JP-2026077491-A - ドリップバッグ
Abstract
【課題】通水濾過性シートで形成された袋本体、袋本体の表裏に設けられた掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を備え、袋本体にミシン目が形成されているドリップバッグにおいて、ミシン目を容易に開裂させると共に、大きな開口形状を得る。 【解決手段】ドリップバッグ1Aが、通水濾過性シートで形成された袋本体11、袋本体11の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料で形成された掛止部材20、及び袋本体11に充填されている抽出材料を備える。ドリップバッグ1Aの開封用ミシン30が、ドリップバッグの上辺2に沿ってドリップバッグAの対向する一対の側辺3a、3bの一方から他方まで形成されている。開封用ミシン目30は、袋本体11のミシン目31と掛止部材のミシン目32との重なり領域を有し、ドリップバッグ1Aの上辺側に凸又は下辺側に凸の凸形状S1を有し、凸形状S1はドリップバッグの幅の中心線Lcと重なる。 【選択図】図1
Inventors
- 斎藤 充範
Assignees
- 大紀商事株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (7)
- 通水濾過性シートで形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料で形成された掛止部材、及び袋本体に充填されている抽出材料を備えたドリップバッグであって、 該ドリップバッグの開封用ミシン目が、ドリップバッグの上辺に沿って、ドリップバッグの対向する一対の側辺の一方から他方まで形成され、 該開封用ミシン目は、袋本体のミシン目と掛止部材のミシン目との重なり領域を有し、 該開封用ミシン目は、ドリップバッグの上辺側に凸又は下辺側に凸の凸形状を有し、 該凸形状はドリップバッグの幅の中心線と重なる ドリップバッグ。
- 凸形状の頂点がドリップバッグの幅の中心線からドリップバッグの幅の1/10以内にある請求項1記載のドリップバッグ。
- 袋本体のミシン目に対して掛止部材のミシン目のカット部が長い請求項1又は2記載のドリップバッグ。
- 前記凸形状において掛止部材のミシン目がカット部のみで形成されている請求項1又は2記載のドリップバッグ。
- 凸形状がV字型を有する請求項1又は2記載のドリップバッグ。
- 凸形状が、その両側の基部に段差を有する請求項1又は2記載のドリップバッグ。
- 対向する2面の掛止部材が、開封用ミシン目よりもドリップバッグの上辺寄りで連続している請求項1又は2記載のドリップバッグ。
Description
本発明は、カップ等の容器に掛止することにより、容易にドリップ式でコーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出液を得られるようにするドリップバッグに関する。 一杯分のコーヒーの抽出を手軽に行えるようにすることを目的として、通水濾過性シートで形成された袋本体と、その袋本体をカップに掛けられるようにするための薄板状材料で形成された掛止部材とを備え、袋本体にコーヒー粉を充填した使い捨てのドリップバッグが種々の製品形態で市場に出回っている。 例えば、袋本体の対向する2面の外表面(以下、袋本体の表裏ともいう)に引き起こし可能な掛止部を形成した掛止部材を備えるドリップバッグであって、袋本体には該袋本体の上辺に沿って開封用のミシン目を設けたもの(特許文献1)や、袋本体と掛止部材との重なり領域に開封用のミシン目を設けたもの(特許文献2)が提案されている。 しかしながら、これらのドリップバッグの開封用のミシン目は、ドリップバッグの対向する側辺の一方にあるミシン目の端部を開封開始端として他方の側辺に向けて開封するものであり、ミシン目の開封方向の終端の破断時に内容物が飛散する虞がある。そのため、内容物の飛散を生じさせないためには、開封用のミシン目を一気に引き裂かず、注意深く開封することが必要となる。 また、ドリップバッグの上辺を、通水濾過性シートと掛止部材との重なり領域の折山で形成したドリップバッグであって、開封用ミシン目を、該折山を広げた状態で該上辺の中央部を囲む角丸形状に形成しておき、ドリップバッグの開封時には上辺を摘まみ取るものが提案されている(特許文献3)。しかしながら、このドリップバッグでは前記角丸形状がそのまま袋本体の開口形状となるため、開口面積が小さいという問題がある。 国際公開2014/092122号公報特開2019-48169号公報国際公開2001/56439号公報 図1は、実施例のドリップバッグ1Aの平面図とその領域Aの拡大図である。図2は、実施例のドリップバッグ1Aの袋本体と掛止部材の展開図である。