JP-2026077454-A - 冷凍サイクル装置
Abstract
【課題】炉中ろう付けによる配管の強度低下を抑制しつつ、それに伴う製造コストの増加を抑制可能な冷凍サイクル装置を提供する。 【解決手段】冷凍サイクル装置100は、鉄、鉄合金又はステンレス鋼によって形成される金属部材1と、金属部材1に接続される第1配管2と、第1配管2に接続される第2配管3と、を備え、第1配管2は、合金元素を含む銅合金によって形成され、第2配管3は、合金元素を含まない銅、又は、第1配管2よりも合金元素の含有率が低い銅合金によって形成されている。 【選択図】図1
Inventors
- 石神 達也
Assignees
- ボッシュホームコンフォートジャパン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (14)
- 鉄、鉄合金又はステンレス鋼によって形成される金属部材と、 前記金属部材に接続される第1配管と、 前記第1配管に接続される第2配管と、を備え、 前記第1配管は、合金元素を含む銅合金によって形成され、 前記第2配管は、前記合金元素を含まない銅、又は、前記第1配管よりも前記合金元素の含有率が低い銅合金によって形成されている、冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管、オイルセパレータ又は四方弁である、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記合金元素は、Co、Sn、Zn、Ni、P、Zr及びFeのうち1種以上を含む、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記第1配管の長さは、前記金属部材の長さよりも短い、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記第1配管の長さは、前記第2配管の長さよりも短い、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記第2配管の長さは、前記金属部材の長さよりも短い、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記第1配管の肉厚は、前記金属部材の肉厚よりも厚い、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記第1配管の肉厚は、前記第2配管の肉厚と同一又はそれよりも薄い、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記第2配管の肉厚は、前記金属部材の肉厚よりも厚い、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記金属部材と前記第2配管とは、前記第1配管を介して重なっている、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
- 配管である前記金属部材と前記第1配管及び前記第2配管を介して接続される圧縮機を備え、 前記圧縮機は、スクロール型又はツインロータリー型である、請求項2、4、6、7、9、10の何れか1項に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記第2配管の長さは、前記第1配管の長さ及び/又は前記金属部材の長さよりも長い、請求項2、4、7、9、10の何れか1項に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記金属部材は、配管であり、 前記第2配管は、2つ以上の屈曲部を備える、請求項2、4、6、7、9、10の何れか1項に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記第1配管における前記合金元素の含有率は、前記金属部材における前記合金元素の含有率よりも低い、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
Description
本開示は、冷凍サイクル装置に関する。 近年、銅の材料単価が高騰している。冷凍サイクル装置に用いられる配管類は従来から銅管で構成することが一般的であるので、この材料単価高騰により冷凍サイクル装置の製造コストが増大している。そのため、銅管の一部をステンレス配管などに置き換えることによって製造コストの増大を抑制している。ステンレス配管などに置き換えた場合、銅管とステンレス管とを接続する必要がある。 銅管とステンレス管とを大気中で異種金属ろう付け接続することは、量産時において品質面や作業工数の面で好ましくない。ステンレス管の表面には、ろう材の流れの妨げとなる不働態被膜が形成されているので、フラックスや銀含有量が高いろう材を用いることを要し、さらに加熱時間や加熱位置の管理を要するためである。そのため、銅管とステンレス管とは、量産時において炉中ろう付けによって接続することが一般的である(例えば、特許文献1)。 特開2020-109346公報 図1は、第1実施形態に係る冷凍サイクル装置の配管を示す図である。図2は、第2実施形態に係る冷凍サイクル装置のオイルセパレータを示す図である。図3は、第3実施形態に係る冷凍サイクル装置の四方弁を示す図である。図4は、他の実施形態に係る冷凍サイクル装置の四方弁を示す図である。