JP-2026077529-A - 防災用帯
Abstract
【課題】帯の胴巻部と帯の太鼓部の有効利用することを目的とする。 【解決手段】体に巻く胴巻部2と体の背面に設置される太鼓部3とを備える防災用帯1であって、胴巻部2は、尺長の胴巻部本体4と、胴巻部本体4の短手方向の両端からそれぞれ延伸するひも部と、胴巻部本体4の長手方向の一端部に胴巻部本体4を頭に巻回して係止する係止部6とを備える防災用帯1。 【選択図】図1
Inventors
- 杉本 朝美
Assignees
- 杉本 朝美
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (2)
- 体に巻く胴巻部と前記体の背面に設置される太鼓部とを備える防災用帯であって、 前記胴巻部は、尺長の胴巻部本体と、前記胴巻部本体の短手方向の両端からそれぞれ延伸するひも部と、前記胴巻部本体の長手方向の一端部に前記胴巻部本体を頭に巻回して係止する係止部とを備える防災用帯。
- 前記太鼓部は、前記胴巻部を挿通する孔部と、帯締めを挿通する孔部と、収容空間が設けられた袋部とを備えることを特徴とする請求項1記載の防災用帯。
Description
本願発明は、胴巻部が防災頭巾になり、太鼓部自体がカバンのような収容空間をもつ防災用帯に関する。 近年、防災への意識が高まり防災グッズの需要が増している。そのため、着用できる防災バッグとして収納機能をもつ防寒具(特許文献1)はあるが着物着用時に使用するものではなく美しさを求めたものでもない。また、着物の需要の面からみると、着用やルール・マナーの難しさからも、着物に挑戦してみたいと思わせる要素が希薄である。その対策として考案されているものには、作り帯で装着しやすいものがある(特許文献2,3)が、結び目の中は手先などの帯が折りたたまれて形作られているため、膨らみやクッション性はあるが収容空間は無い。また、帯の装着に必要な帯枕がポーチ状になっており財布などの貴重品が収納できるように工夫されているものもある(特許文献4)が、防災用品などが入るほどの収納力はなく帯自体がカバンのようになっているものは無い。他に多目的袋帯として、帯枕位置にポケットが施され着物を脱いだ後に太鼓部で着物や草履、帯などをくるむことによりまとめて収納しショルダーバッグとして持ち運べるというものもある(特許文献5)が、着物の持ち運びに重点を置いて考案されているので帯として着用した時に袋帯の特徴である手先の要素がない。また、包んで面ファスナーで固定するので太鼓部を形成する長尺生地の短手側は閉じるが、長手側は固定やカバーするものは無くカバン状ではない。 特開2024-126877号公報特開2019-116708号公報特開2020-94293号公報実用新案登録第3190680号実開平4-44321号公報 第1実施形態における防災用帯の装着時の背面図。第1実施形態における防災用帯の装着時の側面図。第1実施形態における防災用帯の胴巻部を示す概略図。第1実施形態における防災用帯の装着方法を示す概略図。第1実施形態における防災用帯の太鼓部を示す概略図。第1実施形態における防災用帯の胴巻部を頭巾として装着する方法を示す概略図。第2実施形態における防災用帯の太鼓部を示す概略図。 本発明の防災用帯は、和装として装着できることに加え、有事の際は、防災頭巾や防災用バッグとしても使用することができるものであって、以下に第1実施形態について図面を用いて説明する。 <第1実施形態> 第1実施形態の防災用帯について、図1~図6を用いて以下に詳細に説明する。 図1は、第1実施形態における防災用帯の装着時の背面図で、図2は、第1実施形態における防災用帯の装着時の側面図である。 第1実施形態の防災用帯1は、図1,2に示すように、胴巻部2と太鼓部3とを備えるものであって、防災用帯1として非常時に胴巻部2が防災頭巾となり、太鼓部3自体に防災用品を備えることができる機能を備える。 胴巻部2は、図3に示すように、筒状で尺長の胴巻部本体4と、胴巻部本体4の短手方向の両端からそれぞれ延伸するひも部5と、胴巻部本体4の長手方向の一端部に胴巻部本体4を防災頭巾として使用時に頭に巻回して係止する係止部6とを備える。 胴巻部本体4は、外側から視認できる帯地4aと、帯地4aに連結されて体に近接して配置される内側のメッシュ生地4bとを有している。