JP-2026077405-A - 異常検出装置、及びディジタル保護リレー装置
Abstract
【課題】電源異常検出、電源異常検出用信号線の断線異常検出を、コンパクトな装置構成により実現する。 【解決手段】異常検出装置10は、1以上の電源系統18を備えるディジタル保護リレー装置11の電源異常検出を行う。異常検出装置10は、電源系統18の異常を検出する1以上の異常検出回路20と、異常検出回路20より出力されるアナログ形態の異常検出信号をディジタル形態に変換して出力するA/D変換部29と、異常検出回路20及びA/D変換部29の間を電気的に接続し、アナログ形態の異常検出信号を伝送する異常検出信号線17と、A/D変換部29より出力されるディジタル形態の異常検出信号に基づいて電源系統18の異常を含む判定を行うCPU31と、を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 大山 康祐
- 尾上 愼介
Assignees
- 株式会社日立製作所
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (11)
- 1以上の電源系統を備えるディジタル保護リレー装置の電源異常検出を行う異常検出装置であって、 前記電源系統毎に設けられ、当該電源系統の異常を検出する1以上の異常検出回路と、 前記異常検出回路より出力されるアナログ形態の異常検出信号をディジタル形態に変換して出力するA/D変換部と、 前記異常検出回路及び前記A/D変換部の間を電気的に接続し、前記アナログ形態の異常検出信号を伝送する異常検出信号線と、 前記A/D変換部より出力されるディジタル形態の異常検出信号に基づいて当該電源系統の異常を含む判定を行う判定部と、を備え、 前記異常検出信号線の一側は、第1抵抗を介してグランドに接続される一方、前記異常検出信号線の他側は、第2抵抗を介して所定の電圧源に接続されている ことを特徴とする異常検出装置。
- 請求項1に記載の異常検出装置であって、 前記異常検出回路及び前記A/D変換部は各個別の基板にそれぞれ実装され、 前記第1抵抗及び前記第2抵抗は前記各個別の基板にそれぞれ実装されている ことを特徴とする異常検出装置。
- 請求項1に記載の異常検出装置であって、 前記異常検出回路及び前記A/D変換部は各個別の基板にそれぞれ実装され、 前記第1抵抗は、前記異常検出回路と共通の第1基板に実装される一方、前記第2抵抗は、前記A/D変換部と共通の第2基板に実装され、 前記異常検出信号線は、前記第1基板及び前記第2基板の間を架け渡すように設けられている ことを特徴とする異常検出装置。
- 請求項3に記載の異常検出装置であって、 前記異常検出回路は、前記電源系統の出力電圧に基づいて異常を検出し、前記異常の検出時に略0Vの電圧を出力する ことを特徴とする異常検出装置。
- 請求項4に記載の異常検出装置であって、 前記判定部は、前記A/D変換部より出力されるディジタル形態の異常検出信号に係る電圧レベルに基づいて、前記電源系統の異常、及び前記異常検出信号線の断線異常を判定する ことを特徴とする異常検出装置。
- 請求項5に記載の異常検出装置であって、 正常時の前記異常検出信号に係る電圧レベルが、前記第1抵抗及び前記第2抵抗により生成される分圧電圧に基づく所定の電圧範囲に収束すると設定したとき、 前記判定部は、 前記異常検出信号に係る電圧レベルが、前記所定の電圧範囲に係る下限閾値以下である場合、前記電源系統が異常である旨の判定を下す一方、 前記異常検出信号に係る電圧レベルが、前記電圧範囲に係る上限閾値以上である場合、前記異常検出信号線が断線異常である旨の判定を下す ことを特徴とする異常検出装置。
- 電力系統から三相電力のアナログ入力を取り込む入力変換回路を実装した入力変換基板と、CPUを実装したCPU基板とを備えたディジタル保護リレー装置であって、 1以上の電源系統毎に設けられ、当該電源系統の異常を検出する1以上の異常検出回路と、 前記異常検出回路より出力されるアナログ形態の異常検出信号をディジタル形態に変換して出力するA/D変換部と、 前記異常検出回路及び前記A/D変換部の間を電気的に接続し、前記アナログ形態の異常検出信号を伝送する異常検出信号線と、 前記A/D変換部より出力されるディジタル形態の異常検出信号に係る電圧レベルに基づいて、前記電源系統の異常状態、及び前記異常検出信号線の断線異常状態判定を行う判定部と、を備え、 前記異常検出信号線の一側は、第1抵抗を介してグランドに接続される一方、前記異常検出信号線の他側は、第2抵抗を介して所定の電圧源に接続され、 前記第1抵抗及び前記異常検出回路は、前記入力変換基板に実装される一方、前記第2抵抗及び前記A/D変換部は、前記CPU基板に実装され、 前記異常検出信号線は、前記入力変換基板及び前記CPU基板の間を架け渡すように設けられている ことを特徴とするディジタル保護リレー装置。