図3Aは、図1に示した実施例のドリップバッグ1Aの領域Bの拡大図である。図3Bは、図1に示した実施例のドリップバッグ1Aの領域Bの変形態様の拡大図である。図3Cは、図1に示した実施例のドリップバッグ1Aの領域Bの変形態様の拡大図である。図3Dは、図1に示した実施例のドリップバッグ1Aの開封時の作用の説明図である。図4Aは、ドリップバッグ1Aの開封方法の説明図である。図4Bは、ドリップバッグ1Aの開封方法の説明図である。図4Cは、ドリップバッグ1Aの開封方法の説明図である。図5は、開封したドリップバッグ1Aの、カップに掛止されている状態の斜視図である。図6は、ドリップバッグ1Aの製造用シートのロールの斜視図である。図7は、ドリップバッグ1Aの製造方法の説明図である。図8は、ドリップバッグ1Bの平面図とその領域Cの拡大図である。図9は、ドリップバッグ1Cの平面図である。図10は、ドリップバッグ1Cの製造用シートの平面図である。 以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は 同等の構成要素を表している。 (ドリップバッグの全体構成) 図1は、本発明の一実施例のドリップバッグ1Aの未開封状態の平面図とその領域Aの拡大図であり、図2はドリップバッグ1Aの袋本体11と掛止部材20の展開図であり、図3Aは、このドリップバッグ1Aの領域Bの拡大図である。図4A、図4B、図4Cはドリップバッグ1Aの開封方法の説明図であり、図5は、カップ100に掛止されている、開封したドリップバッグ1Aの斜視図である。 図中、ドットのハッチングを付した部分は袋本体11の通水濾過性シート10を表す。また、図1において、細かい斜めハッチングを付した部分は袋本体11の縁部のシール部分を表し、図2において粗い斜めハッチングを付した部分は通水濾過性シート10と掛止部材20との貼着領域を表している。なお、通水濾過性シート10と掛止部材20との貼着領域は、掛止部材20を構成する薄板状材料の不透明性により、通常は掛止部材側からは視認することができない。 このドリップバッグ1Aは、通水濾過性シート10で平袋に形成された袋本体11、袋本体11の対向する2面の外表面に設けられた薄板状材料で形成された掛止部材20、及び袋本体11に充填されている抽出材料を備えている。掛止部材20は、袋本体11から引き起こし可能な掛止部21を有する。ドリップバッグ1Aの開封後に掛止部21をカップ100の開口縁に掛けることによりドリップバッグ1Aはカップ100に掛止される(図5)。 ドリップバッグ1Aには開封用ミシン目30が、ドリップバッグ1Aの上辺2に沿って形成されている。 (開封用ミシン目) 本発明のドリップバッグは、開封用ミシン目30の形成領域と形状に特徴的な構成を有する。即ち、開封用ミシン目30は、ドリップバッグ1Aの上辺2に沿って、ドリップバッグ1Aの対向する一対の側辺3a、3bの一方から他方まで形成され、かつ袋本体11のミシン目31と掛止部材20のミシン目32との重なり領域を有し、ドリップバッグの幅方向の中央部で凸形状S1を有する。 掛止部材20のミシン目に形成されたミシン目32は重なり領域を形成していることが好ましい。ドリップバッグの平面視において、重なり領域では袋本体11のミシン目31と掛止部材20のミシン目32とが重なることにより、開封用ミシン目30が分岐のない一筋のミシン目となっていることが好ましい。 本実施例のドリップバッグ1Aにおいて、開封用ミシン目30の凸形状S1は、ドリップバッグ1Aの下辺4側に凸の凸形状である。この凸形状S1は、ドリップバッグ1Aの幅の中心線Lcと重なる位置に形成されている。好ましくは、凸形状S1の頂点P1が、ドリップバッグ1Aの幅W1の中心線Lcからドリップバッグの幅W1の1/10以内、より好ましくは1/20以内にあり、さらに好ましくは頂点P1がドリップバッグ1Aの幅の中心線Lc上にある。このように凸形状S1がドリップバッグ1Aの幅の中央部に形成されていることにより、後述するように、開封用ミシン目30の上側(上辺2側)と下側(下辺4側)を指で摘まみ、開封用ミシン目30でドリップバッグ1Aを折り曲げることにより開封用ミシン目30を容易に開封することができる(図4A~図4C)。 凸形状S1はV字型又はU字型を有することが好ましく、V字型S2を有することがより好ましい(図1)。特に、V字の頂点が凸形状S1の頂点P1となっていることが好ましい。 また、開封用ミシン目30を構成する袋本体11のミシン目31と掛止部材20のミシン目32とは、これらの目の粗さが同じでもよいが、掛止部材20のミシン目32は、袋本体11のミシン目31よりもカット部が長いことが好ましく、特に凸形状S1はカット部のみで形成されていることが好ましい。