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JP-2026077384-A - バリスタ、その製造方法及びその選別方法

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Abstract

【課題】電気特性を向上させることができるバリスタを提供する。 【解決手段】バリスタ1は、酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含むセラミック素体11と、セラミック素体11の内部に配置される内部電極12と、セラミック素体11を覆うように配置される絶縁層13とを備える。L * a * b * 表色系において、絶縁層13の表面Sの色度b * が、b * >0である。 【選択図】図1

Inventors

  • 中山 大輝
  • 臼井 良輔
  • 武藤 直樹
  • 川村 聡
  • 高橋 大樹

Assignees

  • パナソニックIPマネジメント株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (7)

  1. 酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含むセラミック素体と、 前記セラミック素体の内部に配置される内部電極と、 前記セラミック素体を覆うように配置される絶縁層と を備え、 L * a * b * 表色系において、前記絶縁層の表面の色度b * が、b * >0である バリスタ。
  2. 前記絶縁層の前記表面の色度a * が、a * <0である 請求項1に記載のバリスタ。
  3. 前記絶縁層の前記表面の前記色度a * 及び前記色度b * が、下記式(1)を満たす 請求項2に記載のバリスタ。 b * <-5.0×a * -5.0 ・・・(1)
  4. 前記絶縁層の前記表面の前記色度a * が、-5.0<a * <-2.0である 請求項3に記載のバリスタ。
  5. 酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含む電圧非直線性抵抗体組成物の焼結体を得る第1ステップと、 前記第1ステップ後の前記焼結体の内部に、内部電極を形成する第2ステップと、 前記第2ステップ後の前記焼結体を覆うように絶縁層を形成する第3ステップと、 前記第3ステップ後の前記焼結体の前記絶縁層の表面のL * a * b * 表色系における色度b * を測定する第4ステップと、 前記色度b * がb * >0である前記焼結体を選別する第5ステップと を備えるバリスタの製造方法。
  6. 前記第5ステップ後に、前記第5ステップにおいて選別した前記焼結体に外部電極を形成する第6ステップを さらに備える請求項5に記載のバリスタの製造方法。
  7. セラミック素体と、前記セラミック素体の内部に配置される内部電極と、前記セラミック素体を覆うように配置される絶縁層とを備えるバリスタの選別方法であって、 前記絶縁層の表面のL * a * b * 表色系における色度a * 及び色度b * の測定値によって、前記バリスタを良品と不良品とに選別する バリスタの選別方法。