- 請求項7に記載のディジタル保護リレー装置であって、 前記入力変換回路は、絶縁ICを備え、当該絶縁ICを用いて前記電力系統に対する電気的な絶縁を行い、 前記1以上の電源系統は、前記絶縁ICを含む前記入力変換基板に実装されたICへ電源を供給する ことを特徴とするディジタル保護リレー装置。
- 請求項8に記載のディジタル保護リレー装置であって、 前記異常検出信号は、前記入力変換回路の出力と共通のコネクタを介して前記入力変換基板から出力される ことを特徴とするディジタル保護リレー装置。
- 請求項7~9のいずれか一項に記載のディジタル保護リレー装置であって、 前記入力変換回路は、複数の回路を含み、 当該複数の回路のそれぞれには、前記電力系統から三相電力が入力され、 前記CPUは、電圧回路零相監視、電流回路零相監視、各相電流平衡度監視のうち少なくともいずれかを実行する ことを特徴とするディジタル保護リレー装置。
- 1以上の電源系統を備える所定の装置の電源異常検出を行う異常検出装置であって、 前記電源系統毎に設けられ、当該電源系統の異常を検出する1以上の異常検出回路と、 前記異常検出回路より出力されるアナログ形態の異常検出信号をディジタル形態に変換して出力するA/D変換部と、 前記異常検出回路及び前記A/D変換部の間を電気的に接続し、前記アナログ形態の異常検出信号を伝送する異常検出信号線と、 前記A/D変換部より出力されるディジタル形態の異常検出信号に基づいて当該電源系統の異常を含む判定を行う判定部と、を備え、 前記異常検出信号線の一側は、第1抵抗を介してグランドに接続される一方、前記異常検出信号線の他側は、第2抵抗を介して所定の電圧源に接続されている ことを特徴とする異常検出装置。
Description
本発明は、異常検出装置、及びディジタル保護リレー装置に関する。 ディジタル保護リレー装置は、電力系統に短絡・地絡といった異常事態が発生すると、異常発生個所を電力系統から瞬時に切り離すことにより、事故の影響を最小限に抑える役割を担う。 本願出願人は、電力系統からの電気量を入力する入力変換部と、前記入力変換部から出力されるアナログ量をディジタル量に変換するアナログ/ディジタル変換部と、前記変換後のディジタル量を用いて所定の保護リレー演算を実行する演算処理部と、を備え、演算処理部は、保護リレー動作を規定する演算処理を実行することで、電力系統における事故の発生を検知し、遮断器を動作させることで電力系統を保護するディジタル形保護リレー装置の発明を開示している(特許文献1参照)。 ディジタル保護リレー装置には高い信頼性が求められる。そこで、特許文献1に係るディジタル保護リレー装置では、保護リレー動作に係る演算処理を継続しつつ同装置の異常検出を行う自己監視機能を有する。 特許文献1に係るディジタル形保護リレー装置において、電力系統に係るアナログ入力は、電力系統との絶縁確保及び適切な電圧変換を行うため、入力変換基板に備わる入力変換回路を介して保護リレー装置に入力される。保護リレー装置の入力変換回路はトランス方式であり、別途の電源が不要である。 特開2012-228126号公報 本発明の実施形態に係る異常検出装置を備えたディジタル保護リレー装置のブロック構成図である。本発明の実施形態に係る異常検出装置による異常検出動作の説明に供する図である。図1に示すディジタル保護リレー装置のブロック構成図において、アナログ信号ケーブルに断線異常が生じた例を表す説明図である。本発明の実施形態に係る異常検出装置を備えるディジタル保護リレー装置の電源異常検出処理の流れを表す動作フローチャート図である。本発明の実施形態に係る異常検出装置を備えるディジタル保護リレー装置のアナログ信号ケーブル断線の異常検出処理の流れを表す動作フローチャート図である。本発明の実施形態に係る異常検出装置を備えるディジタル保護リレー装置の電源異常検出処理及びアナログ信号ケーブル断線の異常検出処理の流れを表す動作フローチャート図である。 本発明の実施形態に係る異常検出装置、及びディジタル保護リレー装置について、適宜の図面を参照しながら詳細に説明する。 