JP-2026077412-A - 締結構造
Abstract
【課題】簡易な構成にて、ボルト締結する際の被締結物の連れ回りを抑制する。 【解決手段】固定物にボルトによって締結される被締結物は、ボルトのネジ部が挿通する孔部17aを有する第1ブラケット部16と、固定物の被接触部に接触して第1ブラケット部16の回転を規制する回転止め部20を備える。回転止め部20は、第1ブラケット部16から延出している延出部22と、延出部22からボルトが締まる際に回転する方向へ曲げられており、被接触部と接触する曲げ部24を有する。 【選択図】図3
Inventors
- 清水 崇文
- 石川 崇
- 末永 一啓
- 長瀬 知浩
Assignees
- いすゞ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (8)
- 被締結物をボルトによって固定物に締結する締結構造であって、 前記被締結物は、 前記ボルトのネジ部が挿通する孔部を有する本体部と、 前記固定物の被接触部に接触して前記本体部の回転を規制する回転止め部と、を備え、 前記回転止め部は、 前記本体部から延出している延出部と、 前記延出部から前記ボルトが締まる際に回転する方向へ曲げられており、前記被接触部と接触する曲げ部と、を有する、 締結構造。
- 前記延出部は、前記ボルトの軸方向に平行で、かつ前記ネジ部の先端に向かう延出方向に前記本体部から延出している、 請求項1に記載の締結構造。
- 前記延出部は、前記本体部から真っ直ぐに延出している直線部であり、 前記曲げ部は、所定の曲率で湾曲している、 請求項1に記載の締結構造。
- 前記被接触部は、円柱形状であり、 前記曲げ部は、前記被接触部の側面に接触する、 請求項1に記載の締結構造。
- 前記曲げ部の前記軸方向の長さは、前記延出部の前記軸方向の長さよりも大きい、 請求項1に記載の締結構造。
- 前記曲げ部の前記軸方向の長さは、前記被接触部の前記軸方向での長さと同じ大きさである、 請求項1に記載の締結構造。
- 前記曲げ部の、前記被接触部の前記側面に対向する曲げ面の曲率は、前記側面の曲率と同じ大きさである、 請求項4に記載の締結構造。
- 前記本体部は、 前記被接触部に対向しており、前記延出部が固定された平板部と、 前記平板部の端部から前記平板部に直交するように曲げられ、前記孔部を有する被固定部と、を有し、 前記延出部は、前記平板部から前記延出方向に延出している、 請求項2に記載の締結構造。
Description
本発明は、被締結物をボルトによって固定物に締結する締結構造に関する。 特許文献1には、ワイヤーハーネス(被締結物)をボルトによって固定物に締結する際にワイヤーハーネスがボルトと連れ回りすることを防止するための回り止め構造が開示されている。 特開2016-149278号公報 エンジンのスターター3における締結構造を示す模式図である。支持ブラケット10の正面図である。支持ブラケット10の右側面図である。ボルト8を締める方向に回す際の回転止め部20の被接触部4への接触状態を示す模式図である。回転止め部20と被接触部4の位置関係を示す模式図である。 <ボルト締結構造の概要> 本実施形態に係るボルト締結構造は、被締結物をボルトによって固定物に締結する構造である。ボルト締結構造は、様々な構造物に適用しうるが、以下では一例として車両の構成部品である被締結物をボルトによって車両の固定物に締結する場合について説明する。 図1は、エンジン1のスターター3における締結構造を示す模式図である。 エンジン1のスターター3は、エンジン1を始動させる装置であり、エンジン1に取り付けられている。スターター3は、モータを有し、モータの駆動力がエンジン1に伝達されることで、エンジン1が始動する。スターター3は、鋳造で成形されたケース3aを有し、ケース3aの内部にモータ、スイッチ等の構造が設けられている。 スターター3には、ハーネス5のコネクタ6を支持する支持ブラケット10が設けられている。ハーネス5は、例えば、スターター3の内部のモータにバッテリーから電力を供給する機能を有する。コネクタ6は、他のハーネスのコネクタと連結される。このため、コネクタ6は、所定の位置に位置するように支持ブラケット10に支持されることが望ましい。 支持ブラケット10は、スターター3に対してハーネス5のコネクタ6が所定の位置に位置決めされるように、コネクタ6を支持する。ここでは、支持ブラケット10は、2つのハーネスのコネクタを支持可能である。支持ブラケット10は、ボルト8によってエンジン1の固定部2に固定される。すなわち、本実施形態では、支持ブラケット10がボルト8によって固定物に締結される被締結物である。 