帯地4aは例えば防炎素材等で、メッシュ生地4bは通気性の良いメッシュ生地等により構成されている。 帯地4a及びメッシュ生地4bは、ともに矩形状をなす長尺な布で構成され、帯地4a及びメッシュ生地4bの長手方向の幅は同一で、短手方向の幅は帯地4aよりもメッシュ生地4bの方が長くなるように構成されている。ここで、帯地4a及びメッシュ生地4bの短手方向の幅は、図3に示す破線でメッシュ生地4bを合わせるように長手方向に折り畳んで2つ折りにし、体の胴体腹部に当てた時に、外側からは帯地4aのみが視認できるように構成されている。そのため、図4に示すように、胴巻部本体4を図3の2つ折り破線で2つに折り畳んだ状態で、外側には帯地が配置し、体に近接する内側にはメッシュ生地が配置される。また、帯地4a及びメッシュ生地4bは、長手方向の両端を結合することにより一体化されて筒状に構成されている。 ひも部5は、図3の破線で胴巻部本体4を2つ折りにした時に、図3及び図4に示すように、帯地4aの胴巻部長手上部(以下、「胴巻部長手上部」と記載する。)に沿うように、帯地4a及びメッシュ生地4bで構成される筒状体内部に挿通される第1ひも5aと、図3の破線で胴巻部本体4を2つ折りにした時に、帯地の胴巻部長手下部(以下、「輪」と記載する。)に沿うように、帯地4a及びメッシュ生地4bで構成される筒状体内部に挿通される第2ひも5bとを備える。また、挿通した第1ひも5a及び第2ひも5bがずれないようにするため、ひも固定用ループ5cを、筒状体内部の胴巻部長手上部側の両端及び中心と、輪側の両端及び中心に配置する。ひも固定用ループ5cは、輪状をなし、第1ひも5aまたは第2ひも5bを通すことで、ひもの位置を固定するものである。 係止部6は、本実施形態ではスナップボタンで構成されており、このスナップボタンの凹部及び凸部はともにメッシュ生地4bに装着されて、所定間隔を隔てて同一線上に配置されている。具体的には、図1の破線で胴巻部本体4を2つ折りにした時に、帯地4aの胴巻部長手上部に近接して配置される。 太鼓部本体3は、図5に示すように、帯を結んだときに太鼓結びの形状をなすものであって、太鼓状態を形成する太鼓部表面3a及び手先部3bと、太鼓結びのタレを形成するタレ部3cとを備えている。 太鼓部表面3aは、矩形状の布で構成されている。手先部3bは、内部に収容空間が設けられた矩形状をなす袋体で構成されている。太鼓部表面3aの短手方向の一端部が手先部3bの長手方向の開口する一端と脱着可能に設けられており、太鼓部表面3aの短手方向の他端部が手先部3bの長手方向の他端に縫合されている。太鼓部表面3aの短手方向の一端部及び手先部3bの長手方向の開口する一端に接合部3eが設けられている。本実施形態において接合部3eは、ファスナーで構成される。太鼓部表面3aの短手方向の一端部及び手先部3bの長手方向の開口する一端が結合された状態では筒状体が形成されて、この筒状体の開口が帯締め通し孔3i となる。太鼓部表面3a及び手先部3bは、帯地4aと同素材の生地で構成される。 また、太鼓部表面3aと手先部3bとが接合された状態で、太鼓部表面3aと手先部3bとの間には空間が形成される。この空間に帯枕代用ポーチ3fが配置される。 帯枕代用ポーチ3fは、帯枕としての機能を備えるものであって、帯枕のような楕円の形状をなす袋体で構成されてファスナーの開閉口を備えており、左右に固定用のひもが縫合してある。 手先部3bの体に近接する側には、胴巻通し部3dが設けられている。この胴巻通し部3dは矩形状の筒状体で構成されて、手先部3bに一体に設けられている。胴巻通し部3dの筒状体内部に、図4のように2つ折りにした胴巻部本体4が挿通されて固定される。手先部3bの短手方向の一側面部は、帯の手先の端を構成する手先縫合部3gが配置する。胴巻通し部3dは、メッシュ生地4bと同素材のメッシュ生地で構成される。 本実施形態では、手先部3bの収容空間に収容袋3hが配置している。 手先部3bの長手方向下部には袋帯の形状の特徴を残し美しさを保つためにタレ部3cが結合されており、タレ部3cは、帯地4aと同素材の生地で構成される。 第1実施形態の防災用帯の太鼓部を防災用バッグとして使用する方法について、以下説明する。 