JP-2026077377-A - 洋上変電所
Abstract
【課題】洋上変電所において、限られたスペースを有効に活用する洋上変電所を提供する。 【解決手段】洋上に設置され、複数のフロアを備える洋上変電所1であって、複数の洋上風車100と伝達ケーブル110で接続されている。複数の洋上変電所は、それぞれ3つの洋上風車と伝達ケーブルで接続されている。このような構成で、複数の洋上風車によって発電された電気を、中継地点となる洋上変電所に集約して、伝達ケーブルに流す電圧と電流を調整したうえで、陸上の受電設備に電気を送る。これにより、送電時の電力の損失を抑制するとともに、洋上変電所から陸上の受電設備までの伝達ケーブル110のコストを削減することができる。 【選択図】図1
Inventors
- 治部 義昭
- 柘植 信行
- 田中 淳太郎
Assignees
- 日鉄エンジニアリング株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (16)
- 洋上に設置される洋上変電所であって、 複数のフロア、 を備える洋上変電所。
- 前記複数のフロアは、海面より上に位置する、 ことを特徴とする請求項1に記載の洋上変電所。
- 蓄電池、 を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の洋上変電所。
- 前記蓄電池は、前記複数のフロアのいずれかに設置される、 ことを特徴とする請求項3に記載の洋上変電所。
- 整流器、 を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の洋上変電所。
- 前記整流器は、洋上風車から送電される電力を交流から直流に変換する、 ことを特徴とする請求項5に記載の洋上変電所。
- 前記複数のフロアのうち、前記整流器が設置されるフロアと、前記複数のフロアのうち、前記蓄電池が設置されるフロアとは、同じである、 ことを特徴とする請求項6に記載の洋上変電所。
- 前記複数のフロアのうち、前記整流器が設置されるフロアと、前記複数のフロアのうち、前記蓄電池が設置されるフロアとは、異なる、 ことを特徴とする請求項6に記載の洋上変電所。
- 変圧器、 を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の洋上変電所。
- 前記変圧器は、洋上風車から送電される電気、及び前記蓄電池が放電する電気を変圧する、 ことを特徴とする請求項9に記載の洋上変電所。
- 前記複数のフロアのうち、前記変圧器が配置されるフロアは、前記複数のフロアのうち、前記蓄電池が配置されるフロアと、同じである、 ことを特徴とする請求項9に記載の洋上変電所。
- 前記複数のフロアのうち、前記変圧器が配置されるフロアは、前記複数のフロアのうち、前記蓄電池が配置されるフロアと、異なる、 ことを特徴とする請求項9に記載の洋上変電所。
- 前記変圧器は、前記複数のフロアに跨って配置される、 ことを特徴とする請求項9に記載の洋上変電所。
- スイッチギア、 を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の洋上変電所。
- 前記複数のフロアのうち、前記スイッチギアが配置されるフロアと、前記複数のフロアのうち、前記蓄電池が配置されるフロアとは、同じである、 ことを特徴とする請求項14に記載の洋上変電所。
- 前記複数のフロアのうち、前記スイッチギアが配置されるフロアと、前記複数のフロアのうち、前記蓄電池が配置されるフロアとは、異なる、 ことを特徴とする請求項14に記載の洋上変電所。
Description
本開示は、洋上変電所に関する。 従来より、洋上変電所が洋上に設置されている。 特許文献1は、洋上変電所を開示する。 特許文献2は、変圧器を備える接続ステーションを開示する。 特開2019-41477号公報特表2023-517935号公報 洋上風車と、洋上変電所との配置関係を示す図である。本実施形態に係る洋上変電所の第1例の正面図である。本実施形態に係る洋上変電所の第2例の正面図である。本実施形態に係る洋上変電所の第3例の正面図である。本実施形態の洋上変電所における建屋の内部構造を示す断面図であって、各設備の第1の配置の例を示す図である。本実施形態の洋上変電所における建屋の内部構造を示す断面図であって、各設備の第2の配置の例を示す図である。本実施形態の洋上変電所における建屋の内部構造を示す断面図であって、各設備の第3の配置の例を示す図である。 以下、図面を参照し、本開示の一実施形態に係る洋上変電所1を説明する。 風力発電は、風のエネルギーを利用して発電する方法であって、枯渇せず、環境負荷が小さい発電方法として実用化が進められている。特に、洋上風力発電は、洋上に吹く風を利用して海に設置された風車(洋上風車)を回し発電する。そのため、陸上と比較して障害物が少ないことから、風況がよく、設備の大型化も実現できるため、コストの低減が可能であるなどのメリットを有する。 