JP-2026077351-A - 柱建て位置決め治具及び柱建て位置決め方法
Abstract
【課題】柱部材の鉛直度合いを調整する際に、省スペースかつ容易で精度良く調整できる柱建て位置決め治具及び柱建て位置決め方法を提供する。 【解決手段】柱建て位置決め治具1は、柱部材Pを鉛直に建てる際に用いられ、柱部材Pの柱頭部に取り付けられ、レーザー光によって柱部材Pの鉛直位置を決めるための治具である。柱建て位置決め治具1は、柱部材Pの柱頭部に取り付けられるベース部材10と、上面視においてベース部材10から水平方向に放射状に延びる複数のアーム部材20と、鉛直方向における下方へ向かってレーザー光を照射する複数の照射部材30と、を備える。 【選択図】図2
Inventors
- 南川 達浩
Assignees
- 大和ハウス工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (8)
- 柱部材を鉛直に建てる際に用いられ、前記柱部材の柱頭部に取り付けられ、レーザー光によって前記柱部材の鉛直位置を決めるための柱建て位置決め治具であって、 前記柱部材の前記柱頭部に取り付けられるベース部材と、 前記ベース部材に取り付けられ、上面視において前記ベース部材から水平方向に放射状に延びる複数のアーム部材と、 前記複数のアーム部材の各先端部に設けられ、鉛直方向における下方へ向かって前記レーザー光を照射する複数の照射部材と、を備えることを特徴とする柱建て位置決め治具。
- 前記柱建て位置決め治具は、 前記複数のアーム部材として、上面視において前記ベース部材から放射状に延びる第一アーム部材、第二アーム部材、第三アーム部材及び第四アーム部材を有し、 前記複数の照射部材として、前記第一アーム部材に設けられる第一照射部材と、前記第二アーム部材に設けられる第二照射部材と、前記第三アーム部材に設けられる第三照射部材と、前記第四アーム部材に設けられる第四照射部材と、を有し、 前記第一アーム部材、前記第二アーム部材、前記第三アーム部材及び前記第四アーム部材のそれぞれは、上面視において前記柱部材の対角線に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載の柱建て位置決め治具。
- 前記柱建て位置決め治具は、 前記複数のアーム部材を前記ベース部材に取り付けるための取付部材と、 前記取付部材と前記ベース部材を接続し、前記取付部材の水平位置を調整可能な調整部材と、を備え、 前記複数のアーム部材は、それぞれ前記取付部材から延びており、 前記複数の照射部材は、前記調整部材によって前記取付部材が水平に調整されることで、前記レーザー光を照射する方向を調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱建て位置決め治具。
- 前記ベース部材は、 前記柱頭部の上面に配置される本体部と、 前記本体部から下方へ長尺に延びて、前記柱頭部の前記上面に形成された凹部に挿入される挿入部と、を有し、 前記挿入部は、下端に向かって細くなるテーパ形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の柱建て位置決め治具。
- 前記ベース部材は、 前記柱頭部の上面に配置される本体部と、 前記本体部から下方へ長尺に延びて、上面視において前記柱部材の各隅部に形成された第一凹部、第二凹部、第三凹部及び第四凹部にそれぞれ挿入される第一挿入部、第二挿入部、第三挿入部及び第四挿入部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の柱建て位置決め治具。
- 上面視において、前記第一挿入部、前記第一照射部材、前記第三挿入部及び前記第三照射部材は前記柱部材の柱芯を通るように同一線上に配置され、前記第二挿入部、前記第二照射部材、前記第四挿入部及び前記第四照射部材は、前記柱芯を通るように同一線上に配置され、 前記第一挿入部、前記第一照射部材、前記第三挿入部及び前記第三照射部材を通る第一仮想線と、前記第二挿入部、前記第二照射部材、前記第四挿入部及び前記第四照射部材が通る第二仮想線は、上面視において交差することを特徴とする請求項5に記載の柱建て位置決め治具。
