JP-2026077574-A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
Abstract
【課題】画質を向上させること。 【解決手段】本実施形態に係る画像処理装置は、処理回路を有する。処理回路は、受信コイルの感度マップを取得し、前記受信コイルに基づくMR画像を収集し、前記感度マップと強度補正関数を用いて前記MR画像の信号強度を補正する。前記強度補正関数は、前記MR画像の信号強度に応じて変化する。 【選択図】図3
Inventors
- アンドリュー・ジェームズ・ウィートン
Assignees
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20250908
- Priority Date
- 20241025
Claims (11)
- 受信コイルの感度マップを取得し、 前記受信コイルに基づくMR画像を収集し、 前記感度マップと強度補正関数を用いて前記MR画像の信号強度を補正する、処理回路を備え、 前記強度補正関数は、前記MR画像の信号強度に応じて変化する、 画像処理装置。
- 前記感度マップは、フェーズドアレイコイルから得られた測定値を全身用コイルから得られた測定値で正規化することによって生成される、 請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数は、最大値と最小値を有し、信号強度の連続関数である、 請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数は、臨界遷移点まで延びる線形ランプであって、 前記臨界遷移点以降、前記強度補正関数の値は最大値となる、 請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数は、臨界遷移点まで滑らかに変化する曲線ランプであり、 前記臨界遷移点以降、前記強度補正関数の値は最大値となる、 請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数の変化点は、前記MR画像の信号強度に対する閾値演算によって特定される、 請求項4または5に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数の形状は、操作者によって設定される、 請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数の形状は、撮像される臓器の種類に基づいて選択される、 請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記強度補正関数の形状は、前記MR画像の画像収集タイプに基づいて選択される、 請求項1に記載の画像処理装置。
- 受信コイルの感度マップを取得し、 前記受信コイルに基づくMR画像を収集し、 前記感度マップと強度補正関数を用いて前記MR画像の信号強度を補正することを備え、 前記強度補正関数は、前記MR画像の信号強度に応じて変化する、 画像処理方法。
- コンピュータに、 受信コイルの感度マップを取得し、 前記受信コイルに基づくMR画像を収集し、 前記感度マップと強度補正関数を用いて前記MR画像の信号強度を補正することを実現させ、 前記強度補正関数は、前記MR画像の信号強度に応じて変化すること、 を実現させる画像処理プログラム。
Description
本明細書及び図面に開示の実施形態は、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。例えば、本明細書に開示される実施形態は、一般に、医用画像の画像処理を提供する方法、システム、処理回路、およびコンピュータプログラム・プロダクトに関する。また一実施形態において、磁気共鳴撮像画像の低強度画像領域におけるノイズの出現を低減する方法、システム、およびコンピュータプログラム・プロダクトに関する。 磁気共鳴撮像(MRI)システムにおいて、MR受信(Rx)素子は複数のRxコイルを備えることが多い。各Rx素子のローカルな受信磁場は、以下の式(式1)によって与えられるビオ・サバールの法則に従って均一ではない。 未補正・非均一なRx磁場からのデータを用いて生成された最終画像の信号強度にはムラがある。非均一な信号強度は、多くの場合医師にとって好ましくないものである。図1Aに示すように、強度は、通常、スキャンされた物体の受信素子から離れた部分(例えば、円形内)より受信素子に近い部分(例えば、白い箱型内)の方が大きい。この非均一性に対処するため、感度マップとも呼ばれる補正係数マップを作成し、元の未補正画像に適用することがある。一実施形態において、感度マップは2段階のプレスキャン処理によって作成される。第1段階において、受信強度が均一であると想定される全身用コイル(whole-body coil: WBC)から第1の画像が生成され、プレスキャンの第2段階において、第2の画像がフェーズドアレイコイル(phased array coil: PAC)を用いて生成される。感度マップ(S(x))は次式(式2)の通り生成される。 