JP-2026077479-A - 風車の土台製造方法および風車
Abstract
【課題】容易に実現可能な風車の土台製造方法および風車を提供することを目的とする。 【解決手段】実施形態に係る土台製造方法は、風車の設置場所まで輸送された土台の部分ごとの骨組にコンクリートを流し込むことで前記風車の土台を製造する。 【選択図】図2
Inventors
- 孫 正義
Assignees
- ソフトバンクグループ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (3)
- 風車の設置場所まで輸送された土台の部分ごとの骨組にコンクリートを流し込むことで前記風車の土台を製造する製造工程 を含む、風車の土台製造方法。
- 請求項1に記載の土台製造方法であって、 所定の場所で製造された土台の部分ごとの骨組を製造する製造工程と、 製造した前記骨組を風車の設置場所に輸送する輸送工程と をさらに含む、風車の土台製造方法。
- 請求項1または2に記載の土台製造方法により製造された土台を有する、風車。
Description
本開示の技術は、風車の土台製造方法および風車に関する。 特許文献1は、既存の構造物を流用して風力発電装置を設置する方法である。構造物は、基礎と、基礎の上に固定されている鉄製の骨組み構造と、を備えている。設置する方法は、骨組み構造の少なくとも一部を撤去することで、土台部を形成する工程を備える。設置する方法は、土台部に風力発電装置を固定する工程を備える方法が開示されている。 特開2024-077945号公報 図1は、第1実施形態に係る風車の一例を示す図である。図2は、第1実施形態に係る風車の土台製造方法の一例を示す概念図である。図3は、第1実施形態に係る風車の土台を製造する流れの一例を示す概念図である。図4は、第1実施形態に係る風車の土台製造方法の流れの一例を示すフローチャートである。図5は、第1実施形態に係る土台の製造方法のバリエーションを説明する図である。 以下、添付図面に従って本開示の技術に係る風車の土台製造方法および風車の実施形態の一例について説明する。 先ず、以下の説明で使用される文言について説明する。 以下の実施形態において、「A及び/又はB」は、「A及びBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「A及び/又はB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、A及びBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「及び/又は」で結び付けて表現する場合も、「A及び/又はB」と同様の考え方が適用される。 [第1実施形態] 近年、SDGs(Sustainable Development Goals)や環境保護の観点から、再生可能エネルギーの積極的な利用が求められており、その一つとして、風力発電の利用が進められている。例えば、図1は、第1実施形態に係る風車の一例を示す図である。図1に示す例では、風車WMは、ブレードBL、ナセルN、タワーT、および土台BSを有する。土台BSは、風車WMを地面に固定するための基礎であり、例えば、鉄筋コンクリートにより製造される。タワーTは、土台BSの上に設置される中空のタワーであり、内部には、発電した電力を伝達するための送電線などが設置されている。ナセルNは、タワーTの上部に配置された筐体であり、内部に、風力により発電を行うための発電機等が設置されている。ブレードBLは、ローター軸を介してナセルNに設置された発電機等と接続されており、風を受けると、ローター軸を所定の方向に回転させ、発電機による発電を実現する。 ここで、風力発電の効率性を考慮した場合、ブレードBLをある程度大型化したほうがよいと考えられる。しかしながら、ブレードDLを大型化した場合、タワーTも長くなるため、風車WM全体が大型化し、重量が増大化する。このため、風車WMを設置する場合、土台BSを強固に作る必要がある。一般的には、風車WMの設置場所において、鉄骨の骨組みを作成し、そこにコンクリートを流し込むことで、大型の風車WMを設置可能な土台BSを作成する必要がある。 しかしながら、風車WMは海岸線沿いや山間部等、潤沢な風力を確保可能な場所に設置する必要があるため、このような場所において土台BSを鉄骨から作成するのは手間がかかる。そこで、土台BWを分割した各部分ごとに、鉄筋コンクリート製(鉄骨コンクリート、若しくは、鉄筋鉄骨コンクリートでもよい)の土台(以下、分割土台と記載する場合がある。)をあらかじめ製造工場で製造し、風車WMの設置場所に分割土台を輸送し、設置場所で分割土台を組み合わせることで、土台を製造する方法が考えられる。しかしながら、このようにコンクリート製の分割土台を輸送する場合、製造工場から設置場所への運搬コストが増大したり、分割土台を移動させるための大型重機が必要となり、煩雑となる。 そこで、第1の実施形態に係る風車WMの土台製造方法は、分割土台の骨組みのみを製造工場で製造し、設置場所まで分割土台の骨組みを輸送し、設置場所において分割土台の骨組みを組み合わせることで、土台全体の骨組みを作成した後に、コンクリートを流し込むことで、風車WMの土台を製造する。 