Description

本開示は、バリスタ、バリスタの製造方法、及びバリスタの選別方法に関し、詳しくは、絶縁層を備えるバリスタ、このバリスタの製造方法、及びこのバリスタの選別方法に関する。 電子機器における半導体集積回路等に、サージや静電気等の異常電圧が印加されると、電子機器に誤作動が起こったり、電子機器が破壊されてしまったりすることがある。このような異常電圧から電子機器を保護する電子部品としてバリスタが用いられている。バリスタには、電圧非直線性、漏れ電流特性等の特性や、これらの特性についての耐湿性、ESD(Electro-Static Discharge、静電気放電)耐性等の耐性など、電気特性を向上させることが要求される。 特許文献1には、バリスタが開示されている。このバリスタは、複数の酸化亜鉛粒子と、前記複数の酸化亜鉛粒子間に設けられ、ビスマス元素、プラセオジム元素およびストロンチウム元素のうち少なくとも1種の元素を含む酸化物層と、を有する電圧非直線性抵抗体組成物の焼結体を備えている。そして、前記焼結体の前記電圧非直線性抵抗物組成物のL*a*b*表色系における色差b*が0<b*≦0.95の範囲を満たしている。特許文献1の技術によれば、バリスタの酸化亜鉛の色差を測定し、得られた色差から酸化亜鉛バリスタの耐性を評価することができ、これにより、良好な耐性を有するバリスタを安定的に得ることができるとされている。 国際公開第2019/187763号 図1は、本開示の実施形態に係るバリスタの概略的斜視図である。図2は、本開示の実施形態に係るバリスタの図1のX-X線に沿う概略的断面図である。 (1)概要 以下、バリスタ1の概要について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。 発明者らは、特定のセラミック素体と絶縁層とを備えるバリスタにおいて、電気特性と、絶縁層の表面の色度との間に関連があることを見出し、本開示を完成させた。 本実施形態のバリスタ1は、セラミック素体11と、セラミック素体11の内部に配置される内部電極12と、セラミック素体11を覆うように配置される絶縁層13とを備える。セラミック素体11は、酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含む。 本実施形態のバリスタ1においては、L*a*b*表色系において、絶縁層13の表面Sの色度b*が、b*>0である。 本実施形態のバリスタ1によれば、電気特性を向上させることができる。バリスタ1の電気特性としては、例えば電圧非直線性、漏れ電流特性等の特性、及びこれらの特性についての耐湿性、ESD耐性等の耐性などが挙げられる。バリスタ1が、上記構成を備えることで、上記効果を奏する理由については、例えば以下のように推察することができる。セラミック素体11が、酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含む場合に、そのセラミック素体11を覆うように形成された絶縁層13の表面Sにおいて、L*a*b*表色系における特に色度b*の値は、絶縁層13の表面状態と関連していると考えられる。すなわち、絶縁層13の表面Sの色度b*が上記特定範囲であると、絶縁層13の表面状態が良好であり、絶縁層13の表面Sにおけるばらつきが小さいと考えられ、これにより、表面Sの絶縁抵抗値の低下や製造時のめっき液の浸入が抑制され、その結果、バリスタ1の電気特性を向上させることができると考えられる。 本実施形態のバリスタ1の製造方法(以下、製造方法(P)ともいう)は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、第4ステップと、第5ステップとを備える。第1ステップでは、酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含む電圧非直線性抵抗体組成物(以下、組成物Iともいう)の焼結体(以下、焼結体Aともいう)を得る。第2ステップでは、第1ステップ後の焼結体Aの内部に、内部電極12を形成する。第3ステップでは、第2ステップ後の焼結体Aを覆うように絶縁層13を形成する。第4ステップでは、第3ステップ後の焼結体Aの絶縁層13の表面SのL*a*b*表色系における色度b*を測定する。第5ステップでは、色度b*がb*>0である焼結体Aを選別する。 製造方法(P)によれば、組成物Iの焼結体Aに形成した絶縁層13の表面Sの色度b*がb*>0である焼結体Aを選別して用いることにより、電気特性が向上したバリスタ1を、簡便かつ確実に製造することができる。 本実施形態のバリスタ1の選別方法(以下、選別方法(Q)ともいう)は、セラミック素体11と、セラミック素体11の内部に配置される内部電極12と、セラミック素体11を覆うように配置される絶縁層13とを備えるバリスタ1の選別方法である。選別方法(Q)では、絶縁層13の表面SのL*a*b*表色系における色度a*及び色度b*の測定値によって、バリスタ1を良品と不良品とに選別する。 選別方法(Q)によれば、絶縁層13の表面SのL*a*b*表色系における色度a*及び色度b*の測定値によって、バリスタ1を良品と不良品とに選別することにより、電気特性が向上した良品のバリスタ1を、容易に得ることができる。 (2)詳細 <バリスタ> バリスタ1の詳細について、図1及び図2を参照しつつ、説明する。 バリスタ1は、セラミック素体11と、内部電極12と、絶縁層13とを備えており、通常、外部電極14を備えており、めっき電極(図示せず)をさらに備えていてもよい。 バリスタ1には、内部電極12及び外部電極14がそれぞれ、少なくとも一対設けられていればよい。図1及び図2のバリスタ1は、内部電極12及び外部電極14をそれぞれ一対備えている。