または、PACマップを全チャネルの平方和によって、または一律(全て1.0の値で)に正規化することも可能である。そして、以下の式(3)に示す感度マップによって元の画像を分割することにより、元の画像の強度補正が実施される。 その結果、図1Bに示すような、よりムラのない画像が作成される。しかしながら、図1Bの白い楕円形内に示すように、上記補正の適用によって低感度領域内のノイズは増幅されてしまう。 図1Cの元画像と図1Dの補正後画像との比較から明らかなように、画像内部に暗い信号が存在する場合、ノイズ増幅問題は悪化する。この状況は、反転回復法(例えば、FLAIR、STIR、またはSPAIR)、飽和(例えば、CHESS、空間プレサチュレーション)、背景の組織信号抑制(例えば、飛行時間アンジオグラフィ)、または減算(例えば、動脈磁気標識法(Arterial Spin Labeling))等を用いた組織抑制によって起こり得る。ノイズが増幅された画像はざらつきが目立ち、視覚的に好ましくない。また、ノイズ増幅は体部周囲の空気内でも顕著である。 図1Eの元画像と図1Fの補正後画像との比較によって示すように、同じ問題は脳のFLAIR画像についても起こり得る。図1Fから分かるように、補正後画像内の脳脊髄液(cerebrospinal fluid: CSF)はノイズ増幅のため乳白色を呈している。また、頭部周りの空気の増幅は不十分な画質の原因となり得る。 特許第7179483号公報 図1Aは、受信素子に近接することに因って画像の非均一性を示す第1の元画像の例の図であり、スキャンされた物体の受信素子に近い部分(例えば、白い箱形内)が受信素子から遠い部分(例えば、円形内)より強度が大きいことを示す図である。図1Bは、図1Aの感度マップを元画像に適用して生成された第1の補正画像の図である。図1Cは、画像内部に暗い信号を含む第2の画像例の図である。図1Dは、図1Cの画像を補正した第2の補正画像の図であり、画像内部の暗い信号に対応する領域に視覚的に好ましくないノイズ増幅が見られる図である。図1Eは、フレア法(Fluid-attenuated inversion recovery: (FLAIR))を用いて得られた第3の画像例の図である。図1Fは、図1Eの画像を補正した第3の補正画像の図であり、脳脊髄液(CSF)に対応する領域に視覚的に好ましくないノイズ増幅が見られる図である。図2は、MRI装置の概略図である。図3は、本明細書に記載される画像補正処理の概要を示すフローチャートである。図4Aは、強度補正関数の一例のグラフである。図4Bは、強度補正関数の一例のグラフである。図4Cは、強度補正関数の一例のグラフである。図4Dは、強度補正関数の一例のグラフである。図5は、複素数または符号付き絶対値データと共に用いられる強度関数の一例のグラフである。図6は、動的に算出された変化点を含む強度補正関数の一例のグラフである。図7Aは、感度マップのみを用いて生成された画像の図である。図7Bは、感度マップと強度補正関数を用いて生成された画像の図である。図7Cは、図7A、7B間の信号強度の差異を示す色差画像の図である。図8Aは、感度マップのみを用いて生成された他の画像の図である。図8Bは、感度マップと強度補正関数を用いて生成された他の画像の図である。図8Cは、図8A、8B間の信号強度の差異を示す色差画像の図である。図9Aは、補正対象の画像に適用される強度補正関数を選択するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェースの図である。図9Bは、補正対象の画像に適用される強度補正関数を選択するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェースの図である。 本明細書において、「1つ」は1つまたは1つ以上を指すと定義する。また、「複数」は2つまたは2つ以上を指すと定義する。また、「他の」は少なくとも2番目以降を指すと定義する。また、「~を含む」および/または「~を有する」という表現は、「~を備える(すなわち、非限定的用語)」として定義する。本明細書を通して、「一実施形態」、「複数の実施形態」、「実施形態」、「実施例」、「例」または他の類似表現は、該当する実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造、または特性等が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。すなわち、本明細書の多くの個所に見られる該表現が同一の実施形態を意味するとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、限定されることなく、1つ以上の実施形態において任意の方法で適宜組み合わせが可能である。 本開示は、(a)感度マップに関連する補正係数および(b)撮像データの信号強度に応じて変化する強度補正関数に基づいて、撮像データ(例えば、磁気共鳴撮像(MRI)データ)内のノイズの出現を低減するための方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な指示を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。 