JP-2026077380-A - 燃焼炉の排熱回収装置
Abstract
【課題】回収する熱量の媒体を燃焼空気から水に変え、且つ、伝熱管を無くしてコストを抑えるとともに効率的に排熱の回収を行う。 【解決手段】燃焼炉から排出される排ガスの熱量を回収する燃焼炉の排熱回収装置100であって、排ガスのガス供給口21,ガス排気口22及び水の給水口23,排水口24を有する水タンク10と、ガス供給口21に連結されるとともに水タンク10の水中に位置し、ガス排気口22より下に位置し、排ガスの泡を水中に噴射するノズル30と、排ガスの泡が排水口24に進入することを阻止し、泡をガス排気口22に導く仕切板40を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 岸村 司
- 宮武 貴志
- 犬塚 史
- 香村 祥太
Assignees
- 三建産業株式会社
- 中央精機株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (5)
- 燃焼炉から排出される排ガスの熱量を回収する燃焼炉の排熱回収装置であって、前記排ガスのガス供給口,ガス排気口及び水の給水口,排水口を有する水タンクと、前記ガス供給口に連結されるとともに前記水タンクの水中に位置し、且つ、前記ガス排気口より下に位置し、前記排ガスの泡を水中に噴射するノズルと、 前記排ガスの泡が前記排水口に進入することを阻止し、前記泡を前記ガス排気口に導く仕切板を備えることを特徴とする燃焼炉の排熱回収装置。
- 前記仕切板は、上方から下方に延び、その下端は前記水タンクの下面より上方でかつ前記ノズルよりも下方に位置し、その上端は少なくとも前記水タンクの上面まで達するように位置することを特徴とする請求項1に記載の燃焼炉の排熱回収装置。
- 前記仕切板は、前記水タンクの一方の側面側でかつその側面に平行に配置されるとともに、前記ガス排気口は、前記水タンクの水面より上側に設けられ、 前記水タンクの一方の側面に相対向する他方の側面から、前記水タンクの上面と下面の間でその先端が前記仕切板に接することなく間隔をあけて水平に延びる中間板を設けたことを特徴とする請求項2に記載の燃焼炉の排熱回収装置。
- 前記請求項1に記載の燃焼炉の排熱回収装置は、複数段設けられ、前後に挟まれた任意の位置を第n段とし、前記燃焼炉の排ガス流れの上流側を前段とし第n段のひとつ前段を第n-1段、前記燃焼炉の排ガス流れの下流側を後段とし第n段のひとつ後段を第n+1段とすると、 第n段の燃焼炉の排熱回収装置の前記ガス供給口には、前段に位置する第n-1段の燃焼炉の排熱回収装置の前記ガス排気口から出力された排ガスが入力されるとともに、前記第n段の燃焼炉の排熱回収装置の前記ガス排気口から出力された排ガスは、後段に位置する第n+1段の燃焼炉の排熱回収装置の前記ガス供給口に入力され、 前記第n段の燃焼炉の排熱回収装置の前記給水口には、前記第n+1段の燃焼炉の排熱回収装置の前記排水口から出力された水が入力されるとともに、前記第n段の燃焼炉の排熱回収装置の前記排水口から出力された水は、前記第n-1段の燃焼炉の排熱回収装置の前記給水口に入力されることを特徴とする燃焼炉の排熱回収装置。
- 前記複数段設けられた燃焼炉の排熱回収装置のうち、最も前段に位置する燃焼炉の排熱回収装置の前記ガス供給口には、前記燃焼炉から排出される排ガスが直接入力され、最も後段に位置する燃焼炉の排熱回収装置の前記給水口には、外部から水が入力されることを特徴とする請求項4に記載の燃焼炉の排熱回収装置。
Description
本発明は、燃焼炉から排出されるガスの熱量を回収する燃焼炉の排熱回収装置に関するものである。 従来、燃焼炉から排出されるガスの熱量を回収する燃焼炉の排熱回収装置として、図4に示すような、チャンネル型のレキュペレータ60が知られている。 レキュペレータ1では、排ガスの排熱を回収し、空気ファン(図示しない)により導入された燃焼空気を予熱して有効利用するものである。 このようなレキュペレータをリジェネバーナに応用することで高い熱交換率を得てコストを低減させる設備も知られている(例えば、特許文献1参照)。 特開2010-60157号公報 本発明の実施形態に係る燃焼炉の排熱回収装置の概要を示す模式図である。本発明の実施形態に係る別の燃焼炉の排熱回収装置の概要を示す模式図である。本発明の実施形態に係るさらに別の燃焼炉の排熱回収装置の概要を示す模式図である。従来例に係る燃焼炉の排熱回収装置の概要を示す模式図である。 図1を参照して、本発明の実施形態に係る燃焼炉の排熱回収装置について説明する。 本実施形態に係る燃焼炉の排熱回収装置は、図1に示すように、燃焼炉から排出される排ガスの熱量を回収する燃焼炉の排熱回収装置100であって、水タンク10と、ノズル30と、仕切板40と、中間板50を備えている。 水タンク10は、直方体状の水槽で、排ガスのガス供給口21,ガス排気口22及び水の給水口23,排水口24を有している。 