袋本体11のミシン目31は、該袋本体11に充填されている抽出材料が漏れないようにする点からミシン目31のカット部の長さが制約される。一方、掛止部材20のミシン目32では、開封用ミシン目30の破断を容易にする点からミシン目のカット部を長くすることができる。 開封用ミシン目30は、凸形状S1の両側の基部に段差33を有することが好ましい(図3A)。なお本実施例の段差構造では、段差33よりもドリップバッグの側辺3a、3b寄りにある開封用ミシン目と段差33より中心線Lc寄りにある開封用ミシン目の中心線Lcに対する傾きが異なるが、これらの開封用ミシン目の傾きを等しくても良い。 図4Aに示すように、ドリップバッグ1Aの開封時にミシン目30の上辺2側と下辺4側を摘まみ、掛止部材20の紙面に対して凸形状S1の先端部を押し込むと、凸形状S1の左右両側のミシン目30が回動軸34となるが、凸形状S1の左右両端部に段差33を設けると、図3Dに示すように、段差33の左右両側のミシン目30が回動軸34となる。そして、回動軸34を中心線Lcの方へ延長した延長線よりも下辺4寄りに凸形状S1の頂点P1を形成することが容易となり、これにより図3Dに示すように、開封時に凸形状S1の先端部が押し込まれ易くなる。そのためドリップバッグを折り曲げて開封する場合に、凸形状S1の頂部で開封用ミシン目30の最初の破断が起こりやすくなる。 開封用ミシン目30の開封時の最初の破断をいっそう容易に起こりやすくする点から、図3Aに示すように、段差33を開封用ミシン目30の屈曲点P2、P3で形成することが好ましいが、図3Bに示すように、開封用ミシン目30を湾曲させることにより段差33を形成してもよい。なお、開封用ミシン目30は、図3Cに示すように、複数段の段差33を有していてもよい。 なお、本発明において開封用ミシン目30は、図8に示すドリップバッグ1Bのように、ドリップバッグの上辺2側に凸の凸形状S1’を有していても良い。このドリップバッグ1Bにも、図1Aに示した、ドリップバッグの下辺4側に凸の凸形状S1を開封用ミシン目30が有するドリップバッグ1Aの好ましい態様があてはまる。 (袋本体) 袋本体11は通水濾過性シートから形成される。 袋本体11内には、コーヒー粉、茶葉、又は漢方薬等の抽出材料が充填されている。 本実施例のドリップバッグ1Aの袋本体11は、平面視が矩形の3方シール袋であり、ドリップバッグ1Aの一方の側辺3bが通水濾過性シート10の折山となり、ドリップバッグ1Aのもう一方の側辺3aと上辺2と下辺4とが袋本体11の表面の通水濾過性シートと背面の通水濾過性シートのシール辺になっている。本発明においてはドリップバッグの上辺2が通水濾過性シートの折山で形成されていてもよい。シール辺におけるシール幅は適宜設定することができ、例えば超音波によるシールであれば、0.3~0.6mmとすることができる。 袋本体11の平面寸法はドリップバッグを掛止するカップ又は容器の大きさに応じて適宜設定することができる。例えば、市販のコーヒーカップで使用できる大きさにすればよい。袋本体11の底部や側部には、必要に応じてマチを設けても良い。 通水濾過性シート10としては、例えば所定量のコーヒー粉、茶葉、漢方薬等の抽出材料を充填し、注湯した場合に抽出材料の浸出が可能であるものを種々使用することができる。一般に、浸出用シートとしては、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布あるいは不織布、マニラ麻、木材パルプ、ポリプロピレン繊維等からなる混抄紙等、ティーバッグ原紙等の紙類が知られており、本発明においてもこれらを使用することができるが、ドリップバッグの使用後の廃棄性の点から、通水濾過性シート材料には生分解性繊維を含有させることが好ましい。生分解性繊維としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等を挙げることができる。また、ドリップ時にコーヒー粉に適度な蒸らし効果も付与できるようにするため、これらの繊維材料から通水濾過性シートを製造するに際しては、繊維層の空隙率を調整することによりコーヒー粉に直接接することとなる層を「疎」とし、直接には接しない層を「密」とする疎密の複層構造とし、かつコーヒー粉に直接接することとなる層では疎水性繊維の含有率を高め、コーヒー粉に直接接しない層では疎水性繊維の含有率を下げることが好ましい(特許第3674486号)。 (掛止部材) 掛止部材20は、板紙、プラスチックシート等の薄板状材料で形成される。薄板状材料としても、ドリップバッグ1Aの使用後の廃棄性の点から、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等の生分解性材料を使用することが好ましい。 本実施例のドリップバッグ1Aは、図1に示すように開封