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JP-2026077440-A - 使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法及び使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材

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Abstract

【課題】使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法において、安全性が高く、洗浄効果が高い方法を提供する。 【解決手段】使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法は、脱水洗浄工程と、分離工程とを備える。脱水洗浄工程は、使用済み吸収性物品のプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物と、不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方を含む処理液と、が混合された混合液を攪拌して高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を脱水する。分離工程は、混合液からプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維のうちの少なくとも一つを分離する。 【選択図】図1

Inventors

  • 小西 孝義
  • 木下 晃吉
  • 栗田 範朋

Assignees

  • ユニ・チャーム株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (17)

  1. 使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法であって、 使用済み吸収性物品のプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物と、不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方を含む処理液と、が混合された混合液を攪拌して高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を脱水する脱水洗浄工程と、 前記混合液から前記プラスチック材料、前記高吸水性ポリマー及び前記パルプ繊維のうちの少なくとも一つを分離する分離工程と、 を備える、方法。
  2. 前記脱水洗浄工程は、 前記不燃性疎水性有機溶剤と、前記親水性有機溶剤及び前記水のうちの少なくとも一方と、を混合して前記処理液とし、当該処理液を攪拌する第1攪拌工程と、 前記処理液と、前記混合物と、を混合して前記混合液とし、前記混合液を攪拌する第2攪拌工程と、 を備える、 請求項1に記載の方法。
  3. 前記分離工程の前に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記混合物を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  4. 前記分離工程において前記混合液から前記プラスチック材料が分離された後に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記高吸水性ポリマー及び前記パルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  5. 前記分離工程において前記混合液から前記プラスチック材料及び前記高吸水性ポリマーが分離された後に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記パルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  6. 前記分離工程において前記混合液から分離された前記パルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、 請求項1に記載の方法。
  7. 前記脱水洗浄工程の前に、前記混合物の水分を低減する前処理工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  8. 前記脱水洗浄工程の前に、前記混合物を内包した包装袋を破袋する破袋工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  9. 前記分離工程の後に、前記混合液から、前記処理液のうちの前記不燃性疎水性有機溶剤及び/又は前記親水性有機溶剤を分離して、回収する有機溶剤回収工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  10. 前記混合物は、接着剤を含み、 前記分離工程の後に、前記混合液から、前記混合液に溶解した前記接着剤を分離して、回収する接着剤回収工程を更に備える、 請求項1又は2に記載の方法。
  11. 前記不燃性疎水性有機溶剤は、フッ素系有機溶剤及び芳香族系有機溶剤のうちの少なくとも一つを含む、 請求項1又は2に記載の方法。
  12. 前記親水性有機溶剤は、ケトン系有機溶剤及びアルコール系有機溶剤のうちの少なくとも一つを含む、 請求項1又は2に記載の方法。
  13. 前記水は、酸性水を含む、 請求項1又は2に記載の方法。
  14. 前記酸化剤は、オゾン、過酸化水素及び塩素系物質のうちの少なくとも一つを含む、 請求項3乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記プラスチック材料、前記高吸水性ポリマー及び前記パルプ繊維の少なくとも一つを乾燥する乾燥工程を更に備え、 前記乾燥工程は、前記脱水洗浄工程の後、及び前記分離工程の後の少なくとも一方で行われる、 請求項1又は2に記載の方法。
  16. 使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材であって、 使用済み吸収性物品由来のリサイクル高吸水性ポリマー及びリサイクルパルプ繊維を含み、 前記リサイクル部材の嵩比重は、0.08~0.20g/cm 3 、である、 リサイクル部材。
  17. 使用済み吸収性物品由来のリサイクルパルプ繊維であって、 前記リサイクルパルプ繊維の嵩比重は、0.045~0.090g/cm 3 、である、 リサイクルパルプ繊維。

