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JP-2026077451-A - バイオマス固体燃料の製造システム

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Abstract

【課題】本開示は、効率的な運転が可能なバイオマス固体燃料の製造システムを説明する。 【解決手段】バイオマス固体燃料の製造システムは、バイオマス原料からバイオマス固体燃料を製造する燃料製造設備と、クリンカ製造設備とを備える。燃料製造設備は、バイオマス原料を加熱してバイオマス固体燃料を生成する加熱装置と、加熱装置におけるバイオマス原料の加熱により発生した熱分解ガスを燃焼して燃焼ガスを生成する燃焼炉と、第1の流路と、第2の流路とを含む。クリンカ製造設備は、セメント原料を乾燥させる原料調製部と、燃料の燃焼により、原料調製部によって乾燥されたセメント原料からクリンカを生成するクリンカ生成部とを含む。第1の流路は、燃焼ガスのうち燃焼炉から排出される高温燃焼ガスをクリンカ生成部に導入する。第2の流路は、燃焼ガスのうちバイオマス原料を加熱した後に加熱装置から排出される低温燃焼ガスを原料調製部に導入する。 【選択図】図1

Inventors

  • 平岩 友祐
  • 中村 敏明

Assignees

  • UBE三菱セメント株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (9)

  1. バイオマス原料からバイオマス固体燃料を製造するように構成された燃料製造設備と、 クリンカ製造設備とを備え、 前記燃料製造設備は、 前記バイオマス原料を加熱して前記バイオマス固体燃料を生成するように構成された加熱装置と、 前記加熱装置における前記バイオマス原料の加熱により発生した熱分解ガスを燃焼して燃焼ガスを生成するように構成された燃焼炉と、 第1の流路と、 第2の流路とを含み、 前記クリンカ製造設備は、 セメント原料を乾燥させるように構成された原料調製部と、 燃料の燃焼により、前記原料調製部によって乾燥された前記セメント原料からクリンカを生成するように構成されたクリンカ生成部とを含み、 前記第1の流路は、前記燃焼ガスのうち前記燃焼炉から排出される高温燃焼ガスを前記クリンカ生成部に導入するように構成されており、 前記第2の流路は、前記燃焼ガスのうち前記バイオマス原料を加熱した後に前記加熱装置から排出される低温燃焼ガスを前記原料調製部に導入するように構成されている、バイオマス固体燃料の製造システム。
  2. 前記加熱装置で生成された前記バイオマス固体燃料を粉砕して前記クリンカ生成部に供給するように構成された粉砕機をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記粉砕機は竪型ミルである、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記粉砕機は、前記加熱装置で生成された前記バイオマス固体燃料と、石炭とを、混合しつつ粉砕するように構成されている、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記加熱装置で生成された前記バイオマス固体燃料を、所定の粒度よりも大きな篩上物と、それ以外の篩下物とに分級して、前記篩下物を前記粉砕機に供給するように構成された分級機をさらに備える、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記クリンカ生成部は、 前記セメント原料を焼成して前記クリンカを生成するように構成されたキルンと、 前記キルンに供給するセメント原料を仮焼するように構成された仮焼炉と、 前記キルンの窯尻と前記仮焼炉とを接続するように構成されたライジングダクトとを含み、 前記第1の流路は、前記キルン、前記仮焼炉及び前記ライジングダクトの少なくとも一つに、前記高温燃焼ガスを導入するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記原料調製部は、前記セメント原料を、乾燥ガスと接触させながら粉砕するように構成された原料粉砕機を含み、 前記第2の流路は、前記原料粉砕機に前記低温燃焼ガスを導入するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記原料調製部は、 前記セメント原料に熱風を供給して前記セメント原料を少なくとも部分的に乾燥させるように構成されたドライヤと、 前記ドライヤによって乾燥された前記セメント原料を、乾燥ガスと接触させながら粉砕するように構成された原料粉砕機とを含み、 前記第2の流路は、前記ドライヤ及び前記原料粉砕機の少なくとも一方に、前記低温燃焼ガスを導入するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記バイオマス原料は、粉状のバイオマスが所定形状に加圧成型された成型体である、請求項1~8のいずれか一項に記載のシステム。

