JP-2026077360-A - 線状物把持方法、線状物把持システム、線状物処理方法および線状物接続方法
Abstract
【課題】線状物本体の、端子から所定の距離にある位置を把持可能な線状物把持方法を提供する。 【解決手段】線状物本体Cと前記線状物本体の先端に装着された端子Tからなる線状物Sを把持する方法であって、第1ハンド25で前記線状物本体を、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持する第1保持工程と、第2ハンド35で前記線状物本体を、前記第1ハンドより先端側で、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持する第2保持工程と、前記第2ハンドを前記線状物の先端方向に移動して前記端子に当接させ、前記第2ハンドをさらに前記線状物の先端方向に移動して、前記端子を所定の位置まで移動させるスライド工程と、第3ハンド40で前記線状物本体を、前記端子から所定の距離にある位置で把持する把持工程とを有する線状物把持方法。 【選択図】図2
Inventors
- 富永 英介
- 米田 雅俊
Assignees
- 倉敷紡績株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (9)
- 線状物本体と前記線状物本体の先端に装着された端子からなる線状物を把持する方法であって、 第1ハンドで前記線状物本体を、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持する第1保持工程と、 第2ハンドで前記線状物本体を、前記第1ハンドより先端側で、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持する第2保持工程と、 前記第2ハンドを前記線状物の先端方向に移動して前記端子に当接させ、前記第2ハンドをさらに前記線状物の先端方向に移動して、前記端子を所定の位置まで移動させるスライド工程と、 第3ハンドで前記線状物本体を、前記端子から所定の距離にある位置で把持する把持工程と、 を有する線状物把持方法。
- 線状物本体と前記線状物本体の先端に装着された端子からなる線状物を把持する方法であって、 第3ハンドで前記線状物本体を、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持する第1保持工程と、 第2ハンドで前記線状物本体を、前記第3ハンドより先端側で、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持する第2保持工程と、 前記第2ハンドを前記線状物の先端方向に移動して前記端子に当接させ、前記第2ハンドをさらに前記線状物の先端方向に移動して、前記端子を所定の位置まで移動させるスライド工程と、 前記第3ハンドで前記線状物本体を、前記端子から所定の距離にある位置で把持する把持工程と、 を有する線状物把持方法。
- 前記第1保持工程の前に、第4ハンドで、複数の前記線状物が供給された中から前記線状物の1本をピックアップする工程を有する、 請求項1または2に記載の線状物把持方法。
- 前記第1保持工程の前に、前記第1ハンドで、複数の前記線状物が供給された中から前記線状物の1本をピックアップする工程を有する、 請求項1に記載の線状物把持方法。
- 前記第3ハンドと前記第2ハンドとは、前記線状物本体の保持位置同士の間隔を前記線状物本体の長さ方向に可変な状態で、一体に構成されている、 請求項2に記載の線状物把持方法。
- 線状物本体と前記線状物本体の先端に装着された端子からなる線状物を把持するためのシステムであって、 前記線状物本体を、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持可能な第1ハンドと、 前記線状物本体を、前記第1ハンドより先端側で、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持可能で、かつ、前記線状物の先端方向に移動して前記端子に当接し、さらに前記線状物の先端方向に移動して前記端子を所定の位置まで移動可能な第2ハンドと、 前記線状物本体の前記端子から所定の距離にある位置を把持可能な第3ハンドと、 を有する線状物把持システム。
