JP-2026077467-A - ストレッチ用マットレス
Abstract
【課題】使用者の姿勢が制限されることなく人体を伸長させることができるストレッチ用マットレスを得る。 【解決手段】マットレス10は、臥位姿勢の使用者Mの少なくとも頭部側に配置され、使用時に当該頭部側でかつ荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力FAを生じさせる第1クッション部材12Aと、臥位姿勢の使用者Mの少なくとも頭部よりも足側に配置され、使用時に当該足側でかつ荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力FBを生じさせる第2クッション部材12Bと、を有している。 【選択図】図2
Inventors
- 加藤 康之
- 棚橋 亮介
- 荒川 道生
- 藤田 幸則
- 堂上 靖史
- 羽田 昌敏
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (5)
- 臥位姿勢の使用者の少なくとも頭部側に配置され、使用時に当該頭部側でかつ荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力を生じさせる第1クッション部材と、 臥位姿勢の使用者の少なくとも頭部よりも足側に配置され、使用時に当該足側でかつ荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力を生じさせる第2クッション部材と、 を有するストレッチ用マットレス。
- 前記第1クッション部材及び前記第2クッション部材は、 各々略平板状に形成されかつ互いに対向して配置された第1マット基部及び第2マット基部と、 前記第1マット基部及び前記第2マット基部間に配置されて両者を側面視で略S字状に連結すると共に弾性変形可能に構成され、使用者の使用時に荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力を発生させる反力付与部と、 を含んで構成されている請求項1に記載のストレッチ用マットレス。
- 前記第1クッション部材と前記第2クッション部材の境目は、頸部、腰部及び脚部のいずれかとされている、 請求項1又は請求項2に記載のストレッチ用マットレス。
- 前記第1クッション部材及び前記第2クッション部材の少なくとも一方は、マットレス長手方向に複数枚に分割されている、 請求項1又は請求項2に記載のストレッチ用マットレス。
- 前記第1クッション部材を覆う第1カバー及び前記第2クッション部材を覆う第2カバーの少なくとも一方の表面には、反力偏向方向を判別可能な柄が表示されている、 請求項1に記載のストレッチ用マットレス。
Description
本発明は、ストレッチ用マットレスに関する。 ストレッチに関する先行技術の一例として、下記特許文献1に記載されたストレッチ用具及びストレッチ方法がある。この先行技術では、使用者が両手の指をストレッチ用具の棒体に引っ掛けて筋肉を弛緩させた状態で伸ばすようになっており、更に棒体の位置を変更することで筋肉を徐々に伸ばすようになっている。 特開2018-82948号公報 (A)は本実施形態に係るマットレスにおけるクッションに使用者の荷重が作用したときに偏向反力が作用するモデルを模式的に図示したクッションの縦断面図であり、(B)は上記クッションの基本構造を示すクッションの斜視図であり、(C)は(B)の無負荷状態のクッションを幅方向から見た拡大側面図であり、(D)は(C)の状態から負荷がかかった時の状態のクッションを幅方向から見た拡大側面図である。本実施形態に係るマットレスをその使用状態で示す斜視図である。図2に示されるマットレスを使用者の腰部に反力の境界部が位置するように設けた例を示すマットレスの縦断面図である。(A)は図2に示されるマットレスを反力の境界部を頸部に設定した場合における面内反力の作用方向を示す反力表示平面図であり、(B)は反力の境界部を腰部に設定した場合における面内反力の作用方向を示す反力表示平面図であり、(C)は反力の境界部を脚部に設定した場合における反力表示平面図である。(A)は本実施形態に係るマットレスの反力の境界部を腰部に設定した場合の反力表示側面図であり、(B)は反力の境界部を背部に設定した場合の反力表示側面図であり、(C)は本実施形態におけるマットレスを重ねて収納した状態の側面図である。 以下、図1~図5を用いて、本実施形態に係るマットレス10について説明する。なお、各図に適宜示される矢印UPは床などに敷かれるマットレス10に対しての上方を示しており、矢印HEはマットレス長手方向における使用者の頭側方向を、矢印RIはマットレス短手方向における使用者の右側方向をそれぞれ示している。 (マットレス10の全体構造) 図2に示されるように、本実施形態に係るストレッチ用マットレスとしてのマットレス10は、例えば図示しない床に敷かれて使用されるようになっている。マットレス10は、複数枚のクッション12によって構成されている。これらのクッション12は、第1クッション部材としてのクッション12Aと、第2クッション部材としてのクッション12Bと、によって構成されている。この実施形態では、クッション12A及びクッション12Bは、それぞれ4枚で構成されている。なお、以下の説明においては、反力付与方向で分けてクッション12を説明するときは、「クッション12A」、「クッション12B」と称し、特に区別する必要がないときは、単に「クッション12」と称すことがある。 図3に示される例では、マットレス10は、標準体格の大人の使用者の身長よりも多少長い全長を有しており、クッション12Aは主として頭部から腰部までを支持し、クッション12Bは臀部から足先までを支持するようになっている。 図1(A)に示されるように、各クッション12は、上方からの荷重Wに対し、偏向する反力Fを発生させるように構成されている。図3に示されるように、マットレス10は、仰臥位の状態の使用者Mの後頭部、背部、腰部及び脚部を支持可能となるように形成され、頭部側への反力FAを発生させるクッション12Aと、脚部側への反力FBを発生させるクッション12Bと、を含んで構成されている。 また、図2等に示されるように、マットレス10は、配置されるクッション12の向きを変更可能なように形成されている。つまり、クッション12は、同じ幅、長さ、厚みで形成されており、それぞれのクッション12を反転させたり、同一平面内で180度回転させたりすることにより、反力付与方向を入れ替え可能に形成されている。 (マットレス10の要部構造) 図1(B)は、本実施形態におけるクッション12の内部を拡大して示す拡大斜視図である。なお、本実施形態では、一例として8個のクッション12は同じ構造とされている。 図1(B)に示されるように、クッション12は、マットレス幅方向及びマットレス長さ方向に延在した平板状の第1マット基部14と、この第1マット基部14と対向配置された平板状の第2マット基部16と、第1マット基部14と第2マット基部16とをマットレス厚さ方向に連結する反力付与部18と、を含んで構成されている。 第1マット基部14には、複数の貫通孔14Aが形成されている。各貫通孔14Aはシート幅方向を長手方向とする略長孔状に形成されており、マットレス幅方向に等間隔で配置されている。また、貫通孔14Aは、マットレス長さ方向に等間隔で形成されている。 第2マット基部16は、第1マット基部14と同様の形状とされており、第1マット基部14に対してマットレス厚さ方向に所定の間隔をあけて配置されている。また、第2マット基部16には、第1マット基部14と同様に貫通孔16Aが形成されている。 反力付与部18は、マットレス幅方向から見た断面形状が略S字状となるように形成されている。また、反力付与部18は、マットレス長さ方向に所定の間隔をあけて等間隔に形成されており、それぞれの反力付与部18は、クッション12のマットレス幅方向一端部から他端部まで延在されている。図2及び図3に示されるように、クッション12Aであれば、その反力付与部18は、第1マット基部14から第2マット基部16へ向かって頭部側へ湾曲し、その後に脚部側へ湾曲した略S字状となっている。これにより、クッション12Aでは、頭部側への反力FAを発生させるようになっている。クッション12Bであれば、その逆となる。 より具体的に説明すると、図1(C)及び(D)は、反力付与部18の断面を拡大して示す要部拡大断面図であり、(C)には無負荷状態の反力付与部18が示されており、(D)には圧縮状態の反力付与部18が示されている。図1(C)に示される無負荷状態において、第2マット基部16が床等に設置された状態で第1マット基部14側が使用者Mの身体によって押圧されると、反力付与部18がその圧縮方向に弾性変形し、図1(D)に示される圧縮状態に移行する。すなわち、反力付与部18が圧縮変形することで第1マット基部14と第2マット基部16との距離が近くなる。 ここで、図1(D)に示される状態では、第1マット基部14から使用者Mの身体に対して、図中矢印で示すようにマットレス10上方及び頭部側へ向かう反力FAが作用する。すなわち、クッション12Aは、接触した使用者Mの頭部、背部、腰部に対してマットレス10の頭部側へ反力FAを作用させるように構成されている。 一方、図1(C)に示されるクッション12を反転又は180度反対向きになるように配置すれば、反力付与部18の向きが逆になる。この状態では、第2マット基部16が使用者側に位置するため、第2マット基部16が第1マット基部14側へ押圧される。