JP-2026077536-A - 椅子用荷重支持部材および椅子
Abstract
【課題】網状構造体を内包した椅子用荷重支持部材において、網状構造体のクッション性を生かしつつ外表面の触感の向上を図る。 【解決手段】座体4は、第1方向に広がる支持面20tを有する座シェル20と、網状構造体により形成され、第1方向に広がるとともに支持面20tに交差する第2方向に厚みを有し、支持面20tに載置されたクッション本体31と、弾性変形可能な成形体であって、クッション本体31のうち座シェル20とは反対側を向く上面33に第2方向で対向する主部41、およびクッション本体31の外周側面34に少なくとも第1方向で対向する周囲部42を有する内層被覆部材40と、布材により形成され、内層被覆部材40を覆う外層被覆部材50と、を備える。クッション本体31および内層被覆部材40が第2方向に重なり合う箇所で、クッション本体31の第1の厚さt1が内層被覆部材40の第2方向の第2の厚さt2よりも大きい。 【選択図】図3
Inventors
- 五十嵐 僚
Assignees
- 株式会社オカムラ
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20250114
- Priority Date
- 20241025
Claims (13)
- 第1方向に広がる支持面を有するシェルと、 網状構造体により形成され、前記第1方向に広がるとともに前記支持面に交差する第2方向に厚みを有し、前記支持面に載置されたクッション本体と、 弾性変形可能な成形体であって、前記クッション本体のうち前記シェルとは反対側を向く主面に前記第2方向で対向する第1部位、および前記クッション本体の外周側面に少なくとも前記第1方向で対向する第2部位を有する内層被覆部材と、 布材により形成され、前記内層被覆部材を覆う外層被覆部材と、 を備え、 前記クッション本体および前記内層被覆部材が前記第2方向に重なり合う箇所で、前記クッション本体の前記第2方向の第1の厚さが前記内層被覆部材の前記第2方向の第2の厚さよりも大きい、 椅子用荷重支持部材。
- 前記クッション本体は、前記内層被覆部材から取り外し可能である、 請求項1に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記第2部位は、前記クッション本体の全周に亘って配置されている、 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記外層被覆部材は、前記シェルに係止されている、 請求項1に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記内層被覆部材は、前記支持面に載置される被載置部を有する、 請求項1または請求項4に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記第2の厚さに対する前記第1の厚さの比率は2以上5以下である、 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記第2の厚さは5mm以上20mm以下である、 請求項6に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記内層被覆部材の前記第1部位は、 前記第1方向の中心部と、 前記中心部よりも前記第1方向の外側に位置する外側部と、 を有し、 前記外側部の前記第2方向の厚さは、前記中心部の前記第2方向の厚さよりも大きい、 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記内層被覆部材の前記第1部位は、前記中心部から前記外側部に向かうに従い前記第2方向の厚さが漸次大きくなる、 請求項8に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記内層被覆部材の前記第1部位は、 前記第1方向の中心部と、 前記中心部よりも前記第1方向の外側に位置する外側部と、 を有し、 前記中心部の前記第2方向の厚さは、前記外側部の前記第2方向の厚さ以上である、 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材。
- 前記シェルは、座シェルとして設けられ、 前記内層被覆部材は、前記クッション本体の前方に位置する前側部を有し、 前記前側部の硬度は、前記内層被覆部材のうち前記クッション本体と前記第2方向に重なり合う箇所の硬度よりも低い、 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材。
- 網状構造体により形成され、前記クッション本体の前方に隣接する付加クッション部をさらに備え、 前記シェルは、座シェルとして設けられ、 前記付加クッション部は、前方に向かうに従い下方に延びて前記内層被覆部材を下方から支持する前側面を有する、 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材。
- 請求項1または請求項2に記載の椅子用荷重支持部材を備える椅子。
Description