例えば、図2は、第1実施形態に係る風車の土台製造方法の一例を示す概念図である。図2に示すように、第1実施形態に係る風車の土台製造方法は、以下に説明するステップS1~ステップS4により構成される。 ステップS1においては、所定の製造工場FO1において、風車の分割土台の骨組BBが製造される。例えば、ステップS1においては、設置対象となる風車の土台を16分割した分割土台の骨組BB1~BB16が製造される。ここで、骨組BBは、それぞれ独立した構造体として製造され、例えば、鉄骨や鉄筋を溶接あるいはワイヤなどで固定した構造を有する。例えば、上面から見た土台の形状が正16角形である場合、上面から見た各骨組BBは、それぞれ同一形状の三角形の形状を有する。なお、各骨組BBの形状は、完全同一でなくともよい。例えば、各骨組BBの形状は、最終的に製造する風車の土台の形状に合わせて任意の形状が採用可能である。なお、骨組BBは、分割土台の骨組として機能する部材であれば、鉄骨や鉄筋以外にも、各種任意の素材により構成されてよく、少なくとも、コンクリートの心材となるもののみにより構成されたものであればよい。 次に、ステップS2においては、あらかじめ製造された骨組BBが風車の設置場所まで輸送車RC1等により輸送される。ここで、骨組BBは、コンクリートを含まず、分割土台の骨組のみにより構成されたものであるため、コンクリートを含む分割土台の輸送と比較して軽量であり、大型の重機等を準備せずとも輸送が可能である。 次に、ステップS3においては、各骨組BB1~BB16が風車の設置位置において組み合わされ、土台全体の骨組BBPが製造される。例えば、骨組BBPは、骨組BB1~BB16を並べて配置し、間を溶接若しくはワイヤで固定することにより製造される。そして、ステップS4においては、骨組BBPに枠等が取り付けられ、そこにコンクリートを流しこむことにより、土台Bが製造される。 例えば、図3は、第1実施形態に係る風車の土台を製造する流れの一例を示す概念図である。図3に示すように、第1実施形態に係る風車の土台Bの製造においては、あらかじめ所定の場所で製造された骨組BB1~BB16が風車の設置場所まで輸送され、設置場所において、骨組BB1~BB16を組み合わせることで、土台B全体の骨組BBPが製造される。そして、骨組BBPに対してコンクリートを流しこむことで、土台Bが製造される。このような製造方法により、分割土台の製造場所から風車の設置場所までの輸送に要する移動車両や、分割土台の積み込みや積み下ろし、配置等を行う重機等をより小型化することができるので、風車の土台Bの製造をより容易にすることができる。また、輸送に要する化石燃料の削減により、風車を製造する際に生じる環境負荷を軽減することができる。 続いて、図4を用いて、風車の土台製造方法の流れの一例を説明する。図4は、第1実施形態に係る風車の土台製造方法の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図4に示す例では、土台Bを16分割した骨組BBを採用した例について記載するが、実施形態は、これに限定されるものではなく、任意の数、任意の形状で分割した骨組BBを採用してよい。 まず、所定の製造場所において、16分割した鉄骨の骨組BBを作成する(ステップS101)。次に、作成した各骨組みBBを現地に運搬し(ステップS102)、現地で骨組BBを組みたてることで、土台B全体の骨組BBPを製造する(ステップS103)。そして、骨組BBPにコンクリートを流し込むことで、土台Bを完成させる(ステップS104)。 なお、上述した土台Bの製造方法は、あくまで一例であり、風車の設置位置まで分割土台の骨組BBを輸送し、現地にてコンクリートと骨組BBとを組み合わせることで、土台Bを製造するのであれば、任意の手法が採用可能である。例えば、土台Bの形状は、任意のものが採用可能であり、これに伴い、分割土台の骨組BBの形状や数は、任意のものが採用可能である。例えば、土台Bが8角形である場合、骨組BBは、それぞれ同一形状の8つの三角形であってもよい。また、骨組BBは、それぞれ異なる形状を有するものであってもよい。 また、土台Bは、風車の設置場所において骨組BBのそれぞれに対してコンクリートを流し込むことで製造された分割土台を組み合わせることで実現されてもよい。例えば、図5は、第1実施形態に係る土台Bの製造方法のバリエーションを説明する図である。図5に示す例では、分割土台の骨組BB1~BB16が所定の工場で製造され、風車の設置場所まで輸送される。そして、風車の設置場所においては、各骨組BB1~BB16のそれぞれにコンクリートを流しこむことで、分割土台B1~B16が風車の設置場所において製造される。そして、分割土台B1~B16を現地で組み合わせることで、土台Bを製造してもよい。 以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。 本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。