- 柱部材を鉛直に建てる際に、前記柱部材の柱頭部に取り付けられる柱建て位置決め治具を用いて、レーザー光によって前記柱部材の鉛直位置を決める柱建て位置決め方法であって、 前記柱部材の柱芯の基準点を中心として円形墨線を書く墨出し工程と、 前記基準点に前記柱芯を合わせるように前記柱部材を配置する配置工程と、 前記柱頭部に前記柱建て位置決め治具を取り付ける治具取り付け工程と、 前記柱建て位置決め治具の放射状に延びる複数のアーム部材にそれぞれ設けられた複数の照射部材から前記レーザー光を鉛直方向における下方へ向かって照射する照射工程と、 前記レーザー光に基づいて前記柱部材の位置を調整する調整工程と、を含み、 前記調整工程では、前記レーザー光によって形成される複数のレーザーポイントの位置が前記円形墨線の線上に配置されるように、前記柱部材を傾けることを特徴とする柱建て位置決め方法。
- 前記墨出し工程では、前記柱部材の通り芯に合わせて、互いに直交する第一墨線及び第二墨線を書き、 前記調整工程では、前記複数のレーザーポイントのそれぞれが前記第一墨線及び前記第二墨線から同じ距離に位置するように、前記柱部材を水平方向にねじることを特徴とする請求項7に記載の柱建て位置決め方法。
Description
本発明は、柱建て位置決め治具及び柱建て位置決め方法に係り、特に、柱部材を鉛直に建てる際に用いられ、柱部材の柱頭部に取り付けられ、レーザー光によって柱部材の鉛直位置を決めるための柱建て位置決め治具及び柱建て位置決め方法に関する。 柱部材を建て入れするときに、まず柱部材を建て、柱部材に例えばワイヤを掛け止めて、ワイヤの緊張状態を調整することで、柱部材の鉛直位置を矯正する工法が知られている。 従来、柱部材の鉛直位置を決める際には、例えば柱頭部から下げ振りを下ろし、予め墨出しした位置と下げ振りのズレを確認する方法や、特許文献1のように、柱部材から離れた位置に設置した測量機器を用いる方法が知られている。しかし、下げ振りを用いる方法では、下げ振りが風の影響で動いてしまい、下げ振りが静止するまで時間がかかるおそれがあった。また、測量機器を用いる方法では、狭小地で柱部材を建て入れする場合に測量機器を設置する場所の確保が困難であった。 ここで、特許文献2では、柱部材の鉛直位置を決める際に、柱頭部に取り付けたレーザー鉛直器を用いて鉛直度合いを測ることで、省スペースかつ容易に柱部材の鉛直位置を決める方法が開示されている。特許文献2には、柱部材から水平方向に延びるアーム部材の先端部に、レーザー照射装置が設けられた治具が記載されている。柱部材を建て入れる際には、地面に予め地墨マークを書いておき、柱部材を配置した後、治具を柱頭部に取り付け、レーザー照射装置からレーザー光を下方へ照射し、レーザー光によって形成されるレーザーポイントの位置が地墨マークに合わさるように、柱部材の鉛直位置を調整する。 特開2022-081105号公報特開2001-304865号公報 柱部材に柱建て位置決め治具を取り付けた状態の全体側面図である。柱建て位置決め治具の斜視図である。柱部材に柱建て位置決め治具を取り付けた状態を上方から見た図である。レーザーポイントと地墨マークの位置関係の説明図であって、柱部材が鉛直であるときの状態を示す図である。レーザーポイントと地墨マークの位置関係の説明図であって、柱部材が後方に傾いているときの状態を示す図である。レーザーポイントと地墨マークの位置関係の説明図であって、柱部材が前方に傾いているときの状態を示す図である。レーザーポイントと地墨マークの位置関係の説明図であって、柱部材がねじれているときの状態を示す図である。柱建て位置決め方法の工程図である。 以下、図1~図8に基づき、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)の柱建て位置決め治具1について説明する。以下の説明中、図1に記載の矢印で示すように、「上下方向」とは、立設した状態の柱部材Pの上下方向を意味する。「水平方向」とは、立設した状態の柱部材Pの幅方向を意味する。 <柱建て位置決め治具> 柱建て位置決め治具1は、図1に示すように、柱部材Pを鉛直に建てる際に用いられ、柱部材Pの柱頭部に取り付けられ、レーザー光によって柱部材Pを鉛直に位置決めするために用いられる。