Description

本発明は、使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法及び使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材に関する。 使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材、例えば、リサイクルプラスチック材料、リサイクル高吸水性ポリマー及びリサイクルパルプ繊維を製造する方法が知られている。例えば、特許文献1には、被吸収液を含む吸水性樹脂から、該被吸収液を排出させること、および、該吸水性樹脂の吸水力を回復させることを特徴とする、使用済みの吸収性物品由来の吸水性樹脂をリサイクルする方法が開示されている。この方法は、(i)被吸収液を吸収した吸水性樹脂を含む使用済みの吸収性物品を、親水性有機溶媒を含む浸漬液に浸漬する浸漬工程;(ii)浸漬工程において、または浸漬工程の前に、使用済みの吸収性物品を破砕して破砕物とする破砕工程;および、(iii)浸漬液と破砕物との混合物から、吸水性樹脂を分離する分離工程を含む。特許文献1では、工程(iii)において、パルプ、不織布、接着剤から選ばれる1種以上の部材をさらに分離回収してもよいとされている。分離された吸水性樹脂、パルプ、不織布は、それぞれ、リサイクル高吸水性ポリマー、リサイクルパルプ繊維及びリサイクルプラスチック材料となりうる。部材を回収する対象となる使用済み吸収性物品としては、尿や血液等の液体(被吸収液)を吸収した使用済みの衛生材料が挙げられている。 国際公開第2021/162082号 実施形態に係る使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法の一例を示すフロー図である。 本実施形態は、以下の態様に関する。 [態様1] 使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法であって、使用済み吸収性物品のプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物と、不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方を含む処理液と、が混合された混合液を攪拌して高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を脱水する脱水洗浄工程と、前記混合液から前記プラスチック材料、前記高吸水性ポリマー及び前記パルプ繊維のうちの少なくとも一つを分離する分離工程と、を備える、方法。 本方法では、まず、脱水洗浄工程において、プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物と所定の処理液とが混合された混合液を攪拌して高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を脱水している。ただし、混合物としては、例えば、使用済み吸収性物品や使用済み吸収性物品由来の複数の部材の集合体が挙げられる。 脱水洗浄工程において、処理液に、親水性有機溶剤だけでなく、不燃性疎水性有機溶剤を加えること、又は、親水性有機溶剤の替わりに水を用い、不燃性疎水性有機溶剤を加えることで、有機溶剤の効果(後述)を維持しつつ、処理液の揮発性及び引火性を低減できる。それにより、本方法の安全性を高めることができる。なお、親水性有機溶剤と水とは同時に用いてもよい。 更に、処理液の不燃性疎水性有機溶剤により、混合物中のプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維のような複数の部材同士の結合や各部材内の結合を切り、プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を処理液中に分散させることができる。例えば、複数の部材同士を接合している接着剤を、不燃性疎水性有機溶剤により溶かして、接合を外すことができる。あるいは、複数の部材同士を結合している水素結合を不燃性疎水性有機溶剤により切ることができる。そして、混合液を攪拌することで、プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を液中でバラバラに分散した状態にできる。 更に、処理液の不燃性疎水性有機溶剤並びに親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方により、混合物中の汚れを除去することができる。すなわち、プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維における親油性の汚れを、不燃性疎水性有機溶剤に溶出させて、除去し、親水性の汚れを、親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方に溶出させて、除去できる。それにより、高い洗浄効果を得ることができる。 更に、処理液の不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤により、混合物中の高吸水性ポリマー及びパルプ繊維に吸収されていた水分を脱水できる。このとき、有機溶剤による脱水は、高吸水性ポリマーを不活化していないので、高吸水性ポリマーは吸水性能を維持することができる。それにより、高吸水性ポリマーを吸収性材料として再利用するために、再活性化のような追加の処理をする必要がなく、追加の処理に伴う不純物が混入するおそれがない。なお、脱水のとき、処理液の多くは不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤である。そのため、少量の水分が残存していても、高吸水性ポリマーが水分を再吸収することを抑制できる。 このように、脱水洗浄工程で、安全性の高い状況で、汚れが除去されて衛生的なプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維が得られるので、分離工程での分離により、衛生的なリサイクル部材として、プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維のうちの少なくとも一つを得ることができる。 よって、使用済み吸収性物品由来のリサイクル部材を製造する方法において、安全性が高く、洗浄効果が高い方法を提供できる。なお、本方法では、混合物の処理に、概ね有機溶剤を使用しているので、処理に使用される水の量を大幅に低減することができる。 [態様2] 前記脱水洗浄工程は、前記不燃性疎水性有機溶剤と、前記親水性有機溶剤及び前記水のうちの少なくとも一方と、を混合して前記処理液とし、当該処理液を攪拌する第1攪拌工程と、前記処理液と、前記混合物と、を混合して前記混合液とし、前記混合液を攪拌する第2攪拌工程と、を備える、態様1に記載の方法。 本方法では、脱水洗浄工程が、第1攪拌工程と第2攪拌工程とを備えている。まず、第1攪拌工程では、不燃性疎水性有機溶剤と、親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方と、を混合して処理液とし、その処理液を攪拌する。