一対の内部電極12は、例えば第1内部電極12Aと、第2内部電極12Bとを含む。一対の外部電極14は、例えばセラミック素体11の一方の端面に設けられる第1外部電極14Aと、セラミック素体11の他方の端面に設けられる第2外部電極14Bとを含む。第1内部電極12Aは第1外部電極14Aに、第2内部電極12Bは第2外部電極14Bにそれぞれ電気的に接続している。バリスタ1では、第1外部電極14A及び第2外部電極14Bの一方が高電位側の電極となり、第1外部電極14A及び第2外部電極14Bの他方が低電位側の電極となる。 [セラミック素体] バリスタ1では、セラミック素体11は、非直線性抵抗特性を有する半導体セラミック成分で構成されており、この半導体セラミック成分は、酸化亜鉛と、ビスマス元素、プラセオジム元素及びストロンチウム元素から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物とを含む。すなわち、セラミック素体11は、通常、主成分として、ZnO等の酸化亜鉛を含み、副成分として、Bi2O3等のビスマス元素酸化物、Pr2O3、Pr6O11等のプラセオジム元素酸化物、及びSrO等のストロンチウム元素酸化物のうちの少なくとも1種を含んでおり、また、Co2O3、MnO2、Sb2O3、CaCO3、Cr2O3等の他の元素酸化物を含んでいてもよい。セラミック素体11は、半導体セラミック成分において、ZnO等の主成分が、副成分の一部と固溶焼結し、その粒界に残りの副成分が析出することにより形成される。 セラミック素体11の形状は、例えば直方体状である。セラミック素体11が直方体状である場合、セラミック素体11の各辺の寸法は、例えば0.6~1.6mm、0.3~0.8mm、0.3~0.8mm等である。セラミック素体11の角部は、面取り加工を適宜施してもよく、セラミック素体11の角部は丸みを帯びていてもよい。 [内部電極] 内部電極12は、セラミック素体11の内部に配置されている。内部電極12は、例えばAg、Pd、PdAg、PtAg等の金属を含む。内部に内部電極12を有するセラミック素体11は、例えばこれらの金属を含有する内部電極ペーストを塗布したセラミックシートを積層し、焼成することで形成される。 [絶縁層] 絶縁層13は、セラミック素体11を覆うように配置されている。絶縁層13は、セラミック素体11の表面の少なくとも一部を覆うように設けられるが、セラミック素体11の全面を覆うように設けられていることが好ましい。 絶縁層13の平均厚さは、例えば0.01μm以上5.0μm以下であり、0.1μm以上1.5μm以下であることが好ましい。「平均厚さ」とは、絶縁層13の複数点(例えば任意の10点)において測定した厚さの算術平均値を意味する。 絶縁層13の表面Sは、L*a*b*表色系を用いて表される色を有している。「L*a*b*表色系」とは、1976年に国際照明委員会(CIE)が策定したものを意味し、JIS-Z-8781-4においても規定されている。L*a*b*表色系では、色を、明るさの度合いを表す明度L*と、色合いを表す色度a*及び色度b*とで表す。色度a*の正の方向は赤であり、負の方向は緑である。色度b*の正の方向は黄であり、負の方向は青である。色度a*及び色度b*は、絶対値が大きいほど上記の色が鮮やかである。 バリスタ1において、絶縁層13の表面Sの色度b*は、b*>0であることが重要である。この場合、バリスタ1は、電気特性を向上させることができる。絶縁層13の表面Sの色度b*が、b*≦0である場合、絶縁層13の表面状態が良好ではないと考えられ、バリスタは電気特性を向上させることができない。 また、バリスタ1において、上述のように、色度b*が特定範囲であることに加えて、絶縁層13の表面Sの色度a*は、a*<0であることが好ましい。この場合、バリスタ1は、電気特性をより向上させることができる。 バリスタ1においては、上述のように、色度a*及び色度b*が特定範囲であることに加え、絶縁層13の表面Sの色度a*及び色度b*が、下記式(1)を満たすことがより好ましい。この場合、バリスタ1は、電気特性をさらに向上させることができる。 b*<-5.0×a*-5.0 ・・・(1) また、バリスタ1において、上述のように、色度a*及び色度b*が特定範囲であることに加え、絶縁層13の表面Sの色度a*が、-5.0<a*<-2.0であることがさらに好ましい。この場合、バリスタ1は、電気特性をよりさらに向上させることができる。 絶縁層13の形成方法は、特に限定されないが、絶縁層13は、原子層堆積法(Atomic Layer Deposition:ALD)により形成することが好ましい。絶縁層13をALDにより形成することにより、絶縁層13の表面状態をより良好にさせることができ、それにより、バリスタ1の電気特性をより向上させることができる。 ALDは、層を形成させる面に対し、ガス状のプリカーサーの導入、及びO2プラズマ、Arプラズマ等の照射又は酸化剤ガスの導入などを行い、これらを繰り返すことにより、原子層堆積物からなる各層を形成する方法である。 絶縁層13として、SiO2層を形成する場合、例えばまず、セラミック素体11の表面に、プレカーサーとして、例えばSiH[N(CH3)2]3、テトラ(1-メトキシ-2-メチル-2-プロポキシ)シラン(Si(MMP)4)、テトラエトキシシラン(Si(OEt)4)、テトライソシアナトシラン(Si(NCO)4)等を導入した後、パージを行い、次に、酸化剤ガスとして、加湿したArガス等を導入した後、パージを行うことにより、Si含有層を形成する。このSi含有層の形成を0.1μm以上2.0μm以下等の所望の厚さになるまで繰り返すことにより、SiO2層(単層)を形成させることができる。 絶縁層13として、Al2O3層を形成する場合、プレカーサーとして