一実施形態において、本開示はシステムとみなすことができる。実施形態の例としてMRI装置を参照するが、他のシステム構成は他の医用撮像装置(例えば、CTシステムおよびMRIとCTの統合システム)を用いてもよい。 次に図面を参照する。図2は、MRI装置1の全体構成を示すブロック図である。MRI装置1は、ガントリ100、制御キャビネット300、コンソール400、寝台500、無線周波数(RF)コイル20を備える。ガントリ100、制御キャビネット300および寝台500によって、スキャナすなわち撮像部が構成される。 ガントリ100は、静磁場磁石10、傾斜磁場コイル11、全身用(whole body:WB)コイル12を備え、これらのコンポーネントは円筒形の筐体に収容される。寝台500は寝台本体50とテーブル51を含む。 制御キャビネット300は、3つの傾斜磁場コイル電源31(X軸用31x、Y軸用31y、Z軸用31z)、コイル選択回路36、RF受信機32、RF送信機33、シーケンスコントローラ34を備える。 コンソール400は、処理回路40、メモリ41、ディスプレイ42、入力インターフェース43を備える。コンソール400はホストコンピュータとして機能する。 ガントリ100の静磁場磁石10は、略円筒形状を有し、患者などの物体が移動されるボア内部に静磁場を生成する。ボアとは、ガントリ100の円筒形構造内の空間である。静磁場磁石10は、内部に超電導コイルを有する。超電導コイルは、液体ヘリウムによって極度の低温まで冷却される。静磁場磁石10は、励起モードにおいて静磁場電源(不図示)から超電導コイルに電流を供給することによって、静磁場を生成する。その後、静磁場磁石10は、永久電流モードに移行し、静磁場電源は分離される。永久電流モードに移行した静磁場磁石10は、例えば、1年を超える長期間に亘って強い静磁場を生成し続ける。 また、傾斜磁場コイル11も略円筒形状を有し、静磁場磁石10内部に固定される。傾斜磁場コイル11は、傾斜磁場コイル電源31x、31y、31zから供給される電流を用いて、物体に対して、それぞれX軸、Y軸、Z軸方向に傾斜磁場(例えば、勾配パルス)を印加する。 寝台500の寝台本体50は、テーブル51を垂直および水平方向に移動可能である。撮像前に、寝台本体50は、物体が載置されたテーブル51を所定の高さまで移動させる。そして、物体の撮像時に、寝台本体50はテーブル51を水平方向に移動させて、物体をボア内部に移動させる。 WBコイル12は、物体を囲む略円筒形状を有し、傾斜磁場コイル11内部に固定される。WBコイル12は、RF送信機33から送信されるRFパルスを物体に印加する。また、WBコイル12は、水素原子核の励起に因って物体から発せられる磁気共鳴(magnetic resonance:MR)信号を受信する。 図2に示すように、MRI装置1は、WBコイル12に加えてRFコイル20を含み得る。各RFコイル20は物体の体表面近傍に配置されるコイルである。RFコイル20には様々な種類がある。例えば、図2に示すように、RFコイル20の種類として、物体の胸部、腹部、脚部に装着される体用コイル、物体の背面に装着される脊椎用コイルなどがある。また、RFコイル20の別の種類として、例えば、物体の頭部を撮像するための頭部用コイルがある。大半のRFコイル20は受信専用であるが、頭部用コイル等の一部のRFコイル20は送受信の両方を行う。RFコイル20は、ケーブルを介してテーブル51に対し装着・取り外し可能である。 RF送信機33は、シーケンスコントローラ34からの指示に基づいて、各RFパルスを生成する。生成されたRFパルスはWBコイル12に送信され、物体に印加される。1つまたは複数のRFパルスの印加によってMR信号が物体から発せられる。各MR信号は、RFコイル20またはWBコイル12に受信される。 RFコイル20によって受信されたMR信号は、テーブル51と寝台本体50上に設置されたケーブルを介してコイル選択回路36に送信される。また、WBコイル12によって受信されたMR信号もコイル選択回路36に送信される。 コイル選択回路36は、シーケンスコントローラ34またはコンソール400から出力される制御信号に従って、各RFコイル20から出力されたMR信号またはWBコイル12から出力されたMR信号を選択する。 選択されたMR信号はRF受信機32に出力される。RF受信機32はMR信号のアナログ/デジタル(AD)変換を行い、変換した信号をシーケンスコントローラ34に出力する。デジタルMR信号は生データと呼ばれる場合がある。AD変換は各RFコイル20内またはコイル選択回路36内で実行される。 シーケンスコントローラ34は、コンソール400の制御の下、傾斜コイル電源31、RF送信機33、およびRF受信機32を駆動することによって、物体をスキャンする。シーケンスコントローラ34は、スキャンの実行によってRF受信機32から生データを受信し、受信した生データをコンソール400に送信する。 シーケンスコントローラ34は処理回路(不図示)を備える。処理回