図2は、支持ブラケット10の正面図である。図3は、支持ブラケット10の右側面図である。支持ブラケット10は、図2及び図3に示すように、第1支持部12と、第2支持部14と、第1ブラケット部16と、第2ブラケット部18と、回転止め部20を有する。 第1支持部12は、ハーネス5のコネクタ6を支持する部分である。第1支持部12は、ここでは金属板を加工した部材であり、先端でコネクタ6を支持する。第1支持部12は第2ブラケット18に支持され、第2ブラケット18は第1ブラケット部16に支持されている。 第2支持部14は、ハーネス5とは異なる他のハーネス(第2ハーネスとも呼ぶ)のコネクタ(以下、第2コネクタとも呼ぶ)を支持する部分である。第2支持部14も、ここでは第1支持部12と同様に金属板を加工した部材であり、先端で第2コネクタを支持する。第2支持部14は、第1支持部12から離れて位置しており、第1ブラケット部16に支持されている。なお、図1では、説明の便宜上、第2ハーネス及び第2コネクタが省略されている。 第1ブラケット部16は、スターター3の長手方向に沿って設けられたブラケットである。第1ブラケット部16は、平板部16aと、被固定部17を有する。平板部16aは、第1ブラケット部16のスターター3に対向している部分である。第1ブラケット部16は、長手方向の一端部で第2支持部14を支持している。第1ブラケット部16の長手方向の他端部には、エンジン1の固定部2(図1)に固定される被固定部17が設けられている。なお、固定部2は、エンジン1の筐体の一部である。 被固定部17は、ボルト8(図1)によって固定部2に固定されている。被固定部17は、第1ブラケット部16の長手方向の他端部から、第1ブラケット部16の平板部16aに直交するように曲げられた部分である。被固定部17には、ボルト8のネジ部が挿通する孔部17a(図3)が形成されている。ボルト8のネジ部が、エンジン1の固定部2に形成されたネジ穴と螺合することで、被固定部17は固定部2に固定される。 第2ブラケット部18は、第1ブラケット部16から第1ブラケット部16の長手方向と交差するように(図3に示す短手方向に沿って)設けられたブラケットである。第2ブラケット部18は、スターター3のケース3a(図1)の外周面に沿うように配置されている。第2ブラケット部18の上下方向の一端部は、第1ブラケット部16に固定されている。第2ブラケット部18の上下方向の他端部は、第1支持部12を支持している。 被固定部17をエンジン1の固定部2に固定する際には、ボルト8のネジ部と固定部2のネジ穴を螺合させるために、作業者はボルト8を締める方向に回す。この際、支持ブラケット10が、回転するボルト8と連れ回りするおそれがある。支持ブラケット10が連れ回りしてしまうと、支持ブラケット10に支持されたコネクタ6が所望の位置からずれてしまうため、作業者が、コネクタ6と、第2ハーネスの第2コネクタとの連結作業を適切に行えないおそれがある。 これに対して、本実施形態では、支持ブラケット10のボルト8との連れ回りを抑制するために、回転止め部20が設けられている。第2コネクタは、第2支持部14に固定される。回転止め部20は、作業者がボルト8を締める方向に回す際に、スターター3のケース3aの被接触部に接触することで、支持ブラケット10の連れ回りを抑制できる。これにより、支持ブラケット10に支持されたハーネス5のコネクタ6の位置の変動を抑制できるので、支持されたコネクタ6と第2ハーネスの第2コネクタとの連結を適切に行える。 なお、上記では、支持ブラケット10の第1支持部12及び第2支持部14が、ハーネスのコネクタを支持することとしたが、これに限定されない。例えば、第1支持部12及び第2支持部14の少なくとも一方が、連結されるパイプの片方を支持していてもよい。この場合にも、回転止め部20を設けることで、第1支持部12又は第2支持部14に支持されたパイプが、他方のパイプと適切に連結される。 <回転止め部の詳細構造> 図2~図5を参照しながら、回転止め部20の詳細構成について説明する。 図4は、ボルト8を締める方向(矢印で示す方向)に回す際の回転止め部20の被接触部4への接触状態を示す模式図である。図5は、回転止め部20と被接触部4の位置関係を示す模式図である。 回転止め部20は、作業者がボルト8を締める方向に回転させる際に、第1ブラケット部16が締める方向に連れ回りすることを規制する。回転止め部20は、ボルト8の軸方向に平行で、かつボルト8のネジ部の先端に向かう延出方向に第1ブラケット部16から延出している。そして、回転止め部20は、図4に示すように、固定物であるスターター3の被接触部4に接触して第1ブラケット部16の回転を規制する。 