すなわち、柱建て位置決め治具1は、レーザー光によって形成されたレーザーポイント30aの位置と地面に設けられた地墨マーク(具体的には円形墨線L、第一墨線L1及び第二墨線L2)との位置関係から鉛直度合いを確認して、柱部材Pを鉛直に調整する治具である。 ここで、柱部材Pについて先に説明する。 柱部材Pは、図1、図2に示すように、例えば断面矩形の鉄骨柱である。なお、柱部材Pは、鉄骨柱以外の柱形状の部材であってもよい。柱部材Pは、上下方向に複数接合される。詳しく述べると、下側の柱部材P(すなわち1節目の柱)と上側の柱部材P(すなわち2節目の柱)とが相互にボルト及びナットによって接合される。 また、柱部材Pには、梁となる梁部材Bmが設けられる。梁部材Bmは、柱部材Pから水平方向に延びている。 柱部材Pの上面は、矩形状(より具体的には上面視で正方形状)を有している。柱部材Pの上面には、複数の凹部Paが形成される。凹部Paは、例えばボルト孔であって、内部に雌ネジが形成される。 上下方向に柱部材P同士を接合する際には、凹部Paには、上側の柱部材Pを接合するためのボルトが螺合される。柱部材Pを鉛直に調整する際には、後述するように、凹部Paには、柱建て位置決め治具1の挿入部12が挿入される。 凹部Paは、図2に示すように、柱部材Pの上面における各隅部に形成される。具体的には、柱部材Pは、第一凹部Pa1と、第二凹部Pa2と、第三凹部Pa3と、第四凹部Pa4を有する。 各凹部Paは、図3及び図4に示すように、上面視において柱部材Pの対角線上に配置される。 柱建て位置決め治具1は、図2に示すように、柱部材Pの柱頭部に取り付けられるベース部材10と、水平方向に放射状に延びる複数のアーム部材20と、鉛直方向における下方へ向かってレーザー光を照射する複数の照射部材30と、複数のアーム部材20をベース部材10に取り付けるための取付部材40と、取付部材40の水平位置を調整可能な調整部材50と、を備える。 柱建て位置決め治具1が柱部材Pに取り付けられたとき、複数のアーム部材20は、図3に示すように、上面視においてベース部材10から水平方向に放射状に延びている。そして、アーム部材20の先端部にそれぞれ設けられた照射部材30は、円形墨線Lの上方に配置される。 ベース部材10は、図2に示すように、柱部材Pの柱頭部に上方から取り付けられる。ベース部材10は、柱頭部の上面に配置される本体部11と、凹部Paに挿入される挿入部12と、を有する。挿入部12が凹部Paに挿入されることで、柱建て位置決め治具1が柱部材Pの柱頭部に取り付けられる。 なお、挿入部12が凹部Paに挿入されたとき、本体部11は、柱頭部の上面に当接するように配置されてもよく、隙間を有するように配置されてもよい。 本体部11は、扁平な円柱形状を有し、柱頭部の上面に配置される。言い換えると、本体部11の下面が柱頭部の上面と対向するように配置される。 挿入部12は、上下方向に長尺な棒形状を有し、本体部11の下面に複数設けられる。挿入部12は、本体部11の下面から下方へ長尺に延びている。柱建て位置決め治具1を柱部材Pに取り付ける際に、複数の挿入部12は、柱頭部の上面に形成された各凹部Paに、それぞれ挿入される。 このように、挿入部12は長尺に延びているため、柱部材Pに対する柱建て位置決め治具1の取付安定性が向上する。 挿入部12は、下端に向かって細くなるテーパ形状を有する。挿入部12が凹部Paに挿入されるとき、挿入するにつれて挿入部12の径が徐々に大きくなるため、適切な位置でぐらつきを防ぐことができる。 このように、挿入部12がテーパ形状を有することで、取り付けを容易しつつ、取り付けたときの安定性を高めることができる。また、柱頭部の上面に他の柱部材Pを接合するために形成された凹部Paを利用するため、柱建て位置決め治具1を取り付けるための部材を、別途柱部材Pに形成する必要がなくなる。 挿入部12は、図2に示すように、本体部11の下面において、柱部材Pの凹部Paに対応する位置に複数形成される。ベース部材10は、第一挿入部12a、第二挿入部12b、第三挿入部12c及び第四挿入部12dを有する。具体的には、第一挿入部12aは第一凹部Pa1に挿入され、第二挿入部12bは第二凹部Pa2に挿入される。