- 線状物本体と前記線状物本体の先端に装着された端子からなる線状物を把持するためのシステムであって、 前記線状物本体を、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持可能な第3ハンドと、 前記線状物本体を、前記第3ハンドより先端側で、前記線状物本体が長さ方向に滑るように保持可能で、かつ、前記線状物の先端方向に移動して前記端子に当接し、さらに前記線状物の先端方向に移動して前記端子を所定の位置まで移動可能な第2ハンドとを有し、 前記第3ハンドは、前記線状物本体の前記端子から所定の距離にある位置を把持可能である、 線状物把持システム。
- 請求項1~5のいずれかに記載された前記把持工程において前記線状物本体を把持する前記第3ハンドがロボットアームの先端に装着されており、 前記把持工程の後に、前記端子の先端部を処理位置に移動させる移動工程と、 前記端子の前記先端部を処理する工程と、 を有する線状物処理方法。
- 請求項1~5のいずれかに記載された線状物把持方法の後に、 前記端子の先端をハウジングに入れる先端挿入工程と、 前記端子と前記第3ハンドによる把持位置との間の前記線状物本体の向きを前記ハウジングへの接続方向と一致させる線状物直線化工程と、 前記第3ハンドを前記ハウジングへの前記接続方向に、前記ハウジングと相対的に動かして、前記端子を前記ハウジングに接続する工程と、 を有する線状物接続方法。
Description
本発明は、線状物をロボットハンドで把持する方法およびシステムに関し、より詳細には、線状物本体とその先端に装着された端子からなる線状物に対して、ロボットハンドによって、線状物本体を端子から所定の距離にある位置で把持する方法およびシステムに関する。また、本発明は、かかる把持方法を利用して、線状物を処理する方法および接続する方法に関する。 電気配線用ケーブルの先端に装着された端子などの接続部材を対となる被接続部材に接続する作業が、ロボットを用いて自動化されている。 例えば、特許文献1~3には、コネクタが接続されている電線の先端部の3次元形状をステレオカメラで計測してコネクタの位置情報を取得し、ロボットハンドでコネクタを把持してハウジングへ装着する方法が記載されている。 また、特許文献4~5には、ロボットハンドでコネクタを把持する前段階として、ケーブルを把持したハンドをケーブルに沿って滑らせることが記載されている。特許文献4には、両端にコネクタがついたケーブルについて、第1のオス型コネクタとケーブルの境界部分を教示等によりグリッパで把持して、第1のオス型コネクタを第1のメス型コネクタに接続し、グリッパを他端側に所定量滑らせてケーブルをクランプに固定することを繰り返した後、グリッパがケーブルの他端に到達したことを力検出器で検出したら、グリッパの爪間を少しずつ開いて第2のオス型コネクタを把持して、第2のメス型コネクタに接続することが記載されている。特許文献5には、一端が固定され、他端にコネクタが取り付けられたケーブルを誘導アームの把持部で把持し、当該把持部を他端側に向けて、力センサがコネクタへの当接を検出するまでスライドさせた後、カメラで撮像してコネクタの姿勢を検出し、作業アームでコネクタを把持してケーブルの他端の組み付け作業を行うことが記載されている。 先端に端子などの接続部材を有しない線状物については、特許文献6に、電線の先端部を3次元計測して、先端から所定の距離にある把持位置をロボットハンドで把持することが記載されている。把持された電線は曲がった状態にあり、先端の位置を3次元計測して、先端を孔の中心軸に沿って動かすことによって孔に挿通する。また、特許文献7には、供給された樹脂等のチューブを3次元計測して、所定の位置をロボットハンドで把持することが記載されている。把持されたチューブは重力により湾曲した状態にあり、ロボットハンドを湾曲したチューブの形状に沿うように孔の開口面に漸次近づけることで、チューブの孔への挿入を完了する。 また、特許文献8には、多数の柔軟な線状物から1本を取り上げるのに適した線状物把持システムが記載されている。 特開2020-110881号公報特開2020-112470号公報特開2021-028107号公報特開2010-069587号公報特開2014-176917号公報国際公開第2019/163671号特開2021-024068号公報特開2023-90089号公報 一実施形態の線状物接続方法を実施するためのシステムを示す図である。