回転止め部20は、第1ブラケット部16の所定位置に固定されている。例えば、回転止め部20は、第1ブラケット部16に溶接で固定されている。回転止め部20は、図5に示すように、延出部22と、位置決め凸部23と、曲げ部24と、を有する。 延出部22は、第1ブラケット部16から長手方向(延出方向)に延出している部分である。延出部22は、図2に示すように、長手方向において被固定部17よりも外方へ延出している。延出部22は、第1ブラケット部16から真っ直ぐに延出している直線部となっている。延出部22は、ボルト8の軸方向と平行である。延出部22の長手方向の一端部は、第1ブラケット部16に接している。延出部22は、第1ブラケット部16の平板部16aに溶接で固定されている。 位置決め凸部23は、回転止め部20の第1ブラケット部16に対する位置決めをする機能を有する。位置決め凸部23は、図5に示すように、延出部22の長手方向の一端部の面から突出するように2つ設けられている。2つの位置決め凸部23が、第1ブラケット部16に設けられた2つの位置決め凹部と嵌合することで、回転止め部20が第1ブラケット部16に対して位置決めされる。 曲げ部24は、図5に示すように、延出部22の端部である上端に長手方向に沿って設けられている。曲げ部24は、図4に示すように、延出部22の上端から作業者がボルト8を締める方向へ曲げられている。曲げ部24は、作業者がボルト8を締める方向へ回す際に第1ブラケット部16がボルト8の座面より摩擦力を受けて回転すると、被接触部4と接触する。具体的には、作業者がボルト8を締める際に第1ブラケット部16が回転すると、曲げ部24の先端が被接触部4と接触する。このように曲げ部24が被接触部4と接触することで、引き続き作業者がボルト8を締めても、第1ブラケット部16が連れ回りすることを防止できる。別言すると、第1ブラケット部16が連れ回りする回転量を、曲げ部24の先端が被接触部4と接触するまでの所定の回転量に規制できる。 ところで、被固定部17のボルト8のネジ部が挿通する孔部17aの中心が、固定部2のネジ穴の中心からずれて組付けられている場合には、回転止め部20と被接触部4の距離が変化する。そして、孔部17aの中心が、回転止め部20と被接触部4の距離が大きくなるように、固定部2のネジ穴の中心からずれて組付けられている場合には、ボルト8を締める方向に回転させる際に第1ブラケット部16も所定の回転量より多く回転するおそれがある。 これに対して、本実施形態のように回転止め部20に曲げ部24を設けている場合には、孔部17aの中心がネジ穴の中心からずれることに起因して第1ブラケット部16が所定の回転量より多く回転しても、曲げ部24が直ぐに被接触部4と接触することで、第1ブラケット部16の連れ回りを抑制できる。 曲げ部24は、被接触部4の接触面4aに接触する。ここでは、説明の便宜上、被接触部4が円柱形状であるものとする。この場合には、曲げ部24は、被接触部4の側面である接触面4aに接触する。被接触部4が円柱形状である場合には、作業者がボルト8を締める方向に回転させる際に、曲げ部24が接触面4aに近づくように曲げられていることで、曲げ部24が接触面4aに接触しやすくなる。 曲げ部24は、延出部22の上端から所定の曲率で湾曲している。具体的には、曲げ部24は、ボルト8を締める際に第1ブラケット部16が回転する方向へ、所定の曲率で湾曲している。この場合には、作業者がボルト8を締める方向に回転させる際に、曲げ部24の曲げ面(被接触部4に対向する面)24aが、被接触部4の接触面4aに面接触しやすくなる。 曲げ部24の、被接触部4の接触面4aに対向する曲げ面24aの曲率は、接触面4aの曲率と同じ大きさであってもよい。この場合には、曲げ部24の曲げ面24aが、被接触部4の接触面4aに接触しやすくなるため、曲げ部24の接触面4aに対する接触面積が大きくなりやすい。これにより、作業者がボルト8を締める際の力が大きくても、被接触部4から曲げ部24に作用する反力を分散できる。 なお、上記では、曲げ部24が所定の曲率で湾曲していることとしたが、これに限定されない。例えば、被接触部4が円柱形状ではなく多角柱形状である場合には、曲げ部24は、湾曲しておらず、真っすぐに形成されることが望ましい。別言すれば、接触面積が大きくなるように、被接触部4の形状に応じて曲げ部24の形状を設定してもよい。 曲げ部24は延出部22よりも軸方向に延出している。このため、曲げ部24のボルト8の軸方向における長さL2は、図2に示すように、延出部22の軸方向における長さL1よりも大きい。別言すれば、曲げ部24は、延出部