JP-2026077402-A - 運搬具
Abstract
【課題】パレットの下が低床スペースであっても昇降のための機構を当該パレットの下まで進入可能にするとともに、大重量のパレットの上昇を人力で無理なく行えるようにする。 【解決手段】フレーム10の複数箇所にそれぞれ昇降リンク機構20A~20Dが配設されている。昇降リンク機構20A~20Dは、駆動リンク22を牽引することにより、側面視で上方に突出する三角形状をなすように構成されている。駆動機構30は、上下方向に延びる回動軸31a周りに回動可能に支持された回動部材31と、回動部材31における最外周部よりも回動軸31aに近い側と駆動リンク22とに連結された牽引部材32A~32Dと、フットペダル50によって入力される水平軸周りの回動力を上下方向に延びる軸周りの回動力に変換する変換機構40とを有している。変換機構40により変換された回動力を、回動部材31の径方向外側に入力させる。 【選択図】図1
Inventors
- 平山 亮太
- 多田 信久
- 菊谷 博
- 安畑 修三
- 脇本 昌和
- 寺戸 朋幸
- 神山 清正
Assignees
- マツダ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (7)
- パレットを運搬するキャスター付きの運搬具であって、 パレットの下に進入可能に形成されるとともに前記キャスターが取り付けられたフレームと、 平面視で前記フレームの複数箇所にそれぞれ配設された昇降リンク機構と、 前記昇降リンク機構を駆動する駆動機構と、 前記フレームに対して水平軸周りに揺動自在に支持され、前記駆動機構に駆動力を入力するためのフットペダルとを備え、 前記昇降リンク機構は、前記フレームに対して一端部が水平軸周りに回動可能に連結された従動リンクと、前記従動リンクの他端部に対して一端部が水平軸周りに回動可能に連結された駆動リンクとを有し、前記駆動リンクの他端部を前記従動リンクの一端部に接近する方向に牽引することにより、側面視で上方に突出する三角形状をなすように構成され、 前記駆動機構は、平面視で前記フレームにおける複数の前記昇降リンク機構の間で上下方向に延びる回動軸周りに回動可能に支持された回動部材と、前記回動部材における最外周部よりも前記回動軸に近い側と前記駆動リンクの他端部とに連結された可撓性を有する牽引部材と、前記フットペダルの揺動によって入力される水平軸周りの回動力を上下方向に延びる軸周りの回動力に変換する変換機構とを有し、前記変換機構により変換された回動力を、前記回動部材における前記牽引部材が連結された部分よりも径方向外側に入力させる、運搬具。
- 請求項1に記載の運搬具において、 前記変換機構は、前記フットペダルの揺動によって水平軸周りに回動するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの下方に水平方向にスライド可能に配置されるとともに当該スライド方向に延びるように形成され、上面に前記ピニオンギヤに噛み合う第1歯が形成され、側面に第2歯が形成されたラックと、前記ラックの側方で上下方向に延びる軸周りに回動可能に支持され、前記第2歯に噛み合う入力歯車とを有し、 前記駆動機構は、前記入力歯車の回動力を、前記回動部材における前記牽引部材が連結された部分よりも径方向外側に入力させる、運搬具。
- 請求項2に記載の運搬具において、 前記駆動機構は、上下方向に延びる軸周りに回動可能に支持されるとともに前記入力歯車に噛み合うように配置され、前記入力歯車の回動速度を増速する増速用歯車を有し、前記増速用歯車の回動力を、前記回動部材における前記牽引部材が連結された部分よりも径方向外側に入力させる、運搬具。
- 請求項3に記載の運搬具において、 前記駆動機構は、上下方向に延びる軸周りに回動可能に支持されるとともに前記増速用歯車の回動力によって駆動される被駆動部材と、前記被駆動部材と前記回動部材における前記牽引部材が連結された部分よりも径方向外側とに連結された可撓性を有する動力伝達部材とを有している、運搬具。
