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JP-2026077439-A - 使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料を製造する方法及び使用済み吸収性物品由来のプラスチック材料

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Abstract

【課題】使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法において、安全性が高く、洗浄効果が高い方法を提供する。 【解決手段】使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法は、脱水洗浄工程と、分離工程とを備える。脱水洗浄工程は、使用済み吸収性物品のプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物と、不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方を含む処理液と、が混合された混合液を攪拌して高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を脱水する。分離工程は、混合液からプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維のうちの少なくとも一つを分離する。 【選択図】図1

Inventors

  • 小西 孝義
  • 木下 晃吉
  • 栗田 範朋

Assignees

  • ユニ・チャーム株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (15)

  1. 使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料を製造する方法であって、 使用済み吸収性物品のプラスチック材料を含む混合物と、不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水の少なくとも一方を含む処理液と、が混合された混合液を攪拌してプラスチック材料を洗浄する洗浄工程と、 前記混合液から前記プラスチック材料を分離する分離工程と、 を備える、方法。
  2. 前記洗浄工程は、 前記不燃性疎水性有機溶剤と、前記親水性有機溶剤及び前記水のうちの少なくとも一方と、混合して前記処理液とし、当該処理液を攪拌する第1攪拌工程と、 前記処理液と、前記混合物と、を混合して前記混合液とし、前記混合液を攪拌する第2攪拌工程と、 を備える、 請求項1に記載の方法。
  3. 前記分離工程の前に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記混合物を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  4. 前記分離工程において前記混合液から前記混合物の他の部材が分離された後に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記プラスチック材料を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  5. 前記分離工程において前記混合液から分離された前記プラスチック材料に、衛生処理を施す衛生処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  6. 前記衛生処理工程は、前記混合液から分離された前記プラスチック材料を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を含む、 請求項5に記載の方法。
  7. 前記分離工程において前記混合液から分離された前記プラスチック材料を、水中で、少なくともオレフィン系のプラスチック材料とそれ以外のプラスチック材料とに比重分離する比重分離工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  8. 前記洗浄工程の前に、前記混合物の水分を低減する前処理工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  9. 前記洗浄工程の前に、前記混合物を内包した包装袋を破袋する破袋工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  10. 前記分離工程の後に、前記混合液から前記処理液のうちの前記不燃性疎水性有機溶剤、前記親水性有機溶剤、及び接着剤の少なくとも一つを分離して、回収する回収工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  11. 前記不燃性疎水性有機溶剤は、フッ素系有機溶剤及び芳香族系有機溶剤のうちの少なくとも一つを含む、 請求項1又は2に記載の方法。
  12. 前記親水性有機溶剤は、ケトン系有機溶剤及びアルコール系有機溶剤のうちの少なくとも一つを含む、 請求項1又は2に記載の方法。
  13. 前記酸化剤は、オゾン、過酸化水素及び塩素系物質のうちの少なくとも一つを含む、 請求項3、4、6のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記プラスチック材料を乾燥する乾燥工程を更に備え、 前記乾燥工程は、前記洗浄工程の後、及び前記分離工程の後の少なくとも一方で行われる、 請求項1又は2に記載の方法。
  15. 使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料であって、 ポリオレフィン系樹脂の含有量は80質量%以上である、 リサイクルプラスチック材料。

