303において、制御装置210は、指令値がサチレーションしたかどうか判定する。指令値がサチレーションしていない場合、S302に戻り、引き続き指令値およびステアリングシャフト201の回転角度の計測値をモニタリングする。一方、指令値がサチレーションした場合、ステップS304に進む。図4では、指令値が最大値まで上昇し、サチレーション状態となった時点を、タイミングAとして示す。また、回転角度Angleも上昇が止まる。すなわち、ラック軸204が一方の端位置に到達したとみなすことができる。 ステップS304において、制御装置210は、指令値がサチレーションしたときのステアリングシャフト201の回転角度を、正転方向の最大回転角度Angle1としてメモリ211に記憶する。最大回転角度Angle1は、ステアリング試験機起動時(すなわち、中心位置設定処理を行う前の状態)の角度を基準とした角度の絶対値である。 次いで、ステップS305において、ステアリングシャフト201を一定の角速度で逆転させる。 ステップS306において、制御装置210は、指令値およびステアリングシャフト201の回転角度の計測値をモニタリングする。ステップS302において上述したように、回転角度の計測値は、ステアリングシャフト201の角度センサ203から取得する。角度センサ203は、ステアリングシャフト201の回転角度を計測し、回転角度の計測値を制御装置210へ出力する。図4に示されるように、ステアリングシャフト201の回転角度Angleの値は減少し、指令値は所定の値まで変化した後、一定のまま推移する。 ステップS307において、制御装置210は、指令値がサチレーションしたかどうか判定する。指令値がサチレーションしていない場合、ステップS306に戻り、引き続き指令値およびステアリングシャフト201の回転角度の計測値をモニタリングする。一方、指令値がサチレーションした場合、ステップS308に進む。図4では、指令値が最小値となり、サチレーション状態になった時点をタイミングBとして示す。また、回転角度Angleも減少が止まる。すなわち、ラック軸204が反対側の端位置に到達したとみなすことができる。 ステップS308において、制御装置210は、指令値がサチレーションしたときのステアリングシャフト201の回転角度を、逆転方向の最大回転角度Angle2としてメモリ211に記憶する。最大回転角度Angle2は、ステアリング試験機起動時(すなわち、中心位置設定処理を行う前の状態)の角度を基準とした角度である。 ステップS309において、制御装置210は、ステアリングシャフト201の正転方向および逆転方向のそれぞれの最大回転角度Angle1およびAngle2から、ステアリングシャフト201の回転角度範囲の中心位置を算出する。具体的には、制御装置210は、ステアリングシャフト201の回転角度範囲の中心位置を、以下の式(1)を用いて算出する。 中心位置=(Angle1+