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JP-2026077378-A - 単結晶シリコンインゴットの製造装置及び単結晶シリコンインゴットの製造方法

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Abstract

【課題】単結晶シリコンインゴットの結晶品質を向上できる単結晶シリコンインゴットの製造装置及び製造方法を提供する。 【解決手段】単結晶シリコンインゴットの製造装置1は、石英ルツボ8と、石英ルツボ8の上方に設けられた、筒状のシールド本体13Aと、シールド本体13Aの下端部から内側に突出して単結晶シリコンインゴットを通過させるための開口を区画する内側フランジ部13Bとを有する熱遮蔽体13と、内側フランジ部13Bを撮影するカメラ15と、単結晶シリコンインゴットを育成するための制御因子を調整する制御部20とを備える。内側フランジ部13Bは、開口を区画する端部13Dの1箇所以上に設けられている切欠131を有する。制御部20は、カメラ15の撮影画像に写っている切欠131の周方向の位置を算出し、切欠131の周方向の位置に基づいて制御因子を調整する。 【選択図】図8

Inventors

  • 萬膳 一成

Assignees

  • 株式会社SUMCO

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (8)

  1. シリコン融液を収容する石英ルツボと、 前記石英ルツボを収容するチャンバと、 前記石英ルツボの上方に、前記シリコン融液から引き上げられる単結晶シリコンインゴットを囲むように設けられた、筒状のシールド本体と、前記シールド本体の下端部から内側に突出して前記単結晶シリコンインゴットを通過させるための開口を区画する内側フランジ部とを有する熱遮蔽体と、 前記シールド本体と前記単結晶シリコンインゴットとの間を通じて前記シリコン融液の液面と前記熱遮蔽体の内側フランジ部とを撮影するカメラと、 前記単結晶シリコンインゴットを育成するための制御因子を調整する制御部と を備え、 前記内側フランジ部は、前記開口を区画する端部の1箇所以上に設けられている切欠を有し、 前記制御部は、 前記カメラの撮影画像に写っている前記切欠の周方向の位置を算出し、 前記切欠の周方向の位置に基づいて前記制御因子を調整する、 単結晶シリコンインゴットの製造装置。
  2. 前記制御部は、前記熱遮蔽体を前記チャンバ内における所定位置に設置したときの前記切欠の周方向の位置に対する、前記熱遮蔽体が前記石英ルツボの上方に設けられた状態における前記切欠の周方向の位置のずれの大きさを算出し、前記切欠の周方向の位置のずれの大きさに基づいて前記制御因子を調整する、請求項1に記載の単結晶シリコンインゴットの製造装置。
  3. 前記制御因子は、前記チャンバ内に供給する不活性ガス流量、前記チャンバ内の圧力、又は、前記石英ルツボの回転数のいずれかを含む、請求項1又は2に記載の単結晶シリコンインゴットの製造装置。
  4. チョクラルスキー法による単結晶シリコンインゴットの製造方法であって、 チャンバ内において石英ルツボの上方に設けられた熱遮蔽体の、前記石英ルツボ内のシリコン融液から引き上げられる単結晶シリコンインゴットを通過させるための開口を区画する内側フランジ部の端部の1箇所以上に設けられている切欠の周方向の位置に基づいて前記単結晶シリコンインゴットを育成するための制御因子を調整することと、 前記単結晶シリコンインゴットを育成することと を含む、単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  5. 前記熱遮蔽体を前記チャンバ内における所定位置に設置したときの前記切欠の周方向の位置に対する、前記熱遮蔽体が前記石英ルツボの上方に設けられた状態における前記切欠の周方向の位置のずれの大きさを算出し、前記切欠の周方向の位置のずれの大きさに基づいて前記制御因子を調整することを含む、請求項4に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  6. 前記切欠の周方向の位置のずれの大きさに基づいて、前記制御因子として、前記単結晶シリコンインゴットの酸素濃度の調整に係る因子を調整する、請求項5に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  7. 前記制御因子は、前記チャンバ内に供給する不活性ガス流量、前記チャンバ内の圧力、又は前記石英ルツボの回転数のいずれかを含む、請求項4から6までのいずれか一項に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  8. 前記シリコン融液を得るために前記石英ルツボ内でシリコン原料を溶解した後、かつ、前記単結晶シリコンインゴットの育成を開始する前に、前記熱遮蔽体の内側フランジ部の端部の撮影画像から前記切欠の位置の周方向の位置を算出することを含む、請求項4から6までのいずれか一項に記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。