また、第三挿入部12cは第三凹部Pa3に挿入され、第四挿入部12dは第四凹部Pa4に挿入される。つまり、柱建て位置決め治具1が柱部材Pに取り付けられたとき、各挿入部12は、上面視において柱部材Pの対角線上に配置される。 このように、ベース部材10は、複数箇所(具体的には4箇所)で柱部材Pに取り付けられるため、取付安定性を向上させることができる。なお、挿入部12の数はこれに限らず、一つの挿入部12によって柱部材Pに取り付けるものであってもよい。 アーム部材20は、図2に示すように、水平方向に延びる長尺な断面矩形状の棒状部材である。なお、アーム部材20の形状は、断面矩形状に限らず、断面円形状等であってもよい。アーム部材20は、取付部材40及び調整部材50を介してベース部材10に取り付けられる。詳しく述べると、アーム部材20は、取付部材40の側面40aから水平方向に直線状に延びる。そして、アーム部材20の先端部には、照射部材30が取り付けられる。 なお、アーム部材20は、取付部材40の上面に取り付けられてもよく、ベース部材10に直接取り付けられてもよい。また、アーム部材20は、直接柱部材Pに取り付けられもよい。 アーム部材20は、第一アーム部材21、第二アーム部材22、第三アーム部材23及び第四アーム部材24から構成される。言い換えると、柱建て位置決め治具1は、図3に示すように、複数のアーム部材20として、上面視においてベース部材10から放射状に延びる第一アーム部材21、第二アーム部材22、第三アーム部材23及び第四アーム部材24を有する。なお、第一アーム部材21、第二アーム部材22、第三アーム部材23及び第四アーム部材24は、それぞれ取付部材40の側面40aに取り付けられる。 柱建て位置決め治具1が柱部材Pに取り付けられたとき、第一アーム部材21、第二アーム部材22、第三アーム部材23及び第四アーム部材24のそれぞれは、図3に示すように、上面視において多角形状(具体的には正方形状)を有する柱部材Pの対角線に沿って延びている。つまり、第一アーム部材21及び第三アーム部材23は同一線上に配置され、第二アーム部材22及び第四アーム部材24は同一線上に配置される。 照射部材30は、図2に示すように、例えばレーザー測定装置であって、複数のアーム部材20の各先端部に設けられる。照射部材30は、鉛直方向における下方へ向かってレーザー光を照射する。レーザー光が照射対象面(具体的には円形墨線Lが書かれた地面)に照射されることで、当該照射対象面にドット状のレーザーポイント30aを形成することができる。レーザーポイント30aは、円形状を有していると好ましいが、特に限定されることなく、楕円形状を有してもよいし、三角形状や四角形状等の多角形状を有していてもよい。あるいは、レーザーポイント30aは、ドット状に限定されなくてもよく、サークル状(丸状)やライン状(線状)であってもよい。レーザーポイント30aの直径又は幅(最大幅)は、例えば照射部材30から5m離れた照射対象面において約2~4mmに設定されていると好ましい。 なお、照射部材30の周囲に、風よけを設けてもよい。こうすることで、風による影響を受け難くなるため、測定精度を向上できる。 照射部材30は、第一照射部材31、第二照射部材32、第三照射部材33及び第四照射部材34から構成される。言い換えると、柱建て位置決め治具1は、複数の照射部材30として、第一アーム部材21に設けられる第一照射部材31と、第二アーム部材22に設けられる第二照射部材32と、第三アーム部材23に設けられる第三照射部材33と、第四アーム部材24に設けられる第四照射部材34と、を有する。 柱建て位置決め治具1が柱部材Pに取り付けられたとき、第一照射部材31、第二照射部材32、第三照射部材33及び第四照射部材34のそれぞれは、図3に示すように、円形墨線L上に配置される。 ここで、柱建て位置決め治具1を柱部材Pに取り付けたときの、柱部材Pの柱芯PO及び各凹部Pa、柱建て位置決め治具1の各挿入部12、各アーム部材20及び各照射部材30の位置関係について説明する。 図3に示すように、上面視において、第一挿入部12a、第一照射部材31、第三挿入部12c及び第三照射部材33は柱部材Pの柱芯POを通るように同一線上に配置される。また、上面視において、第二挿入部12b、第二照射部材32、第四挿入部