JP-2026077527-A - 平均化通貨計算方法とそれを用いた外国為替取引方法
Abstract
【課題】海外との貿易取引において、為替変動によるリスクを軽減する決済方式の一つを、低コストで提供する。 【解決手段】リアルタイム平均化通貨AVGC計算部1は、ある特定の通貨を基準通貨として選定し、それに対する複数の為替レートを、あらかじめ規定した手段によりそれぞれ移動平均と重み付けして相対的に近い値に変換したのちにそれらの平均値を求め、該平均値を該基準通貨と平均化通貨(AVGC)との為替レートと規定し、該レートでAVGCという通貨を発行することにより、通常の商取引、特に外国為替等の決済手段として用いることを提案する。これにより、世界的に共通な通貨を提供するとともに、為替リスクの変動を低減し、安定した外国貿易の決済方法を実現する。また安全な金融資産の保持としても利用できる。 【選択図】図2
Inventors
- 佐土原 正志
Assignees
- 佐土原 正志
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241026
Claims (4)
- ある一つの基準通貨を選定し、それに対する複数の通貨の為替レートを平均化した値を、平均化通貨と該基準通貨との為替レートと定義し、平均化通貨と該基準通貨間の交換を可能とすることにより、平均化通貨いう通貨を得ることができる、平均化通貨発行手段
- 請求項1に述べた複数の通貨の為替レートは、それぞれ絶対値で大きな差があるため、ある目標値を定め、各々の該為替レートが該目標値近傍の値になるように倍率を求め、その倍率に近い固定値、もしくはその倍率を長期平滑化することにより疑似固定値化して、その値を用いて該為替レートを全てほぼ等価な値に近づける絶対値変換をしたのち平均化する平均化通貨の計算方法
- 請求項2に述べた絶対値変換する前または後のそれぞれの通貨の該為替レートをそれぞれあらかじめ宣言された期間における移動平均、または類似の平滑化手段を施したものを使用する平均化通貨の計算方法
- 請求項1に述べた該複数の為替レートの種類、数量と請求項3に述べた該移動平均の量の違いにより、多種の組み合わせでの平均化通貨を定義し、複数の平均化通貨を発行し、外国為替や資産運用に利用する商利用形態
Description
本発明は、外国為替取引用の通貨として、外国との商取引の決済手段に適用する技術分野の発明であり、実通貨や先物取引、仮想通貨などの従来手段より低リスクの商取引手段を提供する。また為替変動の影響を低減した資産運用商品としても利用可能である。 現在外国との貿易決済手段としてリアルタイムな外国為替レートを利用する以外に、為替の変動リスクを軽減する手法として、外国為替の先物取引がある。また近年は、各国の通貨の影響を受けにくく、世界に通用する通貨として、多数の仮想通貨が発行され流通しつつある。ただ、それらは高コストであったり、機会損失が大きい場合も少なくない。また、仮想通貨は需給で大きく変動するなど、安定した為替取引の弊害となっている。 山口直也著 輸出取引における為替変動リスクの基本的ヘッジ手段に関する会計的分析 1996年小川健著 ビットコインの法定通貨化における意義と問題点 2022年 平均化通貨(AVGC)のレート計算部の入出力を示す図である平均化通貨(AVGC)のレート計算部の内部詳細構成図である平均化通貨(AVGC)と各国通貨への交換(両替)方法を示す図である基準通貨USDに対するAVGCとJPY、USDの変動例を示す図であるAVGCとUSDを一定額保持した場合のJPYに対する交換価格推移を示す図である 図1に示すブロック図は、本発明の平均為替レート(AVGC)を計算し出力するための入出力である。本発明は複数個の為替レートを平均化、安定化して、平均化通貨(AVGC)を出力するものであるが、図1では、2個の為替レートを選定した場合の例を示す。入出力に記した為替レートの表記規則は、例えばUSDJPYの場合、1USDに対するJPYの等価値である。よって1ドル100円の場合、USDJPY=100である。その他のレートも同じ規則を適用している。AVGCを求める場合、まず基準とする通貨(簡単化のために以後基準通貨と称す)を選定し、それに対する為替レートを図1のブロック図入力とする。図1の場合は例として、該基準通貨をUSDとして、USDJPY,USDEURを計算の入力としている。また、AVGCとしての出力は基準通貨に対するレートになるため、USDAVGCとして得られる。USDと各国の交換レートは常時存在するので、USDAVGCにより、基準通貨USDのみならず、各国通貨とAVGCとの変換(両替)レートが得られる。 本発明は、海外との貿易取引において、為替変動によるリスクを軽減する決済方式の一つを、低コストで提供するものである。AVGCを提供する業者は、ある通貨に両替すると同時に、AVGC計算に使用した他の通貨を適切に反対売買することにより、為替リスクを低減し、かつ莫大な資金を必要とせず、手数料収入事業として安定的に運営できる。一方、外国との商取引を行う製造業などの事業者は、AVGC間での取引を行うことで、過渡に為替変動に影響されず、為替リスクも大幅に低減するこができる。また、為替予約と比較して、完全には為替変動リスクを排除できないものの、また平均であるがゆえ、ある変動の少ない通貨に対しては本来の変動よりも大きくなることはあるが、長期的には大幅に安定性を増すことが可能であるため、企業の長期計画の確実性を増すことで、持続可能な輸出入事業に寄与する。一般に、ある通貨を基軸通貨として商利用する場合、ハイリスク、ハイリターンのある大きな変動をする通貨より、いかに安定した通貨であるかが重要である場合が多い。よって、AVGCは少量であっても多量であっても、その取引量自体がAVGC価値変動に影響を与えることがなく算出されるものであるため、基軸通貨たり得るものである。さらに実際の商利用においては、基準通貨選定、平均する為替レートの種類と数、移動平均量等により、多種のAVGC商品群を提供することができ、産業上の応用を広げられることが期待される。