Description

本開示は、単結晶シリコンインゴットの製造装置、及び単結晶シリコンインゴットの製造方法に関する。 従来、単結晶シリコンインゴットの製造装置において、ルツボの上方を覆う(又は、ルツボの上方に設置された)カバーに切欠として設けられたスロットから溶融面を観察する方法が知られている(例えば特許文献1等参照)。 特開平6-116083号公報 本開示に係る単結晶シリコンインゴットの製造装置において種結晶をシリコン融液に接触させたときの構成例を示す模式図である。本開示に係る単結晶シリコンインゴットの製造装置において種結晶をシリコン融液から引き上げて直胴部を形成しているときの構成例を示す模式図である。熱遮蔽体の構成例を示す斜視図である。熱遮蔽体の周方向の位置ずれ量が0である場合を示す平面図である。熱遮蔽体の周方向の位置ずれ量が3度である場合を示す平面図である。熱遮蔽体の周方向の位置ずれがある場合及び位置ずれがない場合のそれぞれの場合に引き上げた単結晶シリコンインゴットの酸素濃度の例を示すグラフである。熱遮蔽体の切欠の位置を算出する方法を説明する模式図である。制御因子の調整後に引き上げた単結晶シリコンインゴットの酸素濃度の例を示すグラフである。本開示に係る制御方法の手順例を示すフローチャートである。 (単結晶シリコンインゴットの製造装置1の構成例) 以下、本開示の一実施形態に係る単結晶シリコンインゴットの製造装置1の構成例が図面を参照して説明される。製造装置1は、チョクラルスキー法による単結晶シリコンインゴットの製造方法を実行するために用いられる。図1及び図2に示されるように、単結晶シリコンインゴットの製造装置1は、チャンバ2と、制御部20と、画像処理部30とを備える。図1の構成例と図2の構成例との間で、単結晶シリコンインゴットの引き上げ状態が異なっている。図1の構成例は、後述する種結晶がシリコン融液MDの液面に接触し、かつ、単結晶シリコンインゴットの引き上げが開始される前の状態を表す。図2の構成例は、単結晶シリコンインゴットの引き上げが開始されて直胴部SMがシリコン融液MDの液面よりも上に現れている状態を表す。 チャンバ2は、メインチャンバ2aと、プルチャンバ2bとを備える。メインチャンバ2aは、内部に、石英ルツボ8及びカーボン製ルツボ9の二重構造になっているルツボを収容する有底円筒形状のチャンバである。プルチャンバ2bは、メインチャンバ2aと同一の中心軸を有し、メインチャンバ2aの上方に設けられる、メインチャンバ2aよりも小径の円筒形状のチャンバである。メインチャンバ2aとプルチャンバ2bとの間にはゲートバルブが設けられてよい。ゲートバルブの開閉によってメインチャンバ2a内の空間とプルチャンバ2b内の空間とが互いに連通又は遮断される。プルチャンバ2bは、上部に、Arガスなどの不活性ガスをメインチャンバ2a内に導入するためのガス供給源5及びマスフローコントローラ4が接続されているガス導入口を備える。メインチャンバ2aは、底部に、メインチャンバ2a内の気体を吸引して排出するための真空ポンプ18及びバルブ17が接続されているガス排出口を備える。 石英ルツボ8及びカーボン製ルツボ9は、メインチャンバ2aの中心部に配置され、シリコン融液MDを収容する。石英ルツボ8は、シリコン融液MDを内面で直接支持する。カーボン製ルツボ9は、石英ルツボ8の外側で石英ルツボ8を支持する。石英ルツボ8及びカーボン製ルツボ9は、以下、単にルツボとも称される。 製造装置1は、メインチャンバ2aの中に、熱遮蔽体13と、支持部材12と、筒状のヒータ11と、筒状の保温筒10とを更に備える。 熱遮蔽体13は、ルツボの上方に、シリコン融液MDから引き上げられる単結晶シリコンインゴットの直胴部SM(図2参照)を囲むように設けられる。