第1実施形態の線状物把持システムの構成を示す図である。第4ハンドと供給トレイを前方から見た図である。第1実施形態の第1ハンドを前方から見た図である。第1実施形態の第2ハンドを示す断面図である。A:指を開いた状態、B:指を閉じた状態。第3ハンドを前方から見た図である。第1実施形態の線状物把持方法の工程フロー図である。A~G:第1実施形態の線状物把持方法を説明するための図である。第2実施形態の線状物把持システムの構成を示す図である。第2実施形態の第1ハンドの構造を説明するための図である。A:鉤部材平面図、B:鉤部材側面図、C:押さえ部材平面図、D:押さえ部材側面図。A~D:第2実施形態の第1ハンドによる線状物のピックアップ方法を説明するための図である。第2実施形態の線状物把持方法の工程フロー図である。第3実施形態の線状物把持システムの構成を示す図である。第3実施形態の第3ハンドを前方から見た図である。第3実施形態の線状物把持方法の工程フロー図である。第4実施形態の第3ハンドおよび第2ハンドをA:側方から見た図、B:前方から見た図である。一実施形態の線状物接続方法において端子をハウジングに接続するための端子接続システムを示す図である。端子接続方法の工程フロー図である。端子の向きと回転状態およびハウジングの向きと回転状態を説明するための図である。A~D:端子とハウジングの向きおよび回転状態を一致させる方法を説明するための図である。端子の向き計測工程において、端子から把持位置まで線状物本体の長さを計測することを説明するための図である。第1実施形態の第3ハンドを用いて線状物を軸回りに回転させる方法を示す図である。A~B:端子の回転状態調整工程によって把持位置がツールセンターポイントとずれることを説明するための図である。A~D:端子のハウジングへの接続方法を説明するための図である。端子姿勢調整機構の一例である第5ハンドの、A:端子の先端側から見た図、B:図25AのX矢視図、C:端子を把持した状態を示す図である。 図1に一実施形態の線状物接続方法を実施するためのシステムの全体を示す。線状物接続システム10は、先端に端子を有する線状物を把持して、把持した線状物の端子をハウジングに接続する。以下に、線状物を把持するためのシステムおよび方法の第1ないし第4実施形態を説明し、次いで、線状物接続方法の一実施形態において、把持した線状物の端子をハウジングに接続する方法を説明する。 なお、以下において、線状物がハンドから脱落しないが、ハンドに対して長さ方向に滑って移動可能である状態を「保持」といい、線状物がハンドから脱落せず、かつハンドに対して長さ方向に滑って移動もしない状態を「把持」ということにする。また、前方とは、線状物本体Cから見て線状物Sの先端に向かう方向をいい、後方とはその逆の方向をいう。 線状物把持システムおよび方法の第1実施形態を図2~8に基づいて説明する。 図2を参照して、本実施形態の線状物把持システム20は、線状物Sを載置して供給する供給トレイ11と、供給トレイに多数供給された線状物Sから1本をピックアップする第4ハンド45と、第4ハンドより後方に設けられた第1ハンド25と、第4ハンドより前方に設けられた第2ハンド35と、多関節ロボット17のアームの先端に装着された第3ハンド40とを有する。第1ハンド25、第2ハンド35および第4ハンド45は、線状物Sの先端近くで供給トレイ11の上方に配置される。第3ハンド40は多関節ロボット17を動作させることによって、自在に位置を変えることができる。この線状物把持システム20によって、第3ハンド40が、先端に端子Tを備えた線状物Sの線状物本体Cを、端子Tの近傍で、端子Tから所定の距離にある位置で把持する。 線状物Sは、線状物本体Cと、その先端に装着された端子Tからなる。線状物本体Cは、柔軟で可撓性を有する細線である。線状物本体Cとしてはワイヤ、ケーブル、電線、光ファイバ、樹脂チューブなどが例示される。線状物本体Cの直径は、好ましくは0.1~5.0mm、より好ましくは0.3~2.0mmである。本実施形態の線状物把持システムは、このような細線を取り扱うのに特に適している。端子Tは、後述するように、その全体をハウジングの内部に挿入することにより、ハウジングに接続される。