JP-2026077531-A - 人体固定型垂直離着陸飛行体
Abstract
【課題】 地上から直接垂直上昇し、一定の高さで操作することで、任意の速度で水平飛行状態に移行でき、1つの操縦桿のみの操作で高度・速度・方向選択などを行うことができる人体固定型垂直離着陸飛行体の提供。 【解決手段】 機体本体100の上部に配設される右翼200及び左翼300と、この左右の各翼200,300の中心部付近に固定されるジェット式の右翼エンジン210及び左翼エンジン310と、これらの各エンジン210,310直後の翼に配設されその作用により機体本体100の上昇・下降を制御する右翼フラップ220及び左翼フラップ320と、右翼200と左翼300の中間の位置に配設され各エンジン210,310の燃料を格納する筐体110と、その筐体110の一面に設けられ機体本体100と人体を固定し離着陸時の機体の固定と着地時のショックを軽減する固定ベルト140と、操縦桿150と、から構成する。 【選択図】図1
Inventors
- 程 力行
- 荒井 優章
Assignees
- 程 力行
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20241025
Claims (7)
- 機体本体と、前記機体本体の上部に配設され独立または一体で垂直方向又は水平方向に傾斜枢動する左翼および右翼と、前記左翼および右翼が取り付けられた前記機体本体を人体に取り付ける取付手段と、を有する人体固定式飛行体であって、 前記左翼および右翼には、それぞれの翼の長さ方向中心部に推進手段と、前記推進手段の直後であって前記機体本体の上昇,下降を制御するフラップと、が配設され、 前記左翼および右翼の中間位置には、前記機体本体を電子的に制御する制御部を格納する電子機器格納部と、前記機体本体に搭載する電子機器の電源を格納する電源格納部と、前記推進手段の燃料を格納する燃料格納部と、が配設され、 離陸時,航行時及び/又は着陸時に前記機体本体の動作を制御する操作桿が配設されている、 ことを特徴とする人体固定式垂直離着陸飛行体。
- 前記推進手段は、ジェットエンジン又はプロペラエンジンであることを特徴とする請求項1に記載の人体固定式垂直離着陸飛行体。
- 前記推進手段は、それぞれの推進手段の噴射角度及び噴射力に差異を持たせることが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の人体固定式垂直離着陸飛行体。
- 前記機体には、離着陸時の機体の固定と着地時のショックを軽減するショック軽減装置が配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の人体固定式垂直離着陸飛行体。
- 前記操縦桿は、前記左翼および右翼の角度と前記推進手段の出力制御と各種情報を表示する情報表示画面とを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の人体固定式垂直離着陸飛行体。
- 前記機体本体には、該機体本体を立て掛ける場合の倒れ防止装置設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の人体固定式垂直離着陸飛行体。
- 前記前記電子機器格納部には、ジャイロセンサー,高度計,速度計,風向計,燃料残量計,GPSセンサー,緊急信号発信装置,緊急時自動ホバリング実施装置,緊急時離陸地点帰還指示装置,自動帰還装置,静電気空中放散機器,緊急時遠隔操作実施装置,近接物検知装置及び/又は高電圧電線感知センサーが格納されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の人体固定式垂直離着陸飛行体。
Description