本発明の実施形態に係る異常検出装置、及びディジタル保護リレー装置の説明において、共通の機能を有する構成要素には共通の符号を付し、その重複した説明を省略する。 〔ディジタル保護リレー装置11の概略構成〕 はじめに、本発明の実施形態に係る異常検出装置10を備えたディジタル保護リレー装置11の概略構成について、図1を参照して説明する。 図1は、本発明の実施形態に係るディジタル保護リレー装置11の概略構成図である。 図1に示すように、本発明の実施形態に係る異常検出装置10を備えたディジタル保護リレー装置11は、入力変換基板13、CPU基板15、並びに、入力変換基板13及びCPU基板15の間を架け渡すように電気的に接続するアナログ信号ケーブル17を備えて構成されている。 入力変換基板13には、第1コネクタ16a、入力変換回路(VT/CT)19、第1電源系統21及び第2電源系統22、第1異常検出回路23及び第2異常検出回路24、第1接続点26a、並びに、プルダウン抵抗(Rd)25aがそれぞれ設けられている。 CPU基板15には、第2コネクタ16b、第2接続点26b、プルアップ抵抗(Ru)25b、アナログフィルタ(AF)27、A/D変換部(A/D)29、CPU31、ワークメモリ(RAM)33、不揮発メモリ(Flash)35、入出力インターフェース(I/O)37、がそれぞれ設けられている。 入力変換基板13に属する入力変換回路(VT/CT)19は、電力系統(不図示)から送られてきた複数の電圧及び電流信号(図1中の「アナログ入力」参照)を、アナログ電子回路での処理に適した(例えば±10V範囲内の)アナログ電圧信号に変換する機能を有する。 入力変換回路(VT/CT)19は、例えば、絶縁アンプIC・絶縁デルタシグマ変調IC、オペアンプIC等のIC(いずれも不図示))を内蔵して構成されている。入力変換回路(VT/CT)19は、電力系統から送られてきた電力に対する絶縁を、絶縁アンプIC・絶縁デルタシグマ変調IC(以下、「絶縁IC」と総称する。)を用いて実現し、電力系統から送られてきた電力の適切な電圧レベルへの変換をオペアンプ等の増幅ICを用いて実現する。 入力変換回路(VT/CT)19の出力であるアナログ電圧信号は、第1コネクタ16a、アナログ信号ケーブル17、第2コネクタ16bをそれぞれ介して、CPU基板15に属するアナログフィルタ(AF)27に送られる。 なお、以降の説明において、第1コネクタ16a及び第2コネクタ16bを総称して、単に「コネクタ16」と呼ぶ場合がある。 第1電源系統21及び第2電源系統22は、入力変換回路(VT/CT)19に内蔵される絶縁IC、増幅ICのそれぞれへと各所定の電圧レベルの電源を供給する。例えば、第1電源系統21より5Vの電源が、第2電源系統22より10Vの電源が、それぞれ供給される。 なお、以降の説明において、第1電源系統21及び第2電源系統22を総称して、単に「電源系統18」と呼ぶ場合がある。 第1異常検出回路23は、第1電源系統21に電気的に接続され、第1電源系統21の出力電圧に基づいて異常を検出する。また、第2異常検出回路24は、第2電源系統22に電気的に接続され、第2電源系統22の出力電圧に基づいて異常を検出する。 なお、以降の説明において、第1異常検出回路23及び第2異常検出回路24を総称して、単に「異常検出回路20」と呼ぶ場合がある。 異常検出回路20は、第1異常検出回路23又は第2異常検出回路24の少なくともいずれかが異常を検出した際に、略0Vの電圧を出力するように構成されている。異常検出回路20に係る異常検出信号は、第1接続点26a、第1コネクタ16a、アナログ信号ケーブル17の異常検出信号線14a、第2コネクタ16b、第2接続点26b、アナログフィルタ(AF)27をそれぞれ介して、A/D変換部(A/D)29に送られる。 第1コネクタ16aは、入力変換基板13に設けられる一方、第2コネクタ16bは、CPU基板15に設けられている。第1コネクタ16a及び第2コネクタ16bの間には、これら両者間を架け渡すように、アナログ信号ケーブル17が設けられている。アナログ信号ケーブル17のアナログ信号線14bは、入力変換基板13に備わる複数の入力変換回路(VT/CT)19の出力電圧信号、及び異常検出回路20の出力電圧信号を、CPU基板15に備わるアナログフィルタ(AF)27へと伝える役割を果たす。 異常検出信号線14aの一側(入力変換基板13側)は、第1コネクタ16a、第1接続点26a、プルダウン抵抗(Rd)25aをそれぞれ介してグランドGNDに接続される。