図5は、他の実施形態に係る冷凍サイクル装置の配管の接続部分を示す縦断面図である。図6は、他の実施形態に係る冷凍サイクル装置の配管の接続部分を示す縦断面図である。図7は、曲げ疲労試験の結果を示すS-N線図である。 (第1実施形態) まずは、第1実施形態に係る冷凍サイクル装置について、図1を参照しながら説明する。なお、各図(図2及び図3も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。図1は、第1実施形態に係る冷凍サイクル装置100の配管を示す図である。 図1に示す冷凍サイクル装置100は、例えば、エアーコンディショナー(エアコン)、冷蔵庫、冷凍庫など、冷媒及び冷凍サイクルを利用した装置である。冷凍サイクル装置100の具体例としては、パッケージエアコンやビル用マルチエアコンなどの空気調和機、冷凍機やチリングユニットなどの熱源機器、ショーケースや冷凍冷蔵庫、ユニットクーラー、製氷機などの業務用冷凍機、カーエアコンなどの輸送用冷凍機器、ヒートポンプ給湯機などが挙げられる。 図1に示すように、冷凍サイクル装置100は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うための冷媒が流れる冷媒回路10を備えている。冷媒回路10は、複数の要素部品11(図2参照)と、複数の要素部品11を接続する冷媒配管12と、を備えている。要素部品11としては、例えば、室内熱交換器、圧縮機、オイルセパレータ、室外熱交換器、膨張弁、アキュムレータ、四方弁などが含まれており、これらが冷媒配管12によって接続されている。冷媒配管12は、液配管とガス配管とを含む。 冷凍サイクル装置100は、金属部材1と、金属部材1に接続される第1配管2と、第1配管2に接続される第2配管3と、を備えている。金属部材1は、鉄、鉄合金又はステンレス鋼によって形成されている。第1実施形態において、金属部材1は、第1配管2に接続される第3配管4である。第1配管2、第2配管3及び第3配管4(金属部材1)は、冷媒配管12に含まれ、冷媒配管12の様々な箇所に用いられる。第1配管2、第2配管3及び第3配管4(金属部材1)の各形状は、図1に示す形状に限定されない。 金属部材1(第3配管4)と第1配管2とは、炉中ろう付けによって接続される。図1に示す例では、金属部材1の両端に第1配管2が接続されるので、金属部材1と2つの第1配管2が炉中ろう付けによって接続される。炉中ろう付けは、連続炉などの内部において所定のガス(例えば、水素ガス)雰囲気中でろう付けを行う手法であり、高価なろう材やフラックスを用いることなくステンレス鋼などのろう付けを行うことが可能となる。これにより、金属部材1にフラックスが不要となるので、ろう付け後にフラックスを除去する作業が不要となる。また、炉中ろう付けは、ろう付け温度やろう付け時間の管理を容易に行うことができるので、ステンレス鋼の鋭敏化の発生を抑制し得る温度及び時間でろう付けを行うことが可能となる。炉中ろう付けで用いられるろう材は、銅ろうや銅合金ろうである。なお、ろう材は、例えば、ニッケルろうや銀ろう、金ろう、パラジウムろうなどであってもよい。 第1配管2及び第3配管4のうち一方の端部には、内径及び外径が他部よりも拡径された拡径部5が設けられている。第1配管2及び第3配管4は、第1配管2及び第3配管4のうち他方の端部が拡径部5に挿入された状態で、炉中ろう付けによって接続される。 第1配管2は、合金元素を含む(が添加された)銅合金によって形成されている。銅に合金元素などの異成分を添加することで、固溶強化や析出硬化が起きるため、第1配管2の強度低下を抑制できる。つまりは、異成分そのものの存在、或いは異成分の化合物が析出することで、転位の移動を妨害して変形し難くなり(変形に大きな応力を要し)、第1配管2の強度低下を抑制できる。また、例えば、結晶の粗大化抑制効果があり、高温下における第1配管2の強度低下を抑制できる。これにより、第3配管4(金属部材1)と第1配管2とを炉中ろう付けで接続した場合でも、第1配管2の強度低下を抑制し、第1配管2の強度を確保できる。 第1配管2を形成するための銅合金としては、例えば、JIS H 3300:2018に規定される高強度銅(C1862やC5010、C1565、C5015など)、JIS H 3100:2018に規定される鉄入り銅(C1940など)、その他の規格によって定まる銅合金などが挙げられる。表1に、銅合金材の一例とそれの化学成分とを示している。表1において、化学成分に関する「%」は、特に断らない限り「質量%」を意味する。 表1に示すように、銅合金材には、97.0%以上のCuが含まれており、3.0%以下の合金元素が含まれている。Cu及び合金元素以外の残部は、例えば、不可避的不純物である。合金元素は、Co、Sn、Zn、Ni、P、Zr及びFeのうち1種以上を含むことが好ましい。