本発明は、人体固定型垂直離着陸飛行体に関し、特に、地上から直接垂直上昇し、一定の高さで操作することで、任意の速度で水平飛行状態に移行でき、1つの操縦桿のみの操作で高度・速度・方向選択などを行うことができる人体固定型垂直離着陸飛行体に関する。 例えば、ジェットマンとして知られているスイスのイヴ・ロッシー氏が開発した、ジェット・ウイングバックがある。これは、ジェットエンジン付きの翼を人体の背中に取り付け、セスナなどの飛行機で上空に運ばれてから降下し、ジェットを点火して飛行し、着陸時にはパラシュートで着地する方式として知られている(第1の方式)。 また、イギリスの起業家リチャード・ブラウニングのミニジェットエンジンを手足につけた空飛ぶスーツが知られている。推進力として小型ジェットエンジンを使用する。その名称は「ダイダロス」と言う。背中にジェットエンジンを取り付け、両手首にもジェットエンジンを取り付け、各種センサーを取り付け、腕や足による重心位置の制御により、飛行方向の制御、飛行の安定化を行う方式である(第2の方式)。 この2人の共通する点は、飛行推進力としてジェットエンジンを用いる点である。第1の方式は上空までは他の飛行体の力を借り、上空で飛行体から離れ、滑空するときにジェットエンジンを使い、第2の方式は離着陸をジェットエンジンで行う。 本発明の人体固定式垂直離着陸飛行体の構成を示した正面模式図である。 本発明の人体固定式垂直離着陸飛行体の構成を示した背面模式図である。 操縦桿を操縦したときの正面模式図である。 操縦桿を操縦したときの背面模式図である。 本発明の人体固定式垂直離着陸飛行体の側面模式図である。 操縦桿を前後する時の左側面から見た断面図である。 前進飛行した場合を左側面からの断面模式図 以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら説明する。 図1及び図2は、本発明の人体固定式垂直離着陸飛行体(以下、「飛行体」という)の構成を示した正面模式図並びに背面模式図である。図3は、操縦桿150を操縦したときの正面模式図であり、図4は、その際の背面図である。また、図5は、飛行体の側面図である。機体本体,翼,エンジン,操縦桿,電子機器収納部,自立用開閉脚等の配置関係と使用状態を示す。また、図6は、操縦桿を前後する時の側面から見た断面図であり、図7は、前進飛行した場合の側面図である。 図1に示すように、この飛行体は、機体本体100の上部に配設される右翼200及び左翼300と、この左右の各翼200,300の中心部付近に固定されるジェット式の右翼エンジン210及び左翼エンジン310と、これらの各エンジン210,310直後の翼に配設されその作用により機体本体100の上昇・下降を制御する右翼フラップ220及び左翼フラップ320と、右翼200と左翼300の中間の位置に配設され各エンジン210,310の燃料を格納する筐体110と、その筐体110の上部に配設され離着時あるいは飛行時の頭部にかかるショックを軽減するヘッドレスト120、その筐体110の一面に設けられ機体本体100と人体を固定し離着陸時の機体の固定と着地時のショックを軽減する固定ベルト140と、操縦桿150と、機体本体100を立て掛ける場合の倒れ防止装置である右側自立用開閉脚290と左側自立用開閉脚390と、から構成される。 また、図2に示すように、左翼300および右翼200の中間位置設けられる筐体110の背面側には、機体本体100を電子的に制御する制御部を格納する電子機器格納部130と、機体本体100に搭載する電子機器の電源、例えば、リチウムバッテリー等を格納する電源格納部135と、が設けられている。 図1及び図2において、符号230は、右翼フラップ220を作動させる作動モータ、250は右翼200と機体本体100の接続部を作動させる作動モータ、260は右翼200を枢動させるための歯車、270は右側の自立用開閉脚作動バー、280は右側自立用開閉脚290と機体本体100との取り付け部、330は左翼フラップ320を作動させる作動モータ、350は左翼300と期待本体100の接続部を作動させる作動モータ、360は左翼300を枢動させるための歯車、370は左側の自立用開閉脚作動バー、380は左側自立用開閉脚390と機体本体100との取り付け部である。 以上の構成において、各エンジン210,310の中心軸は、機体100の中心軸に対して水平方向に3度以内の角度で枢動可変するように配設されている。また、左右の各翼200,300は、垂直方向91度から水平方向に75度の角度で枢動可変するように配設されている。各エンジン210,310は、上述したようにそれぞれの噴射角度に差異をもたらす他噴射力にも差異を持たせることが可能である。 