- 請求項4に記載の運搬具において、 前記回動部材は、同軸上に配置されて互いに結合された第1回動体と第2回動体とを含み、 前記牽引部材は、前記第1回動体と前記駆動リンクの他端部とに連結され、 前記動力伝達部材は、前記被駆動部材と前記第2回動体とに連結されている、運搬具。
- 請求項1に記載の運搬具において、 前記フレームは、平面視で矩形状をなしており、 前記昇降リンク機構は、平面視で前記フレームの4隅にそれぞれ配設された第1~第4昇降リンク機構を含み、 前記牽引部材は、一端部が前記第1昇降リンク機構の前記駆動リンクの他端部に連結される第1牽引部材と、一端部が前記第2昇降リンク機構の前記駆動リンクの他端部に連結される第2牽引部材と、一端部が前記第3昇降リンク機構の前記駆動リンクの他端部に連結される第3牽引部材と、一端部が前記第4昇降リンク機構の前記駆動リンクの他端部に連結される第4牽引部材とを含み、 前記第1~第4牽引部材の他端部は、前記回動部材に対して周方向に互いに離れた部分に連結されている、運搬具。
- 請求項1に記載の運搬具において、 前記フットペダルによる踏み込み動作に応じて前記昇降リンク機構の上昇状態でのロックと、ロック解除とを繰り返すアンチバック機構をさらに備えている、運搬具。
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 令和6年5月30日~6月4日開催の第22回マツダからくり改善▲R▼くふう展にて発表 本開示は、例えばパレット等の重量物を運搬するキャスター付きの運搬具に関する。 従来、例えば製品加工ラインで熱処理品の搬入搬出を行う際、油圧式のハンドリフトスタッカーで製品が積載されたパレットを持ち上げて所定の場所まで移動し、移動後に差替えで空のパレットを設置する一連の作業が繰り返し行われる場合がある。 上述したハンドリフトスタッカーを用いる場合、ハンドリフターの移動、設置、製品が積載されたパレットの移動、空のパレットの移動、設置の作業が発生するので、作業者の歩行ロスや設備の停止時間が長くなることがあり、作業効率の低下が問題になる。 そこで、ハンドリフターを用いることなく、パレットの積み卸しおよび搬送を可能にした台車が用いられる場合がある(例えば特許文献1参照)。この特許文献1の台車は、台車フレームとリフト機構とを備えている。リフト機構は、前部リフトフレームおよび後部リフトフレームと、前後のリフトフレームを連結するリフトロッドと、リフトロッドに連結された昇降リンクとを備えている。昇降リンクは、縦に延びる姿勢とされて台車フレームに支持されており、この昇降リンクを足踏みレバーによって踏み降ろすと、その動きがリフトロッドを介して前後のリフトフレームに伝達され、前後のリフトフレームが起立する。前後のリフトフレームの起立動作によってパレットが上昇する。 特開2010-195069号公報 図1は、本発明の実施形態に係る運搬具の平面図である。図2は、本発明の実施形態に係る運搬具の正面図である。図3は、運搬具の使用時を説明する斜視図である。図4は、倒伏状態にある昇降リンク機構を拡大して示す平面図である。図5は、図4におけるV-V線断面図である。図6は、上昇状態にある昇降リンク機構を示す図5相当図である。図7は、フットペダルおよび駆動機構を模式的に示す斜視図である。図8は、アンチバック機構の動作を説明する模式図である。 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。 図1は、本発明の実施形態に係る運搬具1の平面図であり、図2は、運搬具1の正面図である。運搬具1は、例えば各種加工や処理、組立作業等を行う工場や、物品を収納、貯蔵する倉庫等で利用することが可能である。図3に示すように、例えば工場では、ワークと呼ばれる物品が複数収容されるパレット100が用いられる場合がある。図3に示すパレット100は、ボックス型のものであり、例えばメッシュ材を組み合わせて構成されている。パレット100は、立方体形状、または直方体形状とされており、上部の全体が開放されていて、物品の収納口および取出口となっている。パレット100の下部の4隅には、それぞれ脚部101(図3で3つのみ示す)が設けられている。脚部101が設けられていることで、パレット100の底部は、工場や倉庫等の床面から所定距離だけ上方へ離れることになる。 