合金元素は、Co、Sn、Zn、Ni、Zr及びFeのうち1種以上を含むことがより好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Snが0.06~0.80質量%であることが好ましく、0.065~0.76質量%であることがより好ましく、0.07~0.72質量%であることがさらに好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Znが0.01~0.30質量%であることが好ましく、0.015~0.25質量%であることがより好ましく、0.02~0.20質量%であることがさらに好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Niが0.01~0.70質量%であることが好ましく、0.015~0.650質量%であることがより好ましく、0.02~0.60質量%であることがさらに好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Pが0.005~0.250質量%であることが好ましく、0.01~0.20質量%であることがより好ましく、0.015~0.150質量%であることがさらに好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Coが0.02~0.30質量%であることが好ましく、0.03~0.25質量%であることがより好ましく、0.04~0.21質量%であることがさらに好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Zrが0.02~0.10質量%であることが好ましく、0.03~0.09質量%であることがより好ましく、0.04~0.08質量%であることがさらに好ましい。 銅合金材100質量%に対し、合金元素Feが0.005~3.000質量%であることが好ましく、0.0008~2.800質量%であることがより好ましく、0.01~2.60質量%であることがさらに好ましい。 2種以上の合金元素の組み合わせとしては、表1の組み合わせでもよく、それ以外の組み合わせでもよい。 第2配管3は、合金元素を含まない銅(又は純銅)、又は、第1配管2よりも合金元素の含有率の低い銅合金によって形成されている。斯かる構成によれば、第1配管2と比べ材料単価の安い第2配管3を設けることにより、第1配管2を設けることによる冷凍サイクル装置100の製造コストの増加を抑制できる。これにより、炉中ろう付けによる配管(第1配管2)の強度低下を抑制しつつ、第1配管2を設けることによる冷凍サイクル装置100の製造コストの増加を抑制できる。合金元素の含有率とは、添加された1種以上の合金元素の合計含有率(質量%)である。 第2配管3は、合金元素を含まない銅によって形成されていることが好ましい。これにより、第2配管3を弾性を有する形状に形成することができ、金属部材1(第3配管4)に歪みが集中することを抑制できる。その結果、歪みが集中することによる金属部材1の破損を抑制できる。 第2配管3を形成するための銅としては、例えば、JIS H 3300:2018に規定される無酸素銅(C1020)やリン脱酸銅(C1220やC1221)などが挙げられる。なお、第2配管3を形成するための銅合金は、表1に示す銅合金であってもよい。 第1配管2及び第2配管3のうち一方の端部には、内径及び外径が他部よりも拡径された拡径部6が設けられている。第1配管2及び第2配管3は、第1配管2及び第2配管3のうち他方の端部が拡径部6に挿入された状態で、トーチろう付けなどの手作業によるろう付けによって接続される。手作業によるろう付けで用いられるろう材は、銅ろう(例えばリン銅ろう)や銅合金ろうなどである。ろう材は、例えば、銀ろうや黄銅ろうなどであってもよい。 ろう付けの手順をまとめると、図1に示す例では、最初に、炉中ろう付けによって金属部材1と2つの第1配管2が接続されて組立て部品となる。次に、手作業によるロウ付けによって組立て部品と2つの第2配管3が接続される。最終的に、図1に示すように、2つの第2配管3の間に2つの第1配管2が位置し、2つの第1配管2の間に金属部材1が位置する冷媒配管12になる。 第1配管2の長さは、金属部材1(第3配管4)の長さよりも短いことが好ましい。斯かる構成によれば、金属部材1(第3配管4)と比べ材料単価の高い銅合金製の第1配管の長さを相対的に短くすることによって、冷凍サイクル装置100の製造コストを削減できる。第1配管2の長さは、直線状、曲線状又はそれらの組み合わせによって形成される第1配管2の中心線の合計長さである。第2配管3の長さや第3配管4の長さについても同様である。 第1配管2の長さは、第2配管3の長さよりも短いことが好ましい。斯かる構成によれば、第2配管3と比べ材料単価の高い第1配管2の長さを相対的に短くすることによって、冷凍サイクル装置100の製造コストを削減できる。 第2配管3の長さは、金属部材1(第3配管4)の長さよりも短いという構成であってもよい。斯かる構成によれば、金属部材1(第3配管4)と比べ材料単価の高い銅製又は銅合金製の第2配管の長さを相対的に短くすることによって、冷凍サイクル装置100の製造コストを削減できる。 第1配管2の肉厚は、金属部材1(第3配管4)の肉厚よりも厚いことが好ましい。斯かる構成によれば、第1配管2の強度を相対的に高めることができる。第2配管の肉厚は、金属部材1(第3配管4)の肉厚よりも厚いことが好ましい。斯かる構成によれば、第2配管3の強度を相対的に高めることができる。 第1配管2の肉厚は、第2配管3の肉厚と同一又はそれよりも薄いことが好ましい。斯かる構成によれば、第2配管3と比べ材料単価の高い第1配管2の肉厚の増加を抑え、冷凍サイクル装置100の製造コストの増加を抑制できる。 第2配管3は、2つ以上の屈