左右の各翼200,300の中心部付近に各エンジン210,310が設けられているのは、翼の取り付け位置が端部に比べて重心が機体中心部に集中され、左右の翼の上下動バランスがとり易いからである。なお、各エンジン210,310については、ジェット式のエンジンに限るものではなく、例えば、プロペラ式エンジンであっても良い。 また、図2に示すように、左右の各翼200,300に配設された各エンジン210,310の直後方にフラップ220,320が配設されている。このように、直後方にフラップ220,320を配設することにより、各エンジン210,310の噴射風がフラップ220,320に当たり、フラップ220,320が効率的に作用させるようにしている。即ち、各エンジンから噴き出された噴射風と各翼が平行になり、各エンジンと各フラップが連動するので、各翼が常に最も風抵抗の少ない状態を保ち、かつ、各フラップが最も作用しやすい場所に噴射風が流れるようになる。 なお、機体本体100には、方向舵は設けられていない。操縦桿150の操作に加え、各エンジン210,310の角度変更により方向舵の機能を持たせることができるためである。 また、この操縦桿150には、アクセルレバーが配設され、左翼300および右翼200の角度と各エンジン210,310の出力制御や角度制御を行う。また、操縦桿150は各種情報を表示する情報表示画面(図示せず)とを備えている。操縦桿150の操作により、左翼300および右翼200の平面部が可動し、その作用により機体100の進行速度を制御し、独立作動する各エンジン210,310の出力を調整することで左右の推進力を調整し、左右の方向制御や旋回などの方向制御や自動帰還制御で且つ横風でも直進性が保たれる。 また、電子機器格納部130には、図示しないが、ジャイロセンサー,高度計,速度計,風向計,燃料残量計,GPSセンサー,緊急信号発信装置,緊急時自動ホバリング実施装置,緊急時離陸地点帰還指示装置,自動帰還装置,静電気空中放散機器,緊急時遠隔操作実施装置,近接物検知装置及び/又は高電圧電線感知センサーが格納されている。 なお、機体本体100に取り付けられた左翼300および右翼200からなるそれぞれの各翼面積は、体重70kgの飛行人として、9000cm3以上を面積基準とするのが望ましい。 また、電源収納部135に格納される電源(リチウムバッテリー)の出力は5kwh以上の性能のものを用いるのが望ましい。 また、機体100に取り付けた各エンジン出力は10馬力以上の出力の2サイクルエンジンを用いる事が望ましい。 また、機体本体100に用いられる躯体、翼等に用いられる材料はカーボン繊維加工又はチタニウム又はアルミニウムなどを用いることが望ましい。 以上の構成からなる機体本体100を直立姿勢の人体に取り付けた場合、左翼300および右翼200の平面部は垂直方向の状態で垂直離着陸をし、垂直方向の平面部を徐々に前方に75度範囲に倒すと水平飛行に移行する。翼の角度を調整すれば、ホバリングから巡航飛行などを一つの操縦桿150で可能にすることができる。このように、人体に翼のついた機体を固定し、左右の翼にはジェットエンジンを取り付け、そのエンジンを駆動力とし、地上から自力の離着陸をし、左右の翼の角度を変え推進力を増減することができる。 <まとめ> 1.本発明によれば、翼の平面が水平方向から垂直方向に91度から75度の範囲に稼働することで、水平飛行速度は大幅に向上し、風速の高い場合でも安全に離着陸を可能にし、翼を設けることで浮力が得られ、墜落よりも緩い安全性のある速度の落下が得られ、ジェットエンジン採用で、高速性・対風安定性・対重力対応性などが得られる。 2.本発明によれば、飛行体は体にベルトで固定され、浮遊飛行中でも機体との固定感が有り、当初の練習中は地上30cmでも浮遊することで、操縦桿を左右前後に僅か動かすことで、機体も僅かの動きとなり、30cmの浮上なら大きな事故の心配もなく、更にフロートを設置することで水上でも練習することができ、量産効果で世界中の人々の移動手段が実現する効果が有る。 3.従来の飛行体では、翼がなく、簡単で正確な飛行姿勢を獲得する舵がなかったが、本発明では、浮力を得られる幅広い翼や、操縦桿で翼の角度やを変えることで、垂直離着陸や、水平飛行への移行や、飛行速度を簡単に変えることができる。