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JP-2026077422-A - ハンズフリーシューズ

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Abstract

【課題】履きやすく脱げ難いハンズフリーシューズを提供する。 【解決手段】ヒールカップ部とその上方へ延設された靴ベラ部とを有する芯材を、シューズアッパーの踵に備える。ヒールカップ部の中部は、着用者の踵を受容するように構成された半カップ状をなす。ヒールカップ部20は、その左右両側から前方へ延設された左右のウィング部25を備える。靴ベラ部30は、ヒールカップ部20の上部からさらに上方へ延設され、中央内面が後方に張り出すことにより、着用動作時の着用者の踵を下方へ案内する。内側部の後部に足掛け部13が突設され靴を脱ぐ動作時に他方の足で踏むことで靴の浮き上がりを抑制する。芯材は、左右2枚の可撓性を有する半カップシートが、中央縫合線にて縫い合わせられた立体形状をなし、中央縫合線は、側面視略S字状、背面視略直線状をなす。 【選択図】図1

Inventors

  • 発 泰蔵

Assignees

  • 発商事株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (4)

  1. ヒールカップ部と前記ヒールカップ部の上方へ延設された靴ベラ部とを有する芯材を、シューズアッパーの踵に備えたハンズフリーシューズにおいて、 前記ヒールカップ部の中部は、その後部中央の内面が上部及び下部よりも後方に張り出すことにより、着用者の踵を受容するように構成された半カップ状をなし、 前記ヒールカップ部は、その左右両側から前方へ延設された左右のウィング部を備え、 前記靴ベラ部は、前記ヒールカップ部の上部からさらに上方へ延設され、中央内面が後方に張り出すことにより、着用動作時の着用者の踵を下方へ案内するように構成され、 前記ヒールカップ部と前記靴ベラ部を有する前記芯材は、左右2枚の可撓性を有する半カップシートが、前記後部中央の中央縫合線にて縫い合わせられた立体形状をなし、 前記中央縫合線は、側面視略S字状、背面視略直線状をなすことを特徴とするハンズフリーシューズ。
  2. 内側部の後部に突設された足掛け部を備え、前記足掛け部は着用者が靴を脱ぐ動作時に他方の足で踏むことができるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のハンズフリーシューズ。
  3. 前記半カップシートは、前記中央縫合線から互いに接近離反可能に構成され、 前記半カップシートは、前記着用動作時に離反方向に動くことができて前記着用者の踵を受け入れることができるように構成され、 前記ウィング部は、その上辺の前端が前記芯材の底辺の前端よりも前方へ位置しており、 着用完了時に前記着用者の踝の下に位置し、前記ヒールカップ部と共に前記着用者の足が靴から浮き上がることを抑制するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンズフリーシューズ。
  4. 前記半カップシートは、シート底辺と、その前後端からそれぞれ上方に伸びるシート前辺及びシート後辺と、前記シート前辺及び前記シート後辺のそれぞれの上端を繋ぐシート上辺とにて規定され、 前記シート底辺は、略直線状をなし、 前記シート前辺は、その上端が下端よりも前方に位置しており、 前記シート後辺は、上下に2つの反対向きのカーブを備えた略S字状をなし、 前記シート上辺は、前記シート後辺の上端からの前方に伸びる高部分と、前記シート前辺の上端から後方に伸びる低部分とを備えており、 前記高部分は前記シート後辺の上端から前方に伸び、前記低部分は前記シート前辺の上端から後方に伸び、 前記半カップシートの前記中央縫合線は、左右の前記半カップシートが縫合部から折り返された左右の山折り線と、左右の前記山折り線の間の谷間線とを備え、 前記シューズアッパーのアッパー空間へ向けて張り出すヒールクッションを備え、前記ヒールクッションは前記シート上辺に略沿って前記中央縫合線の上部から前記ウィング部の両端へ向けて前方に伸びていることを特徴とする請求項3に記載のハンズフリーシューズ。