このうちガス排気口22は、水タンク10の上面11の中央に設けられ、排水口24は、水タンク10の上面11で一方の側面13側に設けられ、給水口23は、水タンク10の上面で他方の側面14側に設けられている。また、ガス供給口21は、水タンク10の他方の側面14の下部に設けられている。ガス供給口21の手前にはファン25が接続され、燃焼炉から排出される排ガスがガス供給口21を介して水タンク10内に供給される。 水タンク10の中には水平に延びるノズル30が設けられている。このノズル30は、ガス供給口21に連結されていてガス供給口21を介して供給される排ガスの泡を水中に噴射する。 仕切板40は、上方から下方に延び、水タンク10の一方の側面13側でかつその側面13に概ね平行に配置されている。仕切板40の下端42は水タンク10の下面12より上方でかつノズル30よりも下方に位置し、仕切板40の上端41は少なくとも水タンク10の上面11まで達するように、本実施形態では上面11よりも上方に延びるように位置している。これにより、ノズル30から噴出された排ガスの泡が排水口24に進入することが阻止され、仕切板40に当たった泡は上方のガス排気口22側に導かれる。 中間板50は、水タンク10の一方の側面13に相対向する他方の側面14から、水タンク10の上面11と下面12の間でその先端51が仕切板40に接することなく間隔をあけて水平に延びている。 中間板50より上方に水が越えないように制御され、中間板50と水タンク10の上面11との間には空間が形成されるようにしている。 これにより、ノズル30から噴出された排ガスの泡は、中間板50の先端51と仕切板40の隙間から上昇して気流となりガス排気口22から外部に排出される。 また、排水口24には温水タンク26が連結され、フィルター27とポンプP1を介して温水を熱需要先へ供給できるようになっているので、この温水を有効利用することができる。 また、給水口23には熱需要先から戻ってきた水を蓄える集水タンク28から水がフィルター29とポンプP2を介して供給されるようになっている。 次に、この燃焼炉の排熱回収装置100における熱交換方法について具体的に説明する。 燃焼炉から排出される排ガスは、ファン25によって引き込まれ、ガス供給口21からノズル30を通って水タンク10の中に噴射され、泡となり相対向する仕切板40側に向かって進む。 そして泡は、仕切板40に当たって浮力によって仕切板40に沿って上昇し、中間板50と仕切板40との間から水タンク10の上面11と中間板50の間の空間に気流になって流れ、水タンク10の上面11に設けられたガス排気口22から外部に排気される。 その間に、排ガスの泡は水と接触することによって冷却され温度が下がるが、その一方、水は給水口23から排水口24に流れる間に泡から熱を受けて温度が上昇して温水となる。 温水は温水タンク26に入れられ、必要時にはポンプP1を駆動して温水を取り出し有効利用できるようになっている。 なお、給水口23には集水タンク28からの水がポンプP2を駆動して送り込まれるが、温水タンク26から出力された水の一部を集水タンク28に戻して給水口23から水タンク10に送り込むようにすることもできる。 以上のように構成された燃焼炉の排熱回収装置100によれば、燃焼炉から排出される排ガスの熱量は水の中で吸収されるとともに、排ガス中の煤塵も水の中で捕集される。 よって、従来例のように、排ガスに含まれる水分を水蒸気としてそのまま排気するものではなく凝縮する熱量を水の中で吸収するので効率的に排熱の回収を行うことができる。 また、排ガスに含まれる煤塵も水に触れることで水に吸着され水の中で捕集されるので集塵機を必要とすることがなくその分コストを抑えられる。 また水タンク10には、排ガスの泡が排水口に進入することを阻止し、泡をガス排気口22に導く仕切板40が設けられているので、排ガスの泡が直ぐに排水口24から流れ出ることはなくガス排気口22に導かれるので水タンク10の中で排ガスからの熱量を効率よく回収することができる。 また水タンク10に中間板50を設けることで排ガスを水タンク10の中からガス排気口22に流す流路を安定した状態で設けることができる。また、中間板50と水タンク10の上面11との間に空間を設けることで排ガスの圧力を高めた状態でガス排気口22から排出させることができる。 なお、図2に示すように、燃焼炉の排熱回収装置を複数段設けることも可能である。 例えば、図2では燃焼炉の排熱回収装置を、第1の燃焼炉の排熱回収装置101,第2の燃焼炉の排熱回収装置1021,第3の燃焼炉の排熱回収装置103と、3段設けた場合を示している。 ここでは、真中に位置するものを第1の燃焼炉の排熱回収装置101とし、その後段に位置するものを第2の燃焼炉の排熱回収装置102とし,第1の燃焼炉の排熱回収装置前段に位置するものを第3の燃焼炉の排熱回収装置103としている。なお、第3の燃焼炉の排熱回収装置103の態様が、図1で示した燃焼炉の排熱回収装置100にそのまま対応している。 