一方で、洋上に風車を設置する場合、洋上風車から陸の受電設備までの距離が長いために、洋上風車から陸の受電設備まで電力を伝達する際に様々な課題を有することがあった。例えば、洋上風車と陸の受電設備とをつなぐ伝達ケーブルによって、電力を長距離伝達させることは電力の損失を招くことがある。また、例えば、洋上風車により発電された電力が多くなると、洋上風車が発電した電気を外部に送電する伝達ケーブルの性能を超えることがある。これに対し、許容範囲の大きい(大容量な)伝達ケーブルは、その性能に比例して太くなり、高価となるため、特に洋上風車から陸までの距離が長い場合に、設置が高コストとなることがある。 本開示の洋上変電所1は、例えば、上記のような洋上発電における変電所として用いられる。本実施形態に係る洋上変電所1は、例えば、同じ海域又はウインドファームにおいて1つのみ設けられてもよいし、複数設けられてもよい。洋上変電所1が複数設けられる場合、例えば、互いに隣り合う洋上変電所1同士を伝達ケーブル110で接続し、互いに発電した電気を授受してもよい。 図1に、洋上風車100と、洋上変電所1との配置関係の一例を示す。 1つの洋上変電所1は、複数の洋上風車100と伝達ケーブル110で接続されていてもよい。図1に示す例では、洋上変電所1は、3つの洋上風車100と伝達ケーブル110で接続されている。このような構成であれば、複数の洋上風車100によって発電された電気を、中継地点となる洋上変電所1に集約することができる。詳細は後述するが、これにより、洋上変電所1において、伝達ケーブル110に流す電圧と電流を調整したうえで、陸上の受電設備に電気を送ることができる。よって、送電時の電力の損失を抑制するとともに、洋上変電所1から陸上の受電設備までの伝達ケーブル110のコストを削減することができる。 本実施形態の洋上変電所1は、複数のフロア20と、下部構造30と、蓄電池41と、変圧器43と、整流器42と、スイッチギア44と、を備える。本実施形態において、フロア20は建屋10における階を示す。 下部構造30は、洋上変電所1を支持する構造体である。下部構造30は、例えば、公知の構成が好適に用いられる。下部構造30は、例えば、図2に示すようなジャケット式基礎、図3に示すようなモノパイル式基礎、図4に示すような浮体式基礎のいずれかが好適に用いられる。 図3に示すモノパイル式基礎は、海底に打設されたモノパイル30Mで構成される。 図4に示す浮体式基礎は、海上に浮かぶ浮体30Fを、海底に接続されたワイヤ30Wによって支持することで構成される。図4に示す浮体式基礎における建屋10は、浮体30Fに作用する浮力によって海上に支持される。 本実施形態において、下部構造30は、図2に示すように、ジャケット式基礎である。すなわち、下部構造30は、建屋10の下端が接続され、建屋10を支持するレグ32と、を少なくとも含む。図2に示すように、下部構造30は、レグ32が海底に打設された杭Pに接続されることで、洋上に配置される。 フロア20とは、例えば階を示す。 本実施形態の洋上変電所1の有する建屋10には、第1フロア21(1階)と、第2フロア22(2階)と、第3フロア23(3階)と、の3つのフロア20が設けられている。洋上変電所1の有するフロア20の数は3つに限定されず、例えば2つであってもよく、例えば4つ以上であってもよい。 本実施形態における複数のフロア20は、全周を壁に囲われている。フロア20は、内部が例えば壁で仕切られ、複数の部屋を有していてもよい。また、複数のフロア20は、海面より上に位置することが好ましい。複数のフロア20が海面より上に位置するとは、すなわち複数のフロア20を有する建屋10の下端が海面より上に位置することであってもよい。複数のフロア20は、その一部または全部が海面より下に位置してもよい。すなわち、例えば、第1フロア21~第3フロア23の少なくとも一部が海面より下に位置していてもよい。例えば、第1フロア21、及び第2フロア22が海面より下に位置していてもよい。 第1フロア21~第3フロア23には、例えば蓄電池41、変圧器43及び整流器42等をはじめとする各種機器が設置されてもよい(詳細は後述する)。なお、例えば変圧器43は、設備の規模が比較的大きく、洋上変電所1の有するフロア20の階高よりも変圧器43のサイズが大きい場合がある。この場合は、第1フロア21、第2フロア22、及び第3フロア23のそれぞれの高さを適宜設定してもよい。その場合、各フロア20の階高は統一されてもよいし、一部又は全部のフロア20(階)の階高は異なってもよい。 次に、図5から図7に示すように、本実施形態の洋上変電所1が有する各設備(蓄電池41、整流器42、変圧器43、スイッチギア44)について説明する。 蓄電池41は、洋上風車100が発電した電力を蓄電する。 ここで、洋上風車100の設置場所における風の強さが変化すること等によって、洋上風車100による発電電力が変化する場合がある。このとき、洋上風車100により発電された電力が増加すると、洋上風車100が発電した電気を外部に送電する伝達ケーブル110の性能を超えることがある。