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JP-2026077463-A - シート装置

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Abstract

【課題】乗員の乗り物酔いを、より効果的に低減できるシート装置を提供する。 【解決手段】シート装置10は、シートバック30と、シートクッション16と、前記シートバック30および前記シートクッション16の少なくとも一つをロール方向に旋回させるアクチュエータ24,38と、を含むシート12と、車両の走行に伴い乗員の身体に作用する横力Fsの発生状態を、予測横力状態として予測する予測部42と、前記アクチュエータ24,38を制御するコントローラ60であって、前記横力Fsが実際に発生する前に、前記シート12を前記予測横力状態に基づいて旋回させるコントローラ60と、備えることを特徴とする。 【選択図】図3

Inventors

  • 加藤 康之
  • 興梠 有人
  • 堂上 靖史
  • 功刀 晃輝
  • 棚橋 亮介
  • 羽田 昌敏

Assignees

  • トヨタ自動車株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20241025

Claims (1)

  1. シートバックと、シートクッションと、前記シートバックおよび前記シートクッションの少なくとも一つをロール方向に旋回させるアクチュエータと、を含むシートと、 車両の走行に伴い乗員の身体に作用する横力の発生状態を、予測横力状態として予測する予測部と、 前記アクチュエータを制御するコントローラであって、前記横力が実際に発生する前に、前記シートを前記予測横力状態に基づいて旋回させるコントローラと、 を備えることを特徴とする車載のシート装置。