Description

本発明は、使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料を製造する方法及び使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料に関する。 使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材、例えば、リサイクルプラスチック材料、リサイクル高吸水性ポリマー及びリサイクルパルプ繊維を製造する方法が知られている。例えば、特許文献1には、被吸収液を含む吸水性樹脂から、該被吸収液を排出させること、および、該吸水性樹脂の吸水力を回復させることを特徴とする、使用済みの吸収性物品由来の吸水性樹脂をリサイクルする方法が開示されている。この方法は、(i)被吸収液を吸収した吸水性樹脂を含む使用済みの吸収性物品を、親水性有機溶媒を含む浸漬液に浸漬する浸漬工程;(ii)浸漬工程において、または浸漬工程の前に、使用済みの吸収性物品を破砕して破砕物とする破砕工程;および、(iii)浸漬液と破砕物との混合物から、吸水性樹脂を分離する分離工程を含む。特許文献1では、工程(iii)において、パルプ、不織布、接着剤から選ばれる1種以上の部材をさらに分離回収してもよく、吸水性樹脂を殺菌及び/又は消毒する殺菌・消毒工程を、浸漬工程と並行して、又はその後に行ってもよいとされている。分離された吸水性樹脂、パルプ、不織布は、それぞれ、リサイクル高吸水性ポリマー、リサイクルパルプ繊維及びリサイクルプラスチック材料となりうる。構成部材を回収する対象となる使用済み吸収性物品としては、尿や血液等の液体(被吸収液)を吸収した使用済みの衛生材料が挙げられている。 国際公開第2021/162082号 実施形態に係る使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法の一例を示すフロー図である。 本実施形態は、以下の態様に関する。 [態様1] 使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料を製造する方法であって、使用済み吸収性物品のプラスチック材料を含む混合物と、不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水の少なくとも一方を含む処理液と、が混合された混合液を攪拌してプラスチック材料を洗浄する洗浄工程と、前記混合液から前記プラスチック材料を分離する分離工程と、を備える、方法。 本方法では、まず、洗浄工程において、プラスチック材料を含む混合物と所定の処理液とが混合された混合液を攪拌してプラスチック材料を洗浄する。混合物としては、例えば、使用済み吸収性物品や使用済み吸収性物品由来の複数の部材の集合体が挙げられる。 洗浄工程において、処理水に、親水性有機溶剤だけでなく、不燃性疎水性有機溶剤を加えること、又は、親水性有機溶剤の替わりに水を用い、不燃性疎水性有機溶剤を加えることにより、有機溶剤の効果(後述)を維持しつつ、処理液の揮発性及び引火性を低減できる。それにより、本方法の、安全性を高めることができる。なお、親水性有機溶剤と水とは同時に用いてもよい。 更に、処理水の不燃性疎水性有機溶剤により、混合物中のプラスチック材料と他の部材との結合やプラスチック材料同士の結合を切り、プラスチック材料を処理液中に分散させることができる。例えば、プラスチック材料と他の部材とを接合している接着剤を、不燃性疎水性有機溶剤により溶かして、接合を外すことができる。あるいは、不燃性疎水性有機溶剤により、プラスチック材料同士の結合を外すことができる。そして、混合液を攪拌することで、プラスチック材料を、他の部材などから離解させて、液中でバラバラに分散した状態にできる。 このとき、混合物を破砕する場合と異なり、種類や大きさの異なる様々な部材を、それぞれそのままの状態で、他の部材から離解させ、液中に分散させることができる。例えば、混合物が使用済み吸収性物品である場合、各部材を、吸収性物品で使用されていたそのままの状態で、他の部材から離解させて、液中に分散させることができる。プラスチック材料でいえば、例えば、ポリオレフィン系のプラスチック材料、ゴム系のプラスチック材料、ポリエチレンテレフタレート系のプラスチック材料などが、そのままの状態で、それぞれ他の部材から離解させて、液中に分散させることができる。 更に、処理水の不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水の少なくとも一方により、混合物中の汚れを除去できる。すなわち、プラスチック材料における親油性の汚れを、不燃性疎水性有機溶剤に溶出させて、除去し、親水性の汚れを、親水性有機溶剤及び水の少なくとも一方に溶出させて、除去できる。すなわち、高い洗浄効果を得られる。 このように、洗浄工程で、安全性の高い状況で、汚れが除去されて衛生的なプラスチック材料が得られるので、分離工程での分離により、衛生的なリサイクルプラスチック材料を得ることができる。そして、得られたプラスチック材料を、公知の分離方法、例えば、水中比重分離法によって、ポリオレフィン系のプラスチック材料、ゴム系のプラスチック材料、ポリエチレンテレフタレート系のプラスチック材料の各々に分離することが可能となる。すなわち、プラスチック材料を、材質(組成)ごとに分離することができる。 よって、使用済み吸収性物品由来のリサイクルプラスチック材料を製造する方法において、安全性が高く、洗浄の効果を得易い方法を提供できる。なお、本方法では、混合物の処理に概ね有機溶剤を使用しているので、処理に使用される水の量を大幅に低減できる。 [態様2] 前記洗浄工程は、前記不燃性疎水性有機溶剤と、前記親水性有機溶剤及び前記水のうちの少なくとも一方と、混合して前記処理液とし、当該処理液を攪拌する第1攪拌工程と、前記処理液と、前記混合物と、を混合して前記混合液とし、前記混合液を攪拌する第2攪拌工程と、を備える、態様1に記載の方法。 本方法では、洗浄工程が、第1攪拌工程と第2攪拌工程とを備えている。まず、第1攪拌工程では、混合物と、不燃性疎水性有機溶剤と、親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方と、を混合して処理液とし、その処理液を攪拌する。不燃性疎水性有機溶剤と、親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方とは、疎水性と親水性の関係により、単に混合した状態では分離し易い。