本発明は、椅子用荷重支持部材および椅子に関するものである。 従来、座などの椅子用荷重支持部材が網状構造体により形成された椅子がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、互いに絡み合った無数の樹脂製ループ状線状材を接触箇所において固着して成る綿状構造のクッション材と、このクッション材を支持する板状材と、クッション材の表面に接着剤によって接着された表皮材とを備えた椅子用座体等の身体支持部材が開示されている。 特開2001-008792号公報 第1実施形態に係る椅子1の正面図である。第1実施形態に係る椅子1における支基3、座体4および背凭れ6の分解斜視図である。第1実施形態に係る椅子1における座体4の断面図であって、座体4の前後方向の中心部における前後方向に直交する断面を示す図である。第1実施形態に係る椅子1における座体4の断面図であって、座体4の左右方向の中心部における左右方向に直交する断面を示す図である。支基3の上ケース9Uが組み付けられた座シェル20の斜視図である。第2実施形態に係る椅子1における座体4Aの断面図であって、座体4Aの前後方向の中心部における前後方向に直交する断面を示す図である。第3実施形態に係る椅子1における座体4Bの断面図であって、座体4Bの左右方向の中心部における左右方向に直交する断面を示す図である。第3実施形態のクッション材30Bの底面図である。第3実施形態の変形例のクッション材30Bの底面図である。第4実施形態に係る椅子1における座体4Cの断面図であって、座体4Cの左右方向の中心部における左右方向に直交する断面を示す図である。第5実施形態に係る椅子1における座体4Dの断面図であって、座体4Dの左右方向の中心部における左右方向に直交する断面を示す図である。 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また、以下の説明において、前後上下左右等の向きは、椅子に正規姿勢で着座した人(着座者)の向きと同一とする。すなわち、着座者が前を向く方向を「前方」と称し、その反対方向を「後方」と称する。さらに、各図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。 (第1実施形態) 図1は、第1実施形態に係る椅子1の正面図である。 本実施形態の椅子1は、着座者を着座姿勢の状態で支持する什器であり、例えばオフィスや店舗で用いられる。図1に示すように、本実施形態の椅子1は、フロア上に載置される脚部2と、脚部2の上部に設置されるボックス状の支基3と、支基3の上部に支持されるとともに上面側に着座者が着座する座体4と、支基3の後部に連結されて、座体4に着座した着座者の背部を支持する背凭れ6と、を備えている。本実施形態では、脚部2と支基3が支持構造体の主要部を構成している。また、支基3は、支持構造体の上部に配置される座受部を構成している。 脚部2は、キャスタ7a付きの多岐脚7と、多岐脚7の中央部より起立して昇降機構であるガススプリングを内蔵する脚柱8と、を備えている。支基3は、脚柱8の上端部に鉛直軸線回りに回転可能に連結されている。支基3には、脚柱8の昇降調整機構と背凭れ6の傾動調整機構とが内蔵されている。 図2は、第1実施形態に係る椅子1における支基3、座体4および背凭れ6の分解斜視図である。なお図2では後述するクッション材30および外層被覆部材50が図示されていない。 図2に示すように、支基3は、上方側が開口するボックス状の下ケース9Lと、下ケース9Lの上部に組付けられる上ケース9Uと、を備えている。上ケース9Uは、下ケース9Lの周壁に上方側から外嵌される平面視が略矩形状の周壁9Usと、周壁9Usの上部に一体に結合された上壁9Ufと、を備えている。 背凭れ6は、着座者の背部を支持する背凭れ本体12と、背凭れ本体12の下端に連結された側面視が略L字状の連結フレーム13と、を備えている。背凭れ本体12は、硬質樹脂等から成る図示しない背凭れ支持板と、背凭れ支持板の外側を覆う表皮部材14と、を備えている。連結フレーム13は、背凭れ本体12の下端から下方に延出する下方延出部13aと、下方延出部13aの下端から前方に延出する前方延出部13bと、を有する。前方延出部13bの前端部は、支基3の後部から後方に向かって延出する傾動部材15に連結されている。傾動部材15は、支基3内の図示しない枢支軸に揺動可能に支持されている。枢支軸は、左右方向に沿って延出している。傾動部材15と背凭れ本体12とは、支基3内の枢支軸を中心として後下方に傾動可能とされている。 座体4は、上壁9Ufの上部に重ねられ、その状態で前後方向に位置調整可能に組付けられている。座体4は、支基3の上面に前後位置調整可能に組み付けられている。背凭れ6は、支基3の後部に傾動可能に組付けられている。 図3は、第1実施形態に係る椅子1における座体4の断面図であって、座体4の前後方向の中心部における前後方向に直交する断面を示す図である。図4は、第1実施形態に係る椅子1における座体4の断面図であって、座体4の左右方向の中心部における左右方向に直交する断面を示す図である。 図3および図4に示すように、座体4は、着座荷重を下方で受け止める硬質樹脂製の座シェル20と、座シェル20の上部に配置されたクッション材30と、クッション材30を覆う外層被覆部材50と、を備えている。 図5は、支基3の上ケース9Uが組み付けられた座シェル20の斜視図である。 図5に示すように、座シェル20は、例えば硬質樹脂製の成形体からなる。座シェル20は、前面側が略扁平な略円形状の平面視形状に形成されている。座シェル20は、上側を向いて利用者の荷重を受ける支持面20tを有している。支持面20tは、水平方向に広がりを有する。なお本実施形態において、水平の任意の方向が「第1方向」の一例である。支持面20tは、座シェル20の中心側に向かって下方に湾曲しつつ窪む湾曲形状を呈している。支持面20tは、複数のリブ22により高強度に形成されている。