これにより、第2マット基部16から乗員に対して、マットレス10の上方かつ脚部側へ向かう反力FB(図3参照)が作用する。すなわち、クッション12Aの反力付与部18の向きが逆向きになるように配置するだけで、反力Fが作用する方向を逆向きになったクッション12Bになるように構成されている。 また、図2に示されるように、マットレス10は、その中間部にて反力Fが相反するように複数枚のクッション12が配置されている。具体的には、マットレス10が、頭部側に連続して配置された4枚のクッション12Aと、脚部側に連続して配置された4枚のクッション12Bと、によって構成されている。これらのクッション12A、12Bは、カバー24、26で覆われている。さらに、各々のカバー24、26の表裏面には、反力FA及び反力FBが作用する方向が視覚的に判断できるように山型(V字状)の柄20が表示されている。 また、図4(A)~(C)及び図5(A)、(B)に示されるように、マットレス10のクッション12A及び12Bの配置を変更することによって、反力Fの作用方向が偏向される境界部22の位置を変えることが可能となっている。具体的には、頸部に境界部22が位置する配置(図4(A)参照)から、複数のクッション12を逆に配置することによって、腰部に境界部22が位置する配置(図4(B)、図5(B)参照)や、脚部に境界部22が位置する配置(図4(C)参照)を採ることが可能とされている。 さらに、図5(C)に示されるように、マットレス10を構成するクッション12A、12Bは、同サイズで形成されているため、重ねることによりコンパクトに収納可能とされている。 (本実施形態の作用及び効果) 次に、本実施形態に係るマットレス10の作用及び効果について説明する。 本実施形態に係るマットレス10によれば、クッション12Aは臥位姿勢の使用者Mの少なくとも頭部側に配置され、クッション12Bは臥位姿勢の使用者Mの少なくとも頭部よりも足側に配置される。 ここで、本実施形態では、使用者Mの使用時に、クッション12Aは、使用者Mの頭部側でかつ荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力FAを生じさせる。一方、使用者Mの使用時に、クッション12Bは、使用者Mの足側でかつ荷重入力方向に対して交差する偏向方向への反力FBを生じさせる。これにより、臥位姿勢の使用者Mの身体がクッション12A側とクッション12B側とで互いに相反する方向へ伸長されることになり、臥位姿勢の使用者Mの体幹が伸長される。その結果、本実施形態に係るマットレス10は、使用者Mの姿勢が制限されることなく人体を伸長させることができる。 また、本実施形態では、クッション12の第1マット基部14及び第2マット基部16間には複数の反力付与部18が配置され、これらの反力付与部18が両者を側面視で略S字状に連結することで、反力付与部18の弾性復元力が使用者Mが接する方のマット基部に直接的に作用する。その結果、本実施形態に係るマットレス10は、対象部位を効率良く伸長させることができる。 さらに、本実施形態では、クッション12Aとクッション12Bとの境目となる境界部22が頸部、腰部及び脚部のいずれかとされているため、頸部や腰部や脚部といった体幹が伸長される。その結果、本実施形態に係るマットレス10は、頸部、腰部、脚部といった体幹の血流を改善し、疲労軽減効果、腰痛予防・改善効果などを期待できる。 また、本実施形態では、クッション12A及びクッション12Bは、マットレス長手方向に複数枚に分割されているため、分割されたクッション12の向きを反転又は180度回転させると、身体に作用する反力Fの向きを変えることができる。また、分割されたクッション12は、重ねて収納することができる。これらの結果、本実施形態に係るマットレス10は、伸長させたい部位を調整することができると共に収納スペースの削減を図ることができる。 さらに、本実施形態では、クッション12A、12Bは、カバー24、26で覆われており、これらのカバー24、26の表裏面には反力偏向方向を判別可能な柄20が表示されている。このため、その柄20を見ることにより、そのクッション12A、12Bの反力偏向方向がどちらの向きなのかが分かる。その結果、本実施形態に係るマットレス10は、クッション12A、12Bを容易かつ迅速に配置することができる。 なお、本実施形態では、クッション12A、12Bの両方を複数枚に分割したが、これに限らず、どちらか一方を分割する構成にしてもよい。 また、本実施形態では、カバー24、26の両方の表裏面に柄20を施したが、これに限らず、どちらか一方のみに柄20を施すようにしてもよい。さらに、表裏面ではなく、表面だけに柄20を施すようにしてもよい。