Description

本開示は、バイオマス固体燃料の製造システムに関する。 特許文献1は、バイオマス固体燃料(PBT(登録商標):Pelletizing Before Torrefaction)の製造装置を開示している。特許文献1の装置は、外熱式のロータリキルンと、燃焼炉とを備える。ロータリキルンは、原料として投入されるペレット状のバイオマス成型体(WP:White Pellet)を加熱(低温炭化)して、バイオマス固体燃料を生成するように構成されている。 ロータリキルンは、加熱前のバイオマス成型体が一端側から投入され、加熱後のバイオマス固体燃料が他端側から排出される筒状本体と、筒状本体の外周部を覆うように配置され、筒状本体内を流動するバイオマス成型体を加熱するように構成された加熱部とを含む。筒状本体の内部は、不活性ガスの供給により、低酸素雰囲気(還元雰囲気)に維持されている。筒状本体の内部においてバイオマス成型体が加熱されることで発生する熱分解ガス(バイオガス)は、燃焼炉に供給される。 燃焼炉は、ロータリキルンから供給された熱分解ガスを燃焼して燃焼ガスを生成し、当該燃焼ガスを加熱部に供給するように構成されている。すなわち、ロータリキルンにおいてバイオマス成型体の加熱により生じた熱分解ガスを燃焼炉の燃料とし、燃焼炉において熱分解ガスの燃焼により生じた燃焼ガスの熱をロータリキルンにおけるバイオマス成型体の加熱に用いることにより、自己完結型のバイオマス固体燃料の製造を可能としている。 国際公開第2022/209196号 図1は、バイオマス固体燃料の製造システムの一例(第1の例)を概略的に示す図である。図2は、バイオマス固体燃料の製造システムの他の例(第2の例)を概略的に示す図である。 以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。なお、本明細書において、図の上、下、右、左というときは、図中の符号の向きを基準とすることとする。 [バイオマス固体燃料の製造システム] まず、図1を参照して、バイオマス固体燃料の製造システム1(第1の例)の構成について説明する。製造システム1は、バイオマス原料BMからバイオマス固体燃料BFを製造すると共に、セメント原料MT1からセメントクリンカMT4(クリンカ)を製造するように構成されている。すなわち、製造システム1は、図1に例示されるように、バイオマス固体燃料BFを製造する燃料製造設備100と、セメントクリンカMT4を製造するクリンカ製造設備200と、コントローラCtr(制御部)とを備える。 製造システム1において用いられるバイオマス原料BMは、特に限定されない。バイオマス原料BMは、一例として、木質系バイオマスであってもよいし、草本系バイオマスであってもよい。木質系バイオマスは、木チップ及び廃木材の少なくとも一方を粉砕したものであってもよい。木質系バイオマスは、例えば、建設系廃木材、林地残材、製材工場の残材、パームヤシ殻、籾殻、稲藁、麦藁、飼料、廃棄紙などであってもよいし、これらの破砕物などであってもよい。製造システム1において用いられるバイオマス原料BMは、成型機(例えば、ペレタイザ、ブリケットマシン)によって所定形状(例えば、ペレット状、ブリケット状)に加圧成型されたバイオマス成型体であってもよい。 製造システム1において製造されるバイオマス固体燃料BFの炭化度は、特に限定されない。本書において「炭化度」とは、バイオマス固体燃料の炭化の進行度合いを意味しており、例えば、固体(物質)収率、エネルギー収率などによって評価することができる。固体(物質)収率は、原料供給量に対する製品製造量の割合(固体(物質)収率=製品製造量/原料供給量×100)と定義され、固体(物質)収率が低いほど、バイオマス固体燃料の炭化が進行していると評価される。