座シェル20は、支基3が装着される支基取付部21を備えている。支基取付部21は、下側から見た際にコ字状の突条21aを有している。支基3は、突条21aの内側に取り付けられる。 座シェル20の外周部には、下向きに開口する断面略コ字状の縁部23が形成されている。縁部23の下向きの開口24内には、座シェル20とクッション材30の外側を覆った外層被覆部材50の周縁部を係止するための複数の係止爪25が突設されている。 図3に示すように、クッション材30は、左右対称に形成されている。クッション材30は、クッション本体31と、内層被覆部材40と、を備える。 クッション本体31は、水平リサイクル可能な材料からなる網状構造体により形成されている。本実施形態において、水平リサイクル可能な材料は、熱可塑性樹脂である。熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリエチレンを原料とした単一素材が適用される。網状構造体は、弾性樹脂からなる繊維材(連続線状体)を曲がりくねらせてランダムループを複数形成し、ループ同士の接触部を融着させることで形成された三次元ランダムループ接合構造体である。網状構造体は、ループ同士が融着することで、所望の形状を有する単一の部材に成形されたものである。クッション本体31は、網状構造体の繊維同士の間に空隙を有しており、その空隙が縮小するように網状構造体の繊維が弾性変形することで、クッション性を発現させている。 クッション本体31は、水平方向に広がるとともに上下方向に厚みを有している。なお本実施形態において、上下方向が「第2方向」の一例である。クッション本体31は、座シェル20の支持面20tに載置されている。クッション本体31の全体は、上方から見て座シェル20の支持面20tに重なっている。クッション本体31は、座シェル20の支持面20tにおける左右方向の中心を左右方向に跨ぎ、かつ支持面20tにおける前後方向の中心を前後方向に跨ぐように配置されている。クッション本体31は、クッション材30のうち少なくとも着座者の臀部を支持する左右一対の臀部支持領域に配置されている。クッション本体31は、上方から見て座シェル20の支持面20tの外周縁に対して全周に亘って間隔をあけて配置されている。例えば、クッション本体31は、座シェル20の支持面20tの外周縁に対して全周に亘って水平方向に一定の間隔を有する。 クッション本体31は、下面32、上面33、および外周側面34を有する。下面32は、座シェル20の支持面20tに上下方向で対向し、支持面20tに沿って広がっている。上面33は、座シェル20とは反対側を向いている。上面33は、下面32と平行に延びている。上面33は、クッション本体31の中心側に向かって下方に湾曲しつつ窪む湾曲形状を呈している。外周側面34は、下面32の外周縁、および上面33の外周縁を接続している。外周側面34は、クッション本体31の全周に亘って連続して延びている。外周側面34は、上下方向に沿って延びている。 内層被覆部材40は、弾性変形可能な樹脂成形体からなる。例えば、内層被覆部材40は、発泡ウレタン等の柔軟性を有した材料から形成されている。内層被覆部材40は、金型内に材料を注入し、発泡させることで、所定の形状に成形されている。内層被覆部材40は、クッション本体31を上方および水平方向の外側から覆うように配置されている。内層被覆部材40は、クッション本体31の支持面20tに上下方向で対向する主部41(第1部位)と、クッション本体31の外周側面34に水平方向で対向する周囲部42(第2部位)と、を有する。換言すると、内層被覆部材40の下面には、主部41および周囲部42によって画成され、上方に窪むとともにクッション本体31を収容する凹部43が形成されている。内層被覆部材40は、クッション本体31に対して接着や溶着などによる連続性を有する接合構造を有していない。すなわち、クッション本体31は、内層被覆部材40に対して素材同士の機械的な絡み付きを除き接合しておらず、内層被覆部材40から取り外し可能である。 主部41は、クッション材30の上面を形成している。主部41は、クッション本体31の上面33の全体に重なっている。主部41は、クッション本体31の上面33に重なる部位から、水平方向の外側に全周に亘って張り出している。なお、主部41のうちクッション本体31の上面33に上下方向で対向する部位が「第1部位」の一例である。周囲部42は、主部41の外周部からクッション本体31の外周側面34に沿って下方に延びている。周囲部42は、上方から見てクッション本体31の全周に亘って配置されている。周囲部42は、座シェル20の支持面20tよりも水平方向の外側に全周に亘って張り出している。 主部41は、左右方向の中心部41aと、中心部41aよりも左右方向の外側に位置する左右一対の外側部41bと、を有する。中心部41aは、主部41における前後方向の少なくとも1箇所にあり、主部41の当該箇所における左右方向の両端から等距離にある部位である。外側部41bは、中心部41aと前後方向における同じ位置にある。中心部41aの上下方向の厚さは、一対の外側部41bの上下方向の厚さ以上である。本実施形態では、主部41の上下方向の厚さは、中心部41aから、主部41のうちクッション本体31の上面33の外周端部と重なる箇所まで漸次減少している。 周囲部42は、被載置部44および凸部45を有する。被載置部44は、周囲部42の下面の内周部に設けられている。被載置部44は、クッション本体31の周囲で座シェル20の支持面20tに上方から載置される。被載置部44は、座シェル20の支持面20t