Search

JP-2026077401-A - 加速度計

JP2026077401AJP 2026077401 AJP2026077401 AJP 2026077401AJP-2026077401-A

Abstract

【課題】バイアス温度係数が低減された加速度計を開示する。 【解決手段】加速度計は、ペンデュラムデバイス910とペンデュラムスタンド920とベース930を含む。ベース930の熱膨張係数はペンデュラムスタンド920の熱膨張係数より大であり、ペンデュラムスタンド920の熱膨張係数はペンデュラムデバイス910の熱膨張係数より大である。ペンデュラムスタンド920がペンデュラムサポーター913に取り付けられている2箇所の並び方向D 12 と、ベース930がペンデュラムスタンド920に取り付けられている2箇所の並び方向D 23 と、がなす角は0度より大きい。 【選択図】図8

Inventors

  • 若本 達哉
  • 本木 裕之

Assignees

  • 日本航空電子工業株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (7)

  1. 加速度計であって、 ワンピースのペンデュラムデバイスと、ただし、前記ペンデュラムデバイスは、ペンデュラムと、前記ペンデュラムに接続されたペンデュラムサポーターと、を含み、前記ペンデュラムが前記ペンデュラムサポーターに接続している部位を固定支点として前記ペンデュラムが揺動できる構造を持っており、 ワンピースのペンデュラムスタンドと、ただし、前記ペンデュラムスタンドは、前記ペンデュラムスタンドの2箇所で、前記ペンデュラムの揺動を妨げることなく前記ペンデュラムサポーターに取り付けられており、 ワンピースのベースと、ただし、前記ベースは、前記ベースの2箇所で、前記ペンデュラムスタンドに取り付けられており、前記ベースと前記ペンデュラムデバイスは前記ペンデュラムスタンドを挟んで対向配置されており、 を含み、 前記ベースの熱膨張係数は前記ペンデュラムスタンドの熱膨張係数より大であり、 前記ペンデュラムスタンドの熱膨張係数は前記ペンデュラムデバイスの熱膨張係数より大であり、 前記ペンデュラムスタンドが前記ペンデュラムサポーターに取り付けられている前記2箇所の並び方向と、前記ベースが前記ペンデュラムスタンドに取り付けられている前記2箇所の並び方向と、がなす角は0度より大きい、 加速度計。
  2. 請求項1に記載の加速度計において、 前記角が22.5度以上90度以下である ことを特徴とする加速度計。
  3. 請求項1に記載の加速度計において、 前記ペンデュラムデバイスは線対称の形状を有しており、 前記ペンデュラムスタンドが前記ペンデュラムサポーターに取り付けられている前記2箇所は、前記線対称の対称軸に直交する方向で前記対称軸から最も遠い位置である ことを特徴とする加速度計。
  4. 請求項1に記載の加速度計において、 前記ペンデュラムスタンドは、接着剤で、前記ペンデュラムサポーターに取り付けられており、 前記ベースは、ねじで、前記ペンデュラムスタンドに取り付けられている ことを特徴とする加速度計。
  5. 請求項1に記載の加速度計において、 前記ペンデュラムデバイスは、前記ペンデュラムが揺動できる方向を法線として持つ平面と平行に、等方的に熱膨張する性質を有しており、 前記ペンデュラムスタンドは、前記平面と平行に、等方的に熱膨張する性質を有しており、 前記ベースは、前記平面と平行に、等方的に熱膨張する性質を有している ことを特徴とする加速度計。
  6. 請求項1に記載の加速度計において、 前記ペンデュラムデバイスの主成分は二酸化ケイ素であり、 前記ペンデュラムは、平板の形状を持っており、 前記ペンデュラムサポーターは、前記ペンデュラムを囲む平板枠の形状を持っている ことを特徴とする加速度計。
  7. 請求項1に記載の加速度計において、 前記加速度計は、さらに永久磁石とトルカコイルを含み、 前記ペンデュラムスタンドは、強磁性体で作られており、且つ、内部空間を持つ筒の形状を持っており、 前記永久磁石は、前記ペンデュラムスタンドの前記内部空間に位置しており、 前記トルカコイルは、前記ペンデュラムに取り付けられており、 前記加速度計は、サーボ加速度計である ことを特徴とする加速度計。