熱遮蔽体13は、育成中の単結晶シリコンインゴットに対する、シリコン融液MD、ヒータ11、及びルツボの側壁からの高温の輻射熱の入射量を調整したり、結晶成長界面近傍の熱の拡散量を調整したりする機能を有する。また、熱遮蔽体13は、単結晶シリコンインゴットの中心部及び外周部における引き上げ方向の温度勾配を制御する機能を有する。なお、熱遮蔽体13は石英ルツボ8内のシリコン融液MDに向けてArガスを案内する機能も奏することから、整流筒と称される場合もある。 熱遮蔽体13は、図1、図2及び図3に示されるように、内壁面を有する筒状のシールド本体13Aと、シールド本体13Aの下端部から内側に向かって延在してシールド本体13Aの内側に開口を区画する内側フランジ部13Bと、シールド本体13Aの上端部から外側に向かって水平方向に延在する外側フランジ部13Cとを有する。シールド本体13Aの形状は、円柱の側面に沿った形状、すなわち円筒形状であってもよいし、下方に向かって径が小さくなる円錐台の側面に沿った形状であってもよい。内側フランジ部13Bによって区画される開口は、育成中の単結晶シリコンインゴットを通過させるために設けられており、筒状のシールド本体13Aの中心軸に向かって見たときに円状である。つまり、内側フランジ部13Bは、シールド本体13Aの内側に円状の開口を区画する。内側フランジ部13Bの、シールド本体13Aの内側に円状の開口を区画する部分は、端部13Dとも称される。端部13Dの形状は、内側フランジ部13Bは、シールド本体13Aに接続している部分から端部13Dまで水平方向に延在してよい。つまり、シールド本体13Aの中心軸に沿った方向において、端部13Dは、内側フランジ部13Bがシールド本体13Aに接続している部分と同じ高さに位置してよい。内側フランジ部13Bは、シールド本体13Aから端部13Dまで下方に向かって延在してもよい。つまり、シールド本体13Aの中心軸に沿った方向において、端部13Dは、内側フランジ部13Bがシールド本体13Aに接続している部分よりも低くなるように位置してよい。熱遮蔽体13は、外側フランジ部13Cを支持部材12上に係合させることにより、大気開放されたメインチャンバ2a内に設置される。熱遮蔽体13において、内側フランジ部13Bの内側の端部13Dに切欠131が設けられている。切欠131は、端部13Dから内側フランジ部13Bがシールド本体13Aに接続している部分に向かう方向、すなわち外側に向けて凹んでいる。切欠131は、内側フランジ部13Bの端部13Dの1箇所以上に設けられている。切欠131は、単結晶シリコンインゴットの直胴部SMがシリコン融液MDの液面よりも上に現れた状態において、後述するカメラ15から切欠131を通じてシリコン融液MDの液面を撮影可能とするために設けられている。 筒状のヒータ11は、メインチャンバ2a内でルツボを囲うように位置する。ヒータ11は、カーボンを素材とする抵抗加熱式ヒータであり、ルツボ内に投入されるシリコン原料を溶融してシリコン融液MDを形成し、形成したシリコン融液MDを維持するようにルツボを加熱する。 筒状の保温筒10は、熱遮蔽体13の上端よりも下方で、ヒータ11の外周面と離間して、メインチャンバ2aの内側面に沿って設けられる。保温筒10は、チャンバ2内の特に熱遮蔽体13よりも下方の領域に保熱効果を付与し、ルツボ内のシリコン融液MDを維持しやすくする機能を有する。 製造装置1は、ルツボを昇降させるルツボ昇降機構7を備える。ルツボ昇降機構7は、メインチャンバ2aの底部を鉛直方向に貫通してルツボを下部から支持するシャフトを介してルツボを回転させつつ昇降させる。 製造装置1は、プルチャンバ2bを通るワイヤ6と、ワイヤ6の下方の先端に取り付けられているシードチャックSCとを備える。シードチャックSCは、ルツボの中に収容されているシリコン融液MDから単結晶シリコンインゴットを引き上げるために、シリコン融液MDの液面に接触させる種結晶を保持する。