そこで、本方法では、両者を混合した処理液を攪拌することで、処理液の分離を抑制できる。その後、第2攪拌工程では、(攪拌された)処理液と、混合物(プラスチック材料を含む)とを混合して混合液とし、その混合液を攪拌する。処理液は、混合物と混合された状態でも分離し易い。そこで、本方法では、処理液と混合物とを混合した混合液を攪拌することで、処理液の分離を抑制できる。そして、揮発性及び引火性をより低減して安全性をより高め、複数の部材同士を処理液中でより確実に分散でき、混合物中の汚れをより確実に除去でき、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維をより確実に脱水できる。 [態様3] 前記分離工程の前に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記混合物を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、態様1又は2に記載の方法。 本方法では、分離工程の前(脱水洗浄工程と同時を含む)に、混合液を攪拌しつつ、混合液中の混合物(プラスチック材料を含む)を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を更に備えている。その酸化剤処理工程により、混合物を漂白、殺菌、消臭できる。このとき、不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤の存在下で酸化剤の処理を行うため、プラスチック材料への酸化剤によるダメージを抑制できる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、ダメージが抑制されつつ、漂白、殺菌、消臭が行われるので、より衛生的なプラスチック材料を得ることができる。 [態様4] 前記分離工程において前記混合液から前記混合物の他の部材が分離された後に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記プラスチック材料を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、態様1乃至3のいずれか一項に記載の方法。 本方法は、分離工程において混合液から混合物の他の部材が分離された後に、混合液を攪拌しつつ、混合液中のプラスチック材料を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を更に備えている。その酸化剤処理工程により、プラスチック材料を漂白、殺菌、消臭することができる。それにより、プラスチック材料をより衛生的なものにすることができる。このとき、不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤の存在下で酸化剤の処理を行うため、プラスチック材料への酸化剤によるダメージを抑制できる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、ダメージが抑制されつつ、漂白、殺菌、消臭が行われるので、より衛生的なプラスチック材料を得ることができる。このとき、混合液から他の部材が分離された後にパルプ繊維を酸化するので、混合物中の他の部材の影響がなく、酸化の効率を高めることができる。 [態様5] 前記分離工程において前記混合液から分離された前記プラスチック材料に、衛生処理を施す衛生処理工程、を更に備える、態様1乃至4のいずれか一項に記載の方法。 本方法は、分離工程において混合液から分離されたプラスチック材料に、衛生処理を施す衛生処理工程を更に備えている。その衛生処理としては、例えば、酸化剤による処理、蒸気による処理、紫外線による処理、高圧水流による処理が挙げられる。その衛生処理工程、すなわち、衛生性を高める処理により、プラスチック材料に存在する菌や臭気を伴う有機物等を除去することができる。それにより、プラスチック材料をより衛生的なものにすることができる。このとき、混合液から分離されたプラスチック材料に衛生処理を施すので、混合物中の他の夾雑物の影響がなく、処理の効率を高めることができる。このように、衛生処理工程では、安全性の高い状況で、菌や臭気を伴う有機物等の除去が行われるので、より衛生的なプラスチック材料を得ることができる。 [態様6] 前記衛生処理工程は、前記混合液から分離された前記プラスチック材料を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を含む、態様5に記載の方法。 本方法では、衛生処理工程が、混合液から分離されたプラスチック材料を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を含んでいる。その酸化剤処理工程により、プラスチック材料を漂白、殺菌、消臭することができる。それにより、プラスチック材料をより衛生的なものにすることができる。このとき、混合液から分離されたプラスチック材料を酸化するので、混合物中の他の夾雑物の影響がなく、酸化の効率を高めることができる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、漂白、殺菌、消臭が行われるので、より衛生的なプラスチック材料を得ることができる。 [態様7] 前記分離工程において前記混合液から分離された前記プラスチック材料を、水中で、少なくともオレフィン系のプラスチック材料とそれ以外のプラスチック材料とに比重分離する比重分離工程を更に備える、態様1乃至6のいずれか一項に記載の方法。 本方法は、分離工程において混合液から分離されたプラスチック材料を、水中で、少なくともオレフィン系のプラスチック材料とそれ以外の部材とに比重分離する比重分離工程を更に備える。すなわち、プラスチック材料から、少なくともオレフィン系のプラスチック材料を抽出できる。それにより、プラスチック材料を材質ごとに再利用できる。 [態様8] 前記洗浄工程の前に、前記混合物の水分を低減する前処理工程を更に備える、態様1乃至7のいずれか一項に記載の方法。 プラスチック材料を含む混合物に含まれる水分(例えば、尿)の量が多い場合、洗浄工程以降の工程で水の量が多くなり、処理液の組成を制御し難くなるおそれがある。そこで、本方法では、洗浄工程の前に、混合物の水分を低減する前処理工程を含む。それにより、洗浄工程において、混合物から放出される水分の量を低く制御することができ、処理液の組成を制御できる。また、プラスチック材料を含む混合物に含