Description

本開示は、ゼロ加速度バイアス―より詳しくはバイアス温度係数―が低減された加速度計に関する。 現実の加速度計は、測定対象の加速度が存在しないときであっても、種々の要因によって必ずしもゼロ[G]を出力しない。Gは重力加速度を基準とする加速度の単位であり、1.0[G]=9.80665[m/s2]である。測定対象の加速度が存在しないときの現実の加速度計の出力値[G]を、便宜のため、ゼロ加速度バイアス[G]と呼称する。ゼロ加速度バイアス[G]は、一般に、温度に依存する。1[K]当たりのゼロ加速度バイアス[G]をバイアス温度係数(単位:μG/K)と言う(非特許文献1参照)。Kは熱力学温度の単位である。温度はケルビン温度(Kelvin scale)ではなく例えばセルシウス温度(Celsius temperature scale)として表示されてもよい。先行技術の加速度計の構造例(特許文献1参照)は、説明の都合、後に言及される。 日本国特開2002-168878号公報 日本航空電子工業株式会社、“サーボ加速度計性能比較”、[online],[令和6年10月15日検索],インターネット <URL:https://www.jae.com/Motion_Sensor_Control/Accelerometer/detail/id=486> 先行技術の加速度計を含む3軸加速度計の外観図。先行技術の加速度計の分解斜視図。先行技術の加速度計の主要な構成要素を示す図。(a)ペンデュラムデバイスの平面図。(b)ペンデュラムスタンドの平面図。(c)ベースの平面図。先行技術の加速度計の内部構成を示す図。(a)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドの位置関係を示す図。(b)ペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。(c)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。実施形態の加速度計を含む3軸加速度計の外観図。実施形態の加速度計の分解斜視図。実施形態の加速度計の主要な構成要素を示す図。(a)ペンデュラムデバイスの平面図。(b)ペンデュラムスタンドの平面図。(c)ベースの平面図。実施形態の加速度計の内部構成を示す図。(a)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドの位置関係を示す図。(b)ペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。(c)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。先行技術の加速度計と実施形態の加速度計のそれぞれの、温度とゼロ加速度オフセットの関係を示すグラフ。ペンデュラムスタンドがペンデュラムサポーターに取り付けられている2箇所の並び方向と、ベースがペンデュラムスタンドに取り付けられている2箇所の並び方向と、がなす角と、バイアス温度係数の絶対値の関係を示すグラフ。実施形態の変形例1の加速度計の内部構成を示す図。(a)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドの位置関係を示す図。(b)ペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。(c)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。実施形態の変形例2の加速度計の内部構成を示す図。(a)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドの位置関係を示す図。(b)ペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。(c)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。参考例の加速度計の内部構成を示す図。(a)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドの位置関係を示す図。(b)ペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。(c)ペンデュラムデバイスとペンデュラムスタンドとベースの位置関係を示す図。 先に先行技術の加速度計を説明し、その後、実施形態の加速度計を説明する。 <先行技術の加速度計> 先行技術の3軸加速度計900(図1参照)は3個の先行技術の加速度計900a,900b,900cを含む。図2は、図1に示す3軸加速度計900を構成する3個の加速度計900a,900b,900cのうちの1個の加速度計900aの分解斜視図である。3個の加速度計900a,900b,900cのうちの残りの2個の加速度計900b,900cのそれぞれの構造は、加速度計900aの構造と同じであるから、加速度計900aの構造を説明する。 加速度計900aは、加速度が加速度計900aに加わったときのペンデュラム(pendulum)の位置変化に基づいて加速度を測定する。この測定原理は良く知られているので、その詳細な説明を省略する。この例の加速度計900aはペンデュラムの位置変化を静電容量の変化として測定するが、ペンデュラムの位置変化の測定方法に限定は無く、例えば、レーザー光あるいはコヒーレンスの低いLED等の光源を使用してペンデュラムの位置変化を検出する方法、あるいは、MR素子等の磁気を利用してペンデュラムの位置変化を検出する方法を採用してもよい。さらに、この例の加速度計900aはサーボ機構を持っている。サーボ機構は、ペンデュラムの位置変化に比例した電流を、永久磁石に近接して配置されているトルカコイルに流すことによって、ペンデュラムに与えるトルクを発生させ、この結果、ペンデュラムの位置変化をキャンセルする。 加速度計900aは、その主な構成要素として、ワンピース(one-piece)の―つまり、単一の、分割されない物体である―ペンデュラムデバイス910と、ワンピースのペンデュラムスタンド920と、ワンピースのベース930と、永久磁石940と、ポールピース950と、第1のトルカコイル960aと、第2のトルカコイル960bを含む。 