すなわち、洋上風車100が発電した電気によって、伝達ケーブル110に許容範囲を超える電流が付加される場合があり得る。 蓄電池41には、洋上風車100が発電した電気の一部が蓄電される。そして、残りの電気が伝達ケーブル110により陸の受電設備へ伝達される。このようにして、伝達ケーブル110に流れる電流を調整する。蓄電池41に蓄電された電気は洋上風車の発電出力が低下し、放電しても伝達ケーブル110の許容範囲を超えない状況となった際に放電され、伝達ケーブル110によって伝達される。洋上風車100が発電した電気をこのように送電することで、伝達ケーブル110に許容範囲を超える電流が付加されることを抑える。洋上変電所1における蓄電池41の配置については後述する。 伝達ケーブル110は、例えば、下部構造30(ジャケット式基礎)のレグ32に沿って配置されるか、または海底に配置されていてもよい。なお、下部構造30が浮体式基礎である場合、伝達ケーブル110は、例えば、海底または海中に配置されていてもよい。 整流器42は、ケーブル50によって伝達される電気を、交流から直流、又は、直流から交流に変換する。整流器42は、例えば、洋上風車100が発電した電気を蓄電池41に蓄電させる際に、電気を交流から直流に変換する。つまり、蓄電池41は、整流器42によって交流に変換された電気を蓄電する。例えば、蓄電池41に蓄電された電気を放電する際に、整流器42は、電気を直流から交流に変換する。つまり、整流器42は、蓄電池41から放電された電気を直流から交流に変換する。すなわち、洋上風車100が発電した電気は、交流であり、蓄電池41に蓄電された電気は、直流である。 整流器42には、例えば、公知のPCS(Power Conditioning System)が好適に用いられる。洋上変電所1における整流器42の配置については後述する。 変圧器43は、電気の電圧を変圧する。変圧器43は、例えば、洋上風車100が発電した電気の電圧、及び、蓄電池41から放電され整流器42によって変換された電気の電圧を変圧する。 ここで、本実施形態において、洋上風車100によって発電された電気の電圧は、整流器42が処理可能な電圧よりも高い。そこで、変圧器43は、例えば、洋上風車100によって発電された電気を、整流器42を介して蓄電池41に蓄電させる際に、整流器42が処理可能な電圧に降圧させる。このことで、整流器42に過度な電圧が付加されることを抑える。 変圧器43は、蓄電池41から放電されて整流器42によって直流から交流に変換された電気を、昇圧させてもよい。このことで、洋上変電所1の内部における送電の効率を向上させてもよい。あるいは、変圧器43は、洋上風車100が発電した電気を外部に送電する際に、送電する電気を昇圧させてもよい。このことで、洋上変電所1から陸上の受電設備への送電の効率を向上させてもよい。洋上変電所1における変圧器43の配置については後述する。 スイッチギア44は、電気回路を閉じたり開いたりすることによって、例えば、洋上風車100が発電した電力を受電し、電気を変圧器43へ送って使用しやすい電圧に変換のうえ施設の各所に送電したり、洋上風車100が発電した電力及び、蓄電池41から放電された電力を陸の受電設備へ送電する。スイッチギア44は、電気のオン・オフ、設備の保護などに用いられるため、例えば、変圧器などの電気機器の前後やケーブルの送電元などに配置される。 洋上変電所1におけるスイッチギア44の配置については後述する。 次に、図5~図7を参照し、複数のフロア20における上記の各設備の配置について説明する。図5~図7は、洋上変電所1における建屋10の内部構造を示す断面図であって、それぞれ別の例を示している。 本実施形態の洋上変電所1は、第1フロア21~第3フロア23の3つのフロア20(階)を有する。そのため、以降の説明においては、各設備が第1フロア21~第3フロア23のいずれかに設置される場合について説明するが、各設備の配置は後述の例に限定されない。例えば、洋上変電所1が第1フロア21、及び第2フロア22の2つのフロア20のみを有する場合は、各設備は、第1フロア21又は第2フロア22のいずれかに設置されていてもよい。例えば、洋上変電所1が第1フロア~第4フロアの4つのフロア20を有する場合は、各設備は、第1フロア~第4フロアのいずれかに設置されてもよい。また、設備が設置されないフロア20があってもよい。 このように、洋上変電所1における複数のフロア20のいずれかに各設備を配置することができるため、比較的広い設置可能面積の中で、各設備の配置を検討することができる。これにより、例えば、各設備の配置を効率化することができる。ここで、各設備の配置の効率化とは、例えば、設置又はメンテナンスの作業者の作業効率を考慮した配置を行うことであってもよく、ケーブル50の長さ等の設備コストを考慮した配置を行うことであってもよく、各設備に対する波浪及び雨風などの影響を考慮した配置を行うことであってもよい。 図5に、洋上変電所1における各設備の第1の配置の