エネルギー収率は、原料の発熱量に対する製品の発熱量の割合(エネルギー収率=製品の発熱量/原料の発熱量×100)と定義され、エネルギー収率が低いほど、バイオマス固体燃料の炭化が進行していると評価される。なお、本書において、炭化度が「高い」とは、固体(物質)収率が80%以下の場合、又は、エネルギー収率が90%以下の場合をいうものとする。一方、本書において、炭化度が「低い」とは、固体(物質)収率が85%以上の場合、又は、エネルギー収率が95%以上の場合をいうものとする。 [燃料製造設備100] 燃料製造設備100は、図1に例示されるように、加熱装置110と、燃焼炉120とを備える。 加熱装置110は、燃焼炉120から供給される燃焼ガスCGでバイオマス原料BMを加熱することにより、バイオマス原料BMを炭化して、バイオマス固体燃料BFを生成するように構成されている。加熱装置110は、筒状本体111と、ガースギア112と、複数のタイヤ113と、複数の支持部114と、排出部115と、加熱部116とを含む。加熱装置110は、例えば、外熱式のロータリキルンであってもよい。 筒状本体111は、略円筒形状を呈する長尺物である。筒状本体111は、バイオマス原料BM1が投入される一端部111a(入口部)と、バイオマス固体燃料BFが排出される他端部111b(出口部)とを含む。すなわち、バイオマス原料BMは、一端部111aから他端部111bに向けて筒状本体111の内部を流動する。筒状本体111は、その長手方向が水平方向に沿って延びるように設置されていてもよいし、その長手方向が水平方向に対して傾斜するように設置されていてもよい。後者の場合、筒状本体111は、一端部111aから他端部111bに向かうにつれて下方に傾斜するように設置されていてもよい。 ガースギア112は、筒状本体111の周方向に沿って延びるように、筒状本体111の外周面に固定されている。すなわち、ガースギア112は、略円環状を呈している。ガースギア112は、その周方向において凹凸が交互に並ぶ歯車形状を呈している。ガースギア112は、図示しないピニオンギアと噛み合っており、図示しない駆動源(例えば、電動モータ)がピニオンギアを回転駆動することによって回転する。これにより、ピニオンギアの回転力が、ガースギア112を介して筒状本体111に伝達される。その結果、筒状本体111が、その長手方向に沿って延びる回転軸周りに回転する。 筒状本体111に対するガースギア112の設置位置は、特に限定されない。ガースギア112は、図1に例示されるように、筒状本体111の長手方向において、筒状本体111の一端部111a寄りに位置していてもよい。筒状本体111の外周面に、複数のガースギア112が設けられていてもよい。 複数のタイヤ113はそれぞれ、筒状本体111の周方向に沿って延びるように、筒状本体111の外周面に固定されている。すなわち、複数のタイヤ113はそれぞれ、略円環状を呈している。各タイヤ113はそれぞれ、支持部114(例えば、支持ローラ)によって支持されている。すなわち、タイヤ113の外周面は、支持部114の外周面と直接接触している。そのため、タイヤ113の外周面及び支持部114の外周面は、摩擦抵抗の低減のために、平滑化処理されていてもよい。 複数のタイヤ113は、筒状本体111の長手方向において所定間隔をもって並んでいてもよい。図1に例示されるように、加熱装置110は、2つのタイヤ113と、各タイヤ113を支持する2つの支持部114とを含んでいてもよい。この場合、一方のタイヤ113は、筒状本体111のうち一端部111a寄りに位置しており、他方のタイヤ113は、筒状本体111のうち他端部111b寄りに位置していてもよい。 排出部115は、筒状本体111の他端部111bに接続されており、筒状本体111の内部空間に接続された排出空間を形成する。排出部115は、筒状本体111の他端部111bから排出されるバイオマス固体燃料BFを受け入れて、下端部に設けられた排出口からバイオマス固体燃料BFを排出する。