この実施形態では、パレット100が低床タイプのパレットである場合について説明する。低床タイプのパレット100の場合、底部と床面との距離は、10cm~15cm程度である。このような低床タイプのパレット100を運搬する場合には、本発明の実施形態に係るキャスター2付きの運搬具1のように薄型の運搬具が必要である。 また、ボックス型パレット100に物品を収容した場合、その合計重量は100kg以上、または200kg以上となることがあり、物品の材料等によっては、それ以上の重量になることもある。このような大重量のパレットを運搬する際には、運搬具1によってパレット100を上昇させて脚部101を床面から浮かせた状態で移動させる必要がある。脚部101を床面から浮かせる際には、例えば20mm~30mm程度浮かすことができればよい。 図1および図2に示すように、本実施形態に係る運搬具1は、キャスター2が取り付けられたフレーム10と、4つの昇降リンク機構20A~20Dと、昇降リンク機構20A~20Dを駆動する駆動機構30とを備えている。図3では、必須な構成ではないが、カバー部材Aが取り付けられた状態を示している。 フレーム10は、パレット100の下に進入可能に形成されており、薄型かつ高剛性なフレームとなっている。この実施形態の説明では、各図に示すように前側、後側、左側および右側を定義する。すなわち、前側とは、パレット100の下へ進入する側であり、後側とは、進入方向と反対側である。したがって、運搬具1を前進させることによりパレット100の下へ進入させることができ、パレット100の下へ進入した状態の運搬具1を後退させることでパレット100の下から出すことができる。また、運搬具1を後から見た時に左に位置する側を左側といい、運搬具1を後から見た時に右に位置する側を右側というものとする。運搬具1の左右方向は、運搬具1の幅方向と呼ぶこともできる。なお、運搬具1の各方向の定義は、説明の便宜を図るための定義であり、本発明を限定するものでない。例えば進入方向を後方向と定義してもよいし、また、上述した左右方向を前後方向と定義してもよい。 フレーム10は、前側板材11、後側板材12、左側板材13および右側板材14が組み合わされて構成された本体部分を有している。フレーム10の本体部分は、平面視で矩形状をなしている。前側板材11、後側板材12、左側板材13および右側板材14は、例えば鋼板等の高強度な部材で構成されている。前側板材11は、運搬具1の前端部において左右方向および上下方向に延びている。後側板材12は、運搬具1の後端部において左右方向および上下方向に延びている。前側板材11および後側板材12は、互いに平行である。前側板材11および後側板材12の左右方向の寸法は、特に限定されるものではないが、例えば700mm以上1000mm以下の範囲で設定されている。 左側板材13は、運搬具1の左端部において前後方向および上下方向に延びており、前端部が前側板材11に対して溶接等によって固定され、後端部が後側板材12に対して溶接等によって固定されている。右側板材14は、運搬具1の右端部において前後方向および上下方向に延びており、前端部が前側板材11に対して溶接等によって固定され、後端部が後側板材12に対して溶接等によって固定されている。左側板材13および右側板材14の間隔は、前側が後側に比べて狭くなっている。これにより、運搬具1をパレット100の左右の脚部101間に進入させる際に、運搬具1の左右の端部が脚部101に当たり難くなる。なお、左側板材13および右側板材14は、互いに平行であってもよい。 左側板材13および右側板材14の前後方向の寸法は、特に限定されるものではないが、例えば700mm以上1000mm以下の範囲で設定されている。また、前側板材11、後側板材12、左側板材13および右側板材14の上下方向の寸法は、90mm程度であり、これにより、薄型のフレーム10とすることができる。 後側板材12の左側部分は、左側板材13よりも左側方へ延びており、また、後側板材12の右側部分は、右側板材14よりも右側方へ延びている。後側板材12の左側部分および右側部分は、パレット100の下への進入時に、脚部101に当接する当接部である。