ペンデュラムデバイス910(図2、図3(a)参照)は、ペンデュラム911と、ペンデュラム911に接続されたペンデュラムサポーター913と、を含み、ペンデュラム911がペンデュラムサポーター913に接続している部位を固定支点としてペンデュラム911が揺動できる構造を持っている。この例では、薄い円板状の石英ガラス(詳しくは、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物である石英から作られたガラス)をレーザーカット加工することによって、円環(annulus)状のペンデュラムサポーター913と、円の優弧(中心角が180度以上の弧)とその優弧の両端点を結ぶ弦で囲まれた形状を持っており且つペンデュラムサポーター913の内側に位置するペンデュラム911と、ペンデュラム911とペンデュラムサポーター913を互いに接続する2個のジョイント915とが一体に形成されたペンデュラムデバイス910が得られる。ペンデュラムデバイス910は、2個のジョイント915の間を通る対称軸919に関して線対称の形状を有している。各ジョイント915は薄肉化学エッチング加工されているので、ペンデュラム911はジョイント915を固定支点として片持ち梁の如く揺動できる。 第1のトルカコイル960aを巻き付けたボビン961aが、ペンデュラム911の一方の面に接着剤で取り付けられている。第2のトルカコイル960bを巻き付けたボビン961bが、ペンデュラム911の他方の面に接着剤で取り付けられている。第2のトルカコイル960bを巻き付けたボビン961bの構造とサイズは、第1のトルカコイル960aを巻き付けたボビン961aの構造とサイズとそれぞれ同じである。第1のトルカコイル960aを巻き付けたボビン961aと第2のトルカコイル960bを巻き付けたボビン961bはペンデュラム911に関して対称に配置されている。この例において、第2のトルカコイル960bを巻き付けたボビン961bは、第1のトルカコイル960aを巻き付けたボビン961aが取り付けられているペンデュラム911の重量バランスを最適にするために、ペンデュラム911に取り付けられている。この理由から、第2のトルカコイル960bに電流を流すことは必須ではないが、電力消費量の低減の観点から第2のトルカコイル960bに電流を流さないことが好ましい。この実施形態では、第2のトルカコイル960bに電流は流れない。 ペンデュラム911の一方の面と他方の面の少なくともいずれかに、所定の配線パターンを持つ金属薄膜(図示せず)が形成されている。この金属薄膜の配線パターンは、第1のトルカコイル960aに電流を供給するための第1配線パターンと、ペンデュラム911の位置変化を静電容量の変化として検出する電極のための第2配線パターンを含む。金属薄膜の配線パターンに限定は無く、これまでに知られている配線パターンを採用できる。図2において、金属薄膜と第1のトルカコイル960aを互いに接続する端子の図示は省略されている。金属薄膜は端子970に電気的に接続している。端子970は、後述するベース930の貫通孔933から加速度計900aの外部に引き出されており、サーボ機構の制御および静電容量変化から加速度を算出する演算を行う制御装置(図示せず)に接続されている。 ペンデュラムスタンド920(図2、図3(b)参照)は、永久磁石940が生成する磁束が通る磁気回路の一部を構成する。この例では、円柱状のFe-Ni36%(鉄とニッケルとマンガンと炭素の合金であり、強磁性体である)を切削加工することによって、円筒状のペンデュラムスタンド920が得られる。ペンデュラムスタンド920は、ペンデュラムスタンド920の2箇所で、ペンデュラム911の揺動を妨げることなくペンデュラムサポーター913に接着剤で取り付けられている。この状態において、第1のトルカコイル960aを巻き付けたボビン961aは、円筒状のペンデュラムスタンド920の内側に位置する。ペンデュラムスタンド920は、その周壁に、その軸芯方向に伸びる2個の貫通孔921と2個の捩子穴922を持っている。2個の貫通孔921のそれぞれに端子970が収容される。2個の貫通孔921の位置に制限は無い。 ベース930(図2、図3(c)参照)は、永久磁石940が生成する磁束が通る磁気回路の一部を構成する。この例では、矩形平板状の電磁軟鉄を切削加工することによって、ベース930が得られる。円柱状の永久磁石940の一面はベース930の一方の面に接着剤で取り付けられており、永久磁石940の他面に円板状軟鉄のポールピース950が接着剤で取り付けられている。ベース930は、その四隅に4個の貫通孔931を持っており、ペンデュラムスタンド920の2個の捩子穴922に対応する位置に2個の捩子穴932を持っており、ペンデュラムスタンド920の2個の貫通孔921に対応する位置に2個の貫通孔933を持っている。ベース930は、2個の捩子穴932の2箇所で、ペンデュラムスタンド920に2個の捩子938で取り付けられており、ベース930とペンデュラムデバイス910はペンデュラムスタンド920を挟んで対向配置されている。この状態において、永久磁石940とポールピース950は、円筒状のペンデュラムスタンド920の内側に位置しており、円柱状の永久磁石940の軸芯とボビン961aに巻き付けられた第1のトルカコイル960aの軸芯はほぼ一致している。ペンデュラムスタンド920、ペンデュラムデバイス910がこの順番で積載されているベース930は、4個の貫通孔931を通る4個の捩子939で筐体1000に取り付けられている。 上述の材質の例から分かるように、一般に、ベース930の熱膨張係数αBはペンデュラムスタンド920の熱膨張係数αSより大であり、ペンデュラムスタンド920の熱膨張係数αSはペンデュラムデバイス910の熱膨張係数αPより大である。つまり、αP<αS<αBが成立している。 3軸加速度計900において、3個の加速度計900a,900b,900cは互いに直交する3軸(つまり、図1,2に示すX軸、Y軸、Z軸)に沿ってそれぞれ配置されている。加速度計900aのペンデュラムの運動方向はZ軸方向であるから加速度計900aはZ軸方向の加速度を測定し、加速度計