Description

本明細書は、ロール方向に旋回可能なシートを有するシート装置を開示する。 従来から、ロール方向に旋回可能なシートを有するシート装置が知られている。例えば、特許文献1には、座部を旋回可能に支持する座部支持部と、座部を元の位置に戻す座部用復元力発生機構と、座部をロール方向に旋回可能に支持する座部支持部と、座部を元の位置に戻す座部用復元力発生機構と、背もたれをロール方向に旋回可能に支持するシートバック支持機構と、背もたれを元の位置に戻すシートバック用復元力発生機構と、を備えたシートが開示されている。かかるシートによれば、乗員は、車両の旋回時に、生じる横力に応じて、自由に姿勢を変更できるため、乗員の疲れが軽減され、乗員の快適性が向上する。 特開2014-133479号公報 シート装置の構成を示す模式図である。乗員の姿勢誘導のイメージ図である。シートの旋回制御のタイミングを示す図である。 以下、図面を参照してシート装置10の構成について説明する。図1は、シート装置10の構成を示す模式図である。このシート装置10は、シート12と、予測部42と、姿勢検出部と、を有する。シート12は、車両の乗員100が着座するシートである。シート12は、シートレール14と、シートクッション16と、シートバック30と、ヘッドレスト40と、に大別される。 シートレール14は、車体に固定される骨格部材である。シートクッション16は、このシートレール14に、車両前後方向にスライド可能に取りつけられている。シートクッション16は、シートレール14に取り付けられるSCフレーム18と、乗員100の臀部を支持する座部20と、を有する。座部20は、第一アクチュエータ24を介してSCフレーム18に連結されている。第一アクチュエータ24は、骨盤軸22を中心に、座部20を旋回させる。骨盤軸22は、図1に示す通り、座部20と、シート12に着座する乗員100の骨盤と、を通るように、後上がり方向に延びる軸である。座部20を、当該骨盤軸22を中心に旋回させるために、第一アクチュエータ24は、電動制御可能な動力源、例えば、モータを有している。 シートバック30は、乗員100の背部を支えるもので、SBフレーム32と、背もたれ部34と、第二アクチュエータ38と、を有している。SBフレーム32は、車幅方向に延びるリクライニング軸26を介して、SCフレーム18に連結されている。そして、SBフレーム32、ひいては、シートバック30全体は、リクライニング軸26を中心に揺動(すなわちリクライニング)可能となっている。また、SBフレーム32の上端には、乗員100の頭部を支えるヘッドレスト40が連結されている。 背もたれ部34は、乗員100の背部を支える部位であり、第二アクチュエータ38を介してSBフレーム32に連結されている。第二アクチュエータ38は、背もたれ軸36を中心に背もたれ部34を旋回させる。背もたれ軸36は、図1に示す通り、背もたれ部34と、シート12に着座する乗員100の胸部略中心と、を通るように、車両前後方向(すなわち略水平方向)に延びる軸である。背もたれ部34を、当該背もたれ軸36を中心に旋回させるために、第二アクチュエータ38は、電動制御可能な動力源、例えば、モータを有している。 以上の説明で明らかな通り、座部20は、骨盤軸22を中心に、また、背もたれ部34は、背もたれ軸36を中心に旋回可能となっている。換言すれば、シートクッション16およびシートバック30は、いずれも、ロール方向に旋回可能となっている。本例では、このシート12の旋回状態を制御することで、乗員100の乗り物酔いを防止するが、これについては、後述する。 予測部42は、車両の走行に伴い乗員100の身体に作用する横力Fsの発生状態を、予測横力状態として予測する。かかる予測部42は、例えば、ナビシステム44を有する。ナビシステム44は、地図データ46と、GPS48と、を有している。地図データ46は、車両の走行する経路や、路面の状態(勾配等)、制限速度等の情報を含む。また、ナビシステム44は、これに加え、外部の道路個通情報から、渋滞情報や天候等も取得する。GPS48は、GPS衛星との通信により、車両の現在位置を検出する。ナビシステム44は、GPS48で検知された情報や渋滞情報等を、地図データ46に照合することで、車両の今後の走行状況、すなわち、車両の今後の加減速および操舵量を予測する。そして、この今後の加減速および操舵量に基づいて、車両の走行に伴い乗員100の身体に作用する横力Fsの発生状態、具体的には、発生タイミング、横力Fsの方向、および、横力Fsの大きさを予測横力状態として予測する。動作検出部50は、シート12に着座する乗員100の動作を検出する。かかる動作検出部50は、例えば、乗員100を撮像するカメラ52を含む。 コントローラ60は、第一アクチュエータ24および第二アクチュエータ38の駆動を制御する。かかるコントローラ60は、物理的には、プロセッサとメモリとを有するコンピュータである。なお、図1では、コントローラ60を、単一のコンピュータとして図示しているが、コントローラ60は、物理的に離れた複数のコンピュータを組み合わせて構成されてもよい。 コントローラ60は、予測横力状態に基づいて、シート12を旋回させる。具体的にでは、コントローラ60は、予測横力状態に基づいて、乗員100の身体に作用する横力Fsに対抗し得る乗員100の姿勢(以下「身構え姿勢」と呼ぶ)を予測する。