運搬具1をパレット100の下へ進入させる際には、当接部が脚部101に当接するまで進入させればよい。 左側板材13の上縁部における前側部分、後側部分および前後方向中間部分には、それぞれキャスター2が取り付けられる3つの左側取付板13aが左側方へ延出するように設けられている。左側取付板13aの下面にキャスター2がそれぞれ取り付けられている。3つの左側取付板13aの左側は、前後方向に延びる左側部材13bによって連結されている。 右側板材14の上縁部における前側部分、後側部分および前後方向中間部分には、それぞれキャスター2が取り付けられる3つの右側取付板14aが右側方へ延出するように設けられている。右側取付板14aの下面にキャスター2がそれぞれ取り付けられている。3つの右側取付板14aの右側は、前後方向に延びる右側部材14bによって連結されている。 各キャスター2は、鉛直軸周りに旋回可能なキャスターであり、これにより、運搬具1を直線移動だけでなく、曲線移動させることや、その場で旋回させること等も可能になり、動きの自由度が高くなる。左側取付板13aおよび右側取付板14aの数は、3つに限られるものではなく、2つであってもよいし、4つであってもよい。左側取付板13aの数および右側取付板14aの数と、キャスター2の数とは対応することになる。 フレーム10の本体部分の内部には、前側底板15および後側底板16が設けられている。前側底板15は、前側板材11の後面の下部に沿って左右方向に延びるとともに、前後方向にも延びており、左端部が左側板材13の下部に対して溶接等によって固定され、右端部が右側板材14の下部に対して溶接等によって固定されている。後側底板16は、後側板材12の前面の下部に沿って左右方向に延びるとともに、前後方向にも延びており、左端部が左側板材13の下部に対して溶接等によって固定され、右端部が右側板材14の下部に対して溶接等によって固定されている。前側底板15および後側底板16は、運搬具1の底部近傍において同一面上に位置している。 フレーム10の本体部分の内部の左右方向中央部には、前後方向に長い形状の中央縦板17が設けられている。中央縦板17は、左右方向にも延びており、前側底板15および後側底板16と同一面上に位置している。中央縦板17の前端部は、前側底板15の左右方向中央部に対して溶接等によって固定され、後端部は、後側底板16の左右方向中央部に対して溶接等によって固定されている。また、フレーム10の本体部分の内部の前後方向中央部には、左右方向に長い形状の中央横板18が設けられている。中央横板18は、前後方向にも延びており、前側底板15および後側底板16と同一面上に位置している。中央横板18の左端部は、左側板材13の前後方向中央部の下部に対して溶接等によって固定され、右端部は、右側板材14の前後方向中央部の下部に対して溶接等によって固定されている。 フレーム10の本体部分の内部における前側底板15と中央横板18との間には、左右方向に長い形状の前側連結板10aが設けられている。前側連結板10aは、前後方向にも延びており、前側底板15および後側底板16と同一面上に位置している。前側連結板10aは、左側板材13、中央縦板17および右側板材14の前側にそれぞれ固定されており、左側板材13、中央縦板17および右側板材14の前側を連結する。 フレーム10の本体部分の内部における後側底板16と中央横板18との間には、左右方向に長い形状の後側連結板10bが設けられている。後側連結板10bは、前後方向にも延びており、前側底板15および後側底板16と同一面上に位置している。後側連結板10bは、左側板材13、中央縦板17および右側板材14の後側にそれぞれ固定されており、左側板材13、中央縦板17および右側板材14の後側を連結する。 フレーム10の本体部分の内部における左側板材13と中央縦板17との間には、前後方向に長い形状の左側連結板10cが設けられている。左側連結板10cは、左右方向にも延びており、前側底板15および後側底板16と同一面上に位置している。左側連結板10cは、前側底板15、前側連結板10a、中央横板18、後側連結板10bおよび後側底板16の左側にそれぞれ固定されており、前側底板15、前側連結板10a、中央横板18、後側連結板10bおよび後側底板16の左側