まず、ポーチ状の帯枕代用ポーチ3eの中にはタオルや軽量の折りたたみ傘など、帯枕のような楕円の形状になるように防災用品などを収納する。なお、ここでは理解を容易にするために、帯揚げを省略して図示しているが、従来の帯枕と同様にあらかじめ帯揚げや風呂敷などで包んでおく。 太鼓部本体3の袋状の手先部3bに防災用品などの収容袋3hを納める。なお、この太鼓部本体3は太鼓結び本来の形状を損なわないために、袋状の手先部3bには蓋のような開閉口はない。そのため、収容袋3hは風呂敷やポーチなどに入れて収容することを推奨する。また、防災の観点からも、風呂敷で収容物包めば、風呂敷自体も怪我の応急処置などに役立つ防災用品として備えることができる。 収容袋3hを袋状の手先部3bに収めた後、帯揚げなどでくるんだ帯枕代用ポーチ3cを収容袋3hの上に配置し、太鼓部表面3aの生地と体に近接する側の手先部3bの上部を接合部3eのファスナーを閉じることで太鼓部本体3を形作ることができる。 続いて、胴巻部2と太鼓部3とを組み合わせる帯の装着方法について説明する。胴巻部本体3dを二つ折りにしたものを、収容袋3hや帯枕代用ポーチ3eを内蔵し形作られた太鼓部本体3の胴巻通し部3dに挿通し、胴巻部本体4の中ほどまで移動させておく。それを図2のように胴体腹部に当て、第1ひも5a第2ひも5bを胴体背面で結んで固定し、初めに胴巻部本体3dの中ほどに移動した太鼓部本体3を胴体背面に移動させ、帯枕代用ポーチ3eの紐でさらに太鼓部本体3を固定する。最後に帯あげを整え、帯締め通し孔3iに帯締めを通し締める。 第1実施形態の防災用帯の胴巻部本体4を頭巾として装着する方法について、以下説明する。 図6は、図3の胴巻部本体4を広げた状態から胴巻部本体4のメッシュ生地4bを内側にし、防災頭巾として装着時の斜視図である。頭巾状にするために、装着時におよそ耳の高さに位置する箇所に、後頭部を覆う生地を合わせるための係止部6が設けられている。なお、第1実施形態では係止部6はスナップボタンで構成されているが、スナップボタンに限らず、胴巻部本体4を頭巾状になるように形作ることができれば、どのような部材を用いてもよい。 図6のように、防災頭巾装着時に胴巻部長手上部に通し短手両端から延伸した第1ひも5aを顎下首元で結び、また胴巻部装着時輪側に通し短手両端から延伸した第2ひも5bを左右それぞれ肩前から脇下を通し背面で結び合わせることにより頭巾のズレや脱落を防ぐことができる。 上述のように構成された第1実施形態における防災用帯は、着物着用時に装着できることに加え、有事の際は、防災頭巾や防災用バッグとしても使用することができる。 <第2実施形態> 第2実施形態の防災用帯について、図を用いて以下に詳細に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。 第2実施形態の防災用帯では、太鼓部本体の構成および胴巻部の構成の一部が第1実施形態と異なる。 図7は透明性素材の太鼓部背面の構成を示す斜視図である。なお、ここでは理解を容易にするために、帯あげを省略して図示している。 第2実施形態の太鼓部本体10は、体の背面から視認したときに矩形状をなし太鼓形状をなす袋体11と、袋体11の体と対向する一面に設けられた手先部12と、手先部12の体と対向する一面に設けられた筒状の胴巻通し部3dとを備える。 袋体11は、透明な素材で構成されたものであって、内部には造花やお気に入りグッズを外部から視認できる形で収容することができる。袋体11はファスナー13を用いて上部開口が開閉可能に構成されている。また、胴巻部4の帯地4aも同様の透明な素材で構成される。 袋体11と手先部12との間には帯締めを通すための帯締め通し孔部3iが側面長手中程に設けられている。 袋体11は、ファスナー13を用いて上部開口が閉塞された状態で空間が形成されており、この空間に帯枕代用ポーチ3fを挿通されることができる。 第2実施形態の防災用帯は、防災に使用できることに加えて、袋体11を透明な素材で構成したため、体の背面から視認できる太鼓形状をなす部分に、造花やお気に入りグッズを入れて、当該造花やお気に入りグッズをディスプレイのように展示した状態で帯を装着することができる。 本発明の防災用帯は上述の実施形態に