そして、コントローラ60は、実際に、横力Fsが発生する前に、この身構え姿勢に誘導するべく、シート12を旋回させる。こうした乗員100の姿勢誘導のイメージを図2に示す。 図2では、車両の走行(すなわち、加減速および操舵)に伴い、乗員100からみて左方向(図2の紙面右方向)の横力Fsが発生する場合を例示している。横力Fsの発生前に、乗員100が、予め、身構え姿勢をとっていない場合、乗員100の頭部は、図2において二点鎖線で示すように、横力Fsにより、左方向に大きく揺れることになる。一方、横力Fsの発生前に、乗員100が予め、図2において、実線で示す身構え姿勢をとっている場合、乗員100の身体が、横力Fsを受けても動きにくく、頭部の位置が安定する。そして、これにより、乗員100の乗り物酔いが軽減される。 そこで、本例では、横力Fsの発生状態を予測し、横力Fsが実際に発生する前に、シート12を旋回させることで、乗員100を、当該横力Fsに対抗し得る身構え姿勢に誘導する。図2の例の場合、コントローラ60は、横力Fsの発生の前に、乗員100の背骨が横力Fsの向きに凸の弧を描くように、座部20を紙面時計回り方向に、背もたれ部34を紙面反時計回り方向に、旋回させる。これにより、横力Fsの発生前に、乗員100は、身構え姿勢を自然ととるため、横力Fsに伴う頭部の揺れを軽減できる。また、横力Fsの発生前に、乗員100が当該横力Fsの発生を認識できる。結果として、乗員100の乗り物酔いを効果的に低減できる。 次に、こうしたシート12の旋回制御のタイミングについて図3を参照して説明する。図3では、時刻t2に、操舵が開始され、これにより、乗員100からみて左向きの横力Fsが発生する。予測部42は、時刻t0のタイミングで、この横力Fsの発生を予測している。コントローラ60は、横力Fsが発生する時刻t2より、微小時間前の時刻t1において、乗員100を身構え姿勢に誘導するべく、第一アクチュエータ24および第二アクチュエータ38を駆動する。ここで、微小時間は、例えば、0.5秒から2.5秒程度の時間であり、例えば、1.5秒である。コントローラ60は、時刻t1以降、乗員100の背骨が徐々に弧を描くように、座部20を紙面時計回りに、背もたれ部34を紙面反時計回りに、徐々に旋回させる。 そのため、時刻t2において、操舵が開始され、乗員100の身体に横力Fsが作用したとしても、頭部の動きが抑制される。また、コントローラ60は、時刻t2において、横力Fsが発生した後も、当該横力Fsの変化に応じて、シート12の旋回するためのアクチュエータ24,38の駆動を継続する。 その後、横力Fsが定常状態になった場合、または、シート12が可動域限界に達した場合、コントローラ60は、シート12を旋回した状態のまま保持する。図3の場合、時刻t3において、横力Fsが定常状態またはシート12が可動域限界に達している。したがって、コントローラ60は、時刻t3以降、シート12を一定の旋回姿勢で維持する。 続いて、時刻t4において、横力Fsが軽減され始めたとする。この場合、コントローラ60は、第一アクチュエータ24および第二アクチュエータ38を、時刻t1のときと逆方向に、駆動する。具体的には、コントローラ60は、時刻t4以降、乗員100の背骨が徐々に真っすぐになるように、座部20を紙面反時計回りに、背もたれ部34を紙面時計回りに、徐々に旋回させる。そして、横力Fsが消失した時刻t5において、乗員100の背骨がまっすぐになるように、シート12を初期姿勢に戻す。 以上の説明で明らかな通り、本明細書で開示する技術によれば、実際に横力Fsが作用する前、シート12をロール方向に旋回させている。これにより、乗員100は、横力Fsの発生前に、身構え姿勢をとることができ、頭部の動きが安定し、乗り物酔いが抑制される。 なお、上述の説明では、背もたれ部34そのものを旋回させていた。しかし、背もたれ部34を旋回させず、シートバック30を覆う表皮を動かすことで、乗員100の姿勢を誘導してもよい。この場合、例えば、シートバック30の表皮は、乗員100の背部上部と接触する上側帯部と、乗員100の背部下部と接触する下側帯部と、を有する。上側帯部および下側帯部は、いずれも、左右方向にスライド可能となっている。そして、乗員100の背部をロール方向に揺動させたい場合、コントローラ60は、上側帯部と下側帯部とを互いに反対方向にスライドさせる。これにより、乗員100の背部が、ロール方向に揺動する。 また、上述の説明では、予測部42の予測結果に基づいて、シート12を旋回させている。しかし、予測結果に加えて、さらに、動作検出部50で検出された乗員100の身体動作に基づいて、シート12を旋回させてもよい。例えば、乗員100が、癖等で、疲れやすい姿勢をとっている場合、コントローラ60は、シート12を旋回させて、乗員100を疲れにくい姿勢に誘導させてもよい。また、コントローラ60は、動作検出部50により乗員100の覚醒度が低下していると判断した場合、シート12を旋回させ、乗員100の覚醒を促してもよい。 また、コントローラ60は、路面の凹凸情報や、サスペンション入力情報に基づいて、シート12を旋回させてもよい。この場合、コントローラ60は、乗員100の身体に加わる不快な振動を低減するように、シート12を制御動作させてもよい。これにより、乗員100の快適性をより向上できる。