排出部115は、筒状本体111内におけるバイオマス原料BMの加熱によって発生した熱分解ガスPGを受け入れて、上端部に設けられた排気口から燃焼炉120に向けて、配管D1を通じて熱分解ガスPGを排出する。 加熱部116は、筒状本体111の外周部を覆うように配置されており、全体として筒状を呈している。加熱部116は、筒状本体111のうちその延在方向における中央部に配置されていてもよい。図1に例示されるように、加熱部116は、2つのタイヤ113の間において、筒状本体111の延在方向に沿って延びていてもよい。 加熱部116は、配管D2によって燃焼炉120と接続されている。そのため、加熱部116内には、配管D2を通じて、燃焼炉120から排出された高温の燃焼ガスCG(高温燃焼ガスCGa)が導入される。すなわち、加熱部116は、高温燃焼ガスCGaによって筒状本体111の外壁(外表面)を加熱することにより、筒状本体111の内部を流動するバイオマス原料BMを間接的に加熱するように構成されている。高温燃焼ガスCGaの温度は、例えば、1000℃程度であってもよい。 加熱部116は、例えば、バイオマス原料BMを低酸素雰囲気下(例えば、筒状本体111内の酸素濃度が10%以下)で240℃~700℃程度に加熱してもよい。加熱部116によって筒状本体111内のバイオマス原料BMが加熱されることにより、バイオマス原料BMから熱分解ガスPGが発生し、バイオマス原料BMが炭化されて炭化物となる。熱分解ガスPGは、ガス状の有機成分と、水蒸気との混合ガスである。 加熱部116に導入された高温燃焼ガスCGaが筒状本体111の外壁(外表面)を加熱することで、高温燃焼ガスCGaの温度が低下して、低温の燃焼ガスCG(低温燃焼ガスCGb)となる。低温燃焼ガスCGbの温度は、例えば、300℃程度であってもよい。低温燃焼ガスCGbは、送風機Fによって、加熱部116に接続された配管D3を通じて系外(例えば、大気)に排気されてもよい。送風機Fは、コントローラCtrからの制御信号に基づいて制御される。これにより、送風機Fの動作(駆動又は停止)や、送風機Fによる送風流量の調節が行われる。送風機Fは、例えば、誘引ファンであってもよい。また、配管D3のうち送風機Fと加熱部116との間には、低温燃焼ガスCGbに含まれるダストを捕集するように構成された集塵機(例えば、サイクロン)が設けられていてもよい。 配管D3のうち送風機Fの上流側には、バルブVが設けられている。バルブVは、コントローラCtrからの制御信号に基づいて制御され、バルブVの前後において配管D3を開放及び閉塞させて開度を調節するように構成されている。 図1に例示されるように、配管D2の下流端は、加熱部116のうち筒状本体111の他端部111b寄りに接続されていてもよい。配管D3の上流端は、加熱部116のうち筒状本体111の一端部111a寄りに接続されていてもよい。この場合、配管D2から加熱部116に導入された高温燃焼ガスCGaは、筒状本体111の外壁(外表面)を加熱しながら、加熱部116のうち筒状本体111の一端部111a寄りに向けて流れつつ、低温燃焼ガスCGbとなる。その後、低温燃焼ガスCGbは、加熱部116から系外へと、配管D3を通じて排出される。このように、図1に例示される加熱装置110は、筒状本体111内を流れるバイオマス原料BMの流動方向と、加熱部116内を流れる高温燃焼ガスCGaの流動方向とが対向する向流式である。加熱装置110は、これらの流動方向が同方向である並流式であってもよい。 配管D3の中途(バルブVの上流側)からは、配管D4が分岐して延びている。配管D4の下流端は、クリンカ製造設備200の原料調製部201(後述する)に接続されている。より詳しくは、配管D4の下流端は、原料調製部201を構成する