第1の燃焼炉の排熱回収装置101のガス供給口21には、前段に位置する第3の燃焼炉の排熱回収装置103のガス排気口22から出力された排ガスが入力されるとともに、第1の燃焼炉の排熱回収装置101のガス排気口22から出力された排ガスは、後段に位置する第2の燃焼炉の排熱回収装置102のガス供給口21に入力される。 また、第1の燃焼炉の排熱回収装置101の給水口23には、第2の燃焼炉の排熱回収装置102の排水口24から出力された水が入力されるとともに、第1の燃焼炉の排熱回収装置101の排水口24から出力された水は、第3の燃焼炉の排熱回収装置103の給水口23に入力される。 また、複数段設けられた燃焼炉の排熱回収装置のうち、最も前段に位置する燃焼炉の排熱回収装置、図2のように3段の場合には、第3の燃焼炉の排熱回収装置103が該当し、そのガス供給口21には、燃焼炉から排出される排ガスが直接入力される。 また、複数段設けられた燃焼炉の排熱回収装置のうち、最も前段に位置する燃焼炉の排熱回収装置、図2のように3段の場合には、第2の燃焼炉の排熱回収装置102が該当し、その給水口23には、外部から水が入力される。 これによれば、最上段(後段)の第2の燃焼炉の排熱回収装置102から低温の水が入力され、最下段(前段)の第3の燃焼炉の排熱回収装置103から温度が上昇した水(温水)が排出される。一方、排ガスは、最下段の第3の燃焼炉の排熱回収装置103のガス供給口21から供給され、最上段の第2の燃焼炉の排熱回収装置102のガス排気口22を煙突としてそこから外部に排気される。 循環の途中、排ガスが融点以下になると泡の中で結露が始まり水に吸収される。そして最後まで残った気流が最上段の第2の燃焼炉の排熱回収装置102のガス排気口22から排気される。また、泡に含まれる煤塵は水に接触することにより水に吸着される。 これにより、最も後段側に位置する燃焼炉の排熱回収装置Nのガス排気口22から排出される気体に含まれる煤塵の量を0に、あるいは限りなく0に近くすることができる。 なお、伝熱効率と煤塵の吸着量は、泡の径が小さいほど大きくなるが排ガスを押し込むために必要な圧力は高くなるので泡の径はそれらの値のバランスのよいところで決定される。 これによれば、複数段、燃焼炉の排熱回収装置を設けることで、水タンク10中において排ガスと水を効果的に反応させることができる。 また、最も前段に位置する第3の燃焼炉の排熱回収装置103の排水口24から排出された水の一部を、最も後段に位置する第2の燃焼炉の排熱回収装置102の給水口23に戻すことにより水の量を低減することができるとともに、水(温水)を熱媒体として利用することができる。 また、燃焼炉の排熱回収装置を複数段、N個設けた場合には、図3に示すようになる。 ここでは、任意の位置するものを第n段の燃焼炉の排熱回収装置nとし、その後段に位置するものを第n+1段の燃焼炉の排熱回収装置n+1とし,第n段の燃焼炉の排熱回収装置nの前段に位置するものを第n-1段の燃焼炉の排熱回収装置n-1としている。なお、第1段の燃焼炉の排熱回収装置1の態様が、図1で示した燃焼炉の排熱回収装置100にそのまま対応している。 第n段の燃焼炉の排熱回収装置nのガス供給口21には、前段に位置する第n-1段の燃焼炉の排熱回収装置n-1のガス排気口22から出力された排ガスが入力されるとともに、第n段の燃焼炉の排熱回収装置nのガス排気口22から出力された排ガスは、後段に位置する第n+1段の燃焼炉の排熱回収装置n+1のガス供給口21に入力される。 また、第n段の燃焼炉の排熱回収装置nの給水口23には、第n+1段の燃焼炉の排熱回収装置n+1の排水口24から出力された水が入力されるとともに、第n段の燃焼炉の排熱回収装置nの排水口24から出力された水は、第n-1段の燃焼炉の排熱回収装置n-1の給水口23に入力される。 また、複数段設けられた燃焼炉の排熱回収装置のうち、最も前段に位置する燃焼炉の排熱回収装置1のガス供給口21には、燃焼炉から排出される排ガスが直接入力される。 また、複数段設けられた燃焼炉の排熱回収装置のうち、最も後段に位置する燃焼炉の排熱回収装置Nの給水口23には、外部から水が入力される。 これによれば、最上段(後段)の第N段の燃焼炉の排熱回収装置Nから低温の水が入力され、最下段(前段)の第1段の燃焼炉の排熱回収装置1から温度が上昇した水(温水)が排出される。一方、排ガスは、最下段の第1段の燃焼炉の排熱回収装置1のガス供給口21から供給され、最上段の第N段の燃焼炉の排熱回収装置Nのガス排気口22を煙突としてそこから外部に排気される。 循環の途中、排ガスが融点以下になると泡の中で結露が始まり水に吸収される。そして最後まで残った気流が最上段の第N段の燃焼炉の排熱回収装置Nのガス排気口22から排気される。また、泡に含まれる煤塵は水に接触することにより水に吸着される。 これにより、最も後段側に位置する第N段の燃焼炉の排熱回収装置Nのガス排気口22から排出される気体に含まれる煤塵の量を0に、あるいは限りなく0に近くすることができる