一方、異常検出信号線14aの他側(CPU基板15側)は、第2コネクタ16b、第2接続点26b、プルアップ抵抗(Ru)25bをそれぞれ介して所定の電圧源Vccに接続されている。所定の電圧源Vccとは、適当な電圧値Vccを呈する電圧源である。 プルダウン抵抗(Rd)25aは、本発明の「第1抵抗」に相当する。また、プルアップ抵抗(Ru)25bは、本発明の「第2抵抗」に相当する。 CPU基板15に属するアナログフィルタ(AF)27は、異常検出回路20の出力であるアナログ電圧信号に対し、所定のフィルタ処理を行う。アナログフィルタ(AF)27は、A/D変換部(A/D)29でのA/D変換処理時に生じる折り返し誤差を除去する役割を果たす。アナログフィルタ(AF)27でフィルタ処理後のアナログ電圧信号は、A/D変換部(A/D)29に送られる。 A/D変換部(A/D)29は、アナログフィルタ(AF)27でフィルタ処理後のアナログ電圧信号に対し、所定のA/D変換処理を行う。A/D変換部(A/D)29でA/D変換処理後のディジタル電圧信号は、CPU31に送られる。 CPU31は、異常検出回路20の出力であるA/D変換処理後のディジタル電圧信号(異常検出信号)に基づいて、電源系統18の異常、及びアナログ信号ケーブル17の断線異常等を判定し、当該判定結果に応じた処理を行う機能を有する。 CPU31は、本発明の「判定部」に相当する。CPU31の異常検出処理について、詳しくは後記する。 ワークメモリ(RAM)33は、保護リレー動作に係る演算処理、異常検出処理を実行するプログラムをロードする際、A/D変換部29でA/D変換処理後のディジタル電圧信号(異常検出信号)を一時的に保存する際等に用いられる。 不揮発メモリ(Flash)35は、保護リレー動作に係る演算処理、異常検出処理を実行するためのプログラム等を記憶する。 入出力インターフェース(I/O)37は、保護リレー動作に係る演算アルゴリズムに基づいて遮断器(不図示)を動作させるディジタル出力信号を送信伝送する際、遮断器が動作したことをフィードバックするディジタル入力信号を受信伝送する際等に用いられる。 入力変換基板13に属する第1コネクタ16a、第1異常検出回路23及び第2異常検出回路24、第1接続点26a、並びに、プルダウン抵抗(Rd)25a、CPU基板15に属する第2コネクタ16b、第2接続点26b、プルアップ抵抗(Ru)25b、アナログフィルタ(AF)27、A/D変換部(A/D)29、CPU31、ワークメモリ(RAM)33、不揮発メモリ(Flash)35、入出力インターフェース(I/O)37、入力変換基板13及びCPU基板15の間を電気的に中継接続するアナログ信号ケーブル17を含む各構成要素の連携によって、本発明の実施形態に係る異常検出装置10が構成されている。 〔異常検出装置10による異常検出原理〕 次に、異常検出装置10による異常検出原理について、図2、図3を参照して説明する。 図2は、本発明の実施形態に係る異常検出装置10による異常検出動作の説明に供する図である。図3は、図1に示すディジタル保護リレー装置11のブロック構成図において、アナログ信号ケーブル17に断線異常が生じた例を表す説明図である。 図2には、異常検出信号電圧Vfdに関し、紙面に向かって左側に下限閾値及び上限閾値よりなる正常時の電圧範囲Vrangeを規定する閾値を、同右側に各異常検出状態に応じた設計値を、相互に関連付けて模式的に示してある。 なお、異常検出信号電圧Vfdとは、異常検出回路20に係る異常検出信号(ディジタル電圧信号)に係る電圧レベルと同義である。 図2に示すように、CPU31は、異常検出回路20の出力であるA/D変換処理後のディジタル電圧信号の電圧レベル(異常検出信号電圧Vfd)に基づいて、電源系統18の異常、及びアナログ信号ケーブル17の断線異常を判定する。 すなわち、CPU31は、異常検出信号電圧Vfdの値が、正常時の電圧範囲Vrangeを規定する下限閾値Vth1 を超え、かつ、上限閾値Vth2 未満に収束している場合、電源系統18及びアナログ信号ケーブル17はいずれもが正常である旨の判定を下す。 また、CPU31は、異常検出信号電圧Vfdの値が、正常時の電圧範囲Vrangeを規定する下限閾値Vth1 以下の場合、電源系統18が異常である旨の判定を下す。 さらに、CPU31は、異常検出信号電圧Vfdの値が、正常時の電圧範囲Vrangeを規定する上限閾値Vth2 以上の場合、アナログ信号ケーブル17が断線異常である旨の判定を下す。 ここで、正常時の電圧範囲Vrangeを規定する下限閾値Vth