製造装置1は、単結晶シリコンインゴットを引き上げるためにワイヤ6を介してシードチャックSCを上下方向に駆動する引き上げ駆動部3をプルチャンバ2bの上方に備える。引き上げ駆動部3は、ワイヤ6を所定の速度で回転させつつ昇降させる。 製造装置1は、メインチャンバ2aの中に印加する磁場を発生させる磁場発生装置16を更に備える。磁場発生装置16は、メインチャンバ2aの外側でルツボを包含する高さ範囲に位置する。磁場発生装置16は、超電導コイル等のコイルを有してよい。磁場発生装置16は、コイルに電流を流すことによって、シリコン融液MDに対して水平の磁場分布を形成する水平磁場を発生させる。シリコン融液MDに対して印加される磁束密度の大きさは、コイルに流す電流の大きさによって制御される。 製造装置1は、引き上げ駆動部3と、マスフローコントローラ4及びガス供給源5と、磁場発生装置16と、バルブ17及び真空ポンプ18と、ルツボ昇降機構7とを制御する制御部20を更に備える。 制御部20は、1つ以上のプロセッサを含んでよい。プロセッサは、制御部20の種々の機能を実現するプログラムを実行しうる。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)とも称される。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。制御部20は、専用回路を含んでもよい。 制御部20は、記憶部を更に備えてよい。記憶部は、制御部20で用いられる種々の情報若しくはデータ、又は、制御部20が実行するプログラム等を格納する。記憶部は、磁気ディスク等の電磁記憶媒体を含んでよいし、半導体メモリ又は磁気メモリ等のメモリを含んでもよい。記憶部は、非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体を含んでよい。記憶部は、制御部20のワークメモリとして機能してよい。記憶部の少なくとも一部は、制御部20とは別体として構成されてもよい。 制御部20は、製造装置1の各構成部との間で情報又はデータを送受信する通信デバイスを備えてもよい。通信デバイスは、各構成部と有線又は無線で通信可能に接続されてよい。通信デバイスは、例えばLAN(Local Area Network)等の通信規格に基づいて通信可能に構成される通信インタフェースを備えてよい。通信インタフェースは、上述した例に限られず、他の種々の通信規格に基づいて通信可能に構成されてよい。 製造装置1は、メインチャンバ2aの内部を観察するための、カメラ15及び画像処理部30を更に備える。カメラ15は、メインチャンバ2aに設けられている観察窓14を通してメインチャンバ2aの内部を撮影する。カメラ15は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を含んでよい。画像処理部30は、カメラ15の撮影画像を処理し、処理結果を制御部20に出力する。画像処理部30は、プロセッサ又は専用回路を備えてよい。画像処理部30は、記憶部又は通信デバイスを含んでよい。画像処理部30のプロセッサ、記憶部又は通信デバイスは、制御部20のプロセッサ、記憶部又は通信デバイスと同様に構成されてよい。画像処理部30は、制御部20の一部として構成されてもよい。 カメラ15は、熱遮蔽体13のシールド本体13Aと育成中の単結晶シリコンインゴットとの間を通じてシリコン融液MDの液面を撮影するように配置されている。図2に示されるように単結晶シリコンインゴットの直胴部SMがシリコン融液MDの液面よりも上に現れた状態において、シリコン融液MDの液面は、単結晶シリコンインゴットと熱遮蔽体13の内側フランジ部13Bとによってカメラ15から見てほぼ遮蔽される。つまり、カメラ15は、熱遮蔽体13のシール