不燃性疎水性有機溶剤と、親水性有機溶剤及び水のうちの少なくとも一方とは、疎水性と親水性の関係により、単に混合した状態では分離し易い。そこで、本方法では、両者を混合した処理液を攪拌することで、処理液の分離を抑制できる。その後、第2攪拌工程では、(攪拌された)処理液と、混合物(プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む)とを混合して混合液とし、その混合液を攪拌する。処理液は、混合物と混合された状態でも分離し易い。そこで、本方法では、処理液と混合物とを混合した混合液を攪拌することで、処理液の分離を抑制できる。そして、処理液揮発性及び引火性をより低減して安全性をより高め、複数の部材同士を処理液中でより確実に分散でき、混合物中の汚れをより確実に除去でき、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維をより確実に脱水できる。 [態様3] 前記分離工程の前に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記混合物を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、態様1又は2に記載の方法。 本方法は、分離工程の前(脱水洗浄工程と同時を含む)に、混合液を攪拌しつつ、混合液中の混合物(プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む)を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を更に備えている。その酸化剤処理工程により、混合物を漂白、殺菌又は除菌、消臭することができる。それにより、混合物をより衛生的なものにすることができる。このとき、不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤の存在下で酸化剤の処理を行うため、混合物への酸化剤によるダメージを抑制できる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、ダメージが抑制されつつ、漂白、殺菌又は除菌、消臭が行われるので、より衛生的なプラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を得ることができる。 [態様4] 前記分離工程において前記混合液から前記プラスチック材料が分離された後に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記高吸水性ポリマー及び前記パルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、態様1乃至3のいずれか一項に記載の方法。 本方法は、分離工程において混合液からプラスチック材料が分離された後に、混合液を攪拌しつつ、混合液中の高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を更に備えている。その酸化剤処理工程により、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を漂白、殺菌、消臭することができる。それにより、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維をより衛生的なものにすることができる。このとき、不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤の存在下で酸化剤の処理を行うため、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維への酸化剤によるダメージを抑制できる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、ダメージが抑制されつつ、漂白、殺菌又は除菌、消臭が行われるので、より衛生的な高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を得ることができる。このとき、混合液から他の部材が分離された後にパルプ繊維を酸化するので、混合物中の他の部材の影響がなく、酸化の効率を高めることができる。 [態様5] 前記分離工程において前記混合液から前記プラスチック材料及び前記高吸水性ポリマーが分離された後に、前記混合液を攪拌しつつ、前記混合液中の前記パルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、態様1乃至4のいずれか一項に記載の方法。 本方法は、分離工程において混合液からプラスチック材料及び高吸水性ポリマーが分離された後に、混合液を攪拌しつつ、混合液中のパルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を更に備えている。その酸化剤処理工程により、パルプ繊維を漂白、殺菌又は除菌、消臭できる。それにより、パルプ繊維をより衛生的なものにすることができる。このとき、不燃性疎水性有機溶剤及び親水性有機溶剤のうちの少なくとも不燃性疎水性有機溶剤の存在下で酸化剤の処理を行うため、パルプ繊維への酸化剤によるダメージを抑制できる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、ダメージが抑制されつつ、漂白、殺菌又は除菌、消臭が行われるので、より衛生的なパルプ繊維を得ることができる。 [態様6] 前記分離工程において前記混合液から分離された前記パルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程、を更に備える、態様1乃至5のいずれか一項に記載の方法。 本方法は、分離工程において混合液から分離されたパルプ繊維を酸化剤で処理する酸化剤処理工程を更に備えている。その酸化剤処理工程により、パルプ繊維を漂白、殺菌又は除菌、消臭することができる。それにより、パルプ繊維をより衛生的なものにすることができる。このとき、混合液から分離されたパルプ繊維を酸化するので、混合物中の他の夾雑物の影響がなく、酸化の効率を高めることができる。このように、酸化剤処理工程では、安全性の高い状況で、漂白、殺菌又は除菌、消臭が行われるので、より衛生的なパルプ繊維を得ることができる。 [態様7] 前記脱水洗浄工程の前に、前記混合物の水分を低減する前処理工程を更に備える、態様1乃至6のいずれか一項に記載の方法。 プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物に含まれる水分(例えば、尿)の量が多い場合、脱水洗浄工程で処理液(混合液)に放出される水の量が多くなり、それ以降、処理液の組成を制御し難くなるおそれがある。そこで、本方法では、脱水洗浄工程の前に、混合物の水分を低減する前処理工程を含んでいる。それにより、脱水洗浄工程において、混合物から脱水で放出される水分の量を低く抑えることができ、処理液の組成を制御し易くすることができる。また、プラスチック材料、高吸水性ポリマー及びパルプ繊維を含む混合物に含有される水分の量が多い場合、脱水洗浄工