端子Tは、プラグ、ジャック、コンタクトピンなどと呼ばれることもある。なお、端子Tは、線状物本体の両端に装着されていてもよい。その場合、本明細書において、線状物両端のうち把持する側の端を先端、反対の端を末端という。 図2と図3を参照して、供給トレイ11には、多くの線状物Sが、長さ方向を揃えて載置されて一度に供給される。第4ハンド45は、供給トレイの上方に上下動可能に配置され、供給トレイに載置された多数の線状物Sから1本をピックアップできる。 第4ハンド45の構造は特に限定されない。図3に示した第4ハンドは、特許文献8に記載されたものと同様の構造を有している。第4ハンド45は、一対の指46a、46bの先端の間に線状物本体Cの1本が嵌る溝48が形成され、線状物本体Cを溝48に向けて吸引する吸引孔49が溝の底面に通じている。そして、指46bが回転軸47を支点として回転することで、溝48に嵌った線状物本体Cを一対の指46a、46bで挟持して把持できる。第4ハンド45は、指46a、46bを開いた状態で供給トレイ11に向かって降下して、1本の線状物Sの線状物本体Cを吸引して挟持し、再び上昇することによって把持した線状物Sを持ち上げることができる。 供給トレイ11の全体は平面視コの字状に構成されており(図1参照)、設置面積を抑えながら、長い線状物Sを載置できる。供給トレイの大部分は断面がコの字状の溝で構成されており、第4ハンド45の下方では、一方(図3の左側)の壁が取り払われ、壁のない側に寄せ部材15が設けられている。また、供給トレイ11の片側に残る壁12は、第4ハンド45と干渉しないように、第4ハンドが降下する部分にスリット13が設けられている。寄せ部材15は板状で、供給トレイ11の幅方向に可動で、載置された線状物Sを壁12に向かって押して、線状物を壁際に密集させる。これにより、供給トレイ11上の線状物の数が少なくなったときでも、第4ハンド45で線状物Sを確実にピックアップできる。さらに、スリット13によって、壁12に寄せられた一番端の線状物も第4ハンド45で取り出すことができる。スリット13の代わりに、壁12の第4ハンドが降下する部分の前後に凸部を設けることで、線状物の被把持部分が壁面の際に沿わないようにすることで、第4ハンドが壁12に干渉することなくすべての線状物が取り出せるようにしてもよい。また、好ましくは、供給トレイ11は、前方の端を塞ぐストッパー14を備える。第4ハンド45で線状物Sのピックアップを繰り返したときに周辺の線状物が動いて、供給トレイ11の前方の端からはみ出るのを防ぐためである。 図2と図4を参照して、第1ハンド25は、第4ハンド45の後方の近傍で供給トレイ11上方に、上下動可能に設けられている。第1ハンド25は、一対の指27、27を備える。各指は、前方から見たときに楔状に形成され、指27、27の間隔は先端側で広く、基端側に向かって狭まり、突端28の部分で最も狭くなっている。突端28より上では指の間隔が少し広がって、保持部30が形成されている。指27、27を開いた状態で、第4ハンド45に把持された線状物本体Cに向かって第1ハンド25を上方から降下させると、線状物本体Cは楔型の指27、27の間を保持部30に向かって案内される。そして、指の後方に設けられた止め部材29に当たって止まる。ここで指を少し閉じることにより、線状物本体Cを保持できる。第1ハンド25で線状物本体Cを保持した状態でも、線状物本体は長さ方向に移動可能である。 図2と図5を参照して、第2ハンド35は、第4ハンド45の前方の近傍で供給トレイ11上方に配置されている。第2ハンド35は、略L字型の一対の指36、36を、L字型の先端が線状物を保持した際に向き合うように備える。第2ハンド35は、上下方向に指36、36を開いて、線状物Sに側方からアプローチできるように、線状物Sと略直交する水平方向に移動可能である。また、第2ハンド35は、線状物Sの長さ方向に移動可能であり、線状物Sに前方からアプローチすることもできる。線状物Sの先端が垂れさがる場合は側方からアプローチするほうが好ましい。L字型の短辺の先端には、円錐台を2等分した形状の溝37が形成され、2本の指を閉じたときに、前方を底面とする略円錐台状の貫通孔38を形成する。貫通孔38の後方の開口38bは円錐台の上面に相当し、その径は線状物本体Cの径より大きく、端子Tの径より小さ