Description

本発明は、靴、着用動作時に特に手を使わずとも履きやすくなるようなハンズフリーシューズに関するものである。 ハンズフリーシューズとしては、手を使わずとも履きやすくするためにヒールカップ部の上に着用動作時に踵を案内する靴ベラ部が延設された芯材を備えているものが知られている。この芯材は、特許文献1や2のように、全体が合成樹脂製の一体成型品であることが多い。この一体成型品の芯材は、保形性が強い反面、着用動作時に広がりにくいという傾向を示す。そのため保形性を高めすぎると着用動作がスムーズに行われなくなり、逆に着用動作の円滑性を高めすぎると歩行時に足が靴から浮き上がったり靴が脱げ易くなったりしてしまう。 このように靴には一般に、着用動作時の履き易さと歩行時の脱げ難さとが求められるが、この2つの要求は靴に反対の機能を求めるものであり、2つの要求に完全に答えることは極めて困難であるが、ハンズフリーシューズにあってはこの要求を満足させることが特に求められる。 特開2022-139151号公報国際公開第2023/64568号パンフレット 本発明の実施の形態に係るハンズフリーシューズの斜視図。同ハンズフリーシューズの後部の平面図。同ハンズフリーシューズの芯材を示すもので(A)は同芯材の半カップシートの側面図、(B)は同芯材の製造工程の説明図。同ハンズフリーシューズの芯材の斜視図。 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 〔概要〕 この実施の形態に係るハンズフリーシューズ10は、シューズアッパーの踵に、図3図4に示す芯材15を備えたものであって、芯材15はヒールカップ部20とその上方へ延設された靴ベラ部30とを有する。この靴ベラ部30によって、着用者の足を靴の内部のアッパー空間14に誘導して、手を使わずとも履けるように促す。 シューズアッパーは、天然繊維製や合成繊維製の織地や編地などの他、天然または合成皮革などの一般的なシューズアッパーに用いられる素材を適宜選択して用いることができる。また、足を受容する空間であるアッパー空間 14に向けて張り出すヒールクッション 34などのクッション用には発泡性合成樹脂など弾力性の高い素材を適宜選択して用いることができる。 〔芯材15について〕 従来この種のハンズフリーシューズにあっては、芯材を比較的硬質な合成樹脂製の一体成形品によって構成したものが多かったが、この実施の形態に係る芯材15は、左右2枚の可撓性を有する半カップシート40が後部中央の中央縫合線35にて縫い合わせられたものである。この中央縫合線35は、側面視略S字状、背面視略直線状をなし、中央縫合線35を中心に芯材15が左右前方に広がる立体形状をなす。 〔半カップシート40について〕 半カップシート40は、縫い合わせる前の平面状態で、シート底辺41、シート前辺42、シート後辺43及びシート上辺44にてその外周が規定されている。 シート底辺41は全体が略直線状をなし、その略全体がシューズの完成状態で靴底に直接または間接的に接地して荷重を支持する。 シート前辺42はシート底辺41の前端から上方に伸びている。具体的には、シート前辺42は、その上端が下端よりも前方に位置しており、全体として斜め前方に伸びている。図では直線上に伸びているが、弓状にカーブするものであっても構わないし途中に段差を備えたものであっても構わない。 シート後辺43はシート底辺41の後端から上方に伸びている。具体的には、シート後辺43は、下カーブ部分45と上カーブ部分46の上下に2つの反対向きのカーブを備えた略S字状をなす。 下カーブ部分45はヒールカップ部20を規定するもので、シート底辺41の後端から上方に伸びるに従って徐々に後方に伸びた後に前方に徐々に伸びる。 上カーブ部分46は靴ベラ部30を規定するもので、前方に伸びた下カーブ部分45から上方に向かうに従って折り返して後方に伸びて、上端に至る。なお、下カーブ部分45と上カーブ部分46は連続したカーブを描くものであっても構わないし、一部が直線状で角度を持って曲がったものであっても構わない。 シート前辺42とシート後辺43のそれぞれの上端がシート上辺44にて繋がれている。 シート上辺44は、同シートの後端寄りの高部分47と、同シートの前端寄りの低部分48とを備えており、高部分47と低部分48との間に中間部分49が配置されている。言い換えれば、高部分47は、シート後辺43の上端から前方に伸び、低部分48は、シート前辺42の上端から後方に伸びる。 高部分47は、靴ベラ部30の上端を規定するもので、半カップシート40のうち略最高位置に配置されている。この例では高部分47は、シート後辺43の上端とほぼ同じ高さを保つか、僅かに上昇しながら前方へ伸びているが、前方へ向かって徐々に低くなるものでも構わない。 低部分48は、ウィング部25の上端を規定するもので、高部分47より低い位置に配置されている。この例では低部分48は、シート前辺42の上端とほぼ同じ高さを保ちながら後方へ伸びているが、後方へ向かって徐々に高くなるものでも構わない、シート前辺42の上端よりもさらに低くなる部分を備えたものであっても構わない。 〔芯材15の形成について〕 ・半カップシート40の作成: 左右対称の半カップシート40が、樹脂と繊維製のケミカルボードなどの可撓性を備えた平板状のシートからプレスカッターやハサミなどの刃物によって切り抜かれる。 ・中央縫合線35の縫製: 2枚の半カップシート40を重ね合わせ、シート後辺43(正確には縫い代を残したシート後辺43の少し内側)をミシンなどで縫製する。この縫製は、1本の直線縫いでも構わないし、複数本でも構わないし、ジグザグ縫いでも構わないが、耐久性などを考慮して決定することが好ましい。 ・反転:2枚の半カップシート40を上記の縫製線から折り返して反転させる。その際左右の半カップシート40が縫製線から折り返された左右の山折り線36と、左右の山折り線36の間の谷間線37とが形成される。このように本例では、中央縫合線35が、上記の縫合線を含む縫合部と、左右の山折り線36と、中間の谷間線37とを備える。 また、シート後辺43は下カーブ部分45と上カーブ部分46のS字状カーブを描いているため、半カップシート40をシート後辺43から反転させることによって、シート後辺43を中心に半カップシート40は立体的な形状(下カーブ部分45付近では斜め前方に開いて受けたような形状、上カーブ部分46付近では斜め後方に凹んで受けたような形状)に変形する。 ・他の部品との一体化:シューズの一般的な製法に従って、シューズアッパーの他の部品と共に靴底などにに対して接着や縫製により一体化させる。特に、芯材15の内外面は、単数または複数のシートによって積層被覆されている。 ・賦形:ラスト(靴型)に沿わせるように、加熱加圧し、冷却して丸味をつけるなど最終形状に仕上げる。 〔ヒールクッション 34について〕 完成したハンズフリーシューズ10のシューズアッパーは、アッパー空間 14へ向けて張り出すヒールクッション 34を備える。ヒールクッション 34は半カップシート40のシート上辺44に略沿って厚く配置されている。ヒールクッション 34は、中央縫合線35の上部から左右前方へウィング部25の両端へ伸びており、着用者のくるぶしの下方近くにまで伸びている。また、ヒールクッション 34は中央縫合線35に沿って上カーブ部分46の上半分付近まで伸びており、着用者の踵の上方近くにまで伸びている。 なお、ヒールクッション 34の下辺は、中央縫合線35に沿う部分が最も深く、左右前方へ進むに従ってウィング部25の両端へ斜め上方に伸びている。 この例では、ヒールクッション 34の厚みは、中央から周辺に向けて徐々に薄く設けられているが、中央縫合線35へ沿った部分ではその厚みが薄いか、或いは設けられていない。これによって、半カップシート40の左右が中央縫合線35を中心に、接近離反するように開閉するような動きをする時に、中央縫合線35の厚みが障害となる恐れを少なくして、その動きが円滑に行われるように促すことができる。 〔使用状態〕 このハンズフリーシューズ10は着用者が足をアッパー空間 14へ挿入する時に、靴ベラ部30が着用者の踵を案内する。その際に、ヒールカップ部20は、左右の半カップシート40が中央縫合線35で接合されているため、ヒールカップ部20の左半分と右半分とは中央縫合線35を中心に開閉するように弾性変形して、接近離反する。 また靴ベラ部30の内面側に配置されたヒールクッション 34も弾性変形し、半カップシート40の上カーブ部分46の略半分まで伸びているヒールクッション 34も続いて弾性変形して、着用者の踵をスムーズに受け入れることができる。 踵が通過した後は、一旦離反した左右の半カップシート40と一旦圧縮されたヒールクッション 34が、それぞれ元に復帰しようとすることによって、着用者の足を弾性を持ってホールドする。これによって歩行時に着用者の足が不用意に浮き上がることを抑制する。しかもヒールカップ部20だけではなく踝の下方寄りにまで伸びるウィング部25とヒールクッション 34を備えているため、着用者の足の略後ろ半分を弾性を持ってホールドすることが出来る。 一般に踵は踏みつけてしまうことでも明らかなように、靴を履く時には後部中央に特に大きな力が上下方向に加わる。これに対して、このハンズフリーシューズ10の芯材15は、中央縫合線35が縫合糸と左右の山折り線36及び谷間線37を備えているため、この部分の上下方向への強度が芯材15の他の部分よりも大きい。その結果、上下方向への変形を、他の部分によりも長期にわたって抑制することができ、耐久性を向上させることができる。 〔脱ぐ状態〕 ハンズフリーシューズ10を脱ぐ時には、歩行時より大きな力で足が大きく動かされるため、弾性変形が生じて、円滑に靴を脱ぐことができる。なお、左右のハンズフリーシューズ10の内側部の後部に、足掛け部13を突設して実施しても構わない。足掛け部13は着用者が靴を脱ぐ動作時に、他方の足(特に踵付近)で踏むことができるように構成されたもので、足掛け部13を踏むことによって、一方のハンズフリーシューズ10を押さえることができるもので、より確実にハンズフリーシューズとしての機能を果たすことができる。 足掛け部13は、長さが2~3cmの1本の突条を、2~3mm突出して、後方に向けて少し斜め上方に伸びたものとしているが、その形状や大きさや数は、上記の機能を果たすことができることを条件に変更して実施することができる。例えば、複数の点状の突起